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2008年05月

2008年05月30日

2日連続の野田市街地ポタ、醤油の町を再発見! 私だけ?(笑)

またまた、遅いアップです(苦笑)。この前の土日、両日とも野田の市街地をポタしてきました。土曜日の夕刻から日曜日の午前中にかけて雨が降りましたので、それを避けて土曜日は午前中、日曜日は午後に野田に出かけてみました。

そうそう、土曜日は「筑波8耐反省会」という名の集まりがありました(笑)。柏駅事件も発生したもようで、大変なことになったようです(私はほとんど記憶がありません、汗)。その件については「チーム東葛おーぷんBBS」をご参照ください。

野田ポタ 野田ポタ
野田ポタ 野田ポタ

さて、野田の市街地です。土曜日はロードレーサーを走らせて、野田市市民会館を見てきました。野田市市民会館は、大正時代に建てられたキッコーマン創業一族の茂木佐平治邸です。うかつにもspiritさんのブログで紹介されるまで、この野田市市民会館の存在を知りませんでした。

で、ようやくの訪問。多くは書きませんが、本当に趣のある旧邸宅です。訪れた時はちょうど相撲甚句の講座が開かれており、渋い唄声が響き渡っていました。邸宅の趣と相撲甚句の調、期待した以上に豊かな文化でした。

そう言えば、この前訪れた休館中の上花輪歴史館も、キッコーマン創業一族である高梨兵左衛門邸でした。そもそもキッコーマンの前身は、醤油醸造家である茂木一族と郄梨一族の8家が合同して設立した企業でした。

そのためか、野田市の街並みは一種独特です。キッコーマンの工場は市街地に散らばっていますが、その工場に隣接して古いお屋敷が建っていたりします。江戸時代の醤油醸造家がそのまま醤油工場に発展した感じです。普通、工場街=下町の風情ですが、野田市はそれとは全く違った印象があります。

・・・と今ごろ感心する私です(苦笑)

野田ポタ 野田ポタ

野田市市民会館には、野田郷土博物館も併設されています。この博物館、1階こそ企画展の展示室ですが、2階は醤油にまつわる物が展示されていました。そりゃ当然ですね。

野田ポタ 野田ポタ

そして、市街地でひときわ目立つロマネスク様式の興風会館(左の写真)とアール・デコ様式の旧・野田商誘銀行の建物です。これもキッコーマンのゆかり。「商誘」なんて「醤油」の駄洒落だそうですから、もう笑ってしまいます。野田市ってキッコーマンの完璧な城下町かもですね。

野田ポタ 野田ポタ

野田市はキッコーマンの城下町と思っていたら、ちょっと間違いでした。野田市にはキノエネ醤油という個性的な醤油会社もありました。白醤油では全国で30%のシェアを持つ最大手とのこと。なんでも、野田の醤油醸造家が現在のキッコーマンへと合同していく中、唯一独立を守った会社だそうです。

ところで、このキノエネ醤油の工場の黒壁、見事です。確認できませんでしたが、明治30年に建てられた社屋もあるそうです。やはり野田はキッコーマンの城下町ではなく、醤油の町と言った方が正しいのでしょうね。

ちなみにキノエネ醤油を訪れたのは日曜日。雨で路面が濡れていたので、ママチャリの鉄下駄君で、30km以上走って往復しました。いずれにせよ、野田再発見のポタでした。

そう言えば、私は市街地を自転車で走るのがどうも苦手で、東葛地域でも市街地はほとんど走ることはありませんでした。ただ、最近は流山の旧市街地関宿の古い町並みを訪ね、「少し良いかも」と思っています(笑)

流山、関宿、そして野田は江戸時代には独自の発展を遂げ、明治以降は常磐線沿線の開発から取り残されていたので、三者三様の町の雰囲気が残っていますね。そのことにようやく気付きました(恥)。これからは市街地も嫌がらずに訪ねて見ることにします。題して『東葛三都物語』、なんちゃって(爆)。

2008年05月28日

「第3回東葛ポタ」の詳細、こんなんでどうでしょう?

