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サングラスのはれるんが、何かを語る

気象予報士サングラスのはれるんが、そらくも、ホース、テツ分、キネマ、のボール、その他いろいろについて何かを語ります。

2012年11月

2012年11月30日20:51
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は曇りがちで気温も上がらず肌寒くなりました。11月も今日で終わりで明日からいよいよ12月に突入です。このところ寒い日が続いていますが、体調管理にご注意ください。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では日本付近を低気圧が周期的に通過した後、東〜西日本を中心に寒気が入りやすく、西高東低の冬型の気圧配置が現れやすくなりそうです。気温は東〜西日本を中心に平年より低い日が多くなりそうです。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(12/1〜28)
500hPa高度平均図

サハリンの北は高度5160m付近の低圧部の中心、朝鮮半島付近は高度5340〜5460m付近のトラフ(気圧の谷)となり、極東中緯度域では等高度線が南へ蛇行する。日本付近は全国的に高度負偏差。
500hPa気温平均図
北海道のオホーツク海岸を除いて気温負偏差で西日本の一部は−2°C以下。
地上気圧平均図
ユーラシア大陸の高気圧が東シナ海に張り出し、アリューシャン列島付近は低気圧の中心となり、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる。中国地方西部を除いて降水域がかかり、北陸付近に降水量の極大が見られる。
1週目(12/1〜7)
500hPa高度平均図
オホーツク海は高度5220〜5280m付近のトラフ、日本海西部は高度5340〜5460m付近のトラフとなり、アリューシャン列島付近は高度5040〜5160m付近のリッジ(気圧の尾根)となって、極東中緯度域では等高度線が南へ蛇行する。全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
概ね全国的に気温負偏差で中国地方は−4°C以下。
地上気圧平均図
オホーツク海が低気圧の中心となり冬型の気圧配置となる。概ね全国的に降水域がかかる。
週間予報資料
12/1は沿海州南部付近に高気圧が進み日本海に張り出す。北海道東海上に低気圧が進む。沖縄の先島諸島付近に気圧の谷が進む。
12/2は本州中部に高気圧が進む。九州南海上に気圧の谷が進む。
12/3は日本海西部に低気圧が進む。関東南海上に気圧の谷が進む。沖縄付近に高気圧が張り出す。
12/4は北海道付近に低気圧が進む。本州南海上に高気圧が張り出す。
12/5はオホーツク海に低気圧が進む。西日本南海上に高気圧が張り出す。
12/6は日本海北部に低気圧が進む。本州南海上に気圧の谷が進む。
12/7はオホーツク海に低気圧が進む。本州南海上に高気圧が張り出す。
2週目(12/8〜14)
500hPa高度平均図

サハリンの北は高度5220m付近の低圧部の中心、沿海州南部〜朝鮮半島北部付近は高度5280〜5400m付近のトラフとなり、極東中緯度域では等高度線が南へ蛇行する。全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道の道北〜道東概ねは気温正偏差。道南〜南西諸島は気温負偏差で東北南部〜南西諸島北部は−1°C以下。
地上気圧平均図
引き続き冬型の気圧配置となる。中国地方西部〜九州北部を除いて降水域がかかり、日本海に寒気に伴う降水域が見られ北陸付近に降水量の極大が見られる。
3〜4週目(12/15〜28)
500hPa高度平均図

