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2019年02月05日

上野の博物館と歴史的建造物めぐりでアートな気分と驚き

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週末の土曜日に、自転車仲間の皆さんと上野の博物館と歴史的建造物を見学してきました。と言っても、私はすっかりアートに触れた気分。実際、この写真の旧博物館動物園駅は完全にアートしていて、「ホアンホアンの頭蓋骨」もオブジェとして置かれていました(驚)。その件は後にして、まずは最初に訪れた国立科学博物館の企画展の話から。

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国立科学博物館の企画展「明治150年記念 日本を変えた千の技術博」は、主催者のコメントを借りると「本を大きく変えていった科学・技術の成果が一堂に集まる。日本各地の大学・研究機関や企業などから、600を超える点数の貴重な科学・技術の遺産が上野の国立科学博物館に大集合!」だそうです。これだけで、もうそそられるではありませんか(笑)

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実際に展示会場では、展示物に食いつきまくりです。たっぷり2時間近く、科学・技術の遺産を堪能しました。ただ、あまりに展示数が多いため、私の頭のメモリーには完全にキャパオーバー。展示物の解説内容はほとんど記憶に残りませんでした(苦笑)。でも、展示物は美しかった。モノとして質感と量感がたまりません。まさにアートの領域です。

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「アートだ」とだけ言って個々の展示物の話を書かないで済ませようと思っていたのですが(笑)、これらの展示物は別。私が小さかった頃は昭和40年代ですが、母親の実家にはまだ氷で冷やす冷蔵庫がありましたし(もちろん電気冷蔵庫もありました)、炊飯器は皆こんな感じでした。それにセルロイド製の起き上がりこぼしもメッチャ懐かしい。

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これも職業柄、解説しておきます。左が国産初の大型コンピュータ「HITAC 5020」、右がスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」の一部です。これ以上書くと、余計な事を書いて怒られそうですので止めておきます(笑)

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千の技術博を堪能した後は、冒頭で紹介した旧博物館動物園駅へ。この駅は京成電鉄の1933年12月に開業し、1997年に営業休止、2004年に廃止となったそうです。もともと御料地であったため御前会議での昭和天皇の勅裁を受けて建設したとのことで、なかなか風格のある建造物でした。

今回の一般公開は「アナウサギを追いかけて」というアート作品として公開させているようで、穴を掘りつつあるアナウサギのオブジェが鎮座しています。うーん、これはイイ。地下へ降りていく階段の空間もとてもクールです。入場するためには朝10時に配布される整理券が必要で、整理券を求めて長蛇の列ができていましたが、人気の理由が分かります。

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今回公開されたのは階段途中の踊り場までですが、この踊り場の空間が発狂しそうなほど素晴らしい(笑)。その空間に骨格標本などのオブジェが置かれていましたが、一つだけケースに厳重に納められた頭蓋骨がありました。

何だろうと思って後でネットで調べてみたのですが、どうやら上野動物園で飼育されていたジャイアントパンダ、ホアンホアンの頭蓋骨のようです。ホアンホアンはこの駅が営業を停止した1997年に亡くなったメスのパンダです。いや驚きました。本物かレプリカかはよく分かりませんが、アート作品の構成要素の一つでしょうから、どちらでもよいです。

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踊り場より下に行く階段はガラス戸で封鎖されていました。この下には使われなくなったホームがあり、ときたま通り過ぎる列車の振動が伝わってきます。それにしてもガラスにペイントされたこの文字はアートでしょうか。それとも単なる落書きでしょうか(笑)

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次に近くの国際子ども図書館へ。建物自体は1906年に建てられた旧帝国図書館だそうで、とても重厚な造り。本来の建物の外へ張り出すように増築したスペースがあり、こんなふうに外壁を「部屋の中から」眺めることができました。

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で、最後は国立科学博物館の常設展示を見学。この博物館の常設展示物を観るのは久しぶりです。膨大な展示物のうち代表して写真に納めるのなら、やはりこれ。ティラノサウルス vs. トリケラトプスですね(笑)