6月1日(日)の「第3回東葛ポタ」の詳細です。まず懸案(笑)の食事処の件ですが、手賀沼フィッシングセンターにしたいと思います。フィッシングセンターをご希望される方が多いですし、参加者が20名を超えそうですので、収容キャパの面でもフィッシングセンターの方がよいと判断しました。

東葛ポタ

それで今日、フィッシングセンターに連絡を取ってみたところ、やはり人数面では問題はないそうです。ただ、メニューは事前に決めておいてほしいとのことなので、次のようなスケジュールにしたいと思います。

10:00 手賀沼の蓮の大群生地に集合
10:30 フィッシングセンターの営業開始時に立ち寄り
(各自メニューを選んで事前に注文)
11:00 フィッシングセンターを出発
(東葛の逆三角形をポタ)
13:00 フィッシングセンターで食事
14:00 中締め、二次会ポタへ


このスケジュールだと、かなりノンビリ走る感じです。場合によっては、もっと早く昼食になるかもしれません。

【参加表明した人】
たすけさん
kaccinさん
IKAWAさん
ギャンブルレーサーさん
タルサ・マクリーンさん
横山さんご夫妻
E-ponさん
そっくりもぐら改めまっちさん
kashiwanさんご夫妻
おっしーさん
NOBさん
M本さん
愚兵衛さん
tegamakkyさん
momoさん
nisiさん
東葛人

【土曜日が晴れの場合のみ】
はんぞうさんご夫妻
ワンチャンさん
spiritさん&スペシャルゲスト2名(笑)

【予定が合えば】
みっちーさん

【午後から参加?】
わいずさん

参加表明された皆さんについては一応きっちりとチェックしたつもりですが、間違いないかご確認ください。もちろん、これからも参加表明はOKです。「その企画に乗ってやろうじゃないか」という方がいらっしゃれば、是非ご参加ください。

現時点の天気予報では、当日は雨の心配はなさそうです。ただ、土曜日は微妙ですね。土日とも天気がもってくれるとよいのですが。それでは皆さん、日曜日にお会いしましょう。

2008年05月24日

またまた遅アップ(苦笑)、工兵学校の煉瓦の正門を訪ねました

[画像:門]

またまた遅いアップです。この前の日曜日、折り畳み自転車のPacific-18に乗って、松戸市にあるレンガの遺構を見に行ってきました。

"東葛のレンガ遺構"シリーズは少し前にやりました(笑)。その時は、利根運河沿いのレンガ造りの樋管に始まり、常磐線の橋脚、キッコーマンの煉瓦蔵、それに小山樋門と柳原水閘門をポタで訪問。独自に発見したり、皆さんの情報を頼りに行ったりしましたが、いずれも明治以降の東葛地域の発展を辿る歴史的建造物として、そそるものがありました。

[画像:門]
[画像:門]

で、今回のレンガの遺構ですが、松戸中央公園にある「陸軍工兵学校正門」です。1919年(大正8年)から1945年(昭和20年)まで存在した工兵学校で、レンガ造りの正門の門柱と、コンクリート製の門衛所がそのまま、松戸中央公園の正門として残されています。

私は流山に住む前は松戸(小金)に住んでいましたが、松戸に工兵学校があったなんて、最近まで知りませんでした。で、なんで知ったかというと、分子生物学者の福岡伸一さんが書いた『生物と無生物のあいだ』を読んだからです。

この本の内容自体が抜群面白いのですが、特に心に残ったのがエピローグ。この人、松戸で少年時代を過ごしたそうです。その当時(1960年代後半)のエピソードがエピローグに載っており、工兵学校の廃墟で遊んだ話が秀逸です。

