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サングラスのはれるんが、何かを語る

気象予報士サングラスのはれるんが、そらくも、ホース、テツ分、キネマ、のボール、その他いろいろについて何かを語ります。

2011年07月

2011年07月31日11:23
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このブログをご覧の皆様、こんにちは。

今日の東京都多摩地区は小雨となっています。昨日は西武ドームへライオンズのプロ野球戦を観に行きましたが、1回におかわり中村のホームランが出て、ライオンズは3連敗とならず勝ちました。オールスター戦が明けてから投打がかみ合ってきた感じで、戦いぶりも良くなってきました。もしかしたら後半戦は大逆転があるかもしれません。
競馬の方は先週函館記念で万馬券が的中して、こちらもトンネルから抜けて久しぶりに儲かりました。競馬の方もこれから巻き返したいところです。

予想の基本スタイルは、以下の通りです。
にじゅうまる:軸馬(1頭)
〇:対抗(1頭)
×:穴馬(1頭)
さんかく:(複数頭)
しろさんかく:(0〜複数頭)
買い方基本的に馬番連勝または馬番連単の表裏です。
にじゅうまる−〇、にじゅうまる−×、にじゅうまるさんかくにじゅうまるしろさんかく、〇−×、〇−さんかくの組み合わせは全て買います。
×−さんかくは買うものだけを掲示します。
×−さんかくで掲示しないもの、〇−しろさんかく、×−しろさんかくの組み合わせは買いません。
さんかくさんかく:買う場合があれば掲示します。
基本的に大穴狙いなので、買い目は多くなります。

小倉11R 第47回小倉記念(GIII) 芝2000m
にじゅうまる:13
〇:14
×:6
さんかく:5、8、11、15、16、17
しろさんかく:1、2、3、4、18
×−さんかく:6−5、8、11、16、17
短評
13:斤量48kgの軽ハンデに期待
14:斤量53kgの軽ハンデに期待
6:休み明け2戦目の上積みに期待

函館、新潟のメインレースも馬券を買うので印だけ書き込みます。

函館11R UHB杯 芝1200m
にじゅうまる:5
〇:6
×:2
さんかく:1、7、11
しろさんかく:3、4、8、10
×−さんかく:2−1、7

新潟11R NST賞 ダート1200m
にじゅうまる:9
〇:11
×:4
さんかく:2、8、10、12
しろさんかく:3、6、14
×−さんかく:4−8、10、12


