今季初めて視た「もう少しで咲く?」感な花の蕾:チューリップ(2018年05月16日)

ユジノサハリンスク市内の、サハリン州政府本庁舎の近隣、ミール通とコムニスチ―チェスキー通とが交差する辺りは、劇場やチェーホフの『サハリン島』の事績やその時代のことを伝える<文学館>が立地し、辺りは少し広い緑地になっています。緑地は、人々が憩う場となっていると同時に、周辺の歩道の一部のようにもなっているので、単純に歩いて通り過ぎる場合も多々在る感です。筆者もよくそこを通り抜けます。広い緑地の中「気持ちの好い散策路」という具合に通り抜けられるので気に入っています。

やや天候不順な週です。水曜日の朝、「とりあえず降っている?」という感ながらも「歩いていて気になるでもない?」という極微弱な雨が交じる中、緑地を歩いていました。

↓こういうモノを眼に留めて足を停めました。
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↑チューリップです。もう少しで花が開きそうです。

筆者は査証手続の関係で一時帰国をして、3月からサハリンに居続けています。それ以来、雪がしつこく残っていた状態が続き、5月に差し掛かってまで多少の雪が降ったという状態でしたから、こういう「もう直ぐ咲きそうな花の蕾」は「今季初?!」という感です。

↓昨年も、この辺りはチューリップが美しく咲いている様子が見受けられたことを思い出していました。
チューリップ (3).jpg

温暖な地方を訪ねれば、どの季節であっても、季節毎の花等が美しく植えられている花壇に出くわします。が、冬季に積雪が多い地域では「花壇の花が途絶える時季」が生じてしまうので、春になって花が戻って来ると、新鮮で不思議な気分がするものです。

チューリップのような球根の花は、植えたままにしてあっても、そのまままた花が咲く"多年草"とは聞きます。ここのチューリップが、以前に植えた状態のままなのか、何か手が入っているのかはよく判りませんが、いずれにしても「花がもう少しで帰って来る...」と期待が膨らみます。

↓静かな朝の緑地です。並木は、未だ「漸く、少しだけ葉が出始めた?」という状態です。どういう理由なのか、サハリンではこの種の植樹が行われている場所では、木の根元の方に白い塗料か何かを塗っている例が目立ちます。
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↑雲が垂れ込めて微弱な雨が交じる状況なので、芝生の緑が殊更に鮮やかに感じられます。

ユジノサハリンスクは、漸く花や緑の季節に「足を踏み入れようとしている」という感です。

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