2012年06月
このブログをご覧の皆様、こんばんは。
数日前までの予報では今日の関東地方はぐずついた天気となる予報でしたが、今日の東京地方は午前中は曇りがちでしたが雨は降らず、午後は晴れて暑くなりました。今日は奄美地方で梅雨明けの発表があって、南西諸島の梅雨明けは概ね平年並となりましたが、今のところは速報値なので最終的に確定するのは9月の初め頃になります。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では本州付近は前線などの影響を受けやすく、北〜西日本は曇りや雨の日が多くなりそうで、梅雨明けの時期は西日本を中心に平年より遅めとなるかもしれません。南西諸島は高気圧に覆われやすく、平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。
1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
※(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。
予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(6/30〜7/27)
500hPa高度平均図
本州東海上は高度5820m付近のトラフ(気圧の谷)、朝鮮半島付近は高度5760m付近のトラフとなり、本州付近の等高度線は北日本は西南西の流れ(西谷)、東〜西日本は西北西の流れ(東谷)となる。西日本南海上は高度5880m付近の南の高気圧の中心となり、高度5880m線は南西諸島付近まで張り出す。北海道と南西諸島は概ね高度正偏差。本州〜九州は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道の渡島半島以南は概ね気温負偏差だが、南西諸島付近を中心に系統的誤差が含まれる可能性がある。
地上気圧平均図
北の高気圧がオホーツク海に張り出し、南の高気圧が南西諸島付近まで張り出して本州付近は相対的に低圧部となり、本州中部〜東海上に低気圧や前線に対応する等圧線のくぼみが見られる。北海道の道北〜道東、南西諸島南部を除いて降水域がかかり、西日本を中心に降水量がまとまる。
1週目(6/30〜7/6)
500hPa高度平均図
沿海州南部付近は高度5700m付近のトラフ、関東東海上は高度5820m付近のトラフとなり、北日本は西谷で東〜西日本は東谷となる。西日本南海上は高度5880m付近の高気圧の中心となり、高度5880m線は東シナ海南部に張り出す。東北南部〜中国地方東部は高度負偏差。北海道〜東北北部、中国地方西部・四国〜南西諸島は高度正偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温正偏差で渡島半島付近を除く北海道のオホーツク海岸は+2°C以上。
地上気圧平均図
関東南東海上は南の高気圧の中心となり南西諸島付近まで高気圧が張り出す。関東東海上に低圧部に対応する等圧線のくぼみが見られ、北海道〜九州に降水域がかかり西日本を中心に降水量がまとまる。
週間予報資料
6/30は関東東海上に低気圧が進む。北日本と南西諸島に高気圧が張り出す。
7/1は北海道と南西諸島に高気圧が張り出す。沿海州南部付近に低気圧が進む。
7/2は日本海北部に気圧の谷が進む。高気圧が台湾付近まで張り出す。
7/3は朝鮮半島付近に気圧の谷が進む。南西諸島に高気圧が張り出す。
7/4は本州中部に低気圧が進む。南西諸島に高気圧が張り出す。
7/5は三陸沖に低気圧が進み、本州太平洋岸に前線が伸びる。南西諸島に高気圧が張り出す。
7/6は本州太平洋岸に前線が停滞する。
2週目(7/7〜13)
500hPa高度平均図
本州東海上と山東半島付近は高度5760〜5820m付近のトラフとなり本州付近は谷場となる。西日本南海上は高度5880m付近の高気圧の中心となるが高気圧の勢力は弱い。北海道の道北〜道東は高度正偏差、北海道の道南以南は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜本州、四国は気温負偏差。九州は概ね気温正偏差。南西諸島は正偏差と負偏差の境目付近。
地上気圧平均図
南の高気圧の張り出しは1週目に比べて後退気味で、本州付近に等圧線のくぼみが見られる。道北の一部を除く北海道〜南西諸島北部に降水域がかかる。
3〜4週目(7/14〜27)
500hPa高度平均図
