サウナで使う「ハット」?(2017年07月02日)

↓「厚手のフェルト?」という布製のモノで、刺繍も入っていますが、一見しても何なのかがよく判りません。
サウナハット (1).jpg

↓こういう具合に広げて使用します。
サウナハット (2).jpg
↑頭に被る帽子、ハットです。

これはサウナに入る場面で被るモノです。

ユジノサハリンスク市内の、"バーニャ"と呼ばれる「ロシア方式」の「蒸気が噴き出す"蒸し風呂"式なサウナ」、または日本国内でも見受けられる蒸気が噴き出すのでもない「フィンランド方式」の場所を問わず、上記の画のようなハットを被って入っている方をよく視掛けます。

ユジノサハリンスクでサウナを利用してみて、「ハットを被っている方」を頻繁に視掛けるので「どういう感じ?」と思い、200ルーブルで売られていたハットを入手して使ってみました。こういうハットで「頭を護る」ようにすると、熱いサウナに入っていても「かなり楽」な感じです。お蔭で「多少の長居」も可能になります。

聞けば「脳が熱くなり過ぎないので好い」ということのようです。殊に「蒸気が噴き出すロシア方式」の場合は、「ハット無し」の場合とかなり感じが異なります。何時の間にか「手放せない」感じで、「サウナに行こう」と思い立った時には「ハットは持ったか?」と外出時に持ち歩くバッグを検めてみたりします。

ところで、私が愛用し始めたサウナ用ハットに赤い文字の刺繍が入っています。「НА БЕРЛИН!」(ナ ベルリン!)は、第2次大戦後期のソ連軍のスローガンで、戦車やトラック等の車輛に将兵の"合言葉"のように書かれていた言葉です。「進めベルリンへ!」という意味です。他所の方のハットを視ても、何やら色々な刺繍が在って、「似たようなモノが多く在る中、自分のモノを特定する目印」としてこういう刺繍を入れるのがよく見受けられるようです。

筆者は稚内の<港のゆ>でサウナを利用しますが、あそこのサウナでこういうハットを被っている方は視掛けたことが在りません。ユジノサハリンスクでハットを求めて持ち帰り、稚内でも使ってみようかと考えてみたりします。或いは、マスコットマークでも入れたオリジナルのサウナ用ハットを施設で用意して販売すると流行るかもしれません。少なくとも、ロシア人が訪ねた時には多くの方が思わず求めることでしょう。

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