サハリンの北は高度5160m付近の低圧部の中心、日本海は高度5280〜5400m付近のトラフとなり、極東中緯度域では等高度線が南へ蛇行する。全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温負偏差で東日本〜南西諸島は−1°C以下。
地上気圧平均図
引き続き冬型の気圧配置となる。北海道〜近畿地方、南西諸島北部に降水域がかかり、日本海に寒気に伴う降水域が見られ北陸付近に降水量の極大が見られる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、3〜4週目はユーラシア大陸東部を中心にスプレッドが大きく、オホーツク海〜北海道の道北、南西諸島にスプレッドが大きい領域がかかる。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目、2週目は全国的に負の高偏差確率が大きい。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は2週目後半〜3週目初め頃に平年並程度となる他は概ね低めで経過。東〜西日本は期間を通して低めで経過。沖縄・奄美は目先に平年並程度となる他は低めで経過。東西指数は1週目と2週目の境目頃を中心に−指数で経過。沖縄高度は1週目後半をピークに−で経過。東方海上高度は1週目前半は+、1週目後半以降は概ね−で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)は、日本の南海上は東経145度付近が対流活動の中心となる。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北海道オホーツク海側は高い、東北地方、東〜西日本、沖縄・奄美は低い確率が大きく、東北南部、東〜西日本、奄美地方は高い確率が小さい。北海道日本海側、太平洋側は平年並〜高い傾向。
降水量は北海道日本海側、太平洋側、東北、北陸地方、近畿日本海側、山陰は多い、北海道オホーツク海側、四国、九州北部地方は平年並〜多い、関東甲信地方は少ない、東海地方は平年並〜少ない、沖縄地方は平年並の確率が大きく、北陸地方は少ない確率が小さい。九州南部、奄美地方は確率値がばらける。
日照時間は北海道日本海側、関東甲信、沖縄地方は平年並〜少ない、東北、北陸、東海地方、近畿日本海側を除く西日本、奄美地方は少ない確率が大きく、九州地方は多い確率が小さい。近畿日本海側は確率値がばらける。
降雪量(北〜西日本日本海側)は東北日本海側は平年並〜多い、東〜西日本日本海側は多い確率が大きい。北海道日本海側は平年並〜多い傾向。
天気日数は晴れ日数は北陸、中国、四国、九州地方は少ない。降水日数は北海道オホーツク海側を除く北日本、東〜西日本日本海側、四国、九州地方は多い。
(6)週別気温
1週目は北海道は平年並、東北地方、東〜西日本、沖縄・奄美は低い確率が大きく、全国的に高い確率が小さい。2週目は北海道は高い、東〜西日本は低い、沖縄・奄美は平年並〜低い確率が大きい。東北地方は確率値がばらける。3〜4週目は東〜西日本、沖縄・奄美は低い確率が大きい。東北地方は平年並〜低い傾向。北海道は確率値がばらける。

向こう1か月の見通し
日本付近を周期的に低気圧が通過した後寒気が入りやすく、冬型の気圧配置が現れやすくなりそうです。日本海側は北日本は平年に比べて曇りや雪、東日本は平年に比べて曇りや雪または雨、西日本日本海側は平年に比べて雨または雪の日が多くなりそうです。北日本太平洋側は平年に比べて晴れの日が少なく、東〜西日本太平洋側は平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。沖縄・奄美は平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は北海道は平年並、東北地方は平年並〜低い、東〜西日本、沖縄・奄美は平年より低い日が多くなりそうです。

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#1か月予報
#11月
#12月
#冬型の気圧配置
#体調管理
2012年11月28日20:28
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は晴れ間はありましたが曇りがちで、気温が上がらず肌寒い一日となりました。今週は月曜日、水曜日と東京都心でも気温が10°Cに上がらず、さすがに朝晩はコタツと電気ストーブのお世話になっています。ついこの間までは部屋に扇風機があったのに、今年は暑い期間が長かったせいか秋が短かくて一気に冬になったような気がします。

