旧 王子製紙眞岡工場(2018年04月24日)

ホルムスクに立寄る機会が在りました。

樺太時代には「眞岡」(まおか)と呼ばれていたホルムスクには、樺太時代に建てられ、ソ連時代にも長く稼働していたた製紙工場の跡が見受けられます。

↓多少、御無沙汰していたので一寸だけ、この工場の跡を眺めました。
旧 王子製紙眞岡工場(2018.04 (1).jpg
↑集合住宅が建っている、少し高い辺りから、日本海を背景にした概ね全体の様子が視えます。

↓少し角度を変えると、「街中に巨大な廃工場?」というようにも視えます。が、街の中心のように見受けられる辺りから少しだけ離れた辺りにこの工場跡は在ります。
旧 王子製紙眞岡工場(2018.04 (2).jpg
↑未だ辺りの草が伸びておらず、何か「早春らしい感じ」もしました。

樺太時代、「摂政宮殿下の樺太行啓」の少し後、1925(大正14)年8月に樺太旅行をした北原白秋は、旅行のことを綴った『フレップ・トリップ』の中で、眞岡のこの工場を訪ねたことを綴っています。




背後の海を視ると、廃工場となっている現在も、北原白秋が見学したというような現役の工場であった頃も、「きっと同じように、穏やかな日には碧く輝いていた?」というような感慨も湧き起こります。

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