タグ :
#競馬
#小倉記念
#UHB杯
#NST賞
2011年07月29日21:46
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は曇りがちで時折雨が降ったりしてぐずついた天気となりましたが、夕方頃は晴れ間もありました。ついこの間までは猛暑でしたが、台風6号が日本に来たあたりから曇りや雨のぐずついた天気の日が多くなっています。夏の太陽はなかなか顔を見せませんが、ジメジメとして蒸し暑い日が多くて、一旦汗をかくとなかなか乾きません。新潟の方では加茂や五泉、長岡、三条あたりを中心に豪雨となっていますが、7年前は僕は新潟に住んでいて、その頃の夏も三条のあたりで豪雨になって、刈谷田川という川が氾濫したのを覚えています。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では本州付近は高気圧の縁となって湿った空気が入りやすく、北〜西日本は平年に比べて晴れの日が少なく、にわか雨や雷雨の起こりやすくなる時期がありそうです。また期間の前半を中心にオホーツク海高気圧が現れて、北日本〜関東地方の太平洋側を中心に気温が低めとなりそうです。沖縄・奄美は気圧の谷や南からの湿った気流の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(7/30〜8/26)
500hPa高度平均図
沿海州付近は高度5760〜5820m付近のリッジ(気圧の尾根)となる。関東南海上は高気圧の中心となるが、高度5880m線の日本付近への張り出しは見られない。北海道〜本州は関東付近、紀伊半島の一部を除いて高度正偏差。四国、九州〜南西諸島は高度負偏差。
850hPa気温平均図
概ね全国的に気温負偏差。
地上気圧平均図
オホーツク海に北の高気圧が張り出し、日本付近は高気圧の西の縁となる。北海道の道南以南に降水域がかかる。
1週目(7/30〜8/5)
500hPa高度平均図
サハリン北部は高度5760〜5820m付近の高気圧の中心となり、日本海北部は高度5820m付近のリッジとなる。紀伊半島沖は高気圧の中心となるが高度5880m線の日本付近への張り出しは見られない。北海道は高度正偏差。本州以南は概ね高度負偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温負偏差で北日本〜新潟・静岡付近は−1°C以下。
地上気圧平均図
オホーツク海は北の高気圧の中心となる。本州付近は高気圧の縁となり、東北南部〜九州は中国地方の一部を除いて降水域がかかる。
週間予報資料
7/30はオホーツク海の高気圧が日本海北部に張り出す。本州付近に前線が停滞する。
7/31はオホーツク海の高気圧が沿海州に張り出す。本州付近に前線が停滞する。
8/1はオホーツク海の高気圧が沿海州に張り出す。関東東海上〜本州付近に前線が停滞する。沖縄の南に台風9号が進む。
8/2はオホーツク海の高気圧が沿海州付近に張り出す。東北地方〜朝鮮半島付近に前線が停滞する。沖縄の南に台風9号が進む。
8/3はオホーツク海の高気圧が沿海州に張り出す。本州付近に高気圧が張り出す。沖縄付近に台風9号が進む。
8/4はオホーツク海に高気圧が張り出す。三陸沖の高気圧が本州付近に張り 出す。東シナ海南部に台風9号が進む。
8/5は本州付近に高気圧が張り出す。東シナ海に台風9号が進む。
2週目(8/6〜12)
500hPa高度平均図
カムチャッカ半島の南は高度5760〜5820m付近のトラフ(気圧の谷)、日本海は高度〜5820m付近のリッジとなり、北日本の等高度線は西北西の流れ(東谷)となる。紀伊半島沖は高度5880m付近の高気圧の中心となる。北海道太平洋岸〜東日本、南西諸島は概ね高度負偏差。太平洋岸を除く北海道、西日本は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温負偏差で北海道の道東の一部は−1°C以下。
地上気圧平均図
千島列島付近は北の高気圧の中心となる。関東東海上を中心に低圧部となり、北海道の道東を除いて降水域がかかる。
3〜4週目(8/13〜26)
500hPa高度平均図
日本海北部は高度5760〜5820m付近の弱いリッジとなる。関東南海上は高度5880m付近の高気圧の中心となる。北海道〜九州は九州南部の一部を除いて高度正偏差。南西諸島は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜東北北部、東北南部日本海側〜能登半島付近は気温正偏差。東北南部太平洋側、北陸の一部を除く東日本、西日本〜南西諸島は気温負偏差。
地上気圧平均図
本州付近は高気圧の縁となり、南西諸島付近は低圧部となる。概ね全国的に降水域がかかる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、期間を通して日本付近のスプレッドは小さい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は北海道の道北〜道南に正の高偏差確率が大きい領域がかかり、東〜西日本太平洋岸、南西諸島北部に負の高偏差確率が大きい領域がかかる。3〜4週目は北日本〜北陸に正の高偏差確率が大きい領域がかかる。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は3週目初め頃まで低め、3週目中頃以降は高めで経過。東日本は1週目は低め、2週目以降は平年並程度で経過。西日本は1週目中頃まではやや低め、1週目終わり頃以降は平年並程度で経過。沖縄・奄美は期間を通して平年並程度で経過。東西指数は期間前半は目先をピークに−指数、期間後半は0程度で経過。沖縄高度は1週目は前半を中心に−、2週目前半は0程度、2週目後半以降は−で経過。東方海上高度は1週目は目先は−だが中頃を中心に+、2週目〜3週目前半は−、3週目後半以降は概ね+で経過。オホーツク海高気圧指数は期間を通して+指数で経過するが期末は0指数に近づく。200hPa速度ポテンシャル(5S〜5N アンサンブル平均)は予想は実況に比べて−が小さくなる。
(注記)200hPa速度ポテンシャル(5S〜5N アンサンブル平均):赤道付近の対流活動の状況を示し、ハッチ域は−で対流活動活発。
(5)4週平均ガイダンス
気温
は北日本、山陽、九州北部地方は平年並、関東甲信、九州南部地方は平年並〜低い、山陰は平年並〜高い確率が大きい。九州南部地方、沖縄・奄美は低い確率が大きく高い確率が小さい。北陸地方、近畿日本海側は平年並〜高い、東海地方は平年並〜低い傾向。近畿太平洋側、四国地方は確率値がばらける。
降水量は北海道オホーツク海側、太平洋側、東北北部は少ない、東北南部、山陰は平年並〜少ない、九州南部地方は多い、奄美地方は平年並〜多い確率が大きい。北陸地方、近畿日本海側は平年並〜少ない、沖縄地方は平年並〜多い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。
日照時間は北海道日本海側、西日本日本海側は平年並〜多い、北海道オホーツク海側、太平洋側、東北北部、東海地方、近畿太平洋側、山陽は平年並、九州北部地方は多い確率が大きい。北陸、四国地方は平年並〜多い、沖縄・奄美は少ない傾向、これら以外の地域は確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は北海道日本海側、北陸、近畿、中国、九州北部地方は多い。奄美地方は少ない。降水日数は北海道、東北北部、北陸地方、近畿日本海側、山陰は少ない。九州南部・奄美地方は多い。
(6)週別気温
1週目は北〜東日本、近畿、中国地方は低い、四国、九州地方、沖縄・奄美は平年並〜低い確率が大きく、北〜西日本は高い確率が小さい。2週目は北日本、関東甲信、沖縄地方は低い、北陸地方は平年並〜低い確率が大きい。四国地方は平年並〜高い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。3〜4週目は北〜東日本、近畿、中国、九州北部地方は高い、九州南部地方、沖縄・奄美は低い確率が大きい。四国地方は確率値がばらける。

