2009年10月
2009年10月31日
流山裏道ポタ(てんこ盛りポタ、笑)に参加、遅アップです
いつものように遅アップですが、たすけさんにご企画いただいた流山裏道ポタに参加してきました。内容てんこ盛りの充実のポタでした。詳しく書こうとすると、なかなかアップできないので(苦笑)、今回は全く知らなかった場所を中心に書いてみたいと思います。
ルート地図で紹介した部分だけですと30km超ですが、この日に走った距離は合計で41km超でした。流山市内を走り回るだけで、40km以上も走ることになるとは思いませんでした。それだけ密度が濃かったということでしょう。
PA250013 PA250011
この日は10時に流鉄の流山駅前に集合。私は集合時間ギリギリに滑り込み(というか40秒ほど遅刻、苦笑)、当然皆さん、集合済みです。この日、最初からご参加されたのはIKAWAさん、樽さん、spiritさん、ゆるさん、まっちさん、takezawaさんと友人のITOさん、えどさんです。
早速、たすけさんから、この日のポタの説明がありました。なんとレジュメまで用意していただき、訪問する場所が一目瞭然です。ブログを書いている今も役立ったりして(笑)
そして最初の解説が、JR総武線の馬橋と流山を結ぶミニ鉄道、流鉄流山線の誕生秘話でした。流山正史では決して語られることのない、地元の方だけが知っている裏話を聞かせてもらいました。でも、その話はブログでは書けませんねぇ(笑)
[画像:DSC01019]
さて走り出し、馬頭観音や庚申塚などを見学をして、次は富士登山です(爆)。実は、富士信仰(富士講)から築かれた富士塚だそうですが、流山にこんなに大きなものがあるとは、全く知りませんでした。本物の富士山から岩石を持ち運んで造ったそうです。
DSC01022 DSC01023
"登山"はOKとのことなので、登らせてもらいましたが、体感高度はなかなかのものでした。以前なら"山頂"から本物の富士山を望めたそうですが、今はビル(マンション?)に遮られて見ることができません。
ところで富士ですから、ここは当然、浅間神社です。氏子の皆さんの財力がしのばれる立派な神社でした。そして、ここは流山根郷だそうです。まさに旧・流山の中心地ですね。
PA250036 PA250039
その後、流山で新川耕地を抜け、流山で一番格式の高い寺、西栄寺を訪ね、貝塚も見学。流山には数多くの貝塚があると聞いていましたが、実際に見るのがこれが初めてです。貝塚ですから"塚"をイメージしていたのですが、実際は畑に白い貝殻が散らばっているだけ。これなら畑もミネラル豊富な良い土になり、作物がよく育つことでしょう(笑)
その後、上新宿のカメを使った土塁の説明を受けました。この土塁、上新宿を走るときに、いつも見るのですが、実はこれ、みりん醸造用のカメだったそうです。いやぁ、知らなかった。流山では、こうした使用済みのかめを使った土塁があちらこちら見られるそうです。
[画像:DSC01031]
DSC01024 DSC01027
東葛人的なメインイベントは、これでした。東武野田線の江戸川台駅の近くに残る野馬土手です。この辺りに野馬土手があるというのは知っていたのですが、「住宅街なので、大したことないだろう」と勝手に決め込んで、これまで訪ねたことがありませんでした。
どうして、どうして、なかなか立派な土手でした。途中通過した上新宿の野馬土手に比べて高さはありませんが、きれいに整備されています。なんでも、野馬土手を残すことを前提に整備されたとのことなので、この土手はこれからも安泰です。お陰さまで、野馬土手コレクション、一つゲットです(笑)
PA250048-1 DSC01036
その後、謎の建物(笑)を通り過ぎ、東深井古墳の森へ。ここは何度も訪れたことがありますが、いつも掃除が行き届いており、きれいな公園だなあと思っておりました。実は、たすけさんをはじめとする地元の自治会の皆さんが、昨年までボランティアで掃除をされていたそうです。
DSC01041 DSC01042
さて、お楽しみの昼食は、「楽し家」という飲み屋さんの30食限定ランチです。これはコストパフォーマンスが高いですね。天ぷらに寿司、蕎麦と御三家の揃い踏みです。次から次へと出され、蕎麦を置くところがなくなったので、積み上げました(笑)。味もなかなかで、大満足でした。
DSC01044
食事の後は、大堀川の源流の一つを訪ねました。たすけさんが「幻池」と名づけている場所で、以前はこんぶくろ池のような池があったそうですが、今はレストランの駐車場になってしまったとのこと。それでも水が湧き出るように流れ、コンクリートで固められていないところは、土がふかふかでした。こんなところが源流かと、ちょっと驚いてしまいました。
DSC01049 PA250051
駒木台の道を南下し、「駒木のおすわさま」こと諏訪神社へ。ここでザンコーニさんと飛び入りのやっぱさんが合流。さらに、私の住処の近くにある「お化け土手」こと長崎の四重土手(野馬土手)を見学しました。
そして、生涯学習センターの広場で開かれていた流山産業博に立ち寄り、肝試しには最適の純日本風の墓地見学というシュールな体験(笑)。熊野神社を経由し、どこをどう走ったか分からないような道を行き、流山の旧市街地南端にたどり着きました。
最後は光明院・赤城神社で解散です。もう心も体も満腹状態。頭も満腹で、記憶がメモリーからこぼれ落ちるほどでした(苦笑)。たすけさん、充実のポタありがとうございました。ご参加の皆さん、お疲れさまです。
ルート地図で紹介した部分だけですと30km超ですが、この日に走った距離は合計で41km超でした。流山市内を走り回るだけで、40km以上も走ることになるとは思いませんでした。それだけ密度が濃かったということでしょう。
PA250013 PA250011
この日は10時に流鉄の流山駅前に集合。私は集合時間ギリギリに滑り込み(というか40秒ほど遅刻、苦笑)、当然皆さん、集合済みです。この日、最初からご参加されたのはIKAWAさん、樽さん、spiritさん、ゆるさん、まっちさん、takezawaさんと友人のITOさん、えどさんです。
早速、たすけさんから、この日のポタの説明がありました。なんとレジュメまで用意していただき、訪問する場所が一目瞭然です。ブログを書いている今も役立ったりして(笑)
そして最初の解説が、JR総武線の馬橋と流山を結ぶミニ鉄道、流鉄流山線の誕生秘話でした。流山正史では決して語られることのない、地元の方だけが知っている裏話を聞かせてもらいました。でも、その話はブログでは書けませんねぇ(笑)
[画像:DSC01019]