北海道〜本州東海上は高度5760〜5820m付近のトラフとなり本州付近は東谷となる。九州南海上は高度5880m付近の南の高気圧の中心となって、2週目に比べて勢力が強まり東シナ海南部に高気圧が張り出す。北海道太平洋岸〜九州は高度負偏差。太平洋岸を除く北海道、南西諸島は高度正偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温負偏差だが南西諸島を中心に系統的誤差が含まれる可能性がある。
地上気圧平均図
日本海中部〜本州東海上に等圧線のくぼみが見られる。北海道の道南〜南西諸島北部に降水域がかかる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、2週目は北海道の東半分〜三陸沖、3〜4週目はオホーツク海でスプレッドが大きい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目はオホーツク海〜北海道、東シナ海南部の一部に正の高偏差確率が大きい領域がかかる。3〜4週目は関東東海上に負の高偏差確率が大きい領域が見られる。
※(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は1週目は目先をピークに高め、2週目は平年並、3〜4週目は低めで経過。東日本は1週目は中頃をピークにやや高め、2週目は概ね平年並、3〜4週目は低めで経過。西日本、沖縄・奄美は期間を通して平年並前後で経過。東西指数は目先は0指数程度、その後は−指数で経過。沖縄高度は1週目中頃までは+、1週目終わり頃〜2週目前半は−、2週目後半〜3週目前半はやや+、3週目後半以降はやや−で経過。東方海上高度は3週目初め頃までは+、3週目中頃以降はやや−で経過。オホーツク海高気圧指数は期間を通して+指数だが1週目中頃に0指数に近づく。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)は実況は東経150度付近が対流活動の中心だが、対流活動の中心は次第に東へ移る。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北海道オホーツク海側、近畿、中国、九州北部、奄美地方は平年並〜低い、東日本太平洋側、四国、九州南部地方は低い、北陸、沖縄地方は平年並の確率が大きい。東北北部は平年並〜低い傾向。北海道日本海側、太平洋側、東北南部は確率値がばらける。
降水量は北海道太平洋側、東北北部は少ない、近畿太平洋側、四国地方は多い、近畿日本海側、中国、九州南部地方は平年並〜多い、九州北部地方は平年並、沖縄地方は平年並〜少ない確率が大きい。これら以外の地域は確率値がばらける。
日照時間は北海道太平洋側、東北北部、奄美地方は多い、東北南部は平年並〜多い、関東甲信、北陸地方は平年並、東海、山陽、四国、九州北部地方は平年並〜少ない、近畿太平洋側は少ない確率が大きい。北海道日本海側、オホーツク海側は平年並〜多い、西日本日本海側、九州南部地方は平年並〜少ない傾向。沖縄地方は確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は東海地方、近畿太平洋側、山陽は少ない。奄美地方は多い。降水日数は東海、近畿、中国地方は多い。沖縄・奄美は少ない。
(6)週別気温
1週目は北日本、関東甲信、北陸地方は平年並〜高い、東海地方、西日本は平年並、沖縄・奄美は平年並〜低い確率が大きく、北日本、関東甲信、北陸地方は低い確率が小さい。2週目は北海道は低い、東北地方、東日本太平洋側、四国、九州北部、沖縄地方は平年並〜低い、北陸、近畿、中国地方は平年並の確率が大きい。九州南部・奄美地方は平年並〜低い傾向。3〜4週目は東日本太平洋側、西日本は平年並〜低い、北陸地方、沖縄・奄美は平年並の確率が大きい。北日本は確率値がばらける。
向こう1か月の見通し
北〜西日本は前線などの影響を受けやすく、北〜東日本は平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。西日本は平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。気温は北〜東日本は期間初めに平年より高い日がある他は平年並の日が多く、期間中頃は北日本を中心に平年より低くなる時期がありそうです。西日本は期間を通して平年並の日が多くなりそうです。沖縄・奄美は期間を通して平年並〜高い日が多くなりそうです。
このブログをご覧の皆様、こんばんは。
