<SAKHALIN>=レギュラーシーズン最後の3戦に臨む...:アジアリーグアイスホッケー(2019年01月26日)

アジアリーグアイスホッケーはレギュラーシーズンの最終盤です。ユジノサハリンスクを本拠地とする<SAKHALIN>は、韓国の<ハイワン>を迎え、レギュラーシーズン最後の3試合を戦います。

リーグ戦は「"引き分け"が無いルール」を採っています。同点時の延長戦、それでも勝敗が決まらない場合のペナルティーショット戦と「必ず"勝ち"または"負け"」となります。多方、「通常の第3ピリオドまでで決めた勝利」、「延長戦の勝利」、「ペナルティーショット戦の末の勝利」と試合後に各チームに与えられる"勝ち点"に細かい差が設けられています。こういうルールなので、今季の場合は「抜け出した」という感じになっている首位の<デミョンキラーホエールズ>以下、2位から5位の各チームの順位は「各地での試合が終了する都度に細かく入れ替わる」という混戦状態になっています。

<SAKHALIN>も<ハイワン>もこの「混戦」の2位から5位のグループに在るチームです。今般の3試合は、プレイオフでのスタート地点を、更にプレイオフ進出そのものを賭しての勝負で、どちらも譲る訳にはいかない対戦です。

1月25日、最初の試合が行われていました。

1月25日 しろまる<SAKHALIN> 5 : 2 <ハイワン>くろまる

<SAKHALIN>は第1ピリオドと第2ピリオドに得点して3対0としました。第3ピリオドに入って<ハイワン>が2得点で迫りましたが、終盤に<SAKHALIN>は2点を加え、5対2で勝利しました。

<クリスタル>で催される、アイスホッケーの試合に関して、筆者は開催されていた時期に一時帰国をしていたというようなことが在って、会場に足を運ぶ機会を設け損なっていたのですが、10月の対<東北フリーブレイズ>戦以来、久し振りに観戦しました。

↓チア―リーダーも登場する華やいだ雰囲気の中での熱い闘いです。
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↑チアリーダーも少し趣向を凝らすようになっていて、第1ピリオドと第3ピリオドは紺色のユニフォームで登場しましたが、第2ピリオドは衣装を替えました。

↓第2ピリオドは白のユニフォームでした。
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試合は<SAKHALIN>が勢い良く攻め立てる感で、<ハイワン>は巧みに反転攻勢を狙うというような感で展開していました。

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<SAKHALIN>は第1ピリオドで2点、第2ピリオドの開始直後に1点と3対0で抜け出しました。しかし<ハイワン>は相次いで得点し、試合は3対2です。そこから<SAKHALIN>は1点を加えて4対2としたのですが、第2ピリオド終了間際に<ハイワン>が加点に成功して4対3となります。

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勝負を賭けた第3ピリオドでしたが、半ばに<SAKHALIN>が加点し、5対3とします。<ハイワン>も反撃を試み続けていましたが奏功せず、逆に<SAKHALIN>は更に加点し、6対3となりました。試合の残り時間が2分を切ると、「これは勝敗の結果が...」と退出し始める観客も少々目立ち始め―「終了まで応援しようよ!」と思いながら、そんな様子を眺めました。―たのでしたが、そのまま6対3で試合は終了しました。

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<SAKHALIN>は33試合を終え、18勝15敗で2位に浮上です。が、今後の各試合の結果で細かく順位が動くので、最後の試合が終わるまで順位は確定しません。

<SAKHALIN>の試合は1月28日の対<ハイワン>戦が最後です。しかし、9月の北海道での地震災害に関連して<王子イーグルス>(苫小牧)と<アニャンハルラ>(韓国)との試合が順延になっていて、他のチームの日程が終わった後の試合開催となるとのことです。それが終わるまで順位は確定しません。

↓試合会場の<クリスタル>で、こういう「プログラム」が100ルーブルで販売されています。
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↑2戦、3戦のシリーズ毎にこういうモノが用意されます。

↓<SAKHALIN>の選手やコーチ陣が紹介されています。
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↓そして対戦チームの情報も在ります。今回のモノには<ハイワン>の選手やコーチ陣が紹介されています。
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昨シーズンの<SAKHALIN>はレギュラーシーズンで少し抜け出して首位だったのですが、プレイオフで直ぐに敗れてしまいました。今季はどういうように展開して行くのか、未だ眼が離せません。

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