[フレーム]

サングラスのはれるんが、何かを語る

気象予報士サングラスのはれるんが、そらくも、ホース、テツ分、キネマ、のボール、その他いろいろについて何かを語ります。

2011年09月

2011年09月30日20:39
カテゴリ

このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は朝は晴れましたが昼頃からは曇りがちになりました。9月も終わり頃になって今週は初め頃は涼しくなったと思いましたが、昨日あたりからまた気温が上がって服装は長袖から半袖に逆戻りです。この9月は12号、15号と2つの台風の影響を受けて、僕が住んでいる立川市の昭和記念公園ではコスモスまつりが開かれていますが、肝心のコスモスが台風にやられてしまったようです。まだこれから咲く品種もあるそうなので今後はこちらに期待です。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。明日から10月で今回は大体10月いっぱいの予報になりますが、今日の予報資料では全国的に周期的な天気変化となりますが、10月の初め頃は全国的に気温の低い日が多く、北〜西日本では気温がかなり低くなる日もありそうです。中頃以降は全国的に平年並〜高い日が多くなりそうです。10月前半を中心に気温の変化が大きくなりそうなので体調管理に注意して下さい。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(10/1〜28)
500hPa高度平均図
沿海州付近は高度5460〜5580m付近のトラフ(気圧の谷)、朝鮮半島付近は高度5700m付近のトラフとなり、本州付近の等高度線は南へ蛇行する。高度5880線は台湾の東海上に張り出す。北〜東日本は概ね高度負偏差。西日本〜南西諸島は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
道北を除く北海道〜南西諸島北部は概ね気温負偏差、道北、奄美諸島〜沖縄付近は気温正偏差。
地上気圧平均図
本州〜九州付近は帯状の高気圧となり、オホーツク海と関東南東海上は低圧部となる。北海道と東北北部太平洋側、中国地方〜九州北部を除いて降水域がかかる。
1週目(10/1〜7)
500hPa高度平均図
オホーツク海は高度5340〜5460m付近の深いトラフ、日本海中部〜西部は高度5580〜5700m付近のトラフとなり、等高度線は本州付近で南へ蛇行する。またバイカル湖付近は高度5520〜5580m付近のリッジ(気圧の尾根)となって、日本付近に寒気が入りやすい流れとなる。高度5880m線は台湾付近に張り出す。北海道〜本州、四国は高度負偏差、九州〜南西諸島は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜南西諸島北部は気温負偏差で北海道太平洋岸〜東日本は−3°C以下。南西諸島南部は気温正偏差で沖縄の先島諸島は+1°C以上。
地上気圧平均図
山東半島付近の高気圧が本州東海上方面に張り出す。台湾近海は低圧部となる。本州以南は降水域がかかる。
週間予報資料
10/1はユーラシア大陸の高気圧が本州東海上に張り出す。沿海州に気圧の谷が進む。
10/2はユーラシア大陸の高気圧が本州南海上に張り出す。オホーツク海に低気圧が進む。
10/3は山東半島付近の高気圧が本州〜九州に張り出す。
10/4は本州中部に高気圧が進む。沖縄付近に気圧の谷が進む。
10/5は本州東海上に高気圧が進む。南西諸島〜西日本太平洋側を低気圧が進む。
10/6は東日本太平洋岸〜北海道東海上を低気圧が進む。上海付近に高気圧が進む。
10/7は朝鮮半島付近に高気圧が進み、東〜西日本中心に張り出す。
2週目(10/1〜7)
500hPa高度平均図
沿海州付近は高度5460〜5580m付近のトラフ、日本海中部〜西部は高度5700m付近のトラフとなるが、1週目に比べて等高度線の蛇行は小さくなる。台湾付近は高度5880m付近の高気圧の中心となり、高度5880m線は沖縄付近〜華南に張り出す。道南を除く北海道は高度負偏差。北海道の道南以南は高度正偏差。
