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サングラスのはれるんが、何かを語る

気象予報士サングラスのはれるんが、そらくも、ホース、テツ分、キネマ、のボール、その他いろいろについて何かを語ります。

2013年03月

このブログをご覧の皆様、こんにちは。

今日の東京都多摩地区は今は雨は降っていませんが、曇りでぐずついた天気となっています。自宅周辺のサクラは満開〜散り始めという状況で、今週末は花見のチャンスでしたが土日ともぐずついた天気になってしまいました。
自宅周辺の今朝のサクラ
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昨日は重賞競走が無かったので競馬の書き込みはしませんでしたが、阪神競馬のメインレースだけ馬券を買っていて撃沈してしまいました。今日は阪神競馬で大阪杯、中山競馬でダービー卿チャレンジトロフィーが行われます。大阪杯の方は強い馬が始動しますが、何とか大きい馬券を当てて少しでも負け分を挽回したいものです。

予想の基本スタイルは、以下の通りです。
にじゅうまる:軸馬(1頭)
〇:対抗(1頭)
×:穴馬(1頭)
さんかく:(複数頭)
しろさんかく:(0〜複数頭)
買い方基本的に馬番連勝または馬番連単の表裏です。
にじゅうまる−〇、にじゅうまる−×、にじゅうまるさんかくにじゅうまるしろさんかく、〇−×、〇−さんかくの組み合わせは全て買います。
×−さんかくは買うものだけを掲示します。
×−さんかくで掲示しないもの、〇−しろさんかく、×−しろさんかくの組み合わせは買いません。
さんかくさんかく:買う場合があれば掲示します。
基本的に大穴狙いなので、買い目は多くなります。

阪神11R 第57回大阪杯(GII) 芝2000m
にじゅうまる:12
〇:10
×:6
さんかく:3、4、7、14
しろさんかく:なし
×−さんかく:6−3、4、7、14
さんかくさんかく:4−3、14

短評
12:とりあえず一発に期待
10:前走ハンデ57kgで重賞勝ち
6:前走は重賞で僅差3着

中山11R 第45回ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII) 芝1600m
にじゅうまる:8
〇:16
×:15
さんかく:2、3、5、7、9、10、13
しろさんかく:1、4、6、11
×−さんかく:15−2、3、5、7、9、10、13
さんかくさんかく:13−2、7

短評
8:距離短縮での一発に期待
16:前走マイル戦で大きくまけていない
15:ここ数戦大きく負けていない

阪神競馬、中山競馬の準メインレースも馬券を買うので、予想の印だけ書き込みます。

阪神10R マーガレットステークス 芝1400m
にじゅうまる:14
〇:11
×:6
さんかく:3、10、12、13、16
しろさんかく:1、4、8、9
×−さんかく:6−3、10、13、16

中山10R 伏竜ステークス ダート1800m
にじゅうまる:6
〇:3
×:11
さんかく:2、4、5、7、8、9、10、12、14、15
しろさんかく:1、13
×−さんかく:11−2、4、5、8、9
タグ :
#阪神競馬
#中山競馬
#大阪杯
#ダービー卿チャレンジトロフィー
#サクラ
2013年03月29日21:13
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は曇りがちの天気となりましたが日中は暖かかったです。昨日は職場の若手を中心とした送別会があり遅くまで盛り上がりました。今の職場での仕事は実質的に今日で終わりで来週からは新しい職場に変わります。4年前にある理由があって今の職場に異動させられて、特に前半の2年間は嫌なことが多くてあまりいい思い出のない職場でしたが、最後の1年はいい人たちに恵まれてとても明るい職場だったので、少し良かったかなと思っていて何となく感慨深いものがあります。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料ではこの先1か月は全国的に周期的な天気変化となり、気温は平年並の日が多くなりそうです。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(3/30〜4/26)
500hPa高度平均図

沿海州南部付近は高度5340〜5460m付近のトラフ(気圧の谷)、朝鮮半島〜東シナ海北部付近は高度5580〜5700m付近のトラフとなり、本州付近は北〜東日本中心に等高度線が西南西の流れ(西谷)となる。全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
概ね全国的に気温負偏差。
地上気圧平均図
日本の東に高気圧が張り出して日本付近は谷場となる。華中南部〜本州東海上に低気圧や前線に対応する帯状の降水域が見られ全国的に降水域がかかる。
1週目(3/30〜4/5)
500hPa高度平均図