今日の東京地方は昼頃までは晴れ間もありましたが午後は曇りとなりました。明日は関東南海上を低気圧が通過する予想で、海沿いの方は雨が降るかもしれませんが内陸部は天気はそれほど悪くはなさそうです。
先日の土曜日は日本気象予報士会の社員総会というものがあり、そちらの方に参加してきました。午前中は昨年の東日本大震災の被災地で子供たちを対象に防災教育をしてきた、群馬大学大学院の教授の講演がありました。
DSCN1739
東日本大震災では東北太平洋岸は津波で大きな被害が出ましたが、東北太平洋岸は過去にも大津波で被害がありました。
DSCN1741
それにもかかわらず住民の避難率は低調だったそうです。
DSCN1742
災害に関しては子供よりも大人の方が関心が薄いらしく、この教授は子供たちに防災教育をすることで、未来の世代へ継承され、災害文化としての定着を考えているそうです。
DSCN1743
津波と言うと東北の太平洋岸を思い浮かべますが、過去には沖縄の先島諸島でも大津波があったそうです。
DSCN1746
東北太平洋岸では過去の津波の経験から、大きな防潮堤や防波堤が造られています。
DSCN1747 DSCN1748
それでも東日本大震災の津波では防潮堤や防波堤は役に立ちませんでした。
DSCN1749
東日本大震災の津波はこれまで経験したことが無い津波で、防潮堤や防波堤があることで安心してしまった人も多かったのかもしれません。東日本大震災は想定外の災害と言われていますが、想定外という言葉はおかしいと言っていました。
DSCN1750
DSCN1751 DSCN1752
ハザードマップは過去の災害に照らし合わせて作成されたもので、ハザードマップは完璧なものではありません。この教授は釜石でこんなことを訴えてきたそうです。
DSCN1754
僕も一応気象予報士の資格を持っていますが、最近は自分が社会にとって何の役にも立っていないのではと悩んでいます。一人の人間として自分が社会にどのように役に立つのか考えてみたいところです。
今日の夕刊フジのHPでこんな記事がありました。
「自分の身は自分で守る!それが防災の基本」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120628/dms1206281257015-n1.htm
写真がブレでしまってすみません。
今日の東京都多摩地区は曇りがちですが時折晴れ間も出ています。先週は台風4号などの影響で西日本を中心に大雨となりましたが、今週は関東地方は梅雨の中休みといったところで雨は一段落となりそうです。
今日の競馬は春のGIの総決算の宝塚記念が行われます。GIホース4頭を含んでこの時期にしてはいいメンバーが揃ったかなぁという印象です。海馬を始めて最初に馬券を当てたのが宝塚記念だったので、今回も大きい馬券を当てたいところです。
予想の基本スタイルは、以下の通りです。
◎にじゅうまる:軸馬(1頭)
〇:対抗(1頭)
×:穴馬(1頭)
▲さんかく:(複数頭)
△しろさんかく:(0〜複数頭)
買い方基本的に馬番連勝または馬番連単の表裏です。
◎にじゅうまる−〇、◎にじゅうまる−×、◎にじゅうまる−▲さんかく、◎にじゅうまる−△しろさんかく、〇−×、〇−▲さんかくの組み合わせは全て買います。
×−▲さんかくは買うものだけを掲示します。
×−▲さんかくで掲示しないもの、〇−△しろさんかく、×−△しろさんかくの組み合わせは買いません。
▲さんかく−▲さんかく:買う場合があれば掲示します。
基本的に大穴狙いなので、買い目は多くなります。
阪神11R 第53回宝塚記念(GI) 芝2200m
◎にじゅうまる:3
〇:14
×:9
▲さんかく:1、2、4、6、7、8、11、12、15
△しろさんかく:5、10、16
×−▲さんかく:4−9
短評
3:目下OP特別、重賞の連勝中の勢いに期待
14:前走GI勝ちでオークス3着の実績もあるのに評価が低い感じ
9:前走をフロック勝ち視する感じもあるが、逃げなくても重賞を好走した経験あり
函館、福島競馬のメインレースも馬券を買ったので印だけ書き込みます。
函館11R 大沼ステークス ダート1700m
◎にじゅうまる:2
〇:10
×:12
▲さんかく:1、4、6、8、9、13
△しろさんかく:なし
×−▲さんかく12−4、6、13
福島11R 福島テレビオープン 芝1800m
◎にじゅうまる:6
〇:9
×:11
▲さんかく:2、4、7、10
△しろさんかく:なし
×−▲さんかく11−2、4、7