月曜日の書き込みと時系列的に前後しますが、先日の3連休の初日はこの映画を観てきました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/troublewiththecurve/
僕は野球は好きなので野球を題材にした映画は結構観ています。この映画も野球を題材としていますが、野球選手ではなくメジャーリーグのスカウトが主人公になっていて、以前「マネー・ボール」というメジャーリーグ球団のゼネラル・マネージャーを主人公にした映画がありましたが、選手ではなくフロント側を主人公にした映画は珍しいような気がします。この映画には野球のシーンも出てきますが、主人公の年老いたメジャーリーグのスカウトと、家庭より仕事に生きてきたスカウトの父親にわだかまりを持つ娘との間の人間関係が主題となっています。
クリント・イーストウッドが主人公のベテランスカウトを演じていて、野球映画に出演するのは初めてだそうです。クリント・イーストウッドと言えば「硫黄島からの手紙」など最近では映画監督として有名ですが、元々は俳優で僕が生まれる前なのでよく知らなかったのですが、若い頃は西部劇で有名だったようです。4年前の「グラン・トリノ」を最後に事実上俳優を引退していたようですが、この作品が気に入ったようで俳優復帰したそうです。「グラン・トリノ」は僕は観ていないので、俳優としてのクリント・イーストウッドの映画は初めて観ると思いますが、何とも言えない味がある演技だと思いました。クリント・イーストウッドほどの俳優なら当たり前かもしれません。
また娘役はエイミー・アダムスが演じていて、おそらくエイミー・アダムスが出ている映画は初めて観ますが、娘役も良かったし他にいろいろな意味でいいなぁと思いました。またクリント・イーストウッドとの親子役の共演も良かったのではと思います。
この映画では主人公は娘が子供の頃に妻を亡くしていて、僕の母親も16年前に亡くなっていて、この映画の中のエイミー・アダムスと同じような立場にあります。親父とはいろいろあって今は別々に暮らしていますが、心の片隅で父親のことを考えているのは共感できるところがあります。この映画には特別泣けるシーンは出てこないけど心に沁みるものがありました。

おまけ
メジャーリーグではありませんが野球映画ということで・・・
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この野球場はどこでしょうか?わかった方はコメント欄に書き込みをしてください。当たった方には何かいいことがあるかも・・・。

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#映画
#人生の特等席
#野球
#クリント・イーストウッド
#エイミー・アダムス
2012年11月26日21:01
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は曇りで昼前から夕方は雨になり、肌寒い一日となりました。金曜日からの3連休も終わってしまい今日からまた仕事ですが、今週は久しぶりに5日間朝から仕事で、今日のどんよりした空模様と相まって何となく気分はブルーです。

この3連休は金曜日は映画、土曜日は競馬+映画という感じで過ごして(映画のレビューについては改めて書きこみます)、昨日の日曜日は両国国技館に行って来ました。
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国技館と言っても相撲を観に行ったわけではなく(本場所は九州でやってました)、観に行ったのはこれ。
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高専ロボコンについてはここ3年程度毎年国技館へ観に行っていて、このブログにも記事を書き込んでおります。高専ロボコンは毎年課題が変わり今年は「ベスト・ペット」という課題で、ペットとなるロボットをペットが飼い主に自分からついていっているように見せるため、コントローラーを使わずに動かして(ただし電力を使わないものなら可)、9個の的に玉を入れて得点や早さを競うという競技でした。
開会式前、出場するペットロボットが勢ぞろい
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競技の様子
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昨年の大会は一人で行ったので2階の椅子席になってしまいましたが、今年は2人だったので1階の枡席で観ることができました。本場所じゃ枡席なんてなかなか入れないので、国技館の枡席に入るのはある意味貴重な体験かもしれません。
ロボットが玉を打ち出す機構は、9個の的または横一列にアームをなど伸ばして玉を入れるタイプ、または9個の的に同時に球を打ち出すタイプ、1球づつ玉を打ち出して個々の的に打ち出すタイプがありましたが、正確性や早さの点でアームを伸ばすタイプのロボットが勝ち進んで、決勝戦も前者のタイプ同士の対決となりました。またロボットを動かすのにコントローラーが使えないということで、多くのロボットは複数のセンサーを取り付けて直進、回転などを制御していましたが、画像認識で制御したり文字や記号で操作する、高度な技術を使ったロボットもありました。
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決勝戦は一関高専と熊本高専(八代)の対決でほぼ同時にパーフェクトが決まってしまい、再試合が行われてこれもタッチの差で一関高専の「椀子兄弟」といロボットが優勝となりました。
DSCN2438 DSCN2439