さて走り出し、馬頭観音や庚申塚などを見学をして、次は富士登山です(爆)。実は、富士信仰(富士講)から築かれた富士塚だそうですが、流山にこんなに大きなものがあるとは、全く知りませんでした。本物の富士山から岩石を持ち運んで造ったそうです。
DSC01022 DSC01023
"登山"はOKとのことなので、登らせてもらいましたが、体感高度はなかなかのものでした。以前なら"山頂"から本物の富士山を望めたそうですが、今はビル(マンション?)に遮られて見ることができません。
ところで富士ですから、ここは当然、浅間神社です。氏子の皆さんの財力がしのばれる立派な神社でした。そして、ここは流山根郷だそうです。まさに旧・流山の中心地ですね。
PA250036 PA250039
その後、流山で新川耕地を抜け、流山で一番格式の高い寺、西栄寺を訪ね、貝塚も見学。流山には数多くの貝塚があると聞いていましたが、実際に見るのがこれが初めてです。貝塚ですから"塚"をイメージしていたのですが、実際は畑に白い貝殻が散らばっているだけ。これなら畑もミネラル豊富な良い土になり、作物がよく育つことでしょう(笑)
その後、上新宿のカメを使った土塁の説明を受けました。この土塁、上新宿を走るときに、いつも見るのですが、実はこれ、みりん醸造用のカメだったそうです。いやぁ、知らなかった。流山では、こうした使用済みのかめを使った土塁があちらこちら見られるそうです。
[画像:DSC01031]
DSC01024 DSC01027
東葛人的なメインイベントは、これでした。東武野田線の江戸川台駅の近くに残る野馬土手です。この辺りに野馬土手があるというのは知っていたのですが、「住宅街なので、大したことないだろう」と勝手に決め込んで、これまで訪ねたことがありませんでした。
どうして、どうして、なかなか立派な土手でした。途中通過した上新宿の野馬土手に比べて高さはありませんが、きれいに整備されています。なんでも、野馬土手を残すことを前提に整備されたとのことなので、この土手はこれからも安泰です。お陰さまで、野馬土手コレクション、一つゲットです(笑)
PA250048-1 DSC01036
その後、謎の建物(笑)を通り過ぎ、東深井古墳の森へ。ここは何度も訪れたことがありますが、いつも掃除が行き届いており、きれいな公園だなあと思っておりました。実は、たすけさんをはじめとする地元の自治会の皆さんが、昨年までボランティアで掃除をされていたそうです。
DSC01041 DSC01042
さて、お楽しみの昼食は、「楽し家」という飲み屋さんの30食限定ランチです。これはコストパフォーマンスが高いですね。天ぷらに寿司、蕎麦と御三家の揃い踏みです。次から次へと出され、蕎麦を置くところがなくなったので、積み上げました(笑)。味もなかなかで、大満足でした。
DSC01044
食事の後は、大堀川の源流の一つを訪ねました。たすけさんが「幻池」と名づけている場所で、以前はこんぶくろ池のような池があったそうですが、今はレストランの駐車場になってしまったとのこと。それでも水が湧き出るように流れ、コンクリートで固められていないところは、土がふかふかでした。こんなところが源流かと、ちょっと驚いてしまいました。
DSC01049 PA250051
駒木台の道を南下し、「駒木のおすわさま」こと諏訪神社へ。ここでザンコーニさんと飛び入りのやっぱさんが合流。さらに、私の住処の近くにある「お化け土手」こと長崎の四重土手(野馬土手)を見学しました。
そして、生涯学習センターの広場で開かれていた流山産業博に立ち寄り、肝試しには最適の純日本風の墓地見学というシュールな体験(笑)。熊野神社を経由し、どこをどう走ったか分からないような道を行き、流山の旧市街地南端にたどり着きました。
最後は光明院・赤城神社で解散です。もう心も体も満腹状態。頭も満腹で、記憶がメモリーからこぼれ落ちるほどでした(苦笑)。たすけさん、充実のポタありがとうございました。ご参加の皆さん、お疲れさまです。
2009年10月24日
鎌ケ谷と白井の市境、野馬土手訪問記
前回のエントリーで船橋の野馬土手が消えた話を書きました。実は、フラストレーションが溜まったので(苦笑)、次の日の日曜日に折り畳み自転車のPacific-18を使って、また野馬土手を見に行きました。
見に行ったのは、鎌ケ谷市と白井市の市境。中野牧の土手がまとまって残る一帯です。この辺りはたまに走るのですが(実は前日、船橋に向かう際にも走っています)、野馬土手を探したことはありませんでした。
もう1週間近く経つので、ボツにしてもよかったのですが、私のような野馬土手マニアの方に参考になるかもしれませんので、アップしておきます(笑)。
DSC01523 DSC01517
DSC01505 DSC01495
まずは、鎌ケ谷市の初富小学校の裏の小道に残る野馬土手です。「野馬土手は泣いている」を読んで以前から気になっていたのですが、この道がよく分からず、今まで訪れたことはありませんでした。
行ってみると、土手は思いのほか保存状態が良く、しかも小道に沿って点々と残っています。それにしても、この小道が凄い。道とも思えないような細さです。これじゃ、地元の方でない限り、なかなか発見できませんね。
DSC01492 DSC01493
この小道に残る野馬土手は北へ伸びていった後、鎌ケ谷自動車学校の南で西に向きを変えています。そして、市営陸上競技場の西側にも、その続きの土手が残っていました。
実は、この土手のそばにある小道は、下総基地沿いの道からの抜け道として、よく利用しているので何度も見ているはずですが、これまで野馬土手とは気づいていませんでした(苦笑)
[画像:DSC01538-1]
次は、白井市側の冨士に残る土手です。小さな児童公園の中にあり、「白井市の指定文化財」というパンフレットによると、白井市内で最も保存状態の良い野馬土手だそうです。ただし、場所は分かりにくいですので、行かれる方は心して探してください。
実はこの土手、昔は南東方向から伸びてきて、先ほどの初富小裏の小道の土手に接続していたとのことです。そんなわけで、この土手の南東方向にも野馬土手が残っています。
DSC01534 DSC01533
それが、この土手です。児童公園の土手を南東方向に延長した線上に、こんな道がありますが、その道に沿って2カ所残っていました。そのうちの1つは、鉄塔の敷地内となっていますので、おそらく壊されることはないでしょう。
[画像:DSC01540]