このブログをご覧の皆様、こんばんは。
今日の東京地方は朝は強い雨が降りましたが午前中に雨は上がりました。今日は仕事を早めに切り上げて、夕方から大宮へプロ野球観戦に行ってきました。
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プロ野球は交流戦が終わって今日からリーグ戦再開ですが、ライオンズは交流戦を勝ち越してチーム状態も上向きな感じですが、主砲おかわり中村が調子が上がってきたのに戦線離脱してしまったのは痛いところです。今日は相手が最下位のオリックス相手でしたが、ライオンズが2回裏に3点先制しましたが、先発投手の石井が乱調で4回に3点返されて、延長10回でも決まらずに結局引き分けでした。自分が野球観戦に行くといつも試合がもつれて、試合時間が長くなるような気がします。今日も3時間半超えでした。
そんなわけでブログの更新が遅くなってしまいましたが、今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では期間初めは東日本太平洋側〜西日本、期間中頃以降は本州中部〜日本海に前線が停滞して、北〜西日本は曇りや雨の日が多くなりそうです。南西諸島は期間初めは前線の影響が残りますがその後は太平洋高気圧に覆われやすく、沖縄は明日梅雨明けとなりそうで、奄美諸島も6月終わり頃〜7月初め頃に梅雨明けとなりそうです。また西日本でも期間後半は梅雨明けとなる所がありそうです。
1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
※(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。
予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(6/23〜7/20)
500hPa高度平均図
本州東海上は高度5760〜5820m付近のトラフ(気圧の谷)、沿海州付近は高度5700〜5760m付近のリッジ(気圧の尾根)となり、本州付近の等高度線は西北西の流れ(東谷)となる。西日本南海上は高度5880m付近の南の高気圧の中心となり、高度5880m線は南西諸島付近まで張り出す。概ね全国的に高度正偏差。
500hPa気温平均図
北海道は概ね気温正偏差。本州以南は気温負偏差だが系統的誤差が含まれる可能性がある。
地上気圧平均図
オホーツク海に北の高気圧、本州南海上に南の高気圧が張り出して、本州付近は相対的に低圧部となり、北日本東海上に低気圧や前線に対応する等圧線のくぼみが見られる。北海道のオホーツク海岸、南西諸島南部を除いて降水域がかかる。
1週目(6/23〜29)
500hPa高度平均図
沿海州付近は高度5700〜5760m付近の優勢なリッジ、本州東海上は高度5700〜5760m付近の深いトラフとなり、本州付近は北日本を中心に東谷となり等高度線の蛇行が大きい。高度5880m線の日本付近への張り出しは弱い。東北〜西日本太平洋岸、南西諸島は高度負偏差。これ以外は高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道の北半分を除き気温負偏差で東北南部〜関東太平洋岸は−2°C以下。
地上気圧平均図
オホーツク海は北の高気圧の中心となり日本海北部に張り出す。本州南海上は南の高気圧が張り出して、北海道南東海上は低気圧の中心となる。関東、北陸西部〜南西諸島に降水域がかかり四国〜九州付近を中心に降水量がまとまる。
週間予報資料
6/23は北海道南東海上に低気圧が進む。オホーツク海に高気圧が張り出す。
6/24はオホーツク海の高気圧が日本海北部に張り出す。東シナ海に気圧の谷が進む。
6/25はオホーツク海の高気圧が北日本〜朝鮮半島付近に張り出す。東日本太平洋岸〜華中に前線が停滞する。
6/26はオホーツク海の高気圧が朝鮮半島〜関東付近に張り出す。東日本太平洋岸〜東シナ海北部に前線が停滞する。
6/27は千島列島付近の高気圧が朝鮮半島〜東日本付近に張り出す。東日本南海上〜東シナ海北部に前線が停滞する。
6/28は北海道南東海上の高気圧がオホーツク海〜朝鮮半島付近に張り出す。東日本南海上〜華中に前線が停滞する。
6/29は千島列島付近の高気圧が日本海北部に張り出す。日本海西部に気圧の谷が進む。
2週目(6/30〜7/6)
500hPa高度平均図
