凍てつくコルサコフ港(2019年02月16日)

連日の「氷点下25°Cを挟むような感じ」という朝の最低気温から、少し暫くぶりに免れた感じになった休日の朝でした。とりあえず「氷点下15°Cに届くかどうか」という最低気温と見受けられ、「これなら..."許容範囲"??」と少し外に出てみました。

↓朝からバスに乗って、コルサコフに至って港の様子を視てみました。夜間に点す灯りが目立たなくなって来たような頃合いです。
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↑画の左が1920年代(=樺太時代)に礎が築かれた南埠頭で、右側がソ連時代に整備された北埠頭です。両者に挟まれた辺りが雪原のように白くなっています。

このところの低温で、海岸に近い水深の浅めな辺りが広く氷結してしまっていて、氷の上に些かの積雪という状態です。力の在るタグボートや、少し大き目な船は何とか航行も出来るようで、航行した痕跡も認められますが、その個所も氷になってしまっている様子が伺えます。

写真を撮っている筆者の背中側の左が東に相当し、光がその方向から射し始めていました。そういうようになると、西寄りに相当する画に写っている空は、朝陽の光の干渉で薄い赤紫のような色に一部が染まります。

↓少し朝陽が高くなり、北埠頭の船にスポットライトを当てたような感じになりました。
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↑未だ下ろしていないコンテナが多数載った船が停泊中です。

こういう様子を視ると、「或いは低温で一部のクレーンが不具合でも来したか?」と余計なことを考えてしまわないでもありません。または船が到着した時間帯の都合で、とりあえずそのままになっているというだけかもしれません。

辺りに色々なコンテナが積み上がっていて、周辺の道路ではコンテナを積んだトレーラーが行き交う様子も視えます。ロシア国内の物流網の中で、コンテナで色々なモノがコルサコフ港に運び込まれ、コンテナがサハリンの方々に運ばれてモノが街々に出回っている訳です。

↓少し様子を視ていると次第に日が高くなり、街の側も明るい感じになって来ました。
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↑色々な煙突の煙も目立ち始め、「休日の朝」という風情で静かな街も「目覚めようとしている」という趣きです。

昨シーズンは「雪が多い」という感じがしたのに対し、今シーズンは「雪が少ない」という感です。他方、今季は酷く冷えています。

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