で、最後は再び鎌ケ谷市に戻って、稲荷前三差路の南側の野馬土手を見てきました。この土手も初富小裏の小道の土手とつながっていたようですね。この土手も脇の道も何度か走っていますが、野馬土手として眺めたことはありませんでした(苦笑)
それにしても、野馬土手を探して走ると、本当に地理感が身につきますね(笑)
見に行ったのは、鎌ケ谷市と白井市の市境。中野牧の土手がまとまって残る一帯です。この辺りはたまに走るのですが(実は前日、船橋に向かう際にも走っています)、野馬土手を探したことはありませんでした。
もう1週間近く経つので、ボツにしてもよかったのですが、私のような野馬土手マニアの方に参考になるかもしれませんので、アップしておきます(笑)。
DSC01523 DSC01517
DSC01505 DSC01495
まずは、鎌ケ谷市の初富小学校の裏の小道に残る野馬土手です。「野馬土手は泣いている」を読んで以前から気になっていたのですが、この道がよく分からず、今まで訪れたことはありませんでした。
行ってみると、土手は思いのほか保存状態が良く、しかも小道に沿って点々と残っています。それにしても、この小道が凄い。道とも思えないような細さです。これじゃ、地元の方でない限り、なかなか発見できませんね。
DSC01492 DSC01493
この小道に残る野馬土手は北へ伸びていった後、鎌ケ谷自動車学校の南で西に向きを変えています。そして、市営陸上競技場の西側にも、その続きの土手が残っていました。
実は、この土手のそばにある小道は、下総基地沿いの道からの抜け道として、よく利用しているので何度も見ているはずですが、これまで野馬土手とは気づいていませんでした(苦笑)
[画像:DSC01538-1]
次は、白井市側の冨士に残る土手です。小さな児童公園の中にあり、「白井市の指定文化財」というパンフレットによると、白井市内で最も保存状態の良い野馬土手だそうです。ただし、場所は分かりにくいですので、行かれる方は心して探してください。
実はこの土手、昔は南東方向から伸びてきて、先ほどの初富小裏の小道の土手に接続していたとのことです。そんなわけで、この土手の南東方向にも野馬土手が残っています。
DSC01534 DSC01533
それが、この土手です。児童公園の土手を南東方向に延長した線上に、こんな道がありますが、その道に沿って2カ所残っていました。そのうちの1つは、鉄塔の敷地内となっていますので、おそらく壊されることはないでしょう。
[画像:DSC01540]
で、最後は再び鎌ケ谷市に戻って、稲荷前三差路の南側の野馬土手を見てきました。この土手も初富小裏の小道の土手とつながっていたようですね。この土手も脇の道も何度か走っていますが、野馬土手として眺めたことはありませんでした(苦笑)
それにしても、野馬土手を探して走ると、本当に地理感が身につきますね(笑)
2009年10月18日
野馬土手ベスト10の四つを訪ねるつもりでしたが・・・
土曜日、ロードレーサーで下野牧の野馬土手を目指しました。江戸幕府の牧場である小金牧の土手中でも、下野牧のものは住処から遠いため、なかなか訪れる機会がありませんでした。
ただ、野馬土手研究家の青木更吉先生が選ぶ野馬土手ベスト10には下野牧の土手が三つも入っています。二和三咲、薬円台、船橋日大前駅の野馬土手でいずれも船橋市内にあります。
このうち二和三咲の土手は、今年の正月にIKAWAさんと見に行きました。あとの二つは遠い印象だったのですが、地図をよく見ると二和三咲の土手からそんなに遠くありません。「それなら」と思い出掛けてみました。そうしたら・・・衝撃の結末でした。
DSC01444 DSC01441
当然、ルートは二和三咲の土手経由です。二和三咲に行く前に、少し脱線して鎌ケ谷市の初富の捕込に立ち寄りました。ここは小金牧のうち中野牧の遺構で、野馬を捕まえるための施設です。いつもながら素晴らしい眺めです。
初富の捕込は野馬土手ベスト10の1位です。ここに立ち寄って、5位の二和三咲の土手経由で、8位の薬円台、10位の船橋日大前駅の土手に行けば、ベスト10のうち四つの土手を制覇することになります(笑)
DSC01447
そして、あっという間に二和三咲の野馬土手に到着。「あれっ、こんなに近かったっけ」と思ったほどでした。正月に来た時はもっと遠かったような気がしたのですが、やはり初めての場所遠く、二度目以降は近く感じるんでしょう。
それにしても、この野馬土手もやはり立派です。写真はしょぼく写っていますが(苦笑)、本物は相当なものです。道のど真ん中を堂々と占拠していますので、この土手を残す決断をした人たちに拍手です。
DSC01452
二和三咲の土手から、最初は船橋日大前駅の土手を目指したのですが、途中こんなアイスクリーム屋さんがありました。この日は暑くもないのに大繁盛しているようです。駐車場に車がいっぱいです。私はアイスクリームにはあまり関心が無いので、先を急ぎます。
で、船橋日大前駅に着いたのですが・・・。
DSC01454 DSC01457
野馬土手が無い! 何にもありません(涙)。青木先生の著書「野馬土手は泣いている」によると、日大の東に林があって、その間の遊歩道に沿って野馬土手がくねくねと320mにわたって伸びているとのこと。
でも目の前には、宅地造成地が広がるばかり。野馬土手どころか林もありません。おそらく大開発で土手もろとも林が切り開かれてしまったのでしょう。
土手のかけらでも残っていないかと探しましたが、結局見つけられませんでした。ひょっとしたら探しそこなっただけかもしれませんが、この状況だと望みはあんまりなさそうです。
以前、野馬土手ベスト10で7位の十太夫の土手(流山市)が開発でほとんど消滅しましたが、船橋日大前駅の土手も同じ運命を辿ったようです。
うーん、残念。でも、気を取り直して、薬円台の土手を目指しました。
DSC01458
途中、陸上自衛隊の習志野演習場の脇を通過。習志野演習場って、すごく遠いイメージがありましたが、結構近い。ちなみに「野馬土手は泣いている」によると、演習場の中にも野馬土手があるそうです。
DSC01462
で、お目当ての薬円台の野馬土手に到着しました。船橋市郷土資料館の南側の正面と、資料館の東側の道路に沿って土手が残っており、写真は資料館正面のもの。こちらはごく小規模な土手で、本命は東側の土手です。
DSC01463
げっ、無いじゃん! 船橋日大前駅の土手と同じで、影も形もありません。もう涙目です。
私はてっきり、写真のような宅地造成で野馬土手が消滅したのだと思ったのですが、住処へ帰って「野馬土手は泣いている」を再度読んでみると、土手の本体はもっと南側、写真で言うと、中央の木立の辺りです。
