ホトトギスガイの謎にせまる チョット重要かも編

今回は干潟での調査ではなく、ホトトギスマットの調査でもないのですが、非常に興味深い出来事がございましたのでご報告いたします。
それはクロダイ食害調査でのできごとでございます。冬になるとうどん県では海苔養殖が始まり、これまで結構な生産金額を誇ってきました。しかしながら、近頃では冬場の水温が高くて、寒くてじっとしているハズのクロダイがいつまでもウロウロしていまして、伸び始めたばかりの海苔をバクバク食べちゃって、せっかくの柔らかく、味の良い、また、漁師さんにとっても値段の高い海苔が作れなくなるという困ったことが起こっています。
というワケで、クロダイの生態、成長、どれぐらいの海苔を食べちゃうのかを調べるため採捕調査をしている時のことです。骨削り太郎さんが「凄いん出てきましたよ!」って見せてくれたのがコチラ!

コレはっ!ホトトギスガイではないでしょうか。骨削り太郎さんがマイワシの切り身を餌に釣り上げたクロダイの口から釣り針に引っ掛かって出てきたワケでございます。
拡大!

なんとホトトギスガイが2個。クロダイはホトトギスガイをしっかり食べているようです。というワケでホトトギスガイは「善」ではないかとの我々の仮説が裏付けられたような、そんな気にさせる出来事でございました。

ヒラメ太郎EpisodeII

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