ちなみに今回ご一緒したのは、はんぞうさん、spirit隊長、ワンチャン、まっちさんですが、自転車で上野に向かったのは、はんぞうさんだけ。あとは私も含め「電車で上野へGO!」という自転車乗りにあるまじきことをやってしまいました(苦笑)


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2019年01月20日

三十数年ぶりのソウルフード、青春の味は美味しです

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昨日の土曜日に、自転車仲間の皆さんと自転車で走り、私のソウルフードを食べに行きました。早稲田大学西門のすぐ近くにある「三品食堂」のカツ牛です。

大学入学直後にこの店の牛めしを食べて、あまりの美味さにすっかり虜になってしまいました。特に写真のカツ牛は、ライスの上にトンカツを載せて、その上から甘めに煮込んだ牛肉をかけたB級グルメの傑作(笑)。貧乏学生でしたが、バイトで稼いだお金を工面して通い詰めたものでした。

でも卒業後は早稲田方面に行く機会がなく、三品食堂を訪ねることもなくなりました。最近ふと思い出し無性に食べたくなり、自転車仲間の皆さんに伝えたところ、「では、食べに行きましょう」という話に。で、まっちさん、はんぞうさん、sprit隊長、ワンチャンにお付き合いいただき、実に三十数年ぶりに訪ねた次第です。

店の雰囲気は変わっていませんし、牛めし、トンカツ、カレーの3品とその組み合わせのみのメニューも変わっていませんでした。で、肝心のカツ牛の味ですが、昔のまんま! 美味し! 美味し! 美味し!です。牛めしの味とトンカツのサクサク感の組み合わせがたまりません。学生時代と同様のスピードで平らげてしまいました(笑)

いやぁ、まさに青春の味です。それにしても、あれから30年以上も建ったのですね。本当に時の流れは速いものです。

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カツ牛を堪能した後、母校のキャンパスに。写真の四角い建物は1号館ですが、実はこの1号館の地下に、私が所属していた絵画サークルの部室とアトリエがあったのです。

もうこちらも懐かしい。学生時代はゼミにはほとんど顔を出さず、部室に入りびったっていました。いろんな思い出がしみついた建物です。

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その1号館に「早稲田大学歴史館」がありました。なんでも昨年の春にオープンしたとか。名前の通り早大の歴史を伝える博物館で、二足歩行ロボットの元祖「WABOT」も展示されており、spirit隊長が食い付いていました(笑)

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同行の皆さんから「大隈庭園を案内してくれ」と頼まれましたが、満足に案内できませんでした。なんせ在学中は一度も足を向けたことがありませんでしたから(苦笑)。こんな立派な庭園だったのか、と今になって驚きました。

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その後は、演劇博物館を見学。正式には「早稲田大学坪内博士記念演劇博物館」で、坪内博士とは『小説神髄』や『当世書生気質』を著した坪内逍遥のことです。その坪内逍遥が16世紀に存在したイギリスの劇場「フォーチュン座」の設計図を基に造らせたのが、この演劇博物館です。

実は私、文学部に所属していたにもかかわらず、在学中は一度しか演劇博物館に入館したことがありません(苦笑)。改めて今回入館してみると、日本唯一の演劇関係の博物館は世界の演劇関係の資料を持つ凄い博物館でした。いやぁ、学生時代にきちんと利用しておけばよかった。

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演劇博物館はボランティア解説員の方にガイドしていただきました。とても話好きの方で、勉強になると共に楽しい時間を過ごせました。

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早大を後に近くの「雑司が谷旧宣教師館」を訪ねました。まっちさんにご紹介いただきました。

なんでもアメリカ人宣教師のマッケーレブが明治40年に建て、太平洋戦争が直前の昭和16年まで暮らした館だそうです。カーペンターゴシック様式とのことですが、私には説明できません(苦笑)