でも、そこも何度も行ったり来たりしましたが、立派な歩道があるだけで、何もありませんでした。「野馬土手は泣いている」に薬円台の土手の写真が載っていましたので、記憶と比べてみると土手の会った場所に、その立派な歩道が重なりました。
ガーン、どうやら野馬土手は壊され、歩道になってしまったようです。そうすると野馬土手ベスト10のうち、三つの土手が消えたことになります(涙)。いずれにしろ、わざわざ船橋に遠征して、見れた野馬土手は郷土資料館正面の小さな土手だけでした。
もう、ガックリ来て、夕暮れが迫る中、帰路に着きました。そうしたら・・・。
[画像:DSC01466]
また、あのアイスクリーム屋さんの横を通ったんですよ。普通ならそのまま通過なんですが、もう傷心、甘いものが食べたくなりました(苦笑)。それに、随分客も少なくなって、そんなに並ばなくても買えそうだったもので・・・。
このアイスクリーム屋さんは佐久間アイスクリーム工房というお店です。ジェラートとソフトクリームがありますが、多くの皆さんがジェラートをチョイス。では、私もということで、バニラのシングルのジェラートを購入しました。
で、食べてみると、おそろしく美味いです。コクがあって、それでいて爽やかです。私はアイスクリームをあまり食べないので、アイスクリームに対する免疫がないだけかもしれませんが(笑)、それにしても美味い。すっかり元気になってしまいました(苦笑)
住処に帰って、こちらも調べてみると佐久間牧場が経営する店とのこと。しかも、なんと店の裏側が牧場とのこと。しまった。牧場を見てくればよかったです。それにしても江戸時代の牧場の"残光"が消える中、現代の牧場が市街化が進む船橋に残っているのも、ちょっと驚きです。
今回は残念な結果でしたが、本当に二つの野馬土手は消えてしまったのか。短時間の訪問でしたので、見逃した可能性も否定できません(そうだと良いのですが)。いずれまた再度確認したいと思います。
ただ、野馬土手研究家の青木更吉先生が選ぶ野馬土手ベスト10には下野牧の土手が三つも入っています。二和三咲、薬円台、船橋日大前駅の野馬土手でいずれも船橋市内にあります。
このうち二和三咲の土手は、今年の正月にIKAWAさんと見に行きました。あとの二つは遠い印象だったのですが、地図をよく見ると二和三咲の土手からそんなに遠くありません。「それなら」と思い出掛けてみました。そうしたら・・・衝撃の結末でした。
DSC01444 DSC01441
当然、ルートは二和三咲の土手経由です。二和三咲に行く前に、少し脱線して鎌ケ谷市の初富の捕込に立ち寄りました。ここは小金牧のうち中野牧の遺構で、野馬を捕まえるための施設です。いつもながら素晴らしい眺めです。
初富の捕込は野馬土手ベスト10の1位です。ここに立ち寄って、5位の二和三咲の土手経由で、8位の薬円台、10位の船橋日大前駅の土手に行けば、ベスト10のうち四つの土手を制覇することになります(笑)
DSC01447
そして、あっという間に二和三咲の野馬土手に到着。「あれっ、こんなに近かったっけ」と思ったほどでした。正月に来た時はもっと遠かったような気がしたのですが、やはり初めての場所遠く、二度目以降は近く感じるんでしょう。
それにしても、この野馬土手もやはり立派です。写真はしょぼく写っていますが(苦笑)、本物は相当なものです。道のど真ん中を堂々と占拠していますので、この土手を残す決断をした人たちに拍手です。
DSC01452
二和三咲の土手から、最初は船橋日大前駅の土手を目指したのですが、途中こんなアイスクリーム屋さんがありました。この日は暑くもないのに大繁盛しているようです。駐車場に車がいっぱいです。私はアイスクリームにはあまり関心が無いので、先を急ぎます。
で、船橋日大前駅に着いたのですが・・・。
DSC01454 DSC01457
野馬土手が無い! 何にもありません(涙)。青木先生の著書「野馬土手は泣いている」によると、日大の東に林があって、その間の遊歩道に沿って野馬土手がくねくねと320mにわたって伸びているとのこと。
でも目の前には、宅地造成地が広がるばかり。野馬土手どころか林もありません。おそらく大開発で土手もろとも林が切り開かれてしまったのでしょう。
土手のかけらでも残っていないかと探しましたが、結局見つけられませんでした。ひょっとしたら探しそこなっただけかもしれませんが、この状況だと望みはあんまりなさそうです。
以前、野馬土手ベスト10で7位の十太夫の土手(流山市)が開発でほとんど消滅しましたが、船橋日大前駅の土手も同じ運命を辿ったようです。
うーん、残念。でも、気を取り直して、薬円台の土手を目指しました。
DSC01458
途中、陸上自衛隊の習志野演習場の脇を通過。習志野演習場って、すごく遠いイメージがありましたが、結構近い。ちなみに「野馬土手は泣いている」によると、演習場の中にも野馬土手があるそうです。
DSC01462
で、お目当ての薬円台の野馬土手に到着しました。船橋市郷土資料館の南側の正面と、資料館の東側の道路に沿って土手が残っており、写真は資料館正面のもの。こちらはごく小規模な土手で、本命は東側の土手です。
DSC01463
げっ、無いじゃん! 船橋日大前駅の土手と同じで、影も形もありません。もう涙目です。
私はてっきり、写真のような宅地造成で野馬土手が消滅したのだと思ったのですが、住処へ帰って「野馬土手は泣いている」を再度読んでみると、土手の本体はもっと南側、写真で言うと、中央の木立の辺りです。
でも、そこも何度も行ったり来たりしましたが、立派な歩道があるだけで、何もありませんでした。「野馬土手は泣いている」に薬円台の土手の写真が載っていましたので、記憶と比べてみると土手の会った場所に、その立派な歩道が重なりました。
ガーン、どうやら野馬土手は壊され、歩道になってしまったようです。そうすると野馬土手ベスト10のうち、三つの土手が消えたことになります(涙)。いずれにしろ、わざわざ船橋に遠征して、見れた野馬土手は郷土資料館正面の小さな土手だけでした。
もう、ガックリ来て、夕暮れが迫る中、帰路に着きました。そうしたら・・・。
[画像:DSC01466]
また、あのアイスクリーム屋さんの横を通ったんですよ。普通ならそのまま通過なんですが、もう傷心、甘いものが食べたくなりました(苦笑)。それに、随分客も少なくなって、そんなに並ばなくても買えそうだったもので・・・。
このアイスクリーム屋さんは佐久間アイスクリーム工房というお店です。ジェラートとソフトクリームがありますが、多くの皆さんがジェラートをチョイス。では、私もということで、バニラのシングルのジェラートを購入しました。