東葛地域の中で最も都市化が進んだ松戸ですが、当時はまだ田舎。都市と田舎、戦前と戦後がせめぎ合う界面(エッジ)であり、二つの異なるものが出会い相互作用(エッジ・エフェクト)を起こす場所として松戸を描いています。

読んで「なるほど!」と思いました。今は完全に都市化してしまった松戸はともかく、東葛地域が面白いのは都市と田舎がせめぎ合うエッジ・エフェクトがあるからなんですね。まあ、最終的には大好きな田舎の風景が消え、都市化が進行してしまうのでしょうけど(涙)

著者の福岡さんは35年ぶりに松戸を訪れたそうで、都市化にのみ込まれた工兵学校の跡地も描いています。唯一残った門柱と門衛所、それにその前にある1対の大イチョウの描写が印象的でした。

で、見にいたわけですが、事前の知識がない限り、この門柱と門衛所に心を留めないでしょうね。たんなる公園の設備として、気にせず通り過ぎてしまいそうです。今は逆に知識がありますから、眺めているとある種の感慨が・・・。この門から巣立ち戦場へ赴いた人たちのことを考えてしまいました。



さて、あとはGPSを頼りに松戸市内を適当に走り、千駄堀を目指しました。「21世紀の森と広場」の南側で千駄堀ルートに合流しようという趣向です。

そうしたら、道路は入り組んでいるし、自動車はバンバン通るので、とても走りにくい。「やはり松戸はイマイチだな」とボヤキながら走っていると、例の里山に。おおっ、忘れていました。21世紀の森と広場の南西には素晴らしい里山があるんでした。

[画像:門]

何度来ても、「ここは本当に松戸」と思ってしまうぐらい、静かな里山と里です。松戸にもまだまだエッジ・エフェクトが残っていますね。

ところで、このライブドアのブログですが、ようやく記事検索ができるようになりました。右サイドの上部に貼り付けておきましたので、適当な単語を入れて検索してみてください。ベータ版だそうですが、結構使えます。

2008年05月18日

土曜日は城下町、関宿を堪能、「埋門」がグー!

土曜日は久しぶりに関宿に行ってきました。冬場と異なり、これからの季節は往路が追い風、復路が向かい風になります。往きが向かい風の冬場には、とても行く気になれませんでしたが、これからはバッチリです。なんせ、行ってから後悔すればよいのですから(笑)

関宿 関宿

ということで、使ったのは当然ロードレーサー。関宿行きの前にバーテープを変えました。久しぶりにシルバのコルクを巻いてみました。若干、ロゴがうるさいですね。ただ、シルバのロゴはすぐに消えるので、「まあいいか」です(笑)

ロゴ入りのバーテープはロゴをそろえて巻くのが難しいので、その分バーテープの巻き方の基本に忠実でなければなりません。なので、バーテープ巻きが上手くなるはずなのですが、うまく巻けませんねぇ(苦笑)。まあ、なんとか許容範囲。これでよしとします。

関宿 関宿

で、毎度お馴染みの関宿城です。今回は、関宿城の遺構を訪ねてみることにしました。もちろん、この近代的な関宿城博物館は関係ありません。本物の関宿城は、左の写真で手前の緑のところ(関宿城址)にありました。

この関宿城址には以前行ったことがありますが、今回は旧・関宿町に残る城の遺構を訪ねようという趣向です。と言っても、旧・関宿町には本丸御殿の一部と、埋門(うずめもん)しか残されていないそうです。

関宿 関宿

まずは本丸御殿の方ですが、実相寺という関宿藩主・久世氏の菩提寺に客殿として残されていました。右の写真の建物がそうですが、後世に随分手が入った感じです。言われなければ、御殿の一部だとは気がつかないでしょう。でも、貴重な存在。じっくりと拝見させていただきました。