850hPa気温平均図
伊豆諸島〜小笠原諸島を除いて気温正偏差で北海道、中国地方西部〜九州北部は+1°C以上。
地上気圧平均図
東北南部〜九州付近は帯状の高気圧となり、オホーツク海と関東南海上は低圧部となる。本州南海上と台湾付近に降水域が見られる。
3〜4週目(10/15〜28)
500hPa高度平均図
沿海州の西は高度5460〜5580m付近のトラフ、黄海付近は高度5700m付近のトラフとなり、北〜東日本を中心に等高度線は西南西の流れ(西谷)となる。北海道〜本州、四国は高度正偏差。九州〜南西諸島は概ね高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜鹿児島付近を除く九州は気温正偏差で北海道の大部分は+1°C以上。鹿児島付近〜南西諸島は気温負偏差。
地上気圧平均図
本州〜九州付近は帯状の高気圧となり、オホーツク海北部と関東東海上は低圧部となる。北海道〜近畿地方、四国に降水域がかかる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、日本付近は期間を通してスプレッドは小さい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は北海道〜本州は1週目に負の高偏差確率が大きい領域がかかり、南西諸島は正の高偏差確率が大きい領域がかかる。2週目は中国・四国地方〜南西諸島に正の高偏差確率が大きい領域がかかる。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北〜東日本は1週目は中頃をピークに概ね低め、2週目以降は高めで経過。西日本は1週目中頃までは低め、1週目終わり頃〜2週目は概ね高め、3週目以降は平年並程度で経過。沖縄・奄美は期間前半は概ね高め、期間後半は平年並程度で経過。東西指数は目先はやや−指数、1週目中頃〜終わり頃はやや+指数、2週目は0指数程度、3週目以降はやや−指数で経過。沖縄高度は期間前半は+、期間後半以0程度で経過。東方海上高度は2週目中頃までは1週目中頃をピークに−、2週目終わり頃は0程度、3週目以降は+で経過。200hPa速度ポテンシャル(5S〜5N アンサンブル平均)は、実況は東経150度付近を中心に対流活動が活発だが活動は次第に弱まる。
(注記)200hPa速度ポテンシャル(5S〜5N アンサンブル平均):赤道付近の対流活動の状況を示し、ハッチ域は−で対流活動活発。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北海道日本海側、オホーツク海側、東北南部、東日本、山陽、九州南部、沖縄・奄美は平年並、北海道太平洋側、東北北部、近畿、山陰、四国、九州北部地方は平年並〜低い確率が大きく、東海地方は高い確率が小さい。
降水量は北海道日本海側、オホーツク海側、東海地方、近畿日本海側は平年並〜少ない、北日本太平洋側、関東甲信地方は少ない、山陽、四国地方、九州南部、沖縄・奄美は多い、九州北部地方は平年並〜多い確率が大きい。東北日本海側、北陸地方、近畿太平洋側、山陰は確率値がばらける。
日照時間は北海道日本海側は平年並〜多い、東北北部は多い、近畿太平洋側、中国、四国、九州地方、沖縄・奄美は少ない確率が大きい。近畿日本海側は平年並〜少ない傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は山陽、四国、九州、沖縄・奄美は少ない。降水日数は九州、沖縄・奄美は多い。
(6)週別気温
1週目は全国的に低い確率が大きく、高い確率が小さい。北〜西日本は低い確率が100%に近く、高い確率は0%。2週目は北海道、関東甲信地方、西日本は高い、東北、北陸、東海地方、沖縄・奄美は平年並〜高い確率が大きい。3〜4週目は北〜東日本、中国、四国、九州北部地方は高い、近畿地方は平年並〜高い、沖縄地方は平年並の確率が大きい。九州南部・奄美地方は確率値がばらける。