で、食べてみると、おそろしく美味いです。コクがあって、それでいて爽やかです。私はアイスクリームをあまり食べないので、アイスクリームに対する免疫がないだけかもしれませんが(笑)、それにしても美味い。すっかり元気になってしまいました(苦笑)
住処に帰って、こちらも調べてみると佐久間牧場が経営する店とのこと。しかも、なんと店の裏側が牧場とのこと。しまった。牧場を見てくればよかったです。それにしても江戸時代の牧場の"残光"が消える中、現代の牧場が市街化が進む船橋に残っているのも、ちょっと驚きです。
今回は残念な結果でしたが、本当に二つの野馬土手は消えてしまったのか。短時間の訪問でしたので、見逃した可能性も否定できません(そうだと良いのですが)。いずれまた再度確認したいと思います。
2009年10月12日
下総航空基地の航空祭を初めて見学しました
日曜日にロードレーサーに乗り、海上自衛隊下総航空基地の航空祭を見てきました。この航空祭は毎年やっているようですが、今年は基地開設50周年記念の行事として開催とのことでした。
私はミリタリーマニアでないので、基本的に基地や軍用機には関心がないのですが、なんせ空と飛ぶ被写体を間近で撮影できます。デジイチを初めて手にした昨年は行きそびれたので、今年は70-300mmの望遠ズームを久しぶりに持ち出して訪ねてみました。
DSC01130 DSC01225
DSC01291 BDSC01272
いやぁ、いっぱい飛んでいました(笑)。この航空祭の目玉は、哨戒機や練習機、ヘリの体験試乗ですが、今年は50周年記念ということで出血大サービスのようです。相次いで滑走路を飛び立つので、撮影スキルのない私でもなんとかなりました。
ただ、それでもピンの甘い写真のオンパレード(苦笑)。比較的マシな写真をこちらにアップしてみましたので、おヒマな方はご笑覧ください。やはり瞬時の判断が要求される動きの速い被写体を撮影するのは難しいですが、勉強になります。
ところで、この体験試乗はもの凄い競争率のようですね。高いところが大嫌いな私はノーサンキューですが、ミリタリーマニアや飛行機が大好きな方には堪えられないでしょうね。そう言えば、毎年航空祭に参加されているkashiwanさんは見事ヘリ試乗に当選されたそうです。
DSC01329 DSC01364-1
DSC01309 BDSC01322
BDSC01280 BDSC01352
DSC01154 BDSC01360
それにしても下総航空基地って、本当にデカイですね。基地の中を自由に見れるのはめったにない機会ですので、歩き回ってみたら、くたびれてしまいました(苦笑)。
そのデカイ基地に多数の人が訪れ、滑走路に近くはごった返していました。自衛隊の皆さん(?)による出店が並び、これまた自衛隊の皆さんのバンド(?)によるステージも。そこを花電車が走り回り、完璧なお祭り状態でした。
うーん、平和だ。
[画像:DSC01316]
DSC01317-1 DSC01318
そんなお祭り状態の基地の中で、唯一物騒な兵器の展示が、この対戦車ヘリでした。確か陸上自衛隊の「コブラ」だったかと思いますが、物騒ゆえに美しく、子供たちに大人気でした。
昔、ソ連がまだ存在した頃、核戦争寸止めを前提にした米ソ戦争の可能性がゼロでなく、その際にソ連軍が日本を限定占領するシナリオも語られていましたので、こんな兵器も必要だったのでしょう。でも、今はどうか。少なくとも、あの国に対しては無意味ですね。
とにかく、こうした兵器が永遠に無駄であってほしいものです。写真撮影に来ただけでしたが、帰り際にそんなことを考えていました。
[画像:DSC01371]
そうそう帰り際に、基地内の駐輪場で来場記念にGPSにポイント登録。しっかり基地の中に旗が立っています(当たり前か、笑)
私はミリタリーマニアでないので、基本的に基地や軍用機には関心がないのですが、なんせ空と飛ぶ被写体を間近で撮影できます。デジイチを初めて手にした昨年は行きそびれたので、今年は70-300mmの望遠ズームを久しぶりに持ち出して訪ねてみました。
DSC01130 DSC01225
DSC01291 BDSC01272
いやぁ、いっぱい飛んでいました(笑)。この航空祭の目玉は、哨戒機や練習機、ヘリの体験試乗ですが、今年は50周年記念ということで出血大サービスのようです。相次いで滑走路を飛び立つので、撮影スキルのない私でもなんとかなりました。
ただ、それでもピンの甘い写真のオンパレード(苦笑)。比較的マシな写真をこちらにアップしてみましたので、おヒマな方はご笑覧ください。やはり瞬時の判断が要求される動きの速い被写体を撮影するのは難しいですが、勉強になります。
ところで、この体験試乗はもの凄い競争率のようですね。高いところが大嫌いな私はノーサンキューですが、ミリタリーマニアや飛行機が大好きな方には堪えられないでしょうね。そう言えば、毎年航空祭に参加されているkashiwanさんは見事ヘリ試乗に当選されたそうです。
DSC01329 DSC01364-1
DSC01309 BDSC01322
BDSC01280 BDSC01352
DSC01154 BDSC01360
それにしても下総航空基地って、本当にデカイですね。基地の中を自由に見れるのはめったにない機会ですので、歩き回ってみたら、くたびれてしまいました(苦笑)。
そのデカイ基地に多数の人が訪れ、滑走路に近くはごった返していました。自衛隊の皆さん(?)による出店が並び、これまた自衛隊の皆さんのバンド(?)によるステージも。そこを花電車が走り回り、完璧なお祭り状態でした。
うーん、平和だ。
[画像:DSC01316]
DSC01317-1 DSC01318
そんなお祭り状態の基地の中で、唯一物騒な兵器の展示が、この対戦車ヘリでした。確か陸上自衛隊の「コブラ」だったかと思いますが、物騒ゆえに美しく、子供たちに大人気でした。
昔、ソ連がまだ存在した頃、核戦争寸止めを前提にした米ソ戦争の可能性がゼロでなく、その際にソ連軍が日本を限定占領するシナリオも語られていましたので、こんな兵器も必要だったのでしょう。でも、今はどうか。少なくとも、あの国に対しては無意味ですね。
とにかく、こうした兵器が永遠に無駄であってほしいものです。写真撮影に来ただけでしたが、帰り際にそんなことを考えていました。
[画像:DSC01371]
そうそう帰り際に、基地内の駐輪場で来場記念にGPSにポイント登録。しっかり基地の中に旗が立っています(当たり前か、笑)
2009年10月09日
東葛地域の「森の公園」をハシゴ、やはり美しい!
