ユジノサハリンスク市内でロシア語の名刺を作ってみた...(2018年04月06日)

仕事上の用件等で他所の方に合う場面で名刺を使うという慣習ですが、サハリンでも極普通に見受けられます。

「極普通に見受けられる」とは思えるのですが、「初対面の場合等は半ば必須」という感じの日本国内に比べると、サハリンでは「必須という程でもない」というようには見受けられます。

それでも名刺を下さるサハリンの方は多いですし、何かで訪日する方に「日本では名刺が...」と言えば用意してみる方も多くいらっしゃいます。ということは、「名刺の印刷のようなサービス」がそれなりに展開されているということになります。

稚内市サハリン事務所の用務の中では、日本国内からサハリンへ来る方達とお会いする場面や、一時帰国中等の「日本語の名刺を使用」という場合の他、サハリンでお会いする方達とのやり取りで「ロシア語の名刺を使用」という場合が在ります。

紙の裏表に、各々に日本語とロシア語を刷るというようなことをすると、日本語を読む方にはロシア語が無駄ですし、ロシア語を読む方には日本語が無駄で、更に両面印刷は少し割高になってしまいます。そういうことで筆者は、ユジノサハリンスクでサハリン事務所の担当ということになるかなり以前から、「日本語名刺」と「ロシア語名刺」の2種類を用意して使い分けています。結局、年度毎の状況にもよりますが、「誰かに渡して、手元から出て行く速さ」が日本語のモノ、ロシア語のモノの両者で少し違う関係で、「2種類用意」が存外に合理的だと思います。

偶々、昨年度は日本語の名刺が手元から無くなるのが早かった関係で、年度初めに用意して在った日本語名刺については年度途中で増刷しました。ロシア語名刺の方は少し残っていたのですが、何時の間にか「何枚か...」という残数になってしまいました。

そこで「ユジノサハリンスク市内のサービスを利用してロシア語名刺を作る」ということを試しました。

↓出来上がったモノを無事に受け取ったところです。
名刺を作ってみた (1).JPG
↑申し込む時に代金を支払って領収書を頂き、「出来上がりました」の連絡で受取りに行けば、何やら小さな袋に入れてモノを渡してくれます。愛用している名刺入れにも確り収まるサイズです。

サービスを扱っている店を訪ね、名刺を御願いしたい旨を申し出ると、用紙の見本が出て来て「サイズは?」という話しになります。

筆者は、普段から使用していて残りが少なくなっているロシア語名刺を示し、「これを同じ大きさで御願いしたい」と申し出ました。お店の方は、モノをコピーして、定規で一応測って縦横の長さをメモしていました。

用紙見本を視れば、実に色々な用紙が在りました。「金色!」というようなモノまで在って驚きましたが、そういう"変わり種"は敢えて選ばず、("誘惑"を振り切り)シンプルに「白い用紙に黒い文字で刷る」ということにしました。

基本的には用紙や印刷の仕様で「1枚=Xルーブル」という料金の枚数分で、そこに手数料が加わります。そして印刷するテキストは、フラッシュメモリーに入れる等して持ち込むのが「普通」なようで、筆者もそういうようにテキストを用意して持ち込みました。

選んだ白い用紙は「1枚=3ルーブル」で、100枚御願いしたので「300ルーブル」でした。そこに手数料が加わり、合計で「311ルーブル」となりました。コンピュータに必要事項を入力してプリンタから出て来る"領収書"が在って、代金を支払うとレジから出て来るレシートも在るのですが、両者をステイプラーで留めたモノが渡されました。

火曜日の午後に申込み、「出来上がりました」の連絡は金曜日に入りました。

↓311ルーブルで、ロシア語の名刺が綺麗に出来上がりました。
名刺を作ってみた (2).JPG

名刺を御願いしたお店は「集合住宅の建物の一部を利用した小さなオフィス」という趣きの場所でしたが、色々と面白いモノが陳列されていました。Tシャツやマグカップや皿、カレンダーやポスター、ボトルに貼り付けるラベル、何事かの大会に用いる記念プレートのようなモノ、キーホルダーらしきモノ、新年や各祝日に送るカード等々、"プリント"という概念で括られそうな、色々なモノを扱っているようでした。「機会が在れば...」と思わせるものが在りました。

それにしても、新たにロシア語の名刺も出来たので、今後の活動に活かせそうです。

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