ところで実相寺ですが、第二次世界大戦末期の宰相、鈴木貫太郎の菩提寺でもあるそうです。これまで鈴木貫太郎という人になんの関心もなかったのですが、近くに「鈴木貫太郎記念館」というのがあるそうで、せっかくなんで行ってみました。

関宿 関宿

はっきり言って、この記念館、寂れ具合がとてもシュールです。失礼ながら、観光地によくある忘れられたイベント施設の趣があります。でも、その趣がなかなかグーです(笑)。管理人の方以外、誰もおらず、独特の雰囲気を楽しむことができました。

で、鈴木貫太郎という人ですが、私はこれまで、無条件降伏を受け入れた時の総理大臣といった認識しかなく、地味な人だと思っていました。でも、それはとんでもない間違いでした。なんとも、もの凄いオッチャンです。

幕末に関宿藩士の子として生まれ、海軍軍人の道を歩みます。当時、海軍は薩摩閥。幕末に老中を務めた久世氏の家臣の子ですから、当然昇進面などで差別を受けます。でも、日露戦争で敵艦を3隻撃沈するなど、華々しい軍功を上げ、最終的に連合艦隊司令長官にまで昇りつめたそうです。

その後、昭和天皇の信任が厚かったため侍従長に。ところが二・二六事件に遭遇し、"君側の奸"として命を狙われます。それまでに3度死にそうになったそうですが、この時は絶体絶命の危機。なんせ至近距離から左胸(!)や頭部(!!)などに4発も弾丸を受けたとのこと。でも、死ななかった。

なんちゅうオッチャンでしょう! それから時は流れ、第二次世界大戦末期。日本がにっちもさっちもいかなくなった時、「あなたしかいない」と言われ、軍人が政治に関わるべきでないとの自説を曲げて総理大臣に就任します。で、昭和天皇との阿吽の呼吸で、徹底抗戦派の軍人を押さえ込んで、終戦へと導いたそうです。

まあ、大日本帝国の軍や政治の中枢にいた人の評価は慎重でなけれはなりませんが、とにかく桁外れに肝の据わった信念の人だったことは、確かなようです。いやぁ、勉強をさせていただきました。

関宿 関宿

で、最後は今回の目的の一つ、関宿城の埋門です。感想を先に書きますが、これ激シブで素晴らしいです。明治8年に廃城となった時、民家に移築されたそうですが、風雪に耐えた歴史の重みを感じさせる佇まいです。

籠城戦の時には敵に侵入されないように埋めてしまう門のため、埋門と言うそうですが、この草に埋もれた風情がその名にピッタリでした。ところで、案内板には「瓦に久世家の家紋がある」とのこと。探してみるとありました。鬼瓦のところに、関宿城博物館で見慣れた「丸に竪鷹の羽」の家紋が。ちょっと感動しました。

この埋門、歴史オタクが入っている人にはこたえられないでしょう(笑)。ただ、結構見つけにくいです。ご興味のある方は是非探してみてください。それだけの価値はありますよ。それにしても、関宿はやはり城下町ですねぇ。合併した野田市とは違う歴史と文化があります。そのことを、改めて実感しました。

関宿 関宿

帰りですが、もちろん向かい風(泣)。当然、関宿堀ルートでの帰還です。これがまた大正解でした。このルートは主に田畑の中を走りますが、農家の方が植えたと思われる花が道端で咲き誇っていました。今の季節はまさに「花の道」です。その花たちに見送られながら、気分よく住処に帰ることができました。

2008年05月15日

3回目の「東葛ポタ」をやりませんか

「第3回東葛ポタ」へのお誘いです。これまで2回開催し、多くの方々とお知り合いになれた東葛ポタですが、なかなか第3回目の開催ができずにいました。と言うのも、過去2回はマニアックなコースと食事処を訪ねるポタで、それと同じコンセプトで3回目をやろうとしても、あっさりネタ切れになったからです(苦笑)

