今が旬!香川県のハモ(鱧)Episode IX

今や完全に忘れられたワタクシとY技師(当時)が織りなすハモワールドシリーズでございまして、たぶんエビソード9ぐらいになると思われますが、定かではありません。
というワケで今回は突然の電話から始まりまして、「ご無沙汰でーす。」って感じで、かがわ漁業塾の講師なんかでもお世話になっております「割烹 なか渓」の御主人からのお電話です。ワタクシ的に言わせていただくと過去の鱧ネタやマナガツオ関係で登場する「中條プロ」からのお電話でございまして、弟子入りしたワケではございませんが、ワタクシが勝手に師匠だと思っている方で、「ハモの薄造りとか新たなメニューにしよかと思うのでチョット食べに来てご意見をおくれ。」とのことです。ということで夕方の5時に集合となりました。
5時になりましておさかな試験場長の爆裂33氏も合流し、試食会の始まりです。
で、さっそく中條プロから厳しいお達しが。「試食がチャンとできるまで酒は飲んだらアカン。」すっかり見透かされているようでございます。
で、さっそくのお料理登場。でたっ!薄造り!薄すぎる。何じゃコレ!!

画像からもわかると思いますがスッゴイ薄さでございます。拡大しますと、ホラこのとおり。

2薄造りアップ.jpg
「今の時期は産卵後で味が落ちてるけどな。」なんておっしゃってますが一口食べてみますと「スッゴイ甘味でございます。」よ。だいたいハモなんて生で食べますかって話ですよ。しかも薄造り。「骨があるから薄く切らなアカンのや。」ということで、ホンの少し骨は感じますが、旨味の方が完全に勝ってます。
「これから秋になったら脂がのってもっと美味くなるけどな」。って、今でさえこの甘味、この美味さなのに脂がのったらどうなることか。試食会場は絶賛の嵐でございます。
そして湯引きでございます。コチラは食感が楽しい一品でございまして、トラフグとはまた違う美味しさでございます。ワタクシは鱧の方の甘味が強いと感じました。
3皮の湯引き.jpg
「皮をあぶった薄造りも作ってみた。」

4炙り薄造り.jpg
「皮がある分、少し厚くなる。」とのことでして、コレはね、反則ですね。さっきの薄造りの美味さに皮を炙った美味さがオンしています。
というワケでスタートから圧倒されておりまして、我々試食チームも「もう試食なんてしなくてもメニュー化すればいいのに。」って感じですが、何個かは「美味しい!」以外の真面目な感想も中條プロにお伝えしておきました。
お料理はまだ続きますので、後半はまた今度ってことでよろしくお願いいたします。

ヒラメ太郎EpisodeII

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