2008年02月16日
「小さな恋の物語」
もう 過ぎてしまいましたが14日はバレンタインデーでしたね。
街のあらゆるところでチョコレートが売り出されていました。
私は根っからの酒飲みなのか 甘いものに興味がないので
素通りでしたが テレビで見ていたところ
今は 友チョコ、自分チョコなんてものもあるんですね〜。
本命チョコと義理チョコだけに限らず 同性にもあげるという
なんとも素晴らしいスイーツ業界の作戦・・。 成功ですね
働く女性には 自分へのご褒美として一粒500円以上するチョコ、
「自分チョコ」を。
両親には感謝の気持ちをこめて「親チョコ」を。
・・・・・キリがないですよね
ちなみに私は二人の女性から手作りクッキーを頂きました(笑)
あれは 何チョコだ?本命か?!
さて。
バレンタインにまつわる 小さいヤッコの物語。
ヤッコ 4才。
幼稚園の中で一番 美男子でかっこいいジュンヤくんが大好き。
4才のヤッコは ヘルメットみたいな髪型をしていて
ぷっくり太っていて 男の子に常に間違えられていました。
ある日 ヤッコはお母さんからバレンタインデーという行事の話を
聞きます。
ヤッコは その瞬間 決めていたのです。
チョコレートをジュンヤくんにあげることを。
でも・・。ジュンヤくんは どう思っているんだろう。
気になったヤッコは 滑り台の上にいるジュンヤくんに
「ねぇーーーっ ジュンヤくんーーーーっ。
好きなコ いるのーーーー?」 と 下から聞きました。
「うん。 いるよ〜。」 とジュンヤくん。
「髪の毛長いーーー?」 とヤッコ(なんでこの質問なのか不明)
「長いよーーーぉ」 とジュンヤくん。
・・・・。その時点でヤッコの失恋は決定的なものになりました。
だってヤッコはヘルメット頭だったので 長いはずがありません。
それにジュンヤくんは 私よりロン毛だったのです
でも そこでめげないのがヤッコ。
俄然やる気になって 帰ってからお母さんに
「ジュンヤくんにチョコレートあげたら 好きになってもらえるかな」
と 聞きました(笑)
恋敵は わかっていました。同じクラスのお下げが似合う
とってもかわいいカナちゃんです。マドンナ的存在でした。
ジュンヤくんとカナちゃんが 世間的にはお似合いなのは
わかっていました。 でも・・ でも!!
ヘルメットヤッコにだって 恋する権利はあるわっ!!
お母さんと 近所のスーパーに行って
お母さんに100円くらいのチョコを買ってもらって
包んでもらって 次の日のバレンタインデーを待ちました
ところが・・・・・
朝起きたら 熱っ!! 熱が出てる
よほど興奮したのか 実は眠ってなかったのか 恋煩いなのか
ヤッコふらふらでした(笑)
それでも どうしても行く と聞かないヤッコをなだめて
お母さんは幼稚園に休みの連絡を入れました。
諦めきれないヤッコは 気合いで寝て 熱を瞬間的に下げ
幼稚園の最後のお別れの挨拶の時間あたりで
お母さんに連れていってもらうことにしました
そのときの 決意ったら ヘルメット以上に固かったのでしょう。
誰にも動かせられなかったでしょうね、
顔は熱っぽくて真っ赤でしたが 気持ちは超元気。
幼稚園に着くと みんなが輪になって先生のお話を聞いていました。
窓から覗くと そこには もちろんジュンヤくんの姿が
そこに ヤッコはフラフラ〜と入っていって
みんなが見ている前で ジュンヤくんの元に行き
「はい、チョコレート」 と渡し
また フラフラ〜と 亡霊のように出て行き 帰りました。
突然真っ赤な顔したお化けが現れたので もちろん一同唖然。
ジュンヤくんが 一番恥ずかしかったでしょうね・・。
一方ヤッコは とっても満足。
こんなことして 好かれるなはずがないのは
実は知っていました(ませてる)
でも どうしても この日に 渡したかった。
幼稚園の先生は オイオイって感じだったでしょうね(笑)
この話は しばらく伝説化したそうです。
次の日からジュンヤくんに よそよそしくされたのは
言うまでもありません。。。。。
この場をお借りして・・
ジュンヤくん 恥をかかせてしまってごめんなさい。
ヤッコは 今も 俄然強気で 生きてます
小さな恋の物語でした。
おしまい
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この記事へのコメント
「小さいヤッコの物語」、心があたたまりました
しかも、カッコイイよ素敵すぎる
この頃は女の子の方が積極的だよねー
やっこに会いたくなっちゃった(笑)
「あの...やっこさんがヘルメットなんて(>_<)」とビックリしてました。
でも、最後にしんみり...