東葛ポタ 東葛ポタ

で、今回は開き直って、ごく普通のコースでやれればと思います。例えばですが、東葛の逆三角形を走って、鳥善(写真左)か手賀沼フィッシングセンター(写真右)で食事なんて、いかがでしょうか。日時、集合場所ですが、6月1日(日)10:00に手賀沼の蓮群生地の木道 でどうでしょう。

「せっかく東葛地域を自転車で走っている者同士ですから、お知り合いになりましょうよ」というのが東葛ポタの趣旨です。ですから、お知り合いになった方も、面識のない方も、ひやかしの方も(笑)、またまた集まりませんか。

2008年05月11日

雨模様の土曜日、鉄下駄君、ついに手賀沼デビュー(笑)

昨日の土曜日、そして今日は雨の一日。天気予報ではそのはずだったのですが、昨日の朝起きてみると、まだ雨は降っていませんでした。「なんだ、走れるじゃん!」と思って住処を飛び出して・・・これまで何度も痛い目に遭っているので、昨日は少し慎重。

でも、たとえ雨が降り出しても、しばらくは小雨程度で済みそうなので9時頃から走りに行きました。もちろん、こういう日は定番のママチャリ、鉄下駄君です(笑)

鉄下駄 鉄下駄

向かった先は手賀沼。ついに鉄下駄君は江戸川や利根運河に続いて、手賀沼サイクリングロードでもデビューを果たしました。このまま行けば、関宿デビューも近いかもです(笑)

それはともかく、やはりこの日は朝から小雨がぱらついています。一瞬、雨足が強くなったりして「失敗したかな」と思いましたが、まあなんとか天気がもってくれました。

さすがに手賀沼サイクリングロードには、自転車乗りはほとんどいませんでした。でも、ジョギングする人や散歩をする人は大勢いらっしゃいました。皆さん、傘もささずに走ったり、歩いたりしてらっしゃいました。うーん、自転車乗りは雨に弱いのでしょうか(笑)

鉄下駄

そう言えば、私が乙女の像と思い込んでいた「河童の像の噴水」はどうなったかと思い、手賀大橋を渡り北岸に行ってみました。そうしたら依然、1体が失われたままでした。

河童の像の1体が足元から折れ、岸辺で発見された"大事件"から、もう10カ月経っています。我孫子市は修理する気があるのでしょうか。噴水も休止しているようですので、かなり気になりますねぇ。

鉄下駄

で、せっかく手賀沼北岸に行ったんで、公園の花を観賞。まずは水生植物園の脇の藤棚です。もう盛りを過ぎていましたが、それでも見事ですね。私は雑木林の中で咲いた野生の藤の花が好きなので、これまでパスでしたが、たまには手入れされた花を愛でるのもよいですね。

鉄下駄 鉄下駄

次は手賀沼親水広場の睡蓮です。手賀沼を制覇しそうな蓮と違い可憐ですね。蓮が葉を水面から高く生い茂らせ、花も高く伸びて咲くに対して、睡蓮は葉も花も水面にとどまります。うーん上品だ。でも私は、蓮のような生命力あるガサツさが好きなのですが(笑)

それにしても、手賀沼北岸の遊歩道をまともに走ったのは、本当に久しぶりです。最近は距離を走れるようになったせいか、こうした身近なものを愛でる気持ちが薄れていたようですね。ちょっと反省しつつ、大堀川から住処へ戻りました。

天気は昼までもってくれました。

2008年05月08日

ゴールデンウイークの最後は、美しき水田地帯を目指しました

[画像:印旛]

ゴールデンウイーク期間中に是非とも訪ねたいところがありました。昨年秋に白井市在住の愚兵衛さんにご案内いただいた「師戸川ルート」、その師戸川流域の大田園地帯です。

師戸川(もろとがわ)とは、総武カントリークラブの北側から東側へと回り込んで印旛沼へと流れる、印旛地域の小さな川です。その流域は民家もほとんどなく、ひたすら田んぼが続いています。愚兵衛さんには二度もご案内いただいたのですが、その時から「田んぼに水が入った頃に来ると、美しいだろうな」と思っていました。

