「映画の入場料より高い?」感じだった映画館のポップコーンLサイズ(2017年04月29日)

土曜日の休日を利用し、商業施設<シティーモール>の館内に在る"シネコン"を訪ねました。7つのホールを備えたなかなかに立派なモノです。

<Спасти Пушкина>(スパスチー・プーシキナ)(プーシキンを救え)という、公開されたばかりのロシア映画を愉しもうとしたのでした。

窓口ではモニター画面に会場配置図が出て、「何列目の〇番」と申し出て入場券を買う方式になっています。無事に求めた入場券は280ルーブルでした。作品毎に、また曜日や時間帯で入場料金が変わる仕組みになっているようです。

少し入場まで時間が在ったので、<シティーモール>の館内を眺めたり、珈琲を頂くなどしていて、上映時間が近付いたので"シネコン"を訪ねました。

映画上映の時間帯が近付き、"シネコン"の中を見回せば、ホールに持込みが認められている飲物やポップコーンが売られている事に気付きました。「ポップコーンを頂きながら映画...」というのが酷く好い感じに思えて、求めてみることにしました。

S、M、L、XLと英語のアルファベットでサイズの表示が在ります。売場の方に「Lを」と申し出ると、「サリャンヌィー?スラットキー?」と尋ねられました。「ポップコーンに何やら種類?」と一瞬戸惑いましたが、普通の塩味のモノか、キャラメルソースのような何かを絡めたモノかという意味であろうと推測し、「スラットキー」と応えました。すると売場の方が頷いて、Lの大きなカップにザクザクとポップコーンを注ぎ込み、そのカップを半透明のレジ袋に入れてくれました。380ルーブルでした。

↓入場待ちの短い間に、辺りのテーブルの所で、ポップコーンの中身を拝見しました。(ホールは薄暗いので判り難いですから...)
ポップコーン.jpg
↑甘味のソースは様々な色のモノで、何やら独特な外観のポップコーンになっています。

ゆったりと映画を愉しみ―どうしたものか、私が入った上映では"貸切"な状態でした。―ながら、この不思議な外観のポップコーンをゆっくりと頂きました。キャラメル風というのか、甘味が適当に素のポップコーンに絡まり、「なかなかに好い」と思いながら頂きました。

考えてみれば「280ルーブルの映画入場料に対して380ルーブルのポップコーン」というのは、単純に計算すると「1800円の映画入場料に対して2400円のポップコーン」という"比率"になってしまいます。

しかし、<シティーモール>の館内では「カプチーノ(大)」というような、持ち出し用カップで売られている珈琲が200ルーブルだったことを想うと、映画入場料は「日本の"1800円"」のような感覚ではないことは間違いないと思います。

結局、モノの値段に関しては「その社会での価値観」が反映されているので、単純に為替レートを持ち込んで「日本円で〇円だから安い、高い」と論じてどうなるものでもないということでしょう。

それにしても、このポップコーンが美味しかったので、またこの映画館に寄る機会が在れば「アンコール!」してみたいものです。

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