サハリン付近は高度5700m付近のリッジとなる。本州付近の等高度線の蛇行は小さく弱い西南西の流れ(西谷)となる。西日本南海上は高度5880m付近の高気圧の中心となり、高度5880m線は台湾付近まで張り出す。全国的に高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜九州は気温正偏差で北海道のオホーツク海岸は+1°C以上。南西諸島は気温負偏差だが系統的誤差が含まれる可能性がある。
地上気圧平均図
千島列島北部に北の高気圧が張り出すが1週目に比べて勢力は弱まる。小笠原諸島付近は南の高気圧の中心となり南西諸島付近まで高気圧が張り出す。本州中部〜東海上は低圧部となって北海道〜九州に降水域がかかる。
3〜4週目(7/7〜20)
500hPa高度平均図
北日本東海上は高度5760〜5820m付近のトラフとなり本州付近は東谷となる。南西諸島付近は高度5880m付近の南の高気圧の中心となる。概ね全国的に高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道は太平洋岸を除いて気温正偏差。北海道太平洋岸以南は気温負偏差域だが系統的誤差が含まれる可能性がある。
地上気圧平均図
本州南海上は南の高気圧が張り出す。三陸沖に等圧線のくぼみが見られ、北海道〜九州に降水域がかかり、若狭湾付近に降水量の極大が見られる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、日本付近はスプレッドは小さい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目はオホーツク海〜日本海は正の高偏差確率が大きく、本州東海上は負の高偏差確率が大きい。2週目はオホーツク海と南西諸島付近、3〜4週目は沿海州〜西日本、南西諸島に正の高偏差確率が大きい領域がかかる。
※(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は1週目は中頃までは低め、1週目終わり頃〜3週目前半は高め、3週目後半以降は平年並程度で経過。東日本は1週目は中頃をピークに低め、2週目〜3週目初め頃は高め、3週目中頃以降は平年並〜やや低めで経過。西日本、沖縄・奄美は期間前半は平年並前後、期間後半は平年並〜やや低めで経過。東西指数は2週目初めに0指数程度となる他は概ね−指数で経過。沖縄高度は1週目中頃まではやや−、1週目終わり頃以降は+で経過。東方海上高度は1週目中頃までは−、1週目終わり頃は+で経過。オホーツク海高気圧指数は1週目中頃をピークに期間を通して+指数で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)は東経150度付近が対流活動の中心となり、期間中頃は対流活動が活発となる。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北海道オホーツク海側を除く北日本、北陸、近畿日本海側、中国、九州北部地方は高い、関東甲信、近畿太平洋側、四国地方は平年並〜高い、東海地方、九州南部は平年並、沖縄・奄美は平年並〜低い確率が大きく、東北〜西日本日本海側、九州北部地方は低い確率が小さい。北海道オホーツク海側は確率値がばらける。
降水量は北海道日本海側は多い、北海道太平洋側、東北地方、東〜西日本は少ない確率が大きく、西日本日本海側は多い確率が小さい。奄美地方は平年並〜少ない傾向。北海道オホーツク海側、沖縄地方は確率値がばらける。
日照時間は北海道太平洋側、東北北部、東日本太平洋側、近畿、中国、四国地方は多い、東北南部、北陸、九州地方は平年並〜多い確率が大きい。北海道オホーツク海側、沖縄地方は平年並〜少ない、奄美地方は平年並〜多い傾向。北海道日本海側は確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は東北南部、東〜西日本は多い。降水日数は東北南部、東〜西日本、奄美地方は少ない。
(6)週別気温
1週目は北日本、東日本太平洋側、九州南部・奄美地方は平年並〜低い、北陸、近畿、中国、四国、九州北部地方は平年並、沖縄地方は低い確率が大きく、東北、東日本太平洋側、九州南部・奄美地方は高い、中国地方は低い確率が小さい。2週目は北日本、北陸、近畿、中国、九州北部地方は高い、東日本太平洋側、四国地方は平年並〜高い、九州南部・奄美地方は平年並、沖縄地方は平年並〜低い確率が大きく、北陸、中国地方は低い確率が小さい。3〜4週目は北日本、北陸、近畿、中国、四国、九州南部・奄美地方は高い、東日本太平洋側、九州北部地方は平年並〜高い、沖縄地方は平年並〜低い確率が大きく、北陸地方は低い確率が小さい。
