<極東連邦管区(ロシア)>VS<クウェート>:アイスホッケー:<アジアの子ども達 サハリン2019>(2019年02月09日)

児童生徒による冬季競技の国際大会である<アジアの子ども達 サハリン2019>は、夕方の開会式に先駆けて幾つかの競技が始まりました。

アイスホッケーの試合が行われるという会場に足を運んでみました。

正直なところ、開催される競技に関して、出場チームや競う枠組みや試合開催日程というような情報の発信が薄いようにも思えます。「何処で何を何時から開催しているのか?」ということが判り悪く、判ったところで現場に行かなければ何処のチームが出て来るのか判らず、会場でも何チームでどういう風に競っているのか、よく判らない感じです。

アイスホッケーに関しては、組織委員会が準備段階に発表している資料では、13歳から15歳の選手によるチームが出場し、リーグ戦と順位決定戦を予定するということでした。

ロシアに関しては<ロシア>ということではなく、地域毎にチームを準備して、複数のチームが参加しているようです。<極東連邦管区(ロシア)>というチームが出て来ました。

この<極東連邦管区(ロシア)>と<クウェート>のチームが対戦しました。

↓オレンジ色のユニフォームが<極東連邦管区(ロシア)>で、青と白のユニフォームがクウェートです。
game 1 on FEB09 (1).JPG
↑画の左寄りに緑色の服装の人が居ますが、これは大会ボランティアのユニフォームです。同じ服装の人達が、会場や周辺に沢山居ました。

各種の競技の「少年の試合」では、対戦するチーム間の力量の差が大きく、点差が大きく開いてしまうという場合も見受けられます。アイスホッケーの場合、様々な技術が要求されるゲームである以上、そういう傾向は少し強いかもしれません。例えば中学生位のチームによる試合だとして、「中学生になって初めてプレイした」という選手が多数派なチームと、「小学校低学年から親しんで、競技歴が4年から5年」という選手が多数派なチームとの対戦であれば、後者が圧倒的に有利です。

この<極東連邦管区(ロシア)>と<クウェート>の試合は、そういうチーム間の力量差が少し大き過ぎたようでした。<クウェート>の選手の動きが鈍く、<極東連邦管区(ロシア)>がそのことにやや戸惑っているようにさえ見えました。が、<クウェート>のゴールキーパーが余り動けず、パックがゴール傍に来ると、ドンドンと得点が重ねられて行くというような状態でした。

観ていた間に、寧ろ<極東連邦管区(ロシア)>の選手達が着ていたユニフォームが気になりました。

オレンジ色のユニフォームは色々なスポーツのチームが使っていると思いますが、アイスホッケーの場合は白いリンクの上で着用するので殊更に映えます。このオレンジ色のユニフォームの正面に「虎」のマークが描かれていました。沿海地方やウラジオストク市の紋章に「虎」が使われていて、「地域を象徴する動物」と考えられているからなのでしょう。

気になったのは、このユニフォームの色のように、「虎」が「オレンジ色」で表現されることです。このチームのユニフォームに限らず、「オレンジ色」で「虎」が表現される例をよく視掛けます。

日本国内では「虎」は「黄色」で表現されるような気がします。日本で最も有名な例と言えば、有名な野球チームの「虎」のロゴマークが黄色と黒です。その野球チームの本拠地球場に、コーポレートカラーが「オレンジ色」の飲食チェーンが店を出すことになった際、「オレンジ色」が永年のライバル球団が使う色に通じるということも在って、敢えて「黄色」の特製看板を出店した店で使うようにしたという話しを聞いた記憶が在ります。

そういう「虎」は「黄色」という少し強いイメージを持っているので、少し以前に「虎」が「オレンジ色」で表現される例に出会って少し驚いたのでしたが、ここで改めて出会いました。「所変われば...」というものなのでしょう。

↓観客席には大会マスコットが登場しています。
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↑マスコットに名前は付いていないようです。画に写っているのは"シブゥーチ"(海獣)と一般名詞そのもので呼ばれていました。他は"オレーニ"(鹿)、"リサー"(狐)です。

↓やがて試合が終了し、両チームの選手達が握手を交わします。
game 1 on FEB09 (3).JPG
↑「アイスホッケーの試合」としては「視た覚えが無い?」という感じのスコアでした。<極東連邦管区(ロシア)>が勝ちました。

こういうように、開会式に先駆けて幾つかの競技が始まっています。

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