<サハリン日本映画祭 2019> (Фестиваль Японского Кино 2019) (2019年02月01日)

今年も、「サハリンの映画館で日本の映画を上映」という<日本映画祭>の時季が巡って来ました。

<サハリン日本映画祭 2019>は、在ユジノサハリンスク日本国総領事館が、日本文化を紹介する活動として、サハリン州政府文化・公文書省の協力を得て催しているものです。ユジノサハリンスクに日本国総領事館が開設された頃から続けている映画祭は17回目となりました。

↓今回の上映スケジュールです。

2月1日(金)
18:00 開会式
18:15 『サバイバルファミリー』(2017年,117分)(16歳以上)
20:20 『カメラを止めるな』(2017年,96分)(18歳以上)

2月2日(土)
11:00 『夜明け告げるルーのうた』(2017年,112分)(12歳以上)
13:20 『サバイバルファミリー』(2017年,117分)(16歳以上)
19:30 『カメラを止めるな』(2017年,96分)(18歳以上)

2月3日(日)
18:00 『曇天に笑う』(2018年,94分)(16歳以上)
20:00 『いぬやしき』(2018年,127分)(16歳以上)

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各上映作品に「X歳以上」と付されています。これは、ロシアでは映画館やテレビ等で流される映像コンテンツに関して、視聴に適した年齢を表示することになっていることを踏まえたものです。映画館で上映される映画でも、テレビドラマでも、更に言えば音楽のプロモーションビデオでも「12+」とか「16+」という、「XX+」で「XX歳以上」という意味の表示が、殆ど必ず脇の方に、或いはポスター等に表示されます。

開会式に足を運び、「何処かで予告篇を観た記憶が在るが...本編は観ていない?」ということであった『サバイバルファミリー』を鑑賞しました。

↓会場の映画館<オクチャブリ>のホールです。入場直後に雰囲気の判る画を撮っておきました。ホール内では日本のヒット曲をアレンジして琴で演奏しているという音楽がBGMに流れていました。
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この<日本映画祭>はなかなかに人気で、「上映前日の朝から映画館の窓口で整理券を配布」ということなのですが、「上映前日」に窓口へ立ち寄ってみれば行列が出来ていて、直ぐに「券の残りは然程多くない」という話しになるようです。

↓主催者で用意の開会式招待券に、映画館<オクチャブリ>で通常使われている入場券の体裁の整理券が付されています。<日本映画祭>の鑑賞希望者は、この整理券の方を窓口で頂く訳です。
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↓因みに、こちらは昨年の様子です。
>><サハリン日本映画祭 2018> (Фестиваль Японского Кино 2018) 開幕(2018年02月02日)

前年や前々年に制作され、一定程度話題になった作品が観られるという機会は、なかなかに興味深いもので、「映画」である以上、観る方各々で「好き?嫌い?」は当然在りますが、多くの人に好評を博している催事です。この機会で「未見だった日本の映画」に触れた他方、ユジノサハリンスク市内の映画館で最近のロシア映画を観る機会も在るのですが、逆に「日本でのロシアの映像作品紹介」というのも、もっと機会が増えると好いというように思いました。

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