向こう1か月の見通し
北〜西日本は前線などの影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。奄美地方は期間初めに曇りや雨の日がある他は、高気圧に覆われやすく平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。沖縄地方は平年に比べて晴れの日が多くなりそうです。気温は北〜西日本は期間前半に平年より低い日がある他は平年並〜高い日が多くなりそうです。沖縄・奄美は期間を通して平年並〜高い日が多くなりそうです。
このブログをご覧の皆様、こんばんは。
昨日は台風接近で仕事の後は早めに帰宅しましたが、それでも最寄駅に着いた時は雨風が強くなっていて、傘はほとんど役に立ちませんでした。今日の東京地方は台風一過で晴れて、台風が暖かい空気を運んできたため暑くなりました。今日は関東近辺では各地で真夏日となったようで、熱中症になった人が多かったようです。
明日から金曜日にかけても今度は台風5号から変わる低気圧が九州〜本州太平洋岸を通過する予想で、太平洋側を中心に大雨となる所がありそうです。
この前の日曜日は競馬の後立川の映画館でこの映画を観ました。
http://eiga-ichigo.com/
この映画は1970年に公開された映画で、今回はニュープリント&デジタルリマスター版の公開で、1週間だけの公開だったので見逃すとチャンスがありませんでした。僕はこの映画をリアルタイムで観た世代ではありませんが、1度テレビで観たことがありました。「いちご白書」という題名からメルヘンチックな感じがしますが(実際に「いちご白書」というドラマがあったそうですが僕は知りません)、原題は「The Strawberry Statenment」という題で、1968年頃のコロンビア大学の学園紛争を基に作られた映画で、題名は当時のコロンビア大学の学長が大学の運営に関する学生の意見を、学生がイチゴが好きだというのと同じくらい意味を持たないと見下したことが題名の由来になっています。1968年頃のアメリカと言えばベトナム戦争に参戦していて、学生の間ではベトナム戦争に対する反戦運動や学生の自治を求める学園紛争が盛んに行われていて、日本でも同じ頃に東大安田講堂事件など学園紛争が盛んに行われていました。この映画ではボート部に所属する普通の学生が元々学園紛争に興味がなかったのが、ある女子学生と知り合って彼女により学園紛争にのめりこんでいくというストーリーで、フランク・タラボン監督の「マジェスティック」という映画では、主人公が昔つきあっていた女性のために共産党員にさせられていたという場面があり、フィクションの物語では割とよくある設定なのかもしれません。日本でも去年「マイ・バック・ページ」という映画がありましたが、この映画も「いちご白書」とほぼ同じ時期が舞台となっていて、1970年頃というのは社会全体が大きく変わろうとしていた時期だったせいか、この頃を題材にした映画は個人的には興味のある時代で、この頃を舞台にした映画やドラマを結構観ているような気がします。
「いちご白書」は印象的な音楽も多いです。最後の方の場面で学生たちが歌っていたのがジョン・レノンの「Give Peace a Chance(平和を我らに)」
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/5RkIjtX3tMk&feature=youtube_gdata_player&hl=ja&fs=1]
エンディングのこの曲も印象的です。パフィー・セント=メリー「サークル・ゲーム」
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/ybyAgZtWLh8&feature=youtube_gdata_player&hl=ja&fs=1]
日本ではこの映画と言えばこの曲かもしれません。「いちご白書をもう一度」
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/jMnSqIAhuWo&feature=youtube_gdata_player&hl=ja&fs=1]
念のため僕はこの曲もリアルタイムで聴いていた世代ではありません。
サングラスのはれる...
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