猫の毛色
娘が、猫の写真を送ってきたので、うちで飼っていた猫を思い出しました。
全身まっくろの「クロコ」
ぶちの「ぴーすけ」
茶トラの「キャラ」
キャラにいじめられて家出した「マイケル」
その前団地に住んでいるとき、真っ白で目がブルーのおしゃれな雌猫がいましたが、気性が荒くて、すぐシャーというのでした。
すると、近所の人が「白でも黒でも、一色だけの毛色の猫は気性が激しいよ」と、教えてくれました。
なるほど、クロコは気性が激しかったかも、野生に近くて、毎晩、小さなモグラや、野ネズミを狩っていました。
朝起きると、戦利品の野ネズミの首と腸を、自慢そうに前足で転がして見せました。
他には、狩人はいなかったです。
ピースケは、食にうるさくて、隣家の猫はインスタントラーメンだってパクパク食べるのに、残飯なんか食えるか!という態度で、本物の魚か煮干しでもない限り、文句を言うのです。
もったいないけど、カニカマを投げてやったら、「こんな添加物だらけのもん、食えるか!」と、言わんばかりで、
「腹減った、飯よこせ!」と、ウォーウォー吠えて、出されたものが気に入らないと、私の足に飛びけりをして、後ろ足の爪を立てたので、穴が開いて、外科に行かなければならなかったぐらい。
田舎町は、歩いていける距離に外科はなくて、片道2駅200円余り往復400円以上の交通費をかけて猫のために医者通い。
あんまり腹が立ったから、ワーワー言うのに向かって「あんたなんか、出ていきなさい!!」と、叫んだら、本当に、出て行ったよ。
初めはちょっと心配したけど、まあ、いなくなって楽だわと思っているころ、いなくなって4か月もして、市営住宅を、バイクで走っていると、向こうから、聞いたことのある「わぁ〜うぉ」「わぁ〜うぉ」と、威嚇する声が聞こえたので、見上げると、住宅の屋根にピースケがいた。
「ピースケ!」と、呼ぶと、顔を背けて「がぉーがぉー、俺にかまうな」と言っている。
きけば、その家の主が,魚釣りが好きで、たくさん釣ってくるのだけど、嫁が嫌がって、調理してくれない。それで、野良猫にやっていたんだって。
だから、ピースケは、コロコロ肥えて、居心地よさそうだった。
なんか、割り切れなかったけど、
「犬は三日買えば、3年恩を忘れないけど、猫は3年飼っても3日で恩を忘れるというから、もういいわ」と、思い切った。
それから、だいぶたって、ある日、ピースケが家に戻ってきた。
一応、歓迎して抱き上げると、のどの下に穴が開いていて、そこから、胃液と食べたものが、ごぼっとあふれて臭い臭い
「わ〜」別に帰ってこなくてもいいわ。と、思ったんだけど、
すっかり、弱ったピースケは、家に居座って、自分で、自分の傷口を毎日なめおろして、あとは、ずっと、丸くなって眠り続け、やがて、傷が治った。
治ったと思ったら、また、出て行った。それきり会わない。
多分。イタチに襲われて負傷したんだと思う。
その後、娘の友達からSOSの電話が入った。聞くなり娘は、家を飛び出した。
そして、電話してきた・
「公園に猫が捨てられていたんだって。3匹いる。まだ、目も空いてない。ママ、飼ってもいい?」
どうせ、うちには猫がいろいろいたし、「かまわないけど、3匹もは、無理。一匹だけにしなさい」
すると、両手につつんで、茶トラのみーみーいうのを持って帰ってきた。
さあ、どうする?
人間の哺乳瓶なんか、生まれたての猫の口には入らない。
牛乳をなめさせてみるけど、飲めない。
その時、私は、お迎えの家の猫が子猫を生んだばかりだったことを思い出した。
そこで、電話して、乳離れまで、この子の乳母になってもらえないか?尋ねた。
お迎えの奥さんはおおらかで、「うちの猫が受け入れるんだったらかまわない」と言ってくれた。
連れて行くと、驚くほど自然に新しい赤ちゃんを受け入れてくれて、兄弟たちも、怒らなかった。
それで、キャラメル色だから「キャラ」と、名づけられた茶トラは、生き延びることができた。
それまでも、私は「たま(白黒ぶち)」「りり(しろくろぶちの雌猫)」を、飼ったことはあるけど、キャラほど人懐っこい猫は初めてだった。
やわらかいくねくねの体で、人間によりそって、きまえよくゴロゴロいう。
その後、キャラは7年生きて、最期は、事故にあって、かわいそうな亡くなり方をした。そのころは、脳を打った障害もあって、ほとんど徘徊老人になっていたので、死んだときは、正直、みんなほっとした。
それでも、キャラの甘え上手な愛らしさが忘れられなくて、娘は大人になってからコロナ禍の流行でもあったペットを飼うことにして、ペットショップに行った。
すると、
キャラを思いださせるような薄い茶色の子猫がいたので、いちもにもなく買い取ったんだけどね。
これがまた、キャラとは大違い。
まず、猫のくせに、ひとことも発さない。
人見知りで、家族に抱かれてもいやがる。
それでも、ママにはなついているらしいけど。
最近、猫動画をみていたら「茶トラは、ひとなつっこい」と言っていたので、
そうか・・・単色の猫は気性が荒く、茶トラは愛嬌があるのか?!と、思った。
娘のところの猫は長毛種だから、野良猫だったキャラとは、氏素性が違うわね。
私も、時々会うけど、まあ、かわいくない。
それ以前に「猫じゃない」。なんか、なが〜い名前の品種。