向こう1か月の見通し
北日本は周期的な天気変化となりそうです。東〜西日本は平年に比べて晴れの日が少なく、にわか雨や雷雨が起こりやすくなる時期がありそうです。沖縄・奄美は平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は北日本は期間の前半は平年より低い日が多く、期間の後半は平年並〜高い日が多くなりそうです。東〜西日本は期間の前半に平年より低い時期がある他は、平年並〜高い日が多くなりそうです。沖縄・奄美は期間を通して平年並〜低い日が多くなりそうです。

タグ :
#1か月予報
#台風
#新潟
#豪雨
#オホーツク海高気圧
2011年07月27日21:40
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京都は曇りがちで朝家を出る頃には雨がぱらついていましが、日中は晴れ間も少しありました。プロ野球は日曜日にオールスター戦が終わって、ライオンズは月曜からリーグ戦が再開しましたが、月曜日は友人と彼の子供と3人で西武ドームへ観戦に行きました。試合の方は8回に中島の2ランホームランでライオンズが後半戦いいスタートを切りました。昨日はインターネットのTV中継で途中から観ましたが、先発の涌井が相変わらずの不調で降板した後、6回にライオンズが今季初の猛攻で6点取って逆転して、最後は抑えの牧田がイマイチでしたがなんとか逃げ切って後半戦連勝しました。今日は先発投手の帆足の好投と原の2打点の活躍で、ライオンズはいい形で3連勝で後半戦いいスタートを切れて巻き返しが期待できそうです。日曜日は競馬も的中したし、生活の方もいい方向に変わってもらいたいものです。

