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サングラスのはれるんが、何かを語る

気象予報士サングラスのはれるんが、そらくも、ホース、テツ分、キネマ、のボール、その他いろいろについて何かを語ります。

2014年04月

2014年04月24日13:01
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は晴れて暖かくなっています。今日は休みでこの後東京ドームへプロ野球のナイター観戦に出かけます。
今週も木曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今回の予報資料では北〜西日本は平年と同様に晴れの日が多く、沖縄・奄美は平年に比べて晴れの日が多くなりそうです。気温は北日本は期間前半に平年より高い時期があり、西日本〜南西諸島は期間前半に平年より低い時期がありそうです。

1か月予報資料はこちら
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
予報資料の解説が難しい方は最後の見通しだけでも目を通して下さい。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(4/26〜5/23)
500hPa高度平均図

沿海州南部付近は高度5520〜5580m付近のトラフ(気圧の谷)、朝鮮半島付近は高度5640〜5700m付近のトラフとなる。沿海州北部付近が高度正偏差の中心となり、北日本〜北陸地方は概ね高度正偏差。東日本太平洋側〜南西諸島は概ね高度負偏差。
850hPa気温平均図
北日本〜関東北部・北陸地方は気温正偏差で北海道は+1度以上。関東南部〜南西諸島は概ね気温負偏差。
地上気圧平均図
東海上の高気圧が上海方面まで張り出して全国的に東海上から高気圧に覆われる。全国的に気圧正偏差。
1週目(4/26〜5/2)
500hPa高度平均図

沿海州南部付近は高度5580m付近のリッジ(気圧の尾根)となり北日本〜北陸は高度正偏差。関東南東海上は高度5700m付近のトラフとなり、西日本〜南西諸島を中心に等高度線が西北西の流れ(東谷)となる。東日本太平洋側〜南西諸島は概ね高度負偏差。
850hPa気温平均図
北日本は概ね気温正偏差で北へ行くほど偏差が大きく、渡島半島付近を除く北海道は+3°C以上。東日本〜南西諸島は気温負偏差で西日本〜南西諸島は−1°C以下。
地上気圧平均図
本州東海上〜東シナ海は高気圧となる。全国的に気圧正偏差。
週間予報資料
4/26は本州中部は高気圧の中心となる。上海付近に気圧の谷が進む。
4/27は紀伊半島沖に高気圧が進む。朝鮮半島付近に低気圧が進む。
4/28は関東南東海上に高気圧が進む。山陰沖に低気圧が進む。
4/29は北陸付近に低気圧が進む。上海付近に高気圧が進む。
4/30は三陸沖に低気圧が進む。東シナ海に高気圧が進む。
5/1は九州西海上に高気圧が進む。
2週目(5/3〜9)
500hPa高度平均図

沿海州南部付近は高度5460〜5520m付近のトラフとなり、北海道付近は等高度線が西南西の流れ(西谷)となる。本州付近は等高度線の蛇行は小さくほぼ東西流(ゾーナル)となる。北海道〜九州は高度正偏差。南西諸島は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜九州北部は概ね気温正偏差で北海道の道東は+1°C以上。九州南部〜南西諸島は気温負偏差。
地上気圧平均図
東海上の高気圧が本州南海上に張り出し、沿海州付近は低圧部となる。全国的に気圧正偏差。
3〜4週目(5/10〜23)
500hPa高度平均図

沿海州付近は高度5520m付近の弱いリッジ。朝鮮半島付近は高度5700m付近の弱いトラフとなる。北海道は高度正偏差。本州〜南西諸島北部は概ね高度負偏差。
850hPa気温平均図
東北南部〜東日本の太平洋側は気温負偏差。これ以外は気温正偏差。
地上気圧平均図
南海上の高気圧は2週目に比べて後退し沿海州付近は引き続き低圧部となる。北海道〜青森・岩手付近は概ね気圧正偏差。秋田〜宮城以南は気圧負偏差。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、3〜4週目以降はオホーツク海でスプレッドが大きい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は北海道は正の高偏差確率が大きく、関東南東海上は負の高偏差確率が大きい。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は期間前半は高め、期間後半は平年並程度で経過。東日本は1週目はやや低め、2週目以降は概ね平年並程度で経過。西日本は2週目初め頃まで低め、2週目中頃以降は平年並程度で経過。沖縄・奄美は2週目中頃までは低め、2週目終わり頃以降は平年並程度で経過。東西指数は1週目は+指数程度、2週目以降は概ね−指数で経過。沖縄高度は2週目初め〜中頃以降に0程度となる他は−で経過。東方海上高度は1週目前半は+、1週目後半〜2週目中頃は0程度、2週目終わり頃以降は−で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)では、期間前半は日本の南海上は対流活動不活発。期間後半にMJOが日本の南海上を通過する。
(注記)MJO:マッデン-ジュリアン振動。説明はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E6%8C%AF%E5%8B%95
(5)熱帯・中緯度予想図
200hPa STREAM FUNCTION AND ANOMARY(200hPa流線関数及び偏差)