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江戸川まで戻ってくると、冨士山の脇に夕日が沈む頃でした。うーん、美しい。若き日の思い出にひたりたくなるような夕日でした。ご同行いただいた皆さん、ありがとうございました。

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2019年01月14日

利根運河の野鳥観察会、今回はオオタカが出現(喜)

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この日曜日に、昨年末に引き続いて「利根運河の生態系を守る会」が主催する野鳥観察会に参加してきました。昨年末から久しぶりに野鳥撮影を再開しましたので、野鳥撮影のリハビリの第2弾です(笑)

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今回の野鳥観察会のメインイベントはオオタカの出現。利根運河南岸の古墳公園近くの電波塔にとまっていました。かなり距離があり、逆光気味で撮影には厳しかったのですが、何とかオオタカと識別できるような写真が撮れました。

この後、空を飛ぶオオタカにも遭遇。ひょっとすると電波塔にとまっていたオオタカかもしれません。古墳公園の中にはオオタカの「調理場」(オオタカが獲物の野鳥を食べる前に羽をむしり取る場所)も見つかりました。犠牲になったのはマガモとのこと。

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これはキセキレイ。利根運河でよく見られる野鳥ですが、写真に収められたのは久しぶり。かなり嬉しい。お尻の黄色の羽毛が本当にきれいです。

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カワセミは利根運河の定番です。野鳥観察会で見られなかったことはないぐらい、必ず出現してくれます。

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古墳公園にはコゲラがいました。日本に生息する一番小さいキツツキです。「これはピントが合ったぞ!」と思いましたが、実際はイマイチでした(苦笑)

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そして、これがカシラダカ。数年前は普通にいた冬鳥ですが、急速に数を減らし、もはや絶滅危惧種に近くなっているそうです。シベリアの繁殖地で何か異変が起こっている可能性があるとのことです。うーん心配。

いつ参加しても、利根運河の生態系を守る会の野鳥観察会は本当に楽しいです。どんな野鳥も見逃さない「神の目」を持つ方も大勢いらっしゃいますので、野鳥を見逃すこともありません...ただ「ほら、あそこにいますよ」と教えてもらっても、ついに分からなかった野鳥も随分いましたが(苦笑)

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2019年01月10日

新年は文人の街とラブホ街の七福神巡り(笑)

遅まきながら、皆さん、あけましておめでとうございます。昨年は随分、この東葛人的道楽の更新を怠りましたが、今年は徐々にかつてのペースを取り戻していきたいと考えております。

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さて、今年最初の記事は毎年恒例の小径車による七福神巡りの話。この前の日曜日、正月休みの最後の日に自転車仲間の皆さんと「下谷七福神」を巡ってきました。下谷七福神はJR山手線鶯谷駅の北東、三ノ輪辺りまでのエリアに配置されています。

七福神は恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天の7柱の神です。ただ、信仰心がゼロで神仏に手を合わせる習慣のない私には、実はどの寺社にどの神が置かれているかは興味の対象外です。

ということで、七福神巡りの本題はスルーして、私が思わず食い付いてしまったネタだけを書いておきます。

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最初に訪れたのは、鶯谷駅のすぐ近くにある元三島神社。ここは立地が素晴らしい(笑)。ラブホテル街のど真ん中に鎮座していて、社殿の真下にはバーがありました。感動モノです。ただ鶯谷の街は昔、独特の場末感があって好きだったのですが、ちょっとオシャレになりましたね。

ちなみに元三島神社の祭神はオオヤマツミ。昨年5月にしまなみ海道を自転車で走った時に訪れた大山祇神社から分霊して鎮座したそうです。

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こちらは元三島神社のそばにある真源寺。というか「入谷鬼子母神」と言ったほうが有名でしょうか。昭和な人である私は「恐れ入谷の鬼子母神」という言い回しを子どもの頃に聞いて、意味も分からず使っていましたが、ここのことだったのですね。