今年は新しい試みとして、準々決勝進出チームの内1チームは2回戦までに敗退したチームから、ワイルドカードとして会場の観客の携帯またはスマホの投票で選ぶというものでした。準々決勝に進出した7チームはアームを伸ばすタイプの似たようなロボットで、タイムを競う似たような試合展開になってしまいましたが、選ばれたロボットは1球づつ玉を打ち出すタイプのロボットで、対戦相手のロボットにトラブルが起きてしまい試合に時間がかかって長く見ることが出来たので、結果的には良かったかもしれません。また賞の一つであるベスト・ペット賞も会場の観客投票で決定されました。
高専ロボコンは最高の栄誉として毎年ロボコン大賞が選ばれますが、今年は小山高専の「フレンドルフィン」というイルカをモチーフにしたロボットが受賞して、受賞したチームの学生は大賞受賞で感極まったのか泣いていました。
DSCN2440






ちなみに観客の投票で決まるワイルドカード、ベスト・ペット賞はどちらも小山高専でした。
出場したロボットは全部撮ったつもりですが、小山高専のロボットは小さくて陰に隠れてしまい写真にはうまく写っていませんでした。
こちらのHPにフレンドルフィンの画像があります。
http://homepage3.nifty.com/Tanack/
http://www.nhk.or.jp/robocon-blog/5000/137634.html
高専ロボコンの全国大会は12月16日に放送されます。

おまけ
ロボコンが終わった後、両国駅前にある元大関しろまる島が経営するちゃんこ屋さんでチャンコ鍋を食べました。
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元力士が経営するちゃんこ屋さんらしく具だくさんで結構ボリュームがあり、スープも出汁がきいて美味かったです。ちなみに両国駅前の8階建てのビルが上から下まで全部ちゃんこ霧しろまるで、看板が目立つので両国に行けばすぐわかります。
http://l-fujimori.perso.sfr.fr/Chanko-Ryogoku-jp.html




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#両国国技館
#升席
#高専ロボコン
#ベスト・ペット
#ちゃんこ鍋
2012年11月24日10:54
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このブログをご覧の皆様、おはようございます。

今日の東京都多摩地区は朝方は曇りで一時的に小雨がぱらつきましたが、雲は薄くなってきていて晴れ間も出てきました。11月も下旬になって秋も深まって、自宅近くの楓も大分色づいてきました。

DSCN2410






今週の競馬は明日は東京競馬で競馬の祭典ジャパンカップが行われます。明日は朝から両国へ出かけるので馬券は電話投票です。今日は京都競馬で短距離重賞の京阪杯が行われます。今日は東京競馬のレースは馬券を買わないので近くの場外馬券場で馬券を買いますが、明日は両国でちゃんこ鍋を食べたいのでちゃんこ代くらいは稼ぎたいところです

予想の基本スタイルは、以下の通りです。
にじゅうまる:軸馬(1頭)
〇:対抗(1頭)
×:穴馬(1頭)
さんかく:(複数頭)
しろさんかく:(0〜複数頭)
買い方基本的に馬番連勝または馬番連単の表裏です。
にじゅうまる−〇、にじゅうまる−×、にじゅうまるさんかくにじゅうまるしろさんかく、〇−×、〇−さんかくの組み合わせは全て買います。
×−さんかくは買うものだけを掲示します。
×−さんかくで掲示しないもの、〇−しろさんかく、×−しろさんかくの組み合わせは買いません。
さんかくさんかく:買う場合があれば掲示します。
基本的に大穴狙いなので、買い目は多くなります。

京都11R 第57回京阪杯(GIII) 芝1200m
にじゅうまる:5
〇:6
×:3
さんかく:2、4、7、8、9、10、12、14
しろさんかく:2、15、17、18
×−さんかく:3−12