向こう1か月の見通し
全国的に周期的な天気変化となりますが、南西諸島付近は気圧の谷や前線などの影響を受けやすく、九州、沖縄・奄美は平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は期間の初めは全国的に気温の低い日が多く、北〜西日本は気温がかなり低くなる日がありそうです。その後は全国的に平年並〜高い日が多くなりそうです。

タグ :
#1か月予報
#10月
#コスモスまつり
#低温
#体調管理に注意
2011年09月27日22:28
カテゴリ

このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は朝は曇りでしたが午後からは晴れました。先週末は金曜から日曜まで3連休でしたが、土曜日と日曜日は連チャンで幕張までライオンズの野球観戦に行っていました。

DSCN0880 DSCN0882

土曜日は終盤に一旦リードを許しましたが、9回にマリーンズの抑えの薮田を打って引き分けに持ち込みました。日曜日はライオンズの先発の岸が完投勝利で、試合時間は2時間ちょうどで今季最短のゲームで、ライオンズは引き分けを挟んで8連勝となりました。ちなみに昨日、今日もライオンズが勝ったので引き分けを挟んで10連勝となり、借金も無くなって勝率5割となりました。3位のオリックスもなかなか負けないですが、何とか3位に入ってCS進出してもらいたいものです。

土曜日と日曜日は千葉の方へ行っておりましたが、金曜日は環境プランニング学会の自然観測会が横浜市の郊外でありこちらに参加して来ました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/green/shiminnomori/shimin-yasashi.html
DSCN0837






市民の森で植物や昆虫、小動物などを撮影して来ました。
DSCN0844 DSCN0849

DSCN0853 DSCN0865

DSCN0874

DSCN0876

オートフォーカスで対象物にピントが合わなくて、何を撮っているのかわからない写真ばかりになってしまいました(撮影した人間の腕が悪いんですが・・・)。昆虫や小動物は僕はカメムシ、バッタ、蝶、トンボ、セミ、クモ、カタツムリなどを見ることが出来ましたが、観察会が終わった後にデジカメで各人が撮影した写真の観賞会があって、カマキリやスズメバチなどもいたようです。
ここにはコスモスの畑もあるのですが、先日の台風15号でコスモスが倒れてしまっていました。
DSCN0870

横浜というと港や海のイメージがありますが、郊外にはこのような自然が残る所もあるんですね。元々ここは田んぼだったそうで、地権者が中心になって里山を残しているそうです。ちなみにここは相鉄線の三ッ境(みつきょう)駅が最寄り駅ですが、僕はこの駅は「みつさかい」と読むと思っていました。何しろ相鉄沿線はこれまでほとんど来たことがないもんで・・・。
帰りは三ッ境駅の近くで懇親会に参加して、他の参加者の方と名刺交換させていただきました。環境プランニング学会の例会は初めての参加で、新たに環境プランナー関連の人脈も少し広がりました。これからの僕の新たな仕事や生活を目指すために、どのくらい役に立つかどうかまだ何とも言えませんが、とりあえず今は人脈を少しでも広げたいところです。

タグ :
#自然観測会
#環境プランニング学会
#横浜
#幕張
#ライオンズ連勝
2011年09月25日09:29
カテゴリ
このブログをご覧の皆様、おはようございます。

今日の東京都多摩地区は朝から晴れています。この3連休は一昨日は横浜、昨日は千葉へ出かけていて、今日は自宅周辺で過ごす予定でしたが予定を変更してこの後昨日に引き続いて千葉へ出かけます。
競馬は今日は阪神競馬で神戸新聞杯、中山競馬でオールカマーの2つの重賞が行われますが、オールカマーは少頭数で人気が割れていて馬券的に面白くないので、阪神競馬だけ予想を書き込みます。

予想の基本スタイルは、以下の通りです。
にじゅうまる:軸馬(1頭)
〇:対抗(1頭)
×:穴馬(1頭)
さんかく:(複数頭)
しろさんかく:(0〜複数頭)
買い方基本的に馬番連勝または馬番連単の表裏です。
にじゅうまる−〇、にじゅうまる−×、にじゅうまるさんかくにじゅうまるしろさんかく、〇−×、〇−さんかくの組み合わせは全て買います。
×−さんかくは買うものだけを掲示します。
×−さんかくで掲示しないもの、〇−しろさんかく、×−しろさんかくの組み合わせは買いません。
さんかくさんかく:買う場合があれば掲示します。
基本的に大穴狙いなので、買い目は多くなります。

