このブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日の東京地方は雲は多めですが晴れ間も出ています。ただ風が強いです。
今日は夜勤明けで今はもったりしています。明日は休みですが土日は2日とも仕事になってしまいまいした。来週の今日は1年で最も嫌な日が待っています。
今週も木曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今回の予報資料では北〜西日本は周期的な天気変化となりそうです。沖縄は既に梅雨入りしていますが沖縄・奄美は気圧の谷や前線の影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は全国的に期間初めに平年より高い時期がある他は、北〜西日本は平年並〜低い日が多く、沖縄・奄美は平年並の日が多くなりそうです。
1か月予報資料はこちら
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
予報資料の解説が難しい方は最後の見通しだけでも目を通して下さい。
予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(5/10〜6/6)
500hPa高度平均図
沿海州付近は高度5580m付近のリッジ(気圧の尾根)、日本海中部は高度5640〜5700m付近のトラフ(気圧の谷)となる。太平洋側の一部を除く北海道、南西諸島南部を除いて高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道、南西諸島南部は概ね気温正偏差。本州〜南西諸島北部は気温負偏差。
地上気圧平均図
オホーツク海は高圧部となり三陸沖を中心に気圧の谷となる。北海道のオホーツク海側を除いて概ね気圧負偏差。
1週目(5/10〜16)
500hPa高度平均図
黄海付近と日本の東海上は高度5580〜5700m付近のトラフとなり、日本付近は相対的にリッジ場となる。東北太平洋側〜関東の一部を除いて概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温正偏差で北海道〜青森付近、西日本〜南西諸島は概ね+1°C以上。
地上気圧平均図
北海道東海上を中心に低圧部となり全国的に気圧負偏差。
週間予報資料
5/10は西日本に高気圧が進む。
5/11は関東付近に高気圧が進む。黄海〜上海付近に気圧の谷が進む。
5/12は東日本南海上に高気圧が張り出す。日本海〜九州付近に気圧の谷が進む。
5/13は日本海北部に低気圧が進み、北日本に気圧の谷が進む。
5/14はサハリン北部付近に低気圧が進む。東シナ海に気圧の谷が進む。
5/15は西日本に気圧の谷が進む。
2週目(5/17〜23)
500hPa高度平均図
沿海州北部付近は高度5520m付近のリッジ(気圧の尾根)、本州付近は高度5640〜5700m付近のトラフとなり逆位相場となる。南西諸島南部を除いて高度負偏差。
850hPa気温平均図
概ね全国的に気温負偏差で北海道〜九州は−1°C以下。
地上気圧平均図
千島列島、関東付近を中心に低圧部となる。北海道の道北を除いて気圧負偏差。
3〜4週目(5/24〜6/6)
500hPa高度平均図
サハリン付近は高度5580m付近のリッジ、本州付近は高度5700m付近のトラフとなる。北海道は概ね高度正偏差。本州〜南西諸島は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道の道北を除いて概ね気温負偏差。
地上気圧平均図
千島列島北部付近、黄海付近を中心に高圧部となるが、関東東海上〜台湾付近は気圧の谷となる。北海道〜九州は気圧正偏差。南西諸島は概ね気圧負偏差。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、3〜4週目はオホーツク海でスプレッドが大きい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は日本の東で負の高偏差確率が大きく南西諸島で正の高偏差確率が大きい。2週目は本州〜九州、3〜4週目は東〜西日本で負の高偏差確率が大きい。
※(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は1週目中頃までは高め、1週目終わり頃〜3週目初め頃は低め、3週目中頃以降は平年並程度で経過。東〜西日本は1週目中頃までは高め、1週目終わり頃以降は2週目初め頃を中心に低めで経過。沖縄・奄美は2週目初め頃まで高め、2週目中頃以降は平年並程度で経過。東西指数は期間を通して−指数で経過。沖縄高度は1週目中頃までは+、1週目終わり頃以降は−で経過。東方海上高度は期間を通して−で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)では、期間初めにMJOが日本の南海上を通過し対流活動が活発となる。
※(注記)MJO:マッデン-ジュリアン振動。説明はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E6%8C%AF%E5%8B%95
(5)熱帯・中緯度予想図
200hPa STREAM FUNCTION AND ANOMARY(200hPa流線関数及び偏差)
1週目は東北〜近畿地方は概ね負偏差。北海道、中国・四国地方〜南西諸島は概ね正偏差。2週目、3〜4週目は全国的に負偏差。
850hPa STREAM FUNCTION AND ANOMARY(850hPa流線関数及び偏差)
期間を通して全国的に概ね負偏差。
※(注記)流線関数はハッチ部は負偏差で反時計回りを表し北半球では低気圧性循環を表す。白い部分は正偏差で時計周りを表し北半球では高気圧性循環を表す。
PRECIPITATION ANOMARY(降水量偏差)
1週目は北海道〜本州・四国は降水量正偏差。2週目は北海道〜九州は降水量正偏差。3〜4週目は北海道、東〜西日本は概ね降水量正偏差。
200hPa VELOCITY POTENTIAL AND ANOMARY(200hPa速度ポテンシャル及び偏差)
期間を通して全国的に対流活動活発、
※(注記)200hPa速度ポテンシャルはハッチ部は対流活動活発域を表し、それ以外は対流活動不活発域を表す。
向こう1か月の見通し
北〜西日本は周期天気な天気変化となりそうです。沖縄・奄美は気圧の谷や前線の影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は〜西日本は期間初めに平年より高い時期がある他は平年並〜低い日が多くなりそうです。沖縄・奄美は期間初めに平年より高い日がある他は平年並の日が多くなりそうです。
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