恥ずかしながら、鬼子母神の読み方は「きしぼじん」と思い込んでいたのですが、「きしもじん」が正しい読み方のようです(苦笑)。それと「鬼」の字ですが、鬼子母神の鬼の字にはツノがありません。この説明では意味不明と思いますので(笑)、写真の案内板の説明をお読みください。

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七福神巡りの前に訪ねた「池波正太郎記念文庫」です。台東区生涯学習センターの図書館の中にあります。館内は撮影禁止でしたので写真は無しですが、なかなかの充実ぶりで、池波正太郎のファンには堪えられない場所。私も『真田太平記』など真田ものが大好きなので、何時間でもいれそうでした(笑)

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こちらは台東区立の「樋口一葉記念館」。私としては入館したい気持ちもあったのですが、同行の皆さんの「引き」はゼロ(笑)。で、外から眺めただけです。そう言えば、ラブホ街の中にある元三島神社も正岡子規ゆかりの地だそうです。台東区はゆかりの文人が多かったのですね。

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昼食の場所は都電荒川線のそばにあるレトロな商店街「ジョイフル三の輪」。荒川線と商店街が良い風情です。都会嫌いの私には唯一住めそうな街ですね(笑)

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実際に食べたのは商店街の中にある「砂場総本家」の玉子とじ、そしてデザートに「パンのオオムラ」のハムカツ(笑)。どちらも懐かしい味で美味しかったです。そう言えば、砂場総本家は結構有名な蕎麦屋さんなのですね。建物も大正元年の建築だそうで素敵でした。

いやぁ、楽しかったです。spirit隊長、まっちさん、はんぞうさん、ワンチャン、お疲れ様でした。今年もよろしくお願いします。

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2018年12月24日

利根運河に野鳥撮影の「リハビリ」に出かけました(笑)

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日曜日に利根運河のバードウオッチングに参加してきました。「利根運河の生態系を守る会」が主催する野鳥観察会で、参加するのは1年ぶりです。野鳥撮影を随分サボっていたので、撮影のリハビリを兼ねての参加です。ご一緒した自転車仲間のワンチャンもやはりリハビリのようです(笑)

冒頭の写真はセグロセキレイ。水面に映る姿が良い感じなので、今回のベストショットとしました。

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この日の一番の見物はアトリの群れでした。いつもアトリがやって来るという木立ちには最初アトリはいませんでしたが、私たちがたどり着いたのに合わせて群れがやってきてくれました。

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写真写りが良かった野鳥たちです。上からカワセミ(オス)、モズ(メス)、ホオジロ(オス)、バン、アオサギです。野鳥観察会の最後の鳥合わせ(観察したり鳴き声を聞いたりした野鳥の種類を参加者で確認すること)によると40種類の野鳥が確認できたそうで"大豊漁"でした。

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野鳥観察会の終了後に、キジとシメにも出会えました。これはラッキー。ちなみに野鳥撮影のリハビリですが、ピントがイマイチ甘い感じがしますが、まずまずでした。

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探鳥会終了後の昼食はワンチャンと運河駅近くの寿司屋「伊澤家」へ。あれ!看板の「伊」がありませんね。私が頼んだのは、はまち漬け丼。このはまち、美味かったです。

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野鳥撮影で使ったのは、オリンパスのOM-D E-M10に天体望遠鏡のBORG 65EDを望遠レンズです。この組み合わせで700mm相当の超望遠となります。もちろんピントは手動でシビアですが、やはり楽しいですね。

そう言えば、久しぶりにBORGのホームページをチェックしてみたら、私が持っているレンズは全て廃盤になっていました。BORGの魅力を教えてくれた中川師匠もこの12月半ばで退職されたそうです。野鳥撮影をサボっていた私が言うのも何ですが、ちょっと寂しいですね。


toukatsujin at 18:33|PermalinkComments(4)│ [フレーム]

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