阪神11R 第59回神戸新聞杯(GII) 芝2400m
にじゅうまる:2
〇:10
×:1
さんかく:3、5、6、7、11
しろさんかく:4、9
×−さんかく:1−3、5、6、7、11
さんかくさんかく:3−6、3−11、6−11
短評
2:芝は久しぶりだがダートでこの距離は克服済み
10:夏競馬で古馬にもまれた経験に期待
1:夏競馬で古馬相手にもまれた経験に期待
タグ :
#阪神競馬
#神戸新聞杯
#予定変更
#QVC]マリンフィールド
#3連休
2011年09月23日08:38
カテゴリ

このブログをご覧の皆様、おはようございます。

今日の東京都多摩地区は今は曇っていて涼しくなっていますが、この後は晴れてくると思われます。僕は今日から3連休で今日はこの後出かける予定です。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では全国的に周囲的な天気変化となりそうですが、北〜東日本は期間の初めを中心に晴れの日が多く、九州南部や南西諸島は曇りや雨の日が多くなりそうです。また気温は北〜東日本は期間を通して気温は平年並〜高めとなりそうですが、西日本、南西諸島は期間の中頃に気温が低めとなる時期がありそうです。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(9/24〜10/21)
500hPa高度平均図
沿海州南部〜日本海西部は高度5580〜5700m付近のトラフ(気圧の谷)、対馬海峡〜九州付近は高度5760〜5820m付近のトラフとなり、北〜東日本の等高度線は西南西の流れ(西谷)となる。東北南部〜中国、四国地方東部は高度負偏差。これ以外は高度正偏差。
850hPa気温平均図
福島、新潟付近〜九州は気温負偏差。これ以外は気温正偏差。
地上気圧平均図
ユーラシア大陸の高気圧が本州付近に張り出すが、オホーツク海と本州東海上は低圧部となる。中国地方〜九州北部を除いて降水域がかかる。
1週目(9/24〜30)
500hPa高度平均図
朝鮮半島の北は高度5640〜5700m付近のトラフ、朝鮮半島南部〜九州西海上は高度5760〜5820m付近のトラフとなって北〜東日本は西谷となる。華南沿岸部は高度5880m付近の高気圧の中心となり、高度5880m線は華南方面に張り出す。宮城、山形付近〜中国地方、四国東部は高度負偏差、これ以外は高度正偏差。
850hPa気温平均図
本州〜九州は気温負偏差。北海道、南西諸島は概ね気温正偏差。
地上気圧平均図
本州付近は帯状の高気圧となり、サハリン付近は低圧部、関東東海上〜西日本太平洋岸は前線帯となる。概ね全国的に降水域がかかる。
週間予報資料
9/24は東北付近に高気圧が進む。
9/25はカムチャッカ半島の南海上の高気圧が黄海付近に張り出す。
9/26は本州付近は帯状の高気圧となる。サハリン付近〜沿海州北部に前線が進む。本州南海上〜沖縄付近は前線帯となる。
9/27はモンゴル付近の高気圧が本州付近に張り出す。本州南海上〜南西諸島付近は前線帯となる。
9/28は北海道付近に高気圧が進み渤海方面に張り出す。本州南海上〜南西諸島は前線帯となる。
9/29は東海上の高気圧が北〜東日本に張り出す。朝鮮半島付近に気圧の谷が進む。
9/30は北海道の道北付近に低気圧が進み、北海道〜東シナ海北部に前線が進む。
2週目(10/1〜7)
500hPa高度平均図
沿海州南部付近は高度5580〜5640m付近のトラフ、朝鮮半島付近〜東シナ海北部は高度5700〜5760m付近のトラフとなり北〜東日本を中心に西谷となる。概ね全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温負偏差で北海道の渡島半島付近〜九州は−1°C以下。
地上気圧平均図
山東半島付近の高気圧が本州付近に張り出す。本州南海上〜南西諸島は前線帯となる。北海道の大部分、中国地方〜九州北部の一部を除いて降水域がかかる。
3〜4週目(10/8〜21)
500hPa高度平均図