台風18号は凄まじかったですね。木曜日は松戸駅で足止めをくって、職場にたどり着くのに5時間以上かかりました。江戸川での風速は30mだったそうで、大変な目に遭いました。ただ、このエントリーはそんなことと全く関係なく、この前の日曜日の平和な話です(笑)
この日曜日、近場の"森の公園"をロードレーサーでハシゴしてきました。紅葉前の中秋の風情を楽しもうと考えたのですが、少し暑かったですね。おそらく森の吸血鬼たちも襲ってくるだろうと予想し、虫除けを塗るなど万全の対策をしたはずだったんですが・・・。
DSC00879b DSC00886b
DSC00871b DSC00875b
まず訪れたのは「こんぶくろ池自然博物公園」です。ここはいつ来ても本当に美しいですね。木漏れ日が池の水面に揺れて、なんとも言えない風情です。前日の雨で森全体がしっとりとして、なおさら良い感じでした。小道に生えたキノコや落ちたドングリも森の雰囲気を盛り上げてくれました。
ただ、写真を撮っていると蚊が襲ってきます。「あれっ、虫除けを塗ったはずなのに」と思いましたが、よく考えると顔はともかく首筋に塗るのを忘れました。まさに小泉八雲の怪談「耳なし芳一」の耳状態。ここだけは蚊が近づけるので、たまりません。キノコを撮っている時に2カ所刺されてしましました(かゆ)
DSC00873b DSC00870b
ところで、こんぶくろ池と対になる弁天池が完全に干上がっていました。湧水が枯れたのかと心配しましたが、後で調べたところ雨が少ないと、こんぶくろ池も弁天池もあっと言う間に水位が下がってしまうそうです。
そう言えば、こんぶくろ池も随分水量が少なかったです。ただ、今回の台風18号の雨で、きっと水位は回復したことでしょう。
DSC04497 DSC04500
で、ついでと言ってはなんですが、こんぶくろ池の森の中にある野馬土手をパチリ。今まで写真で撮ったことがなかったのですが、再び野馬土手のマイブームですので、写真に収めてみました(笑)。
ここに野馬土手があるということは、当然こんぶくろ池や弁天池は野馬たちの水飲み場だったわけです。こんな美しい森の中で、馬が湧水を飲んでいた・・・想像するだけで絵になりますね。
DSC00901b DSC00909b
さて次は、「東深井古墳の森」。ここは本当に久しぶりです。12の古墳が残っていますが、以前は40の古墳が存在したそうです。開発と共に多くの古墳が消えました。だから、「古墳は、古代人のお墓です。墳丘に登らないでください」と言われてもねぇ・・・というのは以前書きましたね(笑)
それにしても、改めて訪れてみると、この公園もなかなか良いです。下草がきれいに刈り採られているので、歩きやすく気持ちが良いです。古墳にカメラを向けても、写ってはいけないものは写りそうも無いので、そちらの面でも安心です(笑)
[画像:DSC00920b]
DSC00921b DSC00924b
そして3番目に訪れたのは「理窓会記念林自然公園」です。ここも、いつもながらの美しさでした。園内の池の水位はやはり低いですね。やはり山のふもとから湧き出す泉と違って、東葛台地は保水力が弱いので湧水も降雨量に左右されるようです。
今の季節の紅葉前の森も美しいのですが、やはりここは紅葉の隠れた名所です。昨年はイマイチでしたが、果たして今年はどうでしょうか。
[画像:DSC04493]
最後は「篠籠田緑地公園」。これも随分前ですが、野馬土手を探しに訪れたことがありました。IKAWAさんのブログで、野馬土手が森の中にあるということを知っての訪問でしたが、結局見つけることができませんでした。
で、リベンジしたのですが、見事見つけることができました。それにしても、ここの野馬土手は三重土手なんですね。普通の野馬土手は二重土手なんで、なかなか珍しいです。
ところで森の吸血鬼たちには容赦なく襲われ、結局10カ所近く刺されてしまいました。特に篠籠田緑地公園では、虫除けを塗ったはずの手足も攻撃対象。夏ならともかく、中秋の日にこんなに献血することになろうとは思いも寄りませんでした(苦笑)
この日曜日、近場の"森の公園"をロードレーサーでハシゴしてきました。紅葉前の中秋の風情を楽しもうと考えたのですが、少し暑かったですね。おそらく森の吸血鬼たちも襲ってくるだろうと予想し、虫除けを塗るなど万全の対策をしたはずだったんですが・・・。
DSC00879b DSC00886b
DSC00871b DSC00875b
まず訪れたのは「こんぶくろ池自然博物公園」です。ここはいつ来ても本当に美しいですね。木漏れ日が池の水面に揺れて、なんとも言えない風情です。前日の雨で森全体がしっとりとして、なおさら良い感じでした。小道に生えたキノコや落ちたドングリも森の雰囲気を盛り上げてくれました。
ただ、写真を撮っていると蚊が襲ってきます。「あれっ、虫除けを塗ったはずなのに」と思いましたが、よく考えると顔はともかく首筋に塗るのを忘れました。まさに小泉八雲の怪談「耳なし芳一」の耳状態。ここだけは蚊が近づけるので、たまりません。キノコを撮っている時に2カ所刺されてしましました(かゆ)
DSC00873b DSC00870b
ところで、こんぶくろ池と対になる弁天池が完全に干上がっていました。湧水が枯れたのかと心配しましたが、後で調べたところ雨が少ないと、こんぶくろ池も弁天池もあっと言う間に水位が下がってしまうそうです。
そう言えば、こんぶくろ池も随分水量が少なかったです。ただ、今回の台風18号の雨で、きっと水位は回復したことでしょう。
DSC04497 DSC04500
で、ついでと言ってはなんですが、こんぶくろ池の森の中にある野馬土手をパチリ。今まで写真で撮ったことがなかったのですが、再び野馬土手のマイブームですので、写真に収めてみました(笑)。
ここに野馬土手があるということは、当然こんぶくろ池や弁天池は野馬たちの水飲み場だったわけです。こんな美しい森の中で、馬が湧水を飲んでいた・・・想像するだけで絵になりますね。
DSC00901b DSC00909b
さて次は、「東深井古墳の森」。ここは本当に久しぶりです。12の古墳が残っていますが、以前は40の古墳が存在したそうです。開発と共に多くの古墳が消えました。だから、「古墳は、古代人のお墓です。墳丘に登らないでください」と言われてもねぇ・・・というのは以前書きましたね(笑)
それにしても、改めて訪れてみると、この公園もなかなか良いです。下草がきれいに刈り採られているので、歩きやすく気持ちが良いです。古墳にカメラを向けても、写ってはいけないものは写りそうも無いので、そちらの面でも安心です(笑)
[画像:DSC00920b]
DSC00921b DSC00924b
そして3番目に訪れたのは「理窓会記念林自然公園」です。ここも、いつもながらの美しさでした。園内の池の水位はやはり低いですね。やはり山のふもとから湧き出す泉と違って、東葛台地は保水力が弱いので湧水も降雨量に左右されるようです。
今の季節の紅葉前の森も美しいのですが、やはりここは紅葉の隠れた名所です。昨年はイマイチでしたが、果たして今年はどうでしょうか。
[画像:DSC04493]
最後は「篠籠田緑地公園」。これも随分前ですが、野馬土手を探しに訪れたことがありました。IKAWAさんのブログで、野馬土手が森の中にあるということを知っての訪問でしたが、結局見つけることができませんでした。
