『ЗИМНЫЙ ДЖАЗ』(ズィームヌィー・ジャズ)=ウィンター・ジャズ:<サハリンアートカレッジ>(2019年01月21日)
稚内市サハリン事務所から然程遠くない辺りに、芸術分野―各種の音楽、舞踏、演劇等―を学ぶ人達が通う<サハリンアートカレッジ>が在ります。
この<サハリンアートカレッジ>では学生達、講師、職員、その他でグループを組んで、対外的に公演を行うようなことも盛んに行っているようです。そういう形での発表の場として、『ЗИМНЫЙ ДЖАЗ』(ズィームヌィー・ジャズ=ウィンター・ジャズ)という催しが校舎内のホールで開催されました。
<サハリンアートカレッジ>の音楽関係の部門の一つに「ポピュラーミュージック」という部門が在るということですが、設立されて15年になるということで、「記念の催し」と位置付けられていました。催しの冒頭の司会者のコメントによれば、設立以来の変遷が在って、現在は歌唱、楽器演奏、サウンドエンジニアリングの大きく3つのコースで構成され、概ね40名の学生が学ぶ部門となっているそうです。
この<サハリンアートカレッジ>での、学生達、講師、職員、その他で組んだグループの発表は、以前に足を運んで大変に愉しかったことを記憶しています。
>><サハリンアートカレッジ>の「クリスマスコンサート」:"ジャズ&バラエティー"(2017年12月18日)
そういうことも在って、また<サハリンアートカレッジ>での催し以外の場所に登場した時の演奏が気に入っているグループも登場するということで、大いに期待して会場に向かいました。
↓華やかな女性ヴォーカルの歌声でコンサートが開幕しました。
21-01-2019 winterjazz (1).JPG
↑各々のパートが見事に絡み合って、素晴らしい歌声が響きました。
↓歌唱コースの学生達や講師で、所謂"アカペラ"で歌う<СитиИКС>(シティーX)というグループを組んでいます。これが「凄い迫力」なのです。
21-01-2019 winterjazz (2).JPG
↑講師も含む男性が"ボイパ"こと「ヴォイスパーカッション」のリズム、男性も女性も担当していた複数のパートのメロディー、そして女性が分担している割合が高いように聞こえた複数のパートのハーモニーと、順次メンバー間で役目が入替る場面も交えて朗々と歌い上げる訳です。「眼の前で生で歌っている」のですが「巧みな多重録音」というような、「本当に人の声だけなのか?!」という驚異的に分厚いサウンドが響くのです。
<СитиИКС>(シティーX)の凄いアカペラの後は色々な演奏が続きます。
↓最初は学生達のバンドで、楽器演奏の曲に加えて、ヴォーカリストを加えた曲も披露されました。
21-01-2019 winterjazz (3).JPG
↑ヴォーカリストが加わると、何か「昔の有名なバンドにこういうのが在ったような?」という雰囲気になりました。
↓学生の他に講師やその他の人達も加わっている<Island Brass Band>(アイランド・ブラス・バンド)は、少しユニークな編成の演奏グループです。
21-01-2019 winterjazz (5).JPG
↑トロンボーン、ユーフォニウム、トランペット、アルトサックス、テナーサックス、チューバと管楽器ばかりの「ブラスバンド」にドラムスが加わります。
この<Island Brass Band>(アイランド・ブラス・バンドは、「何処か懐かしい...」という感じの音で、管楽器の合奏向けにアレンジした、聞き覚えもあるような曲をドンドン演奏してくれました。
↓そして<AJQ>が登場です。「Absolute Jazz」(アブソリュートジャズ)と名乗り、4人で演奏すれば"カルテット"を名乗り、5人になれば"クィンテット"を名乗る訳です。
21-01-2019 winterjazz (6).JPG
↑現在は5人で演奏していて、"クィンテット"を名乗っています。
この<AJQ>に関しては何度も色々な場所での演奏を聴いています。昨年、メンバーが各々の都合で他地域へ転出するようなことが続き、メンバーが固まり切らない感じにもなっていましたが、今回は改めてギターのドミトリー・カプスチュークを中心に、サックスのアンデルス・カールソンを迎えて"クィンテット"を組んで登場でした。
↓演奏家同士が対話でもしているかのような音の絡み合い、各パートが前面に出る技巧を凝らした演奏で、所謂「フュージョン」という複雑で重厚な音を紡ぐグループです。
21-01-2019 winterjazz (4).JPG
↑彼らの音や、醸し出す雰囲気が「うゎ!ヨーロッパ辺りのジャズ...!!」という感じで、凄く素敵なのです。
<AJQ>の演奏は、ぐっと引き込まれてしまい、何気なく時計をみれば「えっ?こんなに長く演奏していた?」ということで驚きます。時間経過を忘れてしまうような演奏です。
↓そして<サハリンアートカレッジ>の催しでは人気の、出演各グループのメンバーが揃ってのセッションが最後に入ります。
21-01-2019 winterjazz (7).JPG
↑ステージから演奏家達が溢れてしまいそうな中、多くの楽器で合奏する時に独特な音が楽しめます。
この<サハリンアートカレッジ>のコンサートは「入場無料の公立学校の催事」であることが「申し訳ない」、「入場料を払っても観て聴く価値が在る」ような素晴らしい内容でした。そして、メンバーを入れ替えてでもレベルが高い演奏が続けられるというような様子も視て、「文化活動の層の厚さ」を実感しました。