沿海州南部〜日本海西部は高度5580〜5700m付近の弱いトラフ、西日本は高度5760〜5820m付近の弱いトラフとなり北〜東日本は西谷となる。全国的に高度正偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温正偏差で北海道〜東北北部は+1°C以上。。
地上気圧平均図
山東半島付近の高気圧が東北南部〜西日本に張り出し、オホーツク海北部と本州東海上を中心に低圧部となる。北海道の大部分、中国地方、愛媛付近〜九州を除いて降水域がかかる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、日本付近は期間を通してスプレッドは小さい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は南西諸島に正の高偏差確率が大きい領域がかかる。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は1週目初め頃は低め、1週目中頃〜2週目中頃は平年並前後、2週目終わり頃以降は高めで経過。東〜西日本は2週目前半までは1週目中頃に平年並に近づく他は低め、2週目終わり頃以降は高めで経過。沖縄・奄美は1週目初め頃は低め、1週目中頃〜終わり頃は高め以降は2週目初め〜中頃は平年並、2週目終わり頃以降は高めで経過。東西指数は期間を通して+指数で経過。沖縄高度は1週目は初め−だが中頃〜終わり頃は+、2週目前半は−、2週目後半以降は+で経過。東方海上高度は3週目初め頃までは+、3週目中頃以降は0前後で経過。200hPa速度ポテンシャル(5S〜5N アンサンブル平均)は、東経140〜150度付近を中心に対流活動が活発。
(注記)200hPa速度ポテンシャル(5S〜5N アンサンブル平均):赤道付近の対流活動の状況を示し、ハッチ域は−で対流活動活発。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北海道日本海側、東海地方、近畿太平洋側、山陽、沖縄地方は平年並〜高い確率が大きい。北海道オホーツク海側、太平洋側、東北、関東甲信地方、東〜西日本日本海側は高い確率が大きく低い確率が小さい。九州南部は平年並、奄美地方は平年並〜低い確率が大きい。九州北部地方は平年並〜高い傾向。
降水量は北海道日本海側、関東甲信地方は少ない、北海道オホーツク海側、太平洋側は平年並〜少ない、東北南部、北陸、奄美地方は平年並〜多い、九州北部地方は平年並、九州南部、沖縄地方は多い確率が大きい。東北北部、東海地方、近畿太平洋側、山陰は平年並〜少ない傾向。近畿日本海側、山陽、四国地方は確率値がばらける。
日照時間は山陰は多い、九州南部、沖縄・奄美は少ない確率が大きい。北海道、東日本、近畿日本海側は平年並〜多い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は九州南部、沖縄・奄美は少ない。降水日数は沖縄・奄美は多い。
(6)週別気温
1週目は北日本は高い、関東甲信、北陸、近畿、中国、四国、九州北部地方は平年並〜高い、東海地方、九州南部、沖縄・奄美は平年並の確率が大きく、北日本、関東甲信、北陸地方は低い確率が小さい。2週目は北海道は平年並、東北地方はは平年並〜高い、北陸、中国地方は平年並〜低い、東海、近畿、四国、九州、沖縄・奄美は低い確率が大きい。関東甲信地方は確率値がばらける。3〜4週目は北〜西日本は高い、沖縄・奄美は平年並〜高い確率が大きく、東北地方、東日本、近畿地方は低い確率が小さい。

向こう1か月の見通し
全国的に周期的な天気変化となりますが、期間の初めは北〜東日本を中心に高気圧に覆われて晴れの日が多く、南西諸島付近は前線や湿った気流の影響を受けやすく九州南部、沖縄・奄美は曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は北〜東日本は期間を通して平年並〜高い日が多くなりそうです。西日本、沖縄・奄美は期間の中頃に平年より低い時期がある他は平年並〜高い日が多くなりそうです。