で、ゴールデンウイーク最後の6日にようやくの訪問。午後2時ごろに家を出たので時間的に厳しかったのですが、来てよかった! ハッとするような美田が広がっていました。使った自転車は折り畳みのPacific-18です。途中、家を出たばかりのIKAWAさんにバッタリ出会いましたが、その引きの強い話はIKAWAさんのブログでどうぞ(笑)

印旛 印旛
印旛 印旛
印旛 印旛
印旛 印旛

いやぁー、もう参りましたの美しさです。師戸川流域は果てしなく続く水田以外、民家や人工物がほとんどないのがいいです。途中、田植え帰りのオッチャンや、お地蔵様(これは人工物ですね、笑)、そして野生の藤の花などにも出会え、東葛地域よりもディープな田舎を満喫しました。

もっともご時勢がら、休耕田も目立ちます。ですから、すべてが写真のような美田ではありませんが、それを差し引いても、この季節に訪問する価値は大きいです。

[画像:印旛]

この日は日没が迫っていたこともあり、印旛沼までは行けませんでした。で、目標にしたのは、印旛地域の三つの茅葺堂宇の一つ、栄福寺薬師堂です。ここで折り返して帰ってきました。この薬師堂は国の重要文化財ですが、他の二つの堂宇に比べると明るい俗っぽさが魅力です(笑)。春爛漫の中の茅葺堂宇、とても素敵でした。

それにしても、もっと早く出かけるだった! やはり印旛沼まで走ってみたかったです。こうなったら、次の土日にもう一度訪れてもいいですね。もちろん、気が変わるかもしれませんが(笑)

印旛 印旛

ところで、師戸川に行く途中、手賀沼の蓮の群生地にも立ち寄ってみました。そうしたら、蓮の小さな葉が水面に顔を出していました。いよいよ手賀沼は蓮の季節ですね。今はまだ小さき存在ですが、やがて蓮は沼の水面を覆い尽くします。そして、あの生い茂る葉と可憐な花の季節がまたやってきます。

2008年05月06日

子供の日に再び筑波へ、ただし今度はMTBです(笑)

[画像:筑波山]

子供の日の昨日、筑波8耐に続いて再び筑波へ行ってきました。筑波は筑波でも、筑波山です。そっくりもぐらさんのお誘いで、An's EIJIさんと3人でMTBツアーに出かけたのです。

実は、お誘いを受けたのは筑波8耐の後の食事の時。思いっきり疲れていましたので、最初「えっ!」と思ったのですが、MTBで山遊びできるまたとない機会です。MTBのAttitudeVに取り付けたフロントサスのマルゾッキの実力も知りたいし、喜んで参加させていただきました。

そっくりもぐらさんが運転する自動車に乗せていただき現地へ。駐車場に車を止めて、いざ筑波山へ・・・当たり前ですが、まずは泣きそうな登りです。筑波8耐の筋肉痛が治りきらない身には、かなり辛かったです。でも、お二人の足手まといにならず、なんとか上りをクリアしました。

このコースは、そっくりもぐらさんが自転車店の「自転車かん」さんに連れて来てもらったことがあるそうです。そう言えば途中、自転車かんの常連さんと遭遇。コースの情報などを教えていただきました。この方の愛車は、ゲーリーフィッシャーのカーボンバイク。うーん、羨ましいですね。

筑波山 240

それにしても、このコース、下りはメチャクチャ楽しいです。普通の山道のはずなのですが、ハイカーは誰もいません。不思議ですねぇ。ただ、そのおかげで自転車を降りずに済み、思う存分、下りを楽しむことができました。

楽しいと言っても、かなり怖いのですが(苦笑)。マルゾッキのサスが気持ちよく動いてくれたため、なんとか対応できました。マルゾッキの実力、初めて実感しました(笑)。

私の場合、下りの速度は30km超まで上がりました。「おお、すごいじゃん!」と喜びましたが、An's EIJIさんの最高時速は36kmとのこと。うーん、負けた!