オホーツク海北部は高度5100m付近の低気圧となり、中国東北区は高度5280〜5400m付近のトラフ、朝鮮半島南部〜東シナ海北部付近は高度5580〜5640m付近のトラフとなる。東北地方〜中国地方東部・四国は概ね高度正偏差。北海道、中国地方西部・九州〜南西諸島は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道、紀伊半島を除く本州、四国瀬戸内側、九州北部は概ね気温負偏差で北海道〜東北北部は概ね−1°C以下。紀伊半島、四国太平洋側、九州南部〜南西諸島は気温正偏差。
地上気圧平均図
本州付近は帯状の高気圧となるが、カムチャッカ半島付近は低気圧となり本州太平洋岸は気圧の谷となる。華中南部〜本州東海上に帯状の降水域が見られ本州以南に降水域がかかる。
週間予報資料
3/30は秋田沖に高気圧が進む。南西諸島に気圧の谷が進む。
3/31は関東東海上に低気圧が進む。黄海付近に高気圧が進む。
4/1は東北地方付近に高気圧が進む。沖縄の先島諸島付近に気圧の谷が進む。
4/2は関東南海上に低気圧が進む。東シナ海北部に高気圧が進む。
4/3は済州島付近に高気圧が進む。
4/4は関東東海上に高気圧が進む。
4/5は本州東海上に高気圧が進む。朝鮮半島の北に低気圧が進み東シナ海に気圧の谷が進む。
2週目(4/6〜12)
500hPa高度平均図

沿海州南部付近は高度5340〜5400m付近のトラフ、対馬海峡付近は高度5520〜5640m付近のトラフとなり北〜東日本を中心に西谷となる。概ね全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
渡島半島付近を除く北海道、東北太平洋岸〜房総半島付近は気温正偏差。渡島半島、東北日本海側〜関東西部以東は気温負偏差で中国・四国地方〜南西諸島北部は−1°C以下。
地上気圧平均図
沿海州南部は低気圧の中心となり本州付近は谷場となる。華南〜本州東海上に帯状の降水域が見られ全国的に降水域がかかる。
3〜4週目(4/13〜26)
500hPa高度平均図

モンゴル付近は高度5400m付近のトラフとなり日本付近では等高度線が南へ蛇行する。概ね全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温負偏差。
地上気圧平均図
モンゴル付近〜アリューシャン列島にかけて低圧部となり日本付近は谷場となる。華南〜本州東海上に帯状の降水域が見られ全国的に降水域がかかる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、2週目以降は北半球は全般にスプレッドが大きく、2週目は北海道と中国地方〜九州の一部、3〜4週目は北海道〜九州はスプレッドが大きい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目はサハリン〜オホーツク海と沖縄の先島諸島付近、2週目は東日本〜南西諸島で負の高偏差確率が大きい。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は1週目前半は低め、1週目後半〜2週目前半は概ね高め、2週目後半〜3週目は概ね低め、期末は平年並程度で経過。東日本は1週目は前半は低め、1週目後半〜2週目初め頃は概ね高め、2週目中頃〜3週目は概ね低め、期末は平年並程度で経過。西日本は目先は高めだがその後は2週目初め頃まで平年並程度、2週目中頃〜3週目中頃は低め、3週目終わり頃以降は概ね平年並程度で経過。沖縄・奄美は1週目中頃までは高め、1週目終わり頃〜2週目初め頃はやや低め、2週目中頃〜3週目初め頃は低め、3週目中頃以降は概ね平年並程度で経過。東西指数は1週目は中頃をピークに概ね+指数、2週目以降は2週目後半をピークに−指数で経過。沖縄高度は1週目前半は0〜やや+、1週目後半以降は2週目前半をピークに−で経過。東方海上高度は2週目前半まで+、2週目後半〜3週目は3週目初め頃をピークに概ね−、期末は+で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)は期間後半は東経120度付近が対流活動の中心となる。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北海道日本海側、奄美地方は平年並〜高い、東北北部は低い、東北南部、関東甲信、北陸、近畿地方は平年並〜低い、東海、山陰、山陽、四国、九州北部地方は平年並、沖縄地方は高い確率が大きい。九州南部は平年並〜高い傾向。北海道オホーツク海側、太平洋側は確率値がばらける。
降水量は北海道オホーツク海側、北陸、山陽、九州南部地方は少ない、北海道太平洋側は平年並、西日本日本海側、近畿太平洋側は平年並〜少ない、沖縄・奄美は多い確率が大きい。北海道日本海側、東北北部、東日本太平洋側は平年並〜多い傾向。東北南部は確率値がばらける。
日照時間は北海道日本海側、オホーツク海側、沖縄地方は少ない、北海道太平洋側、東北南部は平年並、東日本太平洋側は平年並〜多い、西日本太平洋側は多い確率が大きい。北陸地方は平年並〜多い傾向。奄美地方は確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は北海道日本海側、オホーツク海側、沖縄地方は少ない。九州は多い。降水日数は北日本日本海側、沖縄地方は多い。九州南部は少ない。
(6)週別気温
1週目は北海道、東海、四国、九州地方、沖縄・奄美は平年並〜高い、東北地方は平年並〜低い、関東甲信、北陸、近畿、中国地方は平年並の確率が大きく、沖縄・奄美は低い確率が小さい。2週目は東北、関東甲信地方は平年並〜低い、近畿、中国、四国地方は低い、沖縄地方は平年並〜高い確率が大きい。北海道、北陸地方は平年並〜低い傾向。九州、奄美地方は確率値がばらける。3〜4週目は北海道、沖縄地方は平年並〜高い、中国地方は平年並、奄美地方は高い確率が大きい。北陸、近畿、九州地方は平年並〜高い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。