タグ :
#1か月予報
#3連休
#周期変化

このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は台風15号のの影響で雨が降ったり止んだりして、不安定な天気となりました。今日は台風の接近で帰りの足が危なかったので仕事を早退しましたが、最寄駅の2駅前で運転見合わせになって嵐になってしまいましたが、嵐が止んでも電車が全く動かなくて隣の駅からバスが出ているのを思いついたので、隣の駅まで10分少々歩きましたがバスがなかなか来なくて、少し頭に来てしまったので結局歩いて自宅に向かい、途中タクシーを何とか拾って家に着いたのはいつもより遅くなりました。3月の震災の時もそうでしたが、首都圏というのはつくづく自然災害に対してあまりにも脆弱だと感じます。

先日夕刊フジのHPでこの本が紹介されていて、多少興味を持ったので読んでみました。http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110831/dms1108311555011-n1.htm
この本の著者は東大大学院の教授で地震の研究者で、初の任期無し外国人教官だそうです。
この教授によれば地震が「いつ、どこで、どのくらいの大きさで」起こるのかは予測不可能で、例として「鉛筆を両手で曲げるとそのうちに折れるが、いつどのような折れ方をするのかもわからないのに、地球の中のことが分かるはずがない。」と説明していますが、鉛筆の強度や鉛筆にかける力の大きさや位置、方向、積算時間などから計算すれば、鉛筆が「いつ、どのような折れ方をするか」は予測できるもので、「鉛筆がいつどの様な折れ方をするかわからない」という件は完全な間違いです。
またこの著者は「いつ、どこで、どのような大きさで」地震が起こるか正確に予知できなければ地震予知ではないと、短絡的で単細胞なアメリカ人らしい発想で否定していますが、気象の場合でもカオスにより予測可能なのは15日先程度までで、100%正確に予測できるのは太陽系の惑星や月の公転軌道上の位置、月の満ち欠け、満潮、干潮の時間くらいなもので、気象ですら陸上に観測網を張り巡らせた上にゾンデやウインドプロファイラーで高層の気象を観測し、さらに気象衛星まで使って観測して物理法則から計算しても100%確実に的中する予測は不可能です。また「いつ、どこで、どのくらいの大きさで」を予知するのは数日先なのか、あるいは数か月先、数年先なのか、どのくらい先のことを予知するのかを全く書いていません。
地震予知が不可能なのは地球内部の状況を定常的に観測している設備が少なく、地球内部の状況を正確に把握できないから現段階では地震予知が出来ないのであって、地震のメカニズムが物理法則に基づくものである以上、地震予知の可能性はゼロとは言えないはずです。かつてのソビエト連邦が世界経済を支配すると言っておきながらソビエト連邦という国家自体が崩壊したという例や、先ほどの鉛筆の例など地震とは全く関係ない事例を上げて地震予知の可能性を否定するのは、科学的な見地からは不適当としか言いようがありません。
また地震予知の政府の御用学者はマスコミを使って地震予知の正当性を主張して、ポルノ記事が載っているような雑誌に地震予知の記事を載せていると批判していますが、この著者にしてもポルノ記事が載っているようなタブロイド版の新聞に、自分の本の宣伝記事を載せているわけだから所詮御用学者と同じ穴の狢でしょう。
否定的な意見ばかり書き込みましたがこの本の内容について全部を否定している訳では無く、肯定的な部分や参考になる部分もそれなりにはあります。ただしこのレベルの本で地震予知の可能性を否定するのは、専門的知識を持たない人間なら言いくるめられるかもしれませんが、見識のある人間を納得させることはまず不可能でしょう。一般受けを狙って地震と全く関係ない事例で地震予知が不可能であることを説明したのでしょうが、ほとんどこじつけレベルだとしか言いようがありません。わざわざ新品を買ってまで読むレベルの本でもないので別にお勧めはしませんが、興味がある方は中古品でも買って暇つぶしに読んでみたらいかがでしょうか。

タグ :
#地震予知
#東大大学院
#カオス
#台風15号
#暇つぶし
traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /