アジアリーグアイスホッケー:<SAKHALIN>(ロシア) VS <HIGH 1>(韓国) (2017年10月01日)
アジアリーグアイスホッケーは、日本のクラブチームのみではなく、近隣諸国のチームが参加して競うリーグです。少し独特な体制のリーグ戦であるように見受けられます。
2003-04シーズンから、日本のクラブチームのみではなく、近隣諸国のチームが参加して競うアジアリーグアイスホッケーが始まり、現在の2017-18シーズンで15シーズン目となりました。
このリーグの参加チームには変遷もあるのですが、現在の2017-18シーズンは日本の4チーム(日光アイスバックス、日本製紙クレインズ、王子イーグルス、東北フリーブレイズ)、韓国の3チーム(アニャンハルラ、デミョンキラーホエールズ、ハイワン)、そしてロシアの1チーム(サハリン)の計8チームが参加しています。
9月から12月の期間でレギュラーシーズンの試合が行われ、3月にはリーグ優勝を決めるプレイオフが催されます。レギュラーシーズンの試合は「ホーム&アウェー」で各2試合行われます。同じ対戦カードはレギュラーシーズン中に4試合で、「総当たり」ですから各チームは28試合を戦うことになります。
試合は国際ルールによる3ピリオドの方式ですが、第3ピリオド終了時点で同点の場合には「サドンデス方式のオーバータイム」が在り、それでも決着が着かない場合には「ペナルティショット合戦」で勝敗を決めます。
<SAKHALIN>は2013年にチームが創設され、2014-15シーズンからアジアリーグアイスホッケーに参加しています。
実は、筆者は2015年9月に<SAKHALIN>の本拠地であるアリーナの<クリスタル>を訪ねて1試合観戦してみたことが在りました。今年9月、シーズン開幕直後の試合開催の時期、偶々ユジノサハリンスクを離れていたことから観戦機会を設けられずに居たのですが、漸くその機会を設けることが出来ました。
<SAKHALIN>はこれまでの各シーズンで、レギュラーシーズンは優勝を視野に入れられるような位置で善戦を続けており、プレイオフで惜しくも優勝を逃す展開が見受けられます。そういうことも相俟って、チームへの地元ファンの期待度も高く、2015年に初めて観戦した頃よりも観客動員も増えているように見受けられました。
日曜日開催の試合は午後5時開始ですが、開始の15分位前には<クリスタル>の辺りに人が溢れていました。入口の辺りにチケット売場が設けられていましたが、埋まっている席や空いている席が表示されるモニターが在って、開いている席を指定すると脇のプリンタで席番号が入った入場券が刷られて出て来る仕組みでした。入場料は50ルーブルでした。最後まで残っていた席は、やや全体は見え難い場合が在る「1列目」でした。
試合開始前、ホームチーム<SAKHALIN>の先発選手紹介に際して、場内が暗転してスポットライトを使うような演出は以前から在ったのですが、何か記憶している2015年の感じよりも華やかさが増していました。
↓国歌の演奏が流される際、リンクがロシア国旗の色に照らされるという演出まで加わりました。
アイスホッケー 01-10-2017 (4).JPG
↓試合の方は、一進一退の攻防で互いになかなか得点出来ない、少し息詰まる展開でした。
アイスホッケー 01-10-2017 (2).JPG
↑「1列目」の席では、分厚いアクリル板越しに選手達の攻防を見守る感じになります。
↓陣取ることになった席の目の前にチアリーダーが居ました。最初は彼女の背中ばかりが視えていた感じだったので、空いていた左隣りにずれて試合を観戦していました。
アイスホッケー 01-10-2017 (1).JPG
↑チアリーダーは試合開始時には旗を振っています。以降は随時踊って場内を盛り上げます。他にプレゼントを何回か客席に投げるような場面も在りました。
<SAKHALIN>は第2ピリオドに均衡を破る得点を挙げますが、1対0で突入した第3ピリオドに<HIGH 1>(ハイワン)の得点を許してしまい、1対1の同点になります。「シャイブ!」(「ゴールだ!」の意味)を連呼する<SAKHALIN>への応援で試合終盤の会場は湧き上がりましたが、結局同点で第3ピリオドが終了です。そして延長に突入し、<SAKHALIN>が得点です。2対1で<SAKHALIN>が勝利です。
↓延長に突入すると、スコアボードには「第4ピリオド」という見慣れない表示も現れます。
アイスホッケー 01-10-2017 (3).JPG
↓場内の演出も華やかになっていますが、会場の一隅で<SAKHALIN>のグッズも色々と売られるようになっていました。思わずキャップを700ルーブルで入手してしまいました。
アイスホッケー 01-10-2017 (5).JPG
<SAKHALIN>は9試合を戦った時点で6勝3敗で、現在時点でリーグ2位です。この後もユジノサハリンスク開催の試合は多く残っています。今後も観戦機会を設けてみたいものです。