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先日「プリンセス トヨトミ」という映画を観ましたが、この映画は万城目 学の小説が基になっていて、小説版と映画版は違いがあるというので通勤電車の中で読みました。
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原作の本は文庫版で500ページ以上あって、かなり分厚くて読み応えがありました。新書版だったら通勤電車の中で立ち読みするのは難しかったかもしれません。原作は映画とは違う部分も確かにありましたが、原作と映画で違いがあるというのは珍しいことではなく、映画も個人的にはそれなりに面白かったと思いますが、原作はまた違った面白さがありました。また橋場茶子という登場人物が出て来ますが、映画ではピンと来なかった「橋場」の名字の意味が小説で解りました(正直言って早く解かれよと思いましたが・・・)。歴史の上では豊臣家は大坂夏の陣で根絶やしにされて滅亡したことになっていますが、豊臣秀頼は薩摩へ逃れたとか秀頼の息子の国松が薩摩へ逃れたとかいろいろな説があるようで、大阪城も豊臣秀吉が造った大阪城は大坂夏の陣で焼かれてしまい、徳川家が豊臣家の大阪城の遺構を埋め尽くした後に建て直したそうです。大坂夏の陣の頃は写真なんか無かったから、本当に豊臣秀頼が自害したのか本物の国松を処刑したのかわかりません。馬鹿げているかもしれないけど、歴史の謎のおかげでロマンが生まれるのかもしれません。また映画では綾瀬はるかが会計検査院の調査官役、玉木宏が露天のお好み焼き屋のあんちゃん役で出ていて、玉木宏などはチョイ役なのにと思ったけど、文庫本を最後まで読んだら玉木宏がこの映画に出た理由がわかりました。

タグ :
#ライオンズ3連勝
#プリンセス・トヨトミ
#読書
#玉木宏
2011年07月24日10:45
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このブログをご覧の皆様、おはようございます。

今日の関東地方は曇りがちの天気となっていますが、雨が降るという感じではありません。。昨日は実家の近くで気象予報士会の例会があって、今朝立川の自宅へ帰って参りました。昨日はプロ野球のオールスター戦でライオンズのおかわり中村が2本ホームランを打ってMVPを獲りました。このところライオンズは低迷していますが、これをきっかけに上がってもらいたいものです。
今日は競馬は函館記念が行われます。競馬ファンの間では荒れる重賞として知られていますが、大穴狙いの僕はこのレースで当てた記憶がありません。僕の競馬の方もライオンズと同じように低迷しているので、今日は何とか当てたいところです。

予想の基本スタイルは、以下の通りです。
にじゅうまる:軸馬(1頭)
〇:対抗(1頭)
×:穴馬(1頭)
さんかく:(複数頭)
しろさんかく:(0〜複数頭)
買い方基本的に馬番連勝または馬番連単の表裏です。
にじゅうまる−〇、にじゅうまる−×、にじゅうまるさんかくにじゅうまるしろさんかく、〇−×、〇−さんかくの組み合わせは全て買います。
×−さんかくは買うものだけを掲示します。
×−さんかくで掲示しないもの、〇−しろさんかく、×−しろさんかくの組み合わせは買いません。
さんかくさんかく:買う場合があれば掲示します。
基本的に大穴狙いなので、買い目は多くなります。

函館11R 第47回函館記念(GIII) 芝2000m
にじゅうまる:11
〇:14
×:3
さんかく:1、2、4、12、15、16
しろさんかく:6、9、10、13
×−さんかく:3−2、4、12、15、16
さんかくさんかく:2−12、15
短評
11:休み明け2戦目の上積みに期待
14:休み明け2戦目の上積みに期待
3:休み明け2戦目の上積みに期待

タグ :
#函館競馬
#函館記念
2011年07月22日20:50
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は午前中は曇りがちでしたが午後は晴れました。一つ前のブログにも書き込みましたが、この前の月曜日に観た「大鹿村騒動記」という映画の主演の原田芳雄さんが火曜日に亡くなって、「大鹿村騒動記」が遺作となってしまいました。この映画は原田芳雄がNHKのドラマのロケで大鹿歌舞伎を気に行って、大鹿歌舞伎を題材にした映画の企画を考えていて実現させたそうで、歌舞伎のシーンは村人だけでなく全国からエキストラを集めたそうです。この週末は土曜日は気象予報士会関連の予定がありますが、日曜日に時間があればもう一度観に行こうかと思っています。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では北の高気圧の勢力は平年より強いですが、南の高気圧の勢力も平年並〜やや強い予想で、本州付近は北と南の高気圧の間で気圧の谷となりやすく、本州付近を中心ににわか雨や雷雨が起こりやすくなる時期がありそうです。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(7/23〜8/19)
500hPa高度平均図
サハリン付近は高度5760m付近のリッジ(気圧の尾根)となり、北日本も高度5820m付近の弱いリッジとなる。高度5880m線は西日本太平洋岸〜華中沿岸部に張り出して、九州南部〜南西諸島は概ね南の高気圧に覆われる。全国的に高度正偏差。
850hPa気温平均図
北日本〜関東甲信地方、静岡付近は気温正偏差。北陸地方、静岡を除く東海地方、西日本〜南西諸島は気温負偏差だが、数値予報の系統誤差が含まれるため高めに修正して考える。
地上気圧平均図
オホーツク海に北の高気圧が張り出して本州南海上は南の高気圧が張り出し、本州東海上を中心に気圧の谷となる。北海道の道南〜南西諸島に帯状の降水域がかかる。
1週目(7/23〜29)
500hPa高度平均図
サハリン付近は高度5760〜5820m付近の高気圧の中心となり、シベリア東部では高度5640〜5760m付近のリッジが強まる。本州東海上は高度5820m付近のトラフ(気圧の谷となり、北日本は高度5820m付近のリッジとなる。高度5880m線は四国太平洋岸〜華南方面に張り出して、九州南部〜南西諸島は南の高気圧に覆われる。関東付近を除いて高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道を除いて気温負偏差だが、数値予報の系統誤差が含まれるので高めに修正して考える。
地上気圧平均図
千島列島付近は北の高気圧の中心となって関東南海上に南の高気圧が張り出し、関東東海上を中心に気圧の谷となる。青森付近を除く東北地方〜南西諸島北部に帯状の降水域がかかり、沖縄付近に南からの湿った気流によると見られる降水域がかかる。
週間予報資料
7/23は本州東海上に台風6号が進み、オホーツク海〜東シナ海北部に高気圧が張り出す。
7/24は北海道南東海上に台風6号が進む。オホーツク海に高気圧が張り出す。
7/25は日本海に高気圧が進み、オホーツク海に高気圧が張り出す。南西諸島〜本州南海上に前線が停滞する。
7/26は北日本に北の高気圧が進む。本州南海上に南の高気圧が張り出す。南西諸島北部〜本州太平洋岸に前線が停滞する。
7/27はオホーツク海に高気圧が張り出し、紀伊半島沖は南の高気圧の中心となる。東日本南海上〜西日本に前線が停滞する。
7/28はオホーツク海は北の高気圧の中心となり、奄美諸島付近は南の高気圧の中心となる。日本海西部〜関東東海上は気圧の谷となる。
7/29はオホーツク海は北の高気圧の中心となり、沖縄近海に南の高気圧が張り出す。本州付近は気圧の谷となる。
2週目(7/30〜8/5)
500hPa高度平均図
オホーツク海は高度5760m付近のリッジ、朝鮮半島付近は高度5760〜5820m付近のトラフとなり、極東高緯度域を中心に等高度線の蛇行が大きく、北日本の等高度は南西〜西南西の流れ(西谷)となる。本州南東海上と南西諸島付近は南の高気圧の中心となるが、高度5880m線の張り出しは1週目に比べて弱まる。渡島半島付近を除く北海道は概ね高度正偏差。本州以南は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北〜東日本は概ね気温正偏差。西日本〜南西諸島は概ね気温負偏差。
地上気圧平均図
オホーツク海は北の高気圧の中心となり本州南海上に南の高気圧が張り出し、本州付近を中心に低圧部となる。沖縄の先島諸島付近を除いて降水域がかかる。
3〜4週目(8/6〜19)
500hPa高度平均図
日本海北部は高度5760〜5820m付近の緩やかなリッジとなる。関東南海上は南の高気圧の中心となり、高度5880m線は東日本太平洋岸〜東シナ海へ張り出し、西日本〜沖縄本島付近は概ね高気圧に覆われる。全国的に高度正偏差。
850hPa気温平均図
東日本太平洋岸、西日本〜南西諸島は気温負偏差だが、数値予報の系統誤差を考慮して高めに考える。
地上気圧平均図
オホーツク海に北の高気圧が張り出して本州南海上は南の高気圧が張り出す。本州東海上を中心に低圧部となり、北海道の道南以南に降水域がかかる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、期間を通して日本付近のスプレッドは小さい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は北海道、南西諸島、3〜4週目は日本海北部〜西部、中国地方西部、四国地方〜南西諸島に正の高偏差確率の大きい領域がかかる。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は目先は低めだがその後は平年並〜やや高めで経過。東日本は1週目前半はやや低め、1週目中頃以降は平年並程度で経過。西日本は1週目中頃まではやや低め、1週目終わり頃以降は概ね平年並程度で経過。沖縄・奄美は目先は平年並程度だが期末に向けて次第にやや低めとなる。東西指数は1週目前半に0指数程度になる他は2週目中頃をピークに−指数で経過。沖縄高度は2週目前半にやや−となる他は+で経過。東方海上高度は1週目前半は+だが後半は−、2週目は中頃を中心に概ね+、3週目以降は概ね−で経過。オホーツク海高気圧指数は期間を通して+指数で経過するが期末に向けて0指数に近づく。200hPa速度ポテンシャル(5S〜5N アンサンブル平均)は、実況は東経135〜140度付近が対流活動活発の中心となるが、予想では大きな−は見られない。
(注記)200hPa速度ポテンシャル(5S〜5N アンサンブル平均):赤道付近の対流活動の状況を示し、ハッチ域は−で対流活動活発。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北日本、東海、近畿日本海側、中国、九州地方は平年並、北陸、近畿太平洋側、四国、奄美地方は平年並〜低い、関東甲信地方は高い確率が大きい。沖縄地方は確率値がばらける。
降水量は北海道日本海側、太平洋側、沖縄地方は平年並〜少ない、北海道オホーツク海側は少ない、東北南部、北陸、近畿地方、山陽は平年並〜多い、関東甲信、奄美地方は平年並、山陰、九州北部地方は多い確率が大きい。東北北部は平年並〜少ない傾向。九州南部地方は確率値がばらける。
日照時間は北海道日本海側は平年並〜多い、北海道オホーツク海側、太平洋側は平年並、東北南部、北陸、近畿、中国、四国地方は平年並〜少ない、九州北部地方は少ない、沖縄・奄美は多い確率が大きい。東海地方は平年並〜少ない傾向、東北北部、九州南部地方は確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は北海道日本海側、奄美地方は多い。東北南部、北陸、近畿日本海側、中国、九州北部地方は少ない。降水日数は北海道日本海側、オホーツク海側、関東甲信地方、沖縄・奄美は少ない。東〜西日本日本海側、九州北部地方は多い。
(6)週別気温
1週目は北日本、北陸地方、西日本は平年並〜低い、東日本太平洋側は平年並、沖縄・奄美は平年並〜高い確率が大きく、東北、北陸地方は高い確率が小さい。2週目は北海道は平年並、東北、北陸、東海、近畿、四国地方は平年並〜低い、中国、九州北部地方は低い確率が大きい。関東甲信地方、沖縄・奄美は平年並〜低い傾向。3〜4週目は北海道は平年並、東北、北陸地方は平年並〜高い、九州は平年並、沖縄・奄美は低い確率が大きい。近畿地方は平年並〜高い傾向、東日本太平洋側、中国、四国地方は確率値がばらける。

向こう1か月の見通し
北海道は周期的な天気変化となりそうです。東北地方、東〜西日本は平年と同様に晴れの日が多いですが、にわか雨や雷雨が起こりやすくなる時期がありそうです。沖縄・奄美は平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。気温は北〜西日本は期間の前半に平年より低い時期がある他は、平年並〜高い日が多くなりそうです。沖縄・奄美は期間を通して平年並〜高い日が多くなりそうです。

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#原田芳雄
#大鹿村騒動記
traq

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