向こう1か月の見通し
全国的に周期的な天気変化となりそうです。気温は全国的に平年並の日が多くなりそうです。

おまけ
自宅ベランダ前のサクラが満開です。
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この土日に一緒にベランダで花見をしたい方は連絡してください。

タグ :
#1か月予報
#送別会
#周期的な天気変化
#サクラ満開
#花見

このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は一日ぐずついた天気となり気温もあまり上がりませんでした。東京多摩地区の自宅ベランダ前のサクラは大分花が開いてきました。
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今週は気温が低めの日が多く都心でもサクラはそれほど散っていない感じなので、都心でも今週末まで花見が出来そうな感じですが、今朝の情報番組でこれからサクラが見ごろになりそうな所として、立川市の昭和記念公園を紹介していました。今週末あたりは昭和記念公園は花見のチャンスになりそうです(http://www.showakinenpark.go.jp/)。

昨日は仕事の後にちよだプラットフォームスクエアで、気象サイエンスカフェに参加していました。
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昨日の話題提供者の方は気象予報士会ではよくお世話になっている方で、4月から職場が変わってサイエンスカフェにもなかなか参加できなくなりそうなので、最後に参加してきました。
2012年の日本の年平均気温は1898年の統計開始以降では20番目の高温でしたが、トレンド直線よりはやや下でした。また2年続けて気温が下がったことはありますが、3年続けて下がったことはありません。
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荒川秀俊という気象学者は、地球温暖化という言葉すらなかった1948年に既に大都市の気温が上昇傾向にあると著書に書いていたそうです。
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荒川秀俊は著書の中で1890年の年平均気温は顕著な高温だったと書いていますが、気象庁HPに1890年からデータがある地点は35地点しかありません。
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35地点の1つである石巻の1890年の年平均気温は顕著な高温で、統計開始の1888年以降2011年までにこの記録を超えたのは1回だけです。
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石巻の気温は1888年以降で見ると上昇トレンドが見られますが、1890年以降で見ると上昇トレンドはあまり見られず、全国平均気温の統計が始まった1890年以降で見ると再び上昇トレンドが見られます。
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大都市の東京では1876年以降一貫して上昇トレンドが見られます。
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房総の勝浦の年平均気温は統計開始の1906年以降では上昇トレンドは見られますが、1911年が最も高くて最近でも越えた年はありません。
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1960年以降10年ごとに2012年までで計算した、国内全域の100年あたりの温度上昇率は1980〜2012年が最も大きく、1990年以降は温度上昇率は小さくなってきています。また人口集中地域では2000〜2012年の100年あたりの温度上昇率は、マイナスになっている所があります。
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これについて最近の都市工学でヒートアイランド化を防ぐような街づくりが研究されていて、都市再開発の影響があるのではと質問したところ、話題提供者の人は東日本大震災以降節電などでエネルギー消費が減ったためではと回答されました。これについてはどちらが正しいかどうかは何とも言えません。
IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書
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異常気象レポート2005(気象庁発表)
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今回は気象に関する統計の話題で気象現象の話ではありませんでしたが、話題提供者が統計学に詳しい方で分かりやすかったと個人的に思いました。