短評
5:前走は着順ほど負けていない。2走前は重賞で好走
6:休養明け2戦目の上積みに期待
3:前走は重賞で着順ほど負けていない。2走前は重賞勝ち

今日競馬の2歳のレースも馬券を買うので印だけ書き込みます。

京都9R 京都2歳ステークス 芝2000m
にじゅうまる:8
〇:4
×:3
さんかく:1、2、4、5、6、7、10
しろさんかく:なし
×−さんかく:3−5、7、10
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#京都競馬
#京阪杯
#京都2歳ステークス
#曇り
#楓
2012年11月23日08:53
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このブログをご覧の皆様、おはようございます。

今日は勤労感謝の日で祝日ですが東京都多摩地区は小雨となっています。今日から3連休という方も多いかと思いますが僕も今日から3連休です。この3連休は映画を観たりあるTV番組の収録で両国へ行ったりするので、特に遠出をするという予定はありません。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では低気圧が周期的に通過した後、本州以南を中心に寒気が入りやすくなり、全国的に平年に比べて曇りや雨または雪(北日本は雪または雨)の日が多く、本州以南を中心に気温が低い日が多くなりそうです。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(11/24〜12/21)
500hPa高度平均図

沿海州北部付近は高度5160m付近の低圧部となり、沿海州南部〜日本海北部は高度5220〜5340m付近のトラフ(気圧の谷)となる。極東域では高度5220〜5280m付近を中心に等高度線が南へ蛇行して、中緯度域では全般に高度負偏差となる。日本付近も高度負偏差。
500hPa気温平均図
北海道の道北〜道東は概ね気温正偏差、道南〜南西諸島は気温負偏差で東海地方・北陸西部〜西日本は−1°C以下。
地上気圧平均図
ユーラシア大陸の高気圧が東シナ海に張り出し、カムチャッカ半島南部付近は低気圧の中心となり、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる。関東南海上には低気圧や前線に対応する等圧線のくぼみが見られる。全国的に降水域がかかり北陸付近に降水量の極大が見られる。
1週目(11/24〜30)
500hPa高度平均図

サハリンの北は高度5100m付近の低圧部となり、オホーツク海〜千島列島付近は高度5100〜5400m付近の一連の深いトラフとなり、等高度線が南へ蛇行する。沖縄の先島諸島付近を除いて高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜南西諸島北部は気温負偏差で東北北部は−2°C以下。南西諸島南部は気温正偏差で沖縄の先島諸島付近は+1°C以上。
地上気圧平均図
オホーツク海が低気圧の中心となり、ユーラシア大陸の高気圧が日本の南東海上に張り出す。全国的に降水域がかかる。
週間予報資料
11/24は黄海付近に高気圧が進み本州〜南西諸島に張り出す。
11/25は本州東海上に高気圧が進む。沿海州の西に低気圧が進み、上海付近に気圧の谷が進む。
11/26は北海道付近に低気圧が進み、紀伊半島付近に気圧の谷が進む。
11/27はオホーツク海に低気圧が進み、三陸沖に気圧の谷が進む。西日本を中心にユーラシア大陸から高気圧が張り出す。
11/28は対馬海峡付近に高気圧が進む。日本海北部に気圧の谷が進む。
11/29はオホーツク海と沖縄付近に気圧の谷が進む。本州南東海上に高気圧が進む。
11/30は北海道と本州付近に気圧の谷が進む。
2週目(12/1〜7)
500hPa高度平均図

沿海州北部の西は高度5220m付近の低圧部となり、沿海州南部〜日本海中部は高度5280〜5400m付近のトラフ、東シナ海は高度5580〜5700m付近のトラフとなる。極東中緯度域では日本海〜東シナ海を中心に等高度線が南へ蛇行する。概ね全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜東北北部は気温正偏差で北海道の道北〜道東は+1°C以上。東北南部以南は概ね気温負偏差で西日本以南は−1°C以下。
地上気圧平均図
北海道は低圧部となり東シナ海南部に高気圧が張り出して、本州付近を中心に冬型の気圧配置となる。全国的に降水域がかかる。
3〜4週目(12/8〜21)
500hPa高度平均図