[画像:筑波山]

最後は、そっくりもぐらさんの華麗なライディングです(笑)。それにしても、やはりMTBは山を走ってなんぼですね。しかも、ロードバイクのストイックさに比べると、遊び!って感じです。連休2回目の筑波、いやぁ楽しゅうございました。

2008年05月04日

雨の筑波8耐を楽しんできました

[画像:筑波8耐]

昨日は「筑波8時間耐久レース」の日。チーム東葛の皆さんと参加してきました。2時頃まで雨模様のあいにくの天気でしたが、終盤はすっきりと晴れて、こんな感動のフィニッシュとなりました(笑)

この筑波8耐は3〜6人のチームで選手交代をしながら、筑波サーキットを8時間走り続けるというもので、誰でも気軽に楽しめるレースです。ということで、はんぞうさんヤマグチ。さんわいずさんIKAWAさんAn's EIJIさんE-ponさんそっくりもぐらさんたすけさんkaccinさんよどさんタルサ・マクリーンさんspiritさんケルビムさん、それに東葛人の14名が、「チーム東葛-並盛!」「チーム東葛-大盛!!」「チーム東葛-特盛!!!」の3チームで参戦しました。

で、昨日は前日からの「聞いてないよー」の雨模様。小雨が降る中、5時前にはんぞうさんにピックアップしていただき、筑波サーキットへと向かいました。私にとっては2年ぶりの参加です。

筑波8耐 筑波8耐

レースの前半、中盤までは、こんな感じです。雨は降ったり止んだりで、何度か土砂降りに近い状態になりました。その時に走っていると、もう悲惨です。コーナーは滑りそうで怖いし(実際、落車事故が頻発しました)、ザアザア降る雨に靴は中までグショグショ。ほかの人の後ろにつけば、後輪から巻き上げられた雨水が顔を濡らします。

私は過去4回、筑波8耐に参加していますが、一度小雨に遭った程度、こんな凄い雨は初めてです。間違いなく、今回のメンツの中に強力な雨男がいますね(爆)。まあ、雨のレースも良い経験でした。それに、ロードレーサーは完璧に洗車でき、ピカピカになりました(笑)

筑波8耐 筑波8耐

それが夕方には完全に晴れ上がり、こんな感じに。さすがサーキットですね。水はけが素晴らしい。もう別世界です。私はホイールを2組持ち込んでいたので、雨の時はチューブラータイヤのオールドホイール「ヘリウム」で、晴れてからは、いつものホイール「TempestII」に乾いた路面だけでパフォーマンスを発揮するタイヤ「PRO2 Race」で走りました。

ちょっと収穫は、TempestIIの性能を実感できたことです。路面が乾いてからも1回だけヘリウムで走り、TempestIIにチェンジしました。そしたら、全然走りが違う。時速で2〜3kmほど速くなりました。皆さん、パーツを替えるなら、ホイールですよ(笑)

筑波8耐 筑波8耐

で、チーム東葛の皆さんです。左の写真が緊迫のピット風景、右がベースキャンプでくつろぐ皆さんです。私以外は初参加で、しかも私の下手な説明で、いろいろと混乱させてしまいました。それでも皆さん、それなりに楽しんでいただけたことと思います。

それにしても、お金を出し合って買ったタープは雨よけ、日差しよけと大活躍でした。それに、おそろいで作った「チーム東葛」のウインドブレーカーも、これ以上ないと言うぐらい役に立ちました。タルサ・マクリーンさんの発案、ナイスでした。