タグ :
#気象サイエンスカフェ
#気象に関する統計
#上昇トレンド
#ソメイヨシノ
#昭和記念公園
2013年03月25日21:03
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方はぐずついた天気で日中は傘がいらない程度の小雨でしたが、帰宅する頃は傘が無いと少し厳しいかな〜という程度の雨になって気温もあまり上がりませんでした。先日の土曜日は日本気象予報士会関連の行事で上野に行きましたが、金曜日に東京都心でソメイヨシノ満開の発表があった直後とあって、上野駅の公園口に昼頃に行ったところたくさんの人でごった返しておりました。都心ではソメイヨシノ満開の発表がありましたが、多摩地区は都心に比べて気温が低いので、自宅ベランダ前や近くにあるサクラはまだ6〜7分咲きといった感じです。
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今日は気温が上がらなかったので開花はそれほど進んでいないでしょう。

少し前になりますが、先週の3月16日の土曜日は競馬の後昭島のシネコンでこの映画を観てきました。
http://reunion-movie.jp/
この映画は石井光太原作の「遺体 震災、津波の果てに」という原作を基に映画化されたものです。原作は読み始めたところですが、2年前の東日本大震災で岩手県の釜石市で被災された人達の実話が基になっています。
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本の方は今日から読み始めたところです。
元葬儀社社員という民生委員が主人公で西田敏行が演じています。この民生委員はモデルとなった人がいて原作の本の中でもこの人の話が出てきます。西田敏行と言えばこの人も浜通りが被災地となった福島出身で、本人は中通りの郡山出身なので津波で被災はしていませんが、地震の揺れは大きかった所でTVで被災地支援プロジェクトなどで歌っている姿を観ている方も多いかと思います。
映画の初めの方で遺体が安置所に次々と運ばれるシーンがありますが、家族や親族の遺体をモノみたいに扱われることは遺族にとっては腹が立つと思いますが、相次いで運ばれてくるたくさんの遺体を見たら僕もほとんどモノとしか見られなくなってしまうと思うし、それこそ精神的にかなり参ってしまうだろうと思います。震災直後の被災地の状況というのは僕もTVで観た範囲でしかわかりませんが、主人公の人がかつて葬儀社で働いていたと言っても、一度にたくさんの遺体を扱うということは無かっただろうし、かなり悲惨な状況だったのは想像に難くありません。
東日本大震災の被災地の現実を基にした映画だけに、主人公役の西田敏行を初めとして、それぞれの役を演じる俳優もかなりの覚悟が必要ではなかったのではと思います。園子温の「希望の国」とかいう低レベルな作り話の映画とはわけが違います。映画の題名も少しでも希望が持てるような感じにしたかったのかもしれません。

タグ :
#映画
#遺体
#東日本大震災
#津波
#西田敏行
2013年03月22日21:00
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は晴れて朝は少し空気が冷たかったですが、日中は暖かくなりました。今日は東京でソメイヨシノ満開の発表がありました。職場近くのサクラの木も大分花が開きました。
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今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過して、全国的に周期的な天気変化となりそうです。気温は全国的に期間前半に平年より低い時期がある他は平年並〜高い日が多くなりそうです。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(3/23〜4/19)
500hPa高度平均図
オホーツク海北部は高度5280m付近の低圧部となり、中国東北区は高度5340〜5460m付近のトラフ(気圧の谷)、朝鮮半島付近は高度5520〜5640m付近のトラフとなる。北半球太平洋中〜高緯度域は概ね高度正偏差で、東北地方〜東日本は概ね高度正偏差だが、北海道、西日本〜南西諸島は概ね高度負偏差。
850hPa気温平均図
伊豆諸島〜小笠原諸島を除いて概ね気温負偏差。
地上気圧平均図
黄海付近は高気圧となり小笠原諸島付近に東から高気圧が張り出すが、カムチャッカ半島付近は低気圧の中心となり、北〜西日本太平洋岸を中心に気圧の谷となる。華中南部〜本州東海上に帯状の降水域が見られ概ね全国的に降水域がかかる。
1週目(3/23〜29)
500hPa高度平均図

