2011年03月
2011年03月31日
訪独記 その3
この旅の最大の目的はアプフェルヴァイン・イン・レーマーへの出品参加です。3月13日の開会式の式典のもようをレポートします。
DSC_0041場所はフランクフルトの観光名所でもあり歴史ある旧市庁舎「レーマー」の二階大ホール。
壁には歴代皇帝の肖像画が50枚ほど並び、高い天井の広く古い講堂。
二〜三百人の人々が集まる中、女性市長(ドイツではかなり有名な人らしい)の「皆様、×〇*▲さんかく#・・・」と気取らない発声のもと、式典がはじまった。
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市長のあいさつはまず日本の巨大地震犠牲者への黙とうからはじまリ、会場は沈黙につつまれ、私達日本人は大変恐縮、感銘を受けた。
第3回目となるこの祭典の重要性・市にとってもいかに大切か、発起人の努力をたたえ世界から集ったワイナリーを紹介し感謝の言葉があった。DSC_0249
そこでやはりさすが音楽の国ドイツ!シロフォンとリードギターによる「G線上のアリア」が流れると市長が演奏者をたたえ、またこの曲がいかにこの場にふさわしいかほめたたえた。
なんと素晴らしい
市長に続く発起人の二人のあいさつも意気揚々とユーモア交えおしゃれだった。
その後スイスから来るはずの主たるワイナリーの方が病気で欠席されたということで、地震で注目されたことも手伝ってか遠く日本から初めて参加した私があいさつをすることに・・・
緊張したが演奏されている音楽で心を落ち着かせ、通訳のその名も健三・レーマー氏と二人で登壇、黙とうへの感謝、招待への感謝、りんごワインの発展を共に願う由など短いスピーチをした。
通訳氏がうまく訳してくれたようです。
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市長・主催者と握手して脇に戻ると市長が「良かったわよ」と耳打ちしてくれてやっと安心。
ジャズっぽい曲調の演奏の後、今度は男声合唱団による「アップルワインの歌」が2曲うたわれた。
歌詞がわからないのが残念だがとてもおもしろいらしく、会場は笑いの渦だった。DSC_0254
そんななごやかな雰囲気に包まれた中、式典は無事終わった。
いよいよ見本市本番です。
2011年03月30日
いたずらヤギの親子
NEC_0417ちょっと前まで元気がなくてかわいそうだったのでお母さんヤギの首輪のチェーンをはずして、好きなところで草をたべさせようと放しておきました。
そしたら昨日、おやおや家の前までやってきましたよ。
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喜んで何をおいしそうにもぐもぐしてるのかと思ったら・・・
いつぞやのお花畑のブロッコリー が冬を越してまた青々してきたなぁとちょっと楽しみにしていたんです、それそれ、そのブロッコリーをまんまと食べられてしまいましたー
そりゃあおいしかったでしょうよ。
まあいいか…親子三匹あまりに楽しそうなので許しちゃいます。
猫のひふみさんが興味を持って近寄ろうとするとお母さんがえらい勢いで追い払うので一緒に写真に収まりません。
それくらいの勢いで追えればタヌキが来ても今度は大丈夫かも。
それにしても地面の草だけ食べてればいいんですが、これからりんごやバラが芽吹いてくると大好物なので端から食べちゃいます。
かわいそうだけどそろそろチェーンで繋いでおかなきゃね
2011年03月29日
訪独記 その2
まずは街角から
DSC_0138広場のプラタナス
夏場は葉が繁って日影を作り多くの市民の憩いの場所になるのでしょうね。
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半端ない量の肉とポテト、この時の肉はただボイルしたもの、ソースが添えてありました。
DSC_0151何の看板でしょうか?
青りんごのお酒でしょうか?
レモネードと合わせて、とありますね。
お次はワイナリー巡りから
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大きなりんごがぶら下がってます。その上の木の枝には鼻は豚、体は緑のイグアナ、背中に羽、尻尾はタヌキ…の珍妙な動物のオブジェが。
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農機具置き場に目が行くのは農民の性。
トラクター、草刈り機、運搬車とか…おんなじですね。
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りんごワインだけでなく加工品やりんごも並んでいます。
DSC_0228これは倉庫でしょうか?