で、リベンジしたのですが、見事見つけることができました。それにしても、ここの野馬土手は三重土手なんですね。普通の野馬土手は二重土手なんで、なかなか珍しいです。
ところで森の吸血鬼たちには容赦なく襲われ、結局10カ所近く刺されてしまいました。特に篠籠田緑地公園では、虫除けを塗ったはずの手足も攻撃対象。夏ならともかく、中秋の日にこんなに献血することになろうとは思いも寄りませんでした(苦笑)
2009年10月03日
企画展と野馬土手、そしてジャージ試着会、話に脈絡がありません(苦笑)
またまた、超遅アップです。しかも、この前の土日の併せワザのエントリーです(苦笑)。このところ公私共々てんてこ舞いの忙しさでしたが、それもようやく終息に向かっておりますので、これからはきちんとアップできるはずです(ホントか)。
と、エクスキューズを入れておいて、まずは土曜日の話から。
【土曜日編】
[画像:DSC00867]
サスケハナさんに教えていただいて、白井市郷土資料館の企画展「印西牧場之真景図の世界」を見に行きました。この企画展は名称の通り、江戸時代の牧である小金牧の一つ、印西牧を描いた屏風絵を展示するものです。この印西牧場之真景図は明治3年に、消えゆく牧を惜しみ、野馬捕りの風景を描いたものだそうです。
展示室内の撮影はNGとのことでしたので、上の写真はパンフレットを撮ったものです。本来は6枚から成る屏風絵だったそうですが、左の2枚は現存せず、写真にあるように残りの4枚にも欠損があります。ただ、下絵が残っているとのことで、企画展ではこの本物の絵だけでなく、下絵を基に復元した屏風も見ることができました。
DSC00867-1 DSC00867-2
この屏風絵を発注したのは谷田村(白井市谷田)の内藤猪太郎という人で、描いたのが発作新田(印西市発作)の腰川芳齊という絵師とのこと。真景図というのは、事実に基づき描かれた絵という意味だそうで、野馬や野馬土手、野馬を追う牧士や勢子、当時の街道などが描き込まれています(サムネールをクリックしてみてください)。
この絵に描かれた野馬捕りというのは、徳川幕府が小金牧で放牧していた野馬を捕まえる行事です。左の写真は、その野馬捕りで勢子土手(野馬を誘導するための土手)に沿って追い込まれる野馬たちです。右の写真は、牧の中を往く木下街道です。写真ではよく分からないのですが、道標が描きこまれており、その道標は現存するそうです。
いやぁ、なかなか素晴らしかったです。この企画展は10月18日(日)までですので、ご関心のある方はお早めにどうぞ。
ところで、資料館は、白井市役所の脇の素晴らしく立派な文化センターの建物の中にあるのですが、マヌケなことに写真を撮り忘れました(苦笑)。その代わりと言っては何ですが、近くに鎮座する鷲神社の写真をアップします。
DSC00851 DSC00853
DSC00849 DSC00858
この鷲神社は、なかなかの風情があります。葺不合神社や鳥見神社と同様、見事な透かし彫りに覆われていました。祀神は天日鷲命(あめのひわしのみこと)ですが、この神様もいろいろと面白い。ただ、書き出すと長くなるので割愛します(笑)
ちなみに、ここの鳥居、えらく年季が入っているなと思ったら、1759年に建立された石造鳥居だそうです。白井市の指定文化財で市内では二番目に古いものとのこと。ちなみに一番古い鳥居は、白井市白井の鳥見神社の石造鳥居で、1713年に建てられたようです。
DSC00869 DSC00874
資料館からの帰り道に、松戸と鎌ケ谷の市境、くぬぎ山の野馬土手も見てきました。新京成線くぬぎ山駅の南側にかなりまとまった野馬土手が残っています。すぐ近くよく走っているにもかかわらず、今まで一度も訪ねたことがなかったのです。
土手が残っているのは、新京成電鉄くぬぎ山車両基地の西側と東側です。要するに、本来はつながっていた土手が車両基地で分断されたわけで、西側の土手は道に沿って東西方向に、東の土手は南北方向に伸びています。
野馬土手研究の第一人者である青木更吉先生の著書「野馬土手は泣いている」によると、江戸時代に小金牧に張り出すように開墾された串崎新田に、野馬が侵入しないように築かれたようです。確かに、松戸市である串崎新田が半島のように、鎌ケ谷市に突き出していますね。そうすると昔は、串崎新田の北側と東側、南側の三方を野馬土手が囲んでいたことになります。
DSC00862 次は、くぬぎ山駅の北側に回り"野馬土手のかけら"を探しました。実は、よくコメントを頂くメタ男から"かけら"の存在を教えていただきました。
出かける前に正確な場所の当たりをつけようと、Googleマップなどの航空写真を見てみましたが、よく分かりません。はたっと思いつきました。そうだ、今昔マップがあるじゃないか。
今昔マップで過去の地図を見ると、くぬぎ山駅付近にはっきりと野馬土手が書き込まれています。で、航空写真と照らし合わせて、くぬぎ山駅の北側で野馬土手の名残りのような緑を探すと、おっ、これしかありません。と言うことで、訪ねてみました。
確かに、野馬土手のかけららしきものがありました。わずかな盛り土しかなく、まさにかけらです(笑)。"土手"の上には祠が載っていました。でも、本当にこれがメタ男さんのおっしゃる野馬土手のかけらでしょうか。ちょっと自信がありません(苦笑)。仮に野馬土手の名残りとすると、小金牧時代のくぬぎ山周辺は、将軍様の御馬が引退後に余生を送る御囲(おかこい)のあったところですから、御囲の土手かもしれませんね。
さて、話は替って日曜日の話です。
【日曜日編】
[画像:P9270001]
既にチーム東葛の自転車仲間の皆さんが多数アップされていますが、日曜日は「チーム東葛ジャージ試着会」に参加してきました。チーム東葛では今、チームジャージの制作が進行中です。私なんか何の貢献もできないので恐縮なのですが、完成が楽しみです。
この試着会は、はんぞうさんにご企画いただいたもので、サンプルジャージで、各人のサイズを確認しようというものです。試着の結果、私の場合はぴっちりサイズだとM、ゆったりサイズだとSがピッタリでした。問題はどっちにするかですが、せっかくですからレース用のぴっちりサイズでしょうか。
さてこの日は、はんぞうさんのLOOK、わいずさんのPINARELLO、たすけさんのリカンベントTSUNAMIといった新車が続々と登場。せっかくのそろい踏みだったのに、話に夢中になり撮影するのを忘れました(泣)。しかし皆さん、凄いですね。私は最近カメラにはまっているので、自転車系物欲から遠ざかっていますが、かすかな物欲の復活を感じました(笑)
その物欲の復活を決定付けそうなのが、E-ponさんに試乗させてもらったロード用のチューブレスタイヤの乗り心地の素晴らしさです。「乗ってみませんか。ぜんぜん違いますよ」とE-ponさんに勧められた時は半信半疑でしたが、乗ってみてビックリでした。ロードバイクなのに6気圧台でも大丈夫だそうで、地面からの衝撃の丸さは特筆ものでした。
