コルサコフ市章の入っているノート(2017年07月12日)
コルサコフの文化センターには<オケアン>という愛称が冠せられています。"オケアン"は英語の"オーシャン"に相当する語で、「大海」、「大洋」というような雄大な海を意味する言葉です。
そのコルサコフの<オケアン>の館内には、各種の展示会や講演会等を行えるようなホールが在りますが、そこを会場に<稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議>が催され、会議に参加する稚内代表団もお邪魔しました。
↓その会議で、各参加者にこういうモノが会議資料と併せて配布されました。
コルサコフ市章の入っているノート.jpg
↑紋章が入ったノートとボールペンです。
この紋章ですが、コルサコフの市章、より詳しく言えば「コルサコフ地区の紋章」です。サハリンでは地区毎にこういう紋章が定められていて、行政府の本庁舎に掲げられていたり、何処かの部局が仕事をしている分庁舎的な場所の看板に描かれていたり、行政府の公式な書類に刷り込まれていたりしますし、ウェブサイト等でも使われています。
コルサコフのこの紋章は2002年に制定されたようです。当時、コルサコフ地区行政府で文化関係の仕事に携わっていた人達と、サンクトペテルブルグやモスクワの紋章に詳しい専門家達とで意見交換をしながら案を纏めて制定したということです。そして、その後地方行政の制度が少し変わるようなことが在ったということですが、その都度に「地区の紋章」として決議を行う手続きを重ねて、現在もこの紋章が使用され続けています。
コルサコフの紋章は「青地に金の鐘と3本の銀の鍵」です。
コルサコフは「サハリンで最も古い街の一つ」と言っていて、1853年にネヴェリスコイの一隊が"ムラヴィヨフスキー砦"と呼ばれた拠点を築いた故事を以て建都と考えています。そうしたことを踏まえて、「魂の始まり」というような象徴的な意味を有する鐘を紋章に使っています。
3本の鍵がこの鐘の上に在ります。中央は羅針盤のような方向を示すモノが鍵の持ち手側に在り、これは「街を正しく導いていく意志と力」を意味するものだといいます。右は魚、左は地元に独特な樹木であるトウヒを表し、豊かな海や森を擁する地域を象徴しているといいます。
2002年の登場以来、行政制度が多少変わっても、手続きを経て公式な紋章として使用されているという辺りに、地元の皆さんの"愛着"を感じる紋章です。地域の歴史を拓いたというような伝統の豊かな地域であり、豊かな海や森に抱かれた地域であることに喜びや矜持を感じているということなのでしょう。
そういうコルサコフの人達に愛されている紋章が入ったノートを、筆者はそのまま持ち帰りましたが、大切に愛用させて頂きたいと思います。
↓コルサコフでの会議に関しては、下記の稚内市ウェブサイト掲載のコンテンツを御参照願います。
>>コルサコフ市での<稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議>の開催(2017年07月12日)
そのコルサコフの<オケアン>の館内には、各種の展示会や講演会等を行えるようなホールが在りますが、そこを会場に<稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議>が催され、会議に参加する稚内代表団もお邪魔しました。
↓その会議で、各参加者にこういうモノが会議資料と併せて配布されました。
コルサコフ市章の入っているノート.jpg
↑紋章が入ったノートとボールペンです。
この紋章ですが、コルサコフの市章、より詳しく言えば「コルサコフ地区の紋章」です。サハリンでは地区毎にこういう紋章が定められていて、行政府の本庁舎に掲げられていたり、何処かの部局が仕事をしている分庁舎的な場所の看板に描かれていたり、行政府の公式な書類に刷り込まれていたりしますし、ウェブサイト等でも使われています。
コルサコフのこの紋章は2002年に制定されたようです。当時、コルサコフ地区行政府で文化関係の仕事に携わっていた人達と、サンクトペテルブルグやモスクワの紋章に詳しい専門家達とで意見交換をしながら案を纏めて制定したということです。そして、その後地方行政の制度が少し変わるようなことが在ったということですが、その都度に「地区の紋章」として決議を行う手続きを重ねて、現在もこの紋章が使用され続けています。
コルサコフの紋章は「青地に金の鐘と3本の銀の鍵」です。
コルサコフは「サハリンで最も古い街の一つ」と言っていて、1853年にネヴェリスコイの一隊が"ムラヴィヨフスキー砦"と呼ばれた拠点を築いた故事を以て建都と考えています。そうしたことを踏まえて、「魂の始まり」というような象徴的な意味を有する鐘を紋章に使っています。
3本の鍵がこの鐘の上に在ります。中央は羅針盤のような方向を示すモノが鍵の持ち手側に在り、これは「街を正しく導いていく意志と力」を意味するものだといいます。右は魚、左は地元に独特な樹木であるトウヒを表し、豊かな海や森を擁する地域を象徴しているといいます。
2002年の登場以来、行政制度が多少変わっても、手続きを経て公式な紋章として使用されているという辺りに、地元の皆さんの"愛着"を感じる紋章です。地域の歴史を拓いたというような伝統の豊かな地域であり、豊かな海や森に抱かれた地域であることに喜びや矜持を感じているということなのでしょう。
そういうコルサコフの人達に愛されている紋章が入ったノートを、筆者はそのまま持ち帰りましたが、大切に愛用させて頂きたいと思います。
↓コルサコフでの会議に関しては、下記の稚内市ウェブサイト掲載のコンテンツを御参照願います。
>>コルサコフ市での<稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議>の開催(2017年07月12日)
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