筑波8耐 筑波8耐

で、いよいよファイナル。最後の30分はアンカーによる炎の走りです。左の写真がそれですが、優勝を狙うトップチームのスピードは凄いです。60km近く出ているのではないでしょうか。そんな中、チーム東葛からはヤマグチ。さん、EIJIさん、spiritさんがアンカーとして出陣しました。

実はアンカーには特権があります。30分以上走らなければいけない代わりに、ウイニングランを体験できるのです。右の写真のように花火が上がり、コースに出た観客の拍手喝采の中を走れます。私も一度経験しましたが、それはもう感動でした。

それでなくても美味しいウイニングランですが、なんとヤマグチ。さん、EIJIさん、spiritさんは冒頭の写真のように、行進の一番最後で3人で並走して手を振っているではありませんか。もう最も美味しいところを持っていきましたね(笑)

で、波乱万丈の筑波8耐も終わり、帰りに皆さんと食事をしました。場所は坂東市矢作、芽吹大橋のすぐ近く「しゃお」という中国料理店。たすけさんのお奨めの店で、ボリュームがすごく、なかなか美味でした。もう充実と疲労の一日。久しぶりの爆睡と翌日の筋肉痛がおまけとして付いてきました(笑)

ところで、順位は・・・聞かないでください(苦笑)。トップレベルとはエベレストと深海ぐらいの差があることを、改めて痛感しました。そういえば、やまひろさんが参加されたセマスのチームは306チーム中、総合で20位とのこと。やはりレベルが我々とは段違いですね。

2008年05月02日

筑波8耐に向けパーツも服装も準備完了、で・・・明日は雨模様(涙)

明日は、いよいよ「筑波8時間耐久レース」。というわけで、筑波8耐準備ネタです(笑)。まずはタイヤから。

田んぼ 田んぼ

筑波8耐で使う自転車は、もちろんロードレーサーの「antales」です。先週末にタイヤを新調しました。と言っても、今まで使っていたタイヤと同じミシュランの「PRO2 Race」です。

このPRO2 Race、7気圧強と比較的低い空気圧で走れ、とってもしっとりした味があるので、大のお気に入り。ただ、PRO3が出て廃盤になってしまいました(涙)。で、こいつは在庫していた最後の1組です。

これまで履いてたやつが随分ヘタレていたので、そろそろ取り替えようと思っていたので、筑波8耐はいい機会です。ただ、このタイヤ、新品はワックスが凄くって、しばらくは軽く走ってワックスを落とさないと、滑ります。で、前の日曜日に軽く走ってワックスを落としたのが、右の写真。これで足回りはバッチリです。

8耐準備

次は、筑波8耐に着ていく「チーム東葛」のウインドブレーカー。タルサ・マクリーンさんにデザインしていただきました。この前の火曜日、祭日に皆さんと集まって、ブツを頂いてきました。

うーん、モデルが良くないのですが(苦笑)、ウインドブレーカーの方はなかなかの出来です。背中の大きなチーム東葛マーク、青色の地に映えていますね。きっと明日は、他のチームを威圧することでしょう(爆)

8耐準備

これで筑波8耐へ向けてのテンションが随分上がりましたが、まだ足りない。こういう時こそパーツの更なる交換だ(笑)、ということでステムを買いました。NITTOの「UI-5GX」で、ごくごくオーソドックスな製品です。

ステムの長さや角度は、ポジションに大きな影響を与えますので、この機に及んで交換するのはムチャですが、勢いで買ってしまいました。まあ、ポジションが狂うようでしたら、筑波8耐で走りながら、ポジションを出せばよいでしょう(笑)

で、明日は・・・雨。えぇー聞いてないよ。PRO2 Raceが使えないじゃん。実は、PRO2 Raceは路面が濡れていると、全くグリップしないミシュランらしいタイヤです。このまま雨模様だと、チューブラータイヤのオールドホイール「ヘリウム」で走るしかなさそうです(涙)

さて、明日はどうなることやら。


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