娘、6歳に大失恋して、「恋愛恐怖」に陥ってます。
3歳の頃は、告られ彼氏がいたものの...
自分のことと重ねてたんでしょうかねぇ。
とってもいいお話でした!
私もやっこさんに会いたくたっちゃったo(^-^)o
素敵4歳ヤッコ(笑)
そして、その頃の記憶があるなんて羨ましいわー!
私にもそんな頃があったのだろうか。。。
すごい行動力!!小さいヤッコ見てみたい〜っ
メット頭流行ってた(?)もんね?
分かるよ、同世代の私には。
小さくてもヤスコチャンはヤスコチャンなのね
(想像では今のヤスコチャンにメットだけど笑)
とっても、かわいい
☆ ☆
U
やすこさん素敵最近、毎回書き込みしてしまってすいません面白すぎて共感してしまってついついいつもお返事ありがとうございます長々と失礼しました
今度、「悪女」貸してくださ〜い
たくさんのコメントありがとうございます〜!
ここで一つご報告。
このブログを書いたあとに 通っていた幼稚園に久々行ってみたら・・・
閉園していました
児童の減少が原因だそうです・・。
さみしいものです。滑り台はなくなっていましたが建物はそのまんま残っていましたよ。
懐かしかった〜
ジュンヤくんを窓越しに見つけた、そのときの気持ちも思い出しましたよ(笑)
かおたん>はろはろ〜。久々だね〜。
かわいい、ヤッコは成長していくにつれてかわいくなくなっていったわ〜
みゆさん>そうそう、女の子のほうが積極的だったよね〜。それに女の子の方が強かった。
私、よく男の子泣かせてた・・(笑)
かんちゃん>読み聞かせだなんて・・!
こんなくだらない話を読んでくださって嬉しいです。娘さんも興味を持って聞いてくれたなら
嬉しいですそれにしても・・
3歳で彼氏ができて6歳で恋愛恐怖症?だなんて。は、はやい〜〜っ
この調子だと10歳くらいで恋愛の達人になってるかもしれませんよね(笑)
いろいろ教えてもらお〜〜
ayumin>はろはろ〜。そうそう、けっこう鮮明にこの事は覚えているのよ。その時も気持ちまで!そして伝説化したもんだから 話が大きくなって何十年後かに聞いたりもした(笑)
YOUさん>小さいヤッコは本当男の子でした。顔がまん丸で 髪型もまん丸でヘルメット頭でした。幼稚園の時の夢が「ターザンになること」と書いてありました
野生児だったようです
dadada愛子さん>お久しぶりです〜!!
お元気ですか?コメント嬉しいです〜!!
ヘルメット頭って流行ってましたっけ?
ということは流行りに乗っていたってこと?!
最前線カットとは思えないほどやばい髪型ですよ、当時の写真みると(笑)
3歳の七五三の写真なんて、黒光りしたヘルメットのお化けですから
みゆすけさん>どうぞ気兼ねなくいつでもコメントください〜とても嬉しいですよ、ありがとうございます
4才ヘルメットヤッコの恋はあっけなく終わってしまいましたが その時の勇気があったからこそ今も強気なのかも?!(笑)幼稚園から小学校6年生まで見かけが100%男子だったので恋愛事情は悲しいものばかりでしたなのでその反動で中学から髪を伸ばして少しは女子らしくなってみたりしましたよ
理恵さん>「悪女」貸しますけどくれぐれも
その本に影響されちゃダメですよ〜〜(笑)
4才のヤッコの好きな人に突進していく姿、自分のことながら見てみたい。その頃は携帯ムービーとかなかったからなぁ 理恵さんは髪が長くておとなしい子だったのですね。私はそういう子が羨ましかったですよ。それに恋敵もそういうタイプだった〜〜ぁ!!