オホーツク海は高度5220m付近の低気圧、遼東半島付近は高度5340〜5460m付近のトラフ、黄海付近は高度5520〜5640m付近のトラフとなり、北〜東日本を中心に等高度線が西南西の流れ(西谷)となる。本州中部付近を除いて高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜九州は概ね気温負偏差で道東を除く北海道〜東北北部は−2°C以下。伊豆諸島、小笠原諸島、南西諸島は気温正偏差で小笠原諸島は+2°C以上。
地上気圧平均図
山東半島付近の高気圧が中国地方〜東シナ海北部に張り出し、小笠原諸島付近に東から高気圧が張り出すが、オホーツク海は低気圧の中心となり、北〜西日本太平洋岸を中心に気圧の谷となる。華中南部〜本州東海上に帯状の降水域が見られ概ね全国的に降水域がかかる。
週間予報資料
3/23はオホーツク海に発達した低気圧が進む。ユーラシア大陸の高気圧が本州付近に張り出す。東シナ海に気圧の谷が進む。
3/24は西〜東日本太平洋岸を低気圧が進む。
3/25は日本の東に低気圧が進む。山東半島付近の高気圧が西日本〜南西諸島を中心に張り出す。
3/26は日本海〜本州中部に高気圧が進む。
3/27は本州東海上に高気圧が進む。沿海州付近に低気圧が進む。東シナ海に気圧の谷が進む。
3/28は日本海北部〜サハリン南部付近に低気圧が進む。南西諸島〜東日本太平洋岸を気圧の谷が進む。東シナ海に高気圧が張り出す。
3/29はオホーツク海に低気圧が進み北〜東日本太平洋岸に気圧の谷が進む。渤海付近の高気圧が日本海西部〜東シナ海に張り出す。南西諸島付近に気圧の谷が進む。
2週目(3/30〜4/5)
500hPa高度平均図
沿海州南部付近は高度5340〜5460m付近のトラフ、西日本付近は高度5580〜5640m付近のトラフとなり、北日本を中心に西谷となる。全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温負偏差で小笠原諸島付近を除いて−1°C以下。
地上気圧平均図
オホーツク海は低気圧の中心となり日本付近は谷場となる。華南〜本州東海上に帯状の降水域が見られ概ね全国的に降水域がかかる。
3〜4週目(4/6〜19)
500hPa高度平均図

日本付近の等高度線の蛇行は小さくほぼ東西流型(ゾーナル)となる。北海道東海上が高度正偏差の中心で北海道〜九州は概ね高度正偏差。南西諸島は高度負偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温正偏差で道北を除く北海道〜東北北部は+1°C以上。
地上気圧平均図
本州東海上に東から高気圧が張り出して日本付近は高気圧の西の縁となる。華南〜本州東海上に帯状の降水域が見られ全国的に降水域がかかる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、3〜4週目は北半球全般にスプレッドが大きく、北海道〜南西諸島北部はスプレッドが大きい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は北海道は負の高偏差確率が大きい。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北・東日本は2週目中頃までは低め、2週目終わり頃以降は3週目中頃をピークに概ね高めで経過。西日本は1週目初め頃はやや高め、1週目中頃〜2週目は概ね低め、3週目以降は期末に平年並に近づく他は3週目中頃をピークに高めで経過。沖縄・奄美は1週目前半は高め、1週目後半〜2週目は2週目前半をピークに低め、3週目は中頃をピークに高め、期末は平年並前後で経過。東西指数は1週目は前半をピークに概ね−指数、2週目〜3週目は概ね+指数、期末は0指数程度で経過。沖縄高度は1週目前半はやや+、1週目後半は0程度、2〜3週目は−、期末は0程度で経過。東方海上高度は2週目後半と期末に0に近づく他は+で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)は東経140度付近が対流活動の中心となる。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北海道日本海側、オホーツク海側は平年並〜高い、北海道太平洋側、東北南部、東日本〜近畿太平洋側、四国、九州北部地方は平年並、東北北部、中国地方は平年並〜低い、九州南部、沖縄・奄美は高い確率が大きい。近畿日本海側は平年並〜低い傾向。北陸地方は確率値がばらける。
降水量は北海道日本海側、近畿日本海側、山陽、四国地方は平年並、北海道太平洋側は平年並〜多い、山陰は平年並〜少ない、九州南部、沖縄・奄美は多い確率が大きい。北陸地方、近畿太平洋側は平年並〜少ない傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。
日照時間は北海道オホーツク海側、四国地方、九州南部は平年並〜少ない、北海道太平洋側、東海地方、山陰は平年並の確率が大きい。北海道日本海側、山陽は平年並〜少ない傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。
天気日数は降水日数は沖縄地方は多い。
(6)週別気温
1週目は北日本、中国、九州北部地方は平年並〜低い、東日本、近畿、四国地方は平年並、九州南部、沖縄・奄美は平年並〜高い確率が大きく、沖縄・奄美は低い確率が小さい。2週目は北海道、北陸、東海地方、西日本は低い、東北、関東甲信、沖縄・奄美は平年並〜低い確率が大きい。3〜4週目は北〜西日本は平年並〜高い、沖縄・奄美は高い確率が大きい。

向こう1か月の見通し
全国的に周期的な天気変化となりそうです。気温は全国的に期間前半に平年より低い日がある他は平年並〜高い日が多くなりそうです。


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#サクラ
#満開
#周期的な天気変化
traq

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