しっかり太陽光発電のソーラーパネルが載ってます。建物も木を使っていたり環境に対する意識は相当高いように思われます。
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りんご畑のようすです。細い剪定枝がまとめてありますね。どうやらトラクターでこのまま粉砕するようです。そこは日本とは違いますね。
さて次回はいよいよApfelwein in Römerのレセプションです。
お楽しみに…
2011年03月27日
訪独記 その1
DSC_0043まし野ワインの職員である矢沢夫妻が昨年ヨーロッパ旅行中に訪れたフランクフルトのApfelwein in Römerで、出会った主催者の一人Mr.シュナイダーに強く出品を勧められた。その要請にこたえアジアから初めてりんごワインを出品、参加することになった。
DSC_00423月10日午後1時JAL便で成田を発ち12時間かけてフランクフルトに降り立ったわけだが、翌日フランクフルトの駅構内の大型ビジョンの画面で地震か津波らしき映像を見たが、なんのことかと見過ごし、宿に帰った。
ホテルでNHK国際放送を見て、遠く離れた日本の東北で巨大地震が発生し大変なことになっていることをようやく知ったのだった。
それから滞在していた一週間ほど、ドイツのテレビ・新聞で日本の地震のことが毎日トップニュースとして報道されているという前代未聞の旅となったのである。
DSC_00602日目は現地のワイナリーやワイナリー併設のレストランを見学。
日本とはワインの歴史や伝統が比べものにならない。
訪れたワイナリーはほとんどがファミリーで経営されていてアットホームな雰囲気だった。
りんごワインもいろいろな種類が作られている。
甘口・辛口はもちろんのこと、発泡性のシードル、りんごの焼酎、アイスワイン、品種ごとのワインや他の果実(洋梨・マルメロ・ベリーなど)のワイン、またかりんや木の実と混醸したワインなど…いろいろ工夫されている。
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どこもおしゃれできれいだった。
伝統的な料理はやはりウインナー、キャベツの酢漬けのようなザワークラウト。ポテトは必ずでてくる。
じゃがいも好きの息子は満足げだったが、街のレストランに入ろうと言ってもいやだというので時々喧嘩しつつ、街角のハンバーガーを食べた。
喧嘩して「好きにしろよ」と言っても離れられないのが見知らぬ土地の異邦人…そんな感じで珍道中は続きます。
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2011年03月26日
ヤギさん一家受難の巻
と申しますのは子ヤギは♀の方が高く売れるからで、かわいいのには変わりないんですけどね。
ヤギさん一家、実はトラブル続きです。
まず先日も心配していたお母さんヤギななちゃんのおっぱいですが、詰まっていて子ヤギに吸わせても私が搾っても全くお乳が出ず熱も出て食欲がないので、翌日獣医さんに穴を開けてもらいようやく少しは出るようになったものの、また詰まってしまい結局だめになってしまいました。
二匹で一つのお乳を共有するはめになり、こういう場合どうしても強い子が優先的に飲むのでちょっと気の弱い子はなかなかお乳にありつけません。
そこで哺乳瓶とミルクを買ってきて何日か乳母をしてみましたが、やっぱりお母さんがいいのかあまり飲んでくれません。
それでもお母さんの体調が戻るにつれ片方でも二匹が満足できるようになったのか元気そうなので、お母さんに任せることにしました。
もう一つのトラブルは・・・
夜、子ヤギの悲鳴が!
駆けつけるとヤギ小屋からタヌキが逃げて行き、子ヤギが尻尾と足を喰いつかれて血を流しているではありませんか
キツネならともかく、タヌキが子ヤギを襲うなんて我が家では前代未聞です。せいぜい生ごみをあさる程度だったのに…
お母さんヤギななちゃんが弱っていて自分のことでせいいっぱいで、子ヤギまで守れなかったんでしょうね。
あわてて消毒して薬を塗って、小屋にタヌキが入れないようにガードしました。
翌日はシュンとしておとなしかったので大丈夫かなあ?と心配しましたが、数日たって少しびっこを引いてはいますが、外に出て跳びまわるようになったので安心しています。
やれやれ、大変なスタートでしたが、これから7月に子ヤギ市に出荷するまでかわいい姿が楽しめそうです。
あ、そうそう…ドイツに行った男二人は無事任務を果たして帰ってまいりました。レポートはまた後日…お楽しみに。