DSC00862 シマノのチューブレスタイヤ対応のDURA-ACEホイールですか。うーん、欲しい! 以前まっちさんが購入された時に見せてもらって、プチ物欲が生じたのですが、やはり見るのと、乗るのとでは違いますね。写真はまっちさんに見せてもらった時に撮影したものですが、DURA-ACEのロゴがまぶしいです(笑)
試着会後は、印西市の沖縄料理店「やんばる2」へのポタだったのですが、私は残念なことに所要で途中までのお付き合い。同じく用事があるワンチャンさんと共に、泣く泣くの帰還となりました。ソーキソバ、食べたかったです。
思わぬ長文となりました。ご容赦を。
と、エクスキューズを入れておいて、まずは土曜日の話から。
【土曜日編】
[画像:DSC00867]
サスケハナさんに教えていただいて、白井市郷土資料館の企画展「印西牧場之真景図の世界」を見に行きました。この企画展は名称の通り、江戸時代の牧である小金牧の一つ、印西牧を描いた屏風絵を展示するものです。この印西牧場之真景図は明治3年に、消えゆく牧を惜しみ、野馬捕りの風景を描いたものだそうです。
展示室内の撮影はNGとのことでしたので、上の写真はパンフレットを撮ったものです。本来は6枚から成る屏風絵だったそうですが、左の2枚は現存せず、写真にあるように残りの4枚にも欠損があります。ただ、下絵が残っているとのことで、企画展ではこの本物の絵だけでなく、下絵を基に復元した屏風も見ることができました。
DSC00867-1 DSC00867-2
この屏風絵を発注したのは谷田村(白井市谷田)の内藤猪太郎という人で、描いたのが発作新田(印西市発作)の腰川芳齊という絵師とのこと。真景図というのは、事実に基づき描かれた絵という意味だそうで、野馬や野馬土手、野馬を追う牧士や勢子、当時の街道などが描き込まれています(サムネールをクリックしてみてください)。
この絵に描かれた野馬捕りというのは、徳川幕府が小金牧で放牧していた野馬を捕まえる行事です。左の写真は、その野馬捕りで勢子土手(野馬を誘導するための土手)に沿って追い込まれる野馬たちです。右の写真は、牧の中を往く木下街道です。写真ではよく分からないのですが、道標が描きこまれており、その道標は現存するそうです。
いやぁ、なかなか素晴らしかったです。この企画展は10月18日(日)までですので、ご関心のある方はお早めにどうぞ。
ところで、資料館は、白井市役所の脇の素晴らしく立派な文化センターの建物の中にあるのですが、マヌケなことに写真を撮り忘れました(苦笑)。その代わりと言っては何ですが、近くに鎮座する鷲神社の写真をアップします。
DSC00851 DSC00853
DSC00849 DSC00858
この鷲神社は、なかなかの風情があります。葺不合神社や鳥見神社と同様、見事な透かし彫りに覆われていました。祀神は天日鷲命(あめのひわしのみこと)ですが、この神様もいろいろと面白い。ただ、書き出すと長くなるので割愛します(笑)
ちなみに、ここの鳥居、えらく年季が入っているなと思ったら、1759年に建立された石造鳥居だそうです。白井市の指定文化財で市内では二番目に古いものとのこと。ちなみに一番古い鳥居は、白井市白井の鳥見神社の石造鳥居で、1713年に建てられたようです。
DSC00869 DSC00874
資料館からの帰り道に、松戸と鎌ケ谷の市境、くぬぎ山の野馬土手も見てきました。新京成線くぬぎ山駅の南側にかなりまとまった野馬土手が残っています。すぐ近くよく走っているにもかかわらず、今まで一度も訪ねたことがなかったのです。
土手が残っているのは、新京成電鉄くぬぎ山車両基地の西側と東側です。要するに、本来はつながっていた土手が車両基地で分断されたわけで、西側の土手は道に沿って東西方向に、東の土手は南北方向に伸びています。
野馬土手研究の第一人者である青木更吉先生の著書「野馬土手は泣いている」によると、江戸時代に小金牧に張り出すように開墾された串崎新田に、野馬が侵入しないように築かれたようです。確かに、松戸市である串崎新田が半島のように、鎌ケ谷市に突き出していますね。そうすると昔は、串崎新田の北側と東側、南側の三方を野馬土手が囲んでいたことになります。
DSC00862 次は、くぬぎ山駅の北側に回り"野馬土手のかけら"を探しました。実は、よくコメントを頂くメタ男から"かけら"の存在を教えていただきました。
出かける前に正確な場所の当たりをつけようと、Googleマップなどの航空写真を見てみましたが、よく分かりません。はたっと思いつきました。そうだ、今昔マップがあるじゃないか。
今昔マップで過去の地図を見ると、くぬぎ山駅付近にはっきりと野馬土手が書き込まれています。で、航空写真と照らし合わせて、くぬぎ山駅の北側で野馬土手の名残りのような緑を探すと、おっ、これしかありません。と言うことで、訪ねてみました。
確かに、野馬土手のかけららしきものがありました。わずかな盛り土しかなく、まさにかけらです(笑)。"土手"の上には祠が載っていました。でも、本当にこれがメタ男さんのおっしゃる野馬土手のかけらでしょうか。ちょっと自信がありません(苦笑)。仮に野馬土手の名残りとすると、小金牧時代のくぬぎ山周辺は、将軍様の御馬が引退後に余生を送る御囲(おかこい)のあったところですから、御囲の土手かもしれませんね。
さて、話は替って日曜日の話です。
【日曜日編】
[画像:P9270001]
既にチーム東葛の自転車仲間の皆さんが多数アップされていますが、日曜日は「チーム東葛ジャージ試着会」に参加してきました。チーム東葛では今、チームジャージの制作が進行中です。私なんか何の貢献もできないので恐縮なのですが、完成が楽しみです。
この試着会は、はんぞうさんにご企画いただいたもので、サンプルジャージで、各人のサイズを確認しようというものです。試着の結果、私の場合はぴっちりサイズだとM、ゆったりサイズだとSがピッタリでした。問題はどっちにするかですが、せっかくですからレース用のぴっちりサイズでしょうか。
さてこの日は、はんぞうさんのLOOK、わいずさんのPINARELLO、たすけさんのリカンベントTSUNAMIといった新車が続々と登場。せっかくのそろい踏みだったのに、話に夢中になり撮影するのを忘れました(泣)。しかし皆さん、凄いですね。私は最近カメラにはまっているので、自転車系物欲から遠ざかっていますが、かすかな物欲の復活を感じました(笑)
その物欲の復活を決定付けそうなのが、E-ponさんに試乗させてもらったロード用のチューブレスタイヤの乗り心地の素晴らしさです。「乗ってみませんか。ぜんぜん違いますよ」とE-ponさんに勧められた時は半信半疑でしたが、乗ってみてビックリでした。ロードバイクなのに6気圧台でも大丈夫だそうで、地面からの衝撃の丸さは特筆ものでした。
DSC00862 シマノのチューブレスタイヤ対応のDURA-ACEホイールですか。うーん、欲しい! 以前まっちさんが購入された時に見せてもらって、プチ物欲が生じたのですが、やはり見るのと、乗るのとでは違いますね。写真はまっちさんに見せてもらった時に撮影したものですが、DURA-ACEのロゴがまぶしいです(笑)
試着会後は、印西市の沖縄料理店「やんばる2」へのポタだったのですが、私は残念なことに所要で途中までのお付き合い。同じく用事があるワンチャンさんと共に、泣く泣くの帰還となりました。ソーキソバ、食べたかったです。
思わぬ長文となりました。ご容赦を。