沿海州北部付近は高度5220m付近の低圧部となり、沿海州南部〜日本海中部付近は高度5280〜5400m付近のトラフとなり、極東中緯度域では等高度線が南へ蛇行する。概ね全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道は概ね気温正偏差。本州以南は気温負偏差。
地上気圧平均図
冬型の気圧配置となり2週目に比べて等圧線の間隔が狭く、冬型の気圧配置が強まる。関東東海上には低気圧や前線に対応する等圧線のくぼみが見られる。中国地方を除いて降水域がかかり、日本海には寒気に伴う降水域が見られ北陸付近に降水量の極大が見られる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、2週目は北海道の東半分、3〜4週目は北海道と南西諸島にスプレッドが大きい領域がかかる。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は北海道〜九州北部、2週目は本州〜南西諸島、3〜4週目は東日本南海上で負の高偏差確率が大きい。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は2週目初め頃までは低め、2週目中頃〜3週目中頃は2週目後半をピークに高め、期末は平年並〜やや低めで経過。東日本は3週目中頃に平年並に近づく他は低めで経過。西日本は期間を通して低めで経過。沖縄・奄美は1週目は高め、2週目〜3週目は2週目後半をピークに低め、期末は平年並程度で経過。東西指数は1週目前半は0指数程度、1週目後半以降は−指数で経過。沖縄高度は1週目中頃と期末に0に近づく他は−で経過。東方海上高度は3週目前半までは0程度、3週目後半以降は−で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)は、日本の南海上は実況は東経170度付近が対流活動の中心となるが、2週目以降は東経150度付近が対流活動の中心となる。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北海道オホーツク海側は高い、東北南部は平年並〜低い、北陸、沖縄地方確率が大きい。東日本太平洋側、西日本、奄美地方は低い確率が大きく高い確率が小さい。北海道日本海側、太平洋側は平年並〜高い傾向。東北北部は確率値がばらける。
降水量は北海道日本海側、東北地方、東〜西日本日本海側、九州、奄美地方は多い、北海道オホーツク海側、太平洋側、東日本〜近畿太平洋側、四国、沖縄地方は平年並〜多い確率が大きい。山陽は平年並〜多い傾向。
日照時間は北海道日本海側は平年並〜少ない、東北、関東甲信、北陸地方、近畿日本海側、沖縄地方は平年並〜少ない、東海地方、近畿日本海側を除く西日本、奄美地方は少ない確率が大きい。
降雪量(北〜西日本日本海側)は各地域とも確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は北海道太平洋側、東日本、山陰、四国、九州、奄美地方は少ない。降水日数は北海道オホーツク海側を除いて多い。
(6)週別気温
1週目は北海道は平年並〜低い、東北地方、東〜西日本、奄美地方は低い、沖縄地方は平年並の確率が大きく、北〜西日本、奄美地方は高い確率が小さい。2週目は北海道は平年並、東北地方は平年並〜高い、関東甲信、北陸地方は平年並〜低い、東海地方、西日本、沖縄・奄美地方は低い確率が大きい。3〜4週目は東北、東海地方、西日本、沖縄・奄美は低い、関東甲信、北陸地方は平年並〜低い確率が大きい。北海道は確率値がばらける。

向こう1か月の見通し
日本付近を周期的に低気圧が通過した後、本州以南を中心に寒気が入りやすくなりそうです。北日本は日本海側は平年に比べて曇りや雪または雨、東〜西日本は平年に比べて雨または雪の日が多く、北〜西日本太平洋側は平年に比べて晴れの日が少なくなりそうです。沖縄・奄美は平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は北海道は期間の初めに平年より低い時期がある他は平年並の日が多くなりそうです。東北地方は期間を通して平年並〜低い日が多く、東〜西日本、沖縄・奄美は平年より低い日が多くなりそうです。

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