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全身まっくろの「クロコ」
ぶちの「ぴーすけ」
茶トラの「キャラ」
キャラにいじめられて家出した「マイケル」
その前団地に住んでいるとき、真っ白で目がブルーのおしゃれな雌猫がいましたが、気性が荒くて、すぐシャーというのでした。
すると、近所の人が「白でも黒でも、一色だけの毛色の猫は気性が激しいよ」と、教えてくれました。
なるほど、クロコは気性が激しかったかも、野生に近くて、毎晩、小さなモグラや、野ネズミを狩っていました。
朝起きると、戦利品の野ネズミの首と腸を、自慢そうに前足で転がして見せました。
他には、狩人はいなかったです。
ピースケは、食にうるさくて、隣家の猫はインスタントラーメンだってパクパク食べるのに、残飯なんか食えるか!という態度で、本物の魚か煮干しでもない限り、文句を言うのです。
もったいないけど、カニカマを投げてやったら、「こんな添加物だらけのもん、食えるか!」と、言わんばかりで、
「腹減った、飯よこせ!」と、ウォーウォー吠えて、出されたものが気に入らないと、私の足に飛びけりをして、後ろ足の爪を立てたので、穴が開いて、外科に行かなければならなかったぐらい。
田舎町は、歩いていける距離に外科はなくて、片道2駅200円余り往復400円以上の交通費をかけて猫のために医者通い。
あんまり腹が立ったから、ワーワー言うのに向かって「あんたなんか、出ていきなさい!!」と、叫んだら、本当に、出て行ったよ。
初めはちょっと心配したけど、まあ、いなくなって楽だわと思っているころ、いなくなって4か月もして、市営住宅を、バイクで走っていると、向こうから、聞いたことのある「わぁ〜うぉ」「わぁ〜うぉ」と、威嚇する声が聞こえたので、見上げると、住宅の屋根にピースケがいた。
「ピースケ!」と、呼ぶと、顔を背けて「がぉーがぉー、俺にかまうな」と言っている。
きけば、その家の主が,魚釣りが好きで、たくさん釣ってくるのだけど、嫁が嫌がって、調理してくれない。それで、野良猫にやっていたんだって。
だから、ピースケは、コロコロ肥えて、居心地よさそうだった。
なんか、割り切れなかったけど、
「犬は三日買えば、3年恩を忘れないけど、猫は3年飼っても3日で恩を忘れるというから、もういいわ」と、思い切った。
それから、だいぶたって、ある日、ピースケが家に戻ってきた。
一応、歓迎して抱き上げると、のどの下に穴が開いていて、そこから、胃液と食べたものが、ごぼっとあふれて臭い臭い
「わ〜」別に帰ってこなくてもいいわ。と、思ったんだけど、
すっかり、弱ったピースケは、家に居座って、自分で、自分の傷口を毎日なめおろして、あとは、ずっと、丸くなって眠り続け、やがて、傷が治った。
治ったと思ったら、また、出て行った。それきり会わない。
多分。イタチに襲われて負傷したんだと思う。
その後、娘の友達からSOSの電話が入った。聞くなり娘は、家を飛び出した。
そして、電話してきた・
「公園に猫が捨てられていたんだって。3匹いる。まだ、目も空いてない。ママ、飼ってもいい?」
どうせ、うちには猫がいろいろいたし、「かまわないけど、3匹もは、無理。一匹だけにしなさい」
すると、両手につつんで、茶トラのみーみーいうのを持って帰ってきた。
さあ、どうする?
人間の哺乳瓶なんか、生まれたての猫の口には入らない。
牛乳をなめさせてみるけど、飲めない。
その時、私は、お迎えの家の猫が子猫を生んだばかりだったことを思い出した。
そこで、電話して、乳離れまで、この子の乳母になってもらえないか?尋ねた。
お迎えの奥さんはおおらかで、「うちの猫が受け入れるんだったらかまわない」と言ってくれた。
連れて行くと、驚くほど自然に新しい赤ちゃんを受け入れてくれて、兄弟たちも、怒らなかった。
それで、キャラメル色だから「キャラ」と、名づけられた茶トラは、生き延びることができた。
それまでも、私は「たま(白黒ぶち)」「りり(しろくろぶちの雌猫)」を、飼ったことはあるけど、キャラほど人懐っこい猫は初めてだった。
やわらかいくねくねの体で、人間によりそって、きまえよくゴロゴロいう。
その後、キャラは7年生きて、最期は、事故にあって、かわいそうな亡くなり方をした。そのころは、脳を打った障害もあって、ほとんど徘徊老人になっていたので、死んだときは、正直、みんなほっとした。
それでも、キャラの甘え上手な愛らしさが忘れられなくて、娘は大人になってからコロナ禍の流行でもあったペットを飼うことにして、ペットショップに行った。
すると、
キャラを思いださせるような薄い茶色の子猫がいたので、いちもにもなく買い取ったんだけどね。
これがまた、キャラとは大違い。
まず、猫のくせに、ひとことも発さない。
人見知りで、家族に抱かれてもいやがる。
それでも、ママにはなついているらしいけど。
最近、猫動画をみていたら「茶トラは、ひとなつっこい」と言っていたので、
そうか・・・単色の猫は気性が荒く、茶トラは愛嬌があるのか?!と、思った。
娘のところの猫は長毛種だから、野良猫だったキャラとは、氏素性が違うわね。
私も、時々会うけど、まあ、かわいくない。
それ以前に「猫じゃない」。なんか、なが〜い名前の品種。
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