2003-04シーズンから、日本のクラブチームのみではなく、近隣諸国のチームが参加して競うアジアリーグアイスホッケーが始まり、現在の2017-18シーズンで15シーズン目となりました。
このリーグの参加チームには変遷もあるのですが、現在の2017-18シーズンは日本の4チーム(日光アイスバックス、日本製紙クレインズ、王子イーグルス、東北フリーブレイズ)、韓国の3チーム(アニャンハルラ、デミョンキラーホエールズ、ハイワン)、そしてロシアの1チーム(サハリン)の計8チームが参加しています。
9月から12月の期間でレギュラーシーズンの試合が行われ、3月にはリーグ優勝を決めるプレイオフが催されます。レギュラーシーズンの試合は「ホーム&アウェー」で各2試合行われます。同じ対戦カードはレギュラーシーズン中に4試合で、「総当たり」ですから各チームは28試合を戦うことになります。
試合は国際ルールによる3ピリオドの方式ですが、第3ピリオド終了時点で同点の場合には「サドンデス方式のオーバータイム」が在り、それでも決着が着かない場合には「ペナルティショット合戦」で勝敗を決めます。
<SAKHALIN>は2013年にチームが創設され、2014-15シーズンからアジアリーグアイスホッケーに参加しています。
実は、筆者は2015年9月に<SAKHALIN>の本拠地であるアリーナの<クリスタル>を訪ねて1試合観戦してみたことが在りました。今年9月、シーズン開幕直後の試合開催の時期、偶々ユジノサハリンスクを離れていたことから観戦機会を設けられずに居たのですが、漸くその機会を設けることが出来ました。
<SAKHALIN>はこれまでの各シーズンで、レギュラーシーズンは優勝を視野に入れられるような位置で善戦を続けており、プレイオフで惜しくも優勝を逃す展開が見受けられます。そういうことも相俟って、チームへの地元ファンの期待度も高く、2015年に初めて観戦した頃よりも観客動員も増えているように見受けられました。
日曜日開催の試合は午後5時開始ですが、開始の15分位前には<クリスタル>の辺りに人が溢れていました。入口の辺りにチケット売場が設けられていましたが、埋まっている席や空いている席が表示されるモニターが在って、開いている席を指定すると脇のプリンタで席番号が入った入場券が刷られて出て来る仕組みでした。入場料は50ルーブルでした。最後まで残っていた席は、やや全体は見え難い場合が在る「1列目」でした。
試合開始前、ホームチーム<SAKHALIN>の先発選手紹介に際して、場内が暗転してスポットライトを使うような演出は以前から在ったのですが、何か記憶している2015年の感じよりも華やかさが増していました。
↓国歌の演奏が流される際、リンクがロシア国旗の色に照らされるという演出まで加わりました。
アイスホッケー 01-10-2017 (4).JPG
↓試合の方は、一進一退の攻防で互いになかなか得点出来ない、少し息詰まる展開でした。
アイスホッケー 01-10-2017 (2).JPG
↑「1列目」の席では、分厚いアクリル板越しに選手達の攻防を見守る感じになります。
↓陣取ることになった席の目の前にチアリーダーが居ました。最初は彼女の背中ばかりが視えていた感じだったので、空いていた左隣りにずれて試合を観戦していました。
アイスホッケー 01-10-2017 (1).JPG
↑チアリーダーは試合開始時には旗を振っています。以降は随時踊って場内を盛り上げます。他にプレゼントを何回か客席に投げるような場面も在りました。
<SAKHALIN>は第2ピリオドに均衡を破る得点を挙げますが、1対0で突入した第3ピリオドに<HIGH 1>(ハイワン)の得点を許してしまい、1対1の同点になります。「シャイブ!」(「ゴールだ!」の意味)を連呼する<SAKHALIN>への応援で試合終盤の会場は湧き上がりましたが、結局同点で第3ピリオドが終了です。そして延長に突入し、<SAKHALIN>が得点です。2対1で<SAKHALIN>が勝利です。
↓延長に突入すると、スコアボードには「第4ピリオド」という見慣れない表示も現れます。
アイスホッケー 01-10-2017 (3).JPG
↓場内の演出も華やかになっていますが、会場の一隅で<SAKHALIN>のグッズも色々と売られるようになっていました。思わずキャップを700ルーブルで入手してしまいました。
アイスホッケー 01-10-2017 (5).JPG
<SAKHALIN>は9試合を戦った時点で6勝3敗で、現在時点でリーグ2位です。この後もユジノサハリンスク開催の試合は多く残っています。今後も観戦機会を設けてみたいものです。
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