この<サハリンアートカレッジ>では学生達、講師、職員、その他でグループを組んで、対外的に公演を行うようなことも盛んに行っているようです。そういう形での発表の場として、『ЗИМНЫЙ ДЖАЗ』(ズィームヌィー・ジャズ=ウィンター・ジャズ)という催しが校舎内のホールで開催されました。
<サハリンアートカレッジ>の音楽関係の部門の一つに「ポピュラーミュージック」という部門が在るということですが、設立されて15年になるということで、「記念の催し」と位置付けられていました。催しの冒頭の司会者のコメントによれば、設立以来の変遷が在って、現在は歌唱、楽器演奏、サウンドエンジニアリングの大きく3つのコースで構成され、概ね40名の学生が学ぶ部門となっているそうです。
この<サハリンアートカレッジ>での、学生達、講師、職員、その他で組んだグループの発表は、以前に足を運んで大変に愉しかったことを記憶しています。
>><サハリンアートカレッジ>の「クリスマスコンサート」:"ジャズ&バラエティー"(2017年12月18日)
そういうことも在って、また<サハリンアートカレッジ>での催し以外の場所に登場した時の演奏が気に入っているグループも登場するということで、大いに期待して会場に向かいました。
↓華やかな女性ヴォーカルの歌声でコンサートが開幕しました。
21-01-2019 winterjazz (1).JPG
↑各々のパートが見事に絡み合って、素晴らしい歌声が響きました。
↓歌唱コースの学生達や講師で、所謂"アカペラ"で歌う<СитиИКС>(シティーX)というグループを組んでいます。これが「凄い迫力」なのです。
21-01-2019 winterjazz (2).JPG
↑講師も含む男性が"ボイパ"こと「ヴォイスパーカッション」のリズム、男性も女性も担当していた複数のパートのメロディー、そして女性が分担している割合が高いように聞こえた複数のパートのハーモニーと、順次メンバー間で役目が入替る場面も交えて朗々と歌い上げる訳です。「眼の前で生で歌っている」のですが「巧みな多重録音」というような、「本当に人の声だけなのか?!」という驚異的に分厚いサウンドが響くのです。
<СитиИКС>(シティーX)の凄いアカペラの後は色々な演奏が続きます。
↓最初は学生達のバンドで、楽器演奏の曲に加えて、ヴォーカリストを加えた曲も披露されました。
21-01-2019 winterjazz (3).JPG
↑ヴォーカリストが加わると、何か「昔の有名なバンドにこういうのが在ったような?」という雰囲気になりました。
↓学生の他に講師やその他の人達も加わっている<Island Brass Band>(アイランド・ブラス・バンド)は、少しユニークな編成の演奏グループです。
21-01-2019 winterjazz (5).JPG
↑トロンボーン、ユーフォニウム、トランペット、アルトサックス、テナーサックス、チューバと管楽器ばかりの「ブラスバンド」にドラムスが加わります。
この<Island Brass Band>(アイランド・ブラス・バンドは、「何処か懐かしい...」という感じの音で、管楽器の合奏向けにアレンジした、聞き覚えもあるような曲をドンドン演奏してくれました。
↓そして<AJQ>が登場です。「Absolute Jazz」(アブソリュートジャズ)と名乗り、4人で演奏すれば"カルテット"を名乗り、5人になれば"クィンテット"を名乗る訳です。
21-01-2019 winterjazz (6).JPG
↑現在は5人で演奏していて、"クィンテット"を名乗っています。
この<AJQ>に関しては何度も色々な場所での演奏を聴いています。昨年、メンバーが各々の都合で他地域へ転出するようなことが続き、メンバーが固まり切らない感じにもなっていましたが、今回は改めてギターのドミトリー・カプスチュークを中心に、サックスのアンデルス・カールソンを迎えて"クィンテット"を組んで登場でした。
↓演奏家同士が対話でもしているかのような音の絡み合い、各パートが前面に出る技巧を凝らした演奏で、所謂「フュージョン」という複雑で重厚な音を紡ぐグループです。
21-01-2019 winterjazz (4).JPG
↑彼らの音や、醸し出す雰囲気が「うゎ!ヨーロッパ辺りのジャズ...!!」という感じで、凄く素敵なのです。
<AJQ>の演奏は、ぐっと引き込まれてしまい、何気なく時計をみれば「えっ?こんなに長く演奏していた?」ということで驚きます。時間経過を忘れてしまうような演奏です。
↓そして<サハリンアートカレッジ>の催しでは人気の、出演各グループのメンバーが揃ってのセッションが最後に入ります。
21-01-2019 winterjazz (7).JPG
↑ステージから演奏家達が溢れてしまいそうな中、多くの楽器で合奏する時に独特な音が楽しめます。
この<サハリンアートカレッジ>のコンサートは「入場無料の公立学校の催事」であることが「申し訳ない」、「入場料を払っても観て聴く価値が在る」ような素晴らしい内容でした。そして、メンバーを入れ替えてでもレベルが高い演奏が続けられるというような様子も視て、「文化活動の層の厚さ」を実感しました。
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