1週目は北海道は正偏差。本州〜南西諸島は負偏差。2週目は全国的に負偏差。3〜4週目は北海道〜九州は負偏差。南西諸島は正偏差。
850hPa STREAM FUNCTION AND ANOMARY(850hPa流線関数及び偏差)
1週目は北日本〜北陸は概ね正偏差。東日本太平洋側、西日本〜南西諸島は負偏差。2週目、3〜4週目は全国的に負偏差。
(注記)流線関数はハッチ部は負偏差で反時計回りを表し北半球では低気圧性循環を表す。白い部分は正偏差で時計周りを表し北半球では高気圧性循環を表す。
PRECIPITATION ANOMARY(降水量偏差)
1週目は概ね全国的に降水量正偏差。2週目は沖縄付近を除いて降水量正偏差。3〜4週目は北日本は降水量正偏差。
200hPa VELOCITY POTENTIAL AND ANOMARY(200hPa速度ポテンシャル及び偏差)
2週目までは日本付近は対流活動負活発、3〜4週目以降は全国的に対流活動活発。
(注記)200hPa速度ポテンシャルはハッチ部は対流活動活発域を表し、それ以外は対流活動不活発域を表す。

向こう1か月の見通し
日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過し、北〜西日本は周期天気な天気変化となり、平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。沖縄・奄美は平年に比べて晴れの日が多くなりそうです。気温は北日本は期間前半に平年より高い日時期がある他は平年並の日が多くなりそうです。東日本は期間を通して平年並の日が多くなりそうです。西日本、沖縄・奄美は期間前半に平年より低い時期がある他は、平年並の日が多くなりそうです。

(注記)昨日の3か月予報について、5月の気温は全国的に平年並の日が多くなりそうです。

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#1か月予報
#晴れ
#周期的な天気変化
#ナイター
#3か月予報
2014年04月23日16:46
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このブログをご覧の皆様、こんにちは。

今日の東京地方は晴れています。今日は夜勤明けで昼前に帰宅して一休みしましたが、寝不足で体がけだるいです。
4/25に発表予定の3か月予報資料が既に公開されておりました。今回は3か月予報資料の解説です。今回は5〜7月の予報になりますが、この夏はエルニーニョ現象の発生が見込まれており、今回の予報資料では5月は北〜西日本は周期的な天気変化となり、沖縄・奄美は梅雨の時期となり平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。6月は東北〜九州は梅雨の時期となり平年と同様に曇りや雨の日が多く、沖縄・奄美は中頃までは曇りや雨の日が多いですが、終わり頃は平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。7月は北日本、東日本日本海側は平年に比べて曇りや雨の日が多く、梅雨明けが遅くなるかもしれません。東日本太平洋側、西日本は期間前半は平年と同様に曇りや雨の日が多いですが、期間後半は高気圧に覆われやすく平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。気温は北日本は5〜6月は平年並、7月は平年並〜低い日が多く、東日本は5月は平年並〜高い、6〜7月は平年並の日が多く、西日本、沖縄・奄美は期間を通して平年並〜高い日が多くなりそうです。

3か月予報資料はこちら。
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
予報資料の説明がわかりにくい方は、最後の3か月の見通しだけでも目を通してください。

予報資料の着目点
(3)(4)熱帯・中緯度予想図
SST ANOMARY(海面水温予想図:一番上の図)

太平洋の赤道付近の海面水温は、5〜7月の3か月平均では概ね正偏差でペルー沖で顕著。インド洋赤道域は概ね正偏差。日本付近は日本海〜東シナ海はおおむね正偏差だがオホーツク海南部〜本州太平洋側は概ね負偏差。月別では偏差分布に大きな違いは見られない。
気象庁発表のエルニーニョ監視速報(http://www.data.jma.go.jp/press/1404/10a/c_kanshi_joho.pdf)では、3月はエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に近い値(基準値との差は-0.1°C)だった。太平洋赤道域の海面水温は、西部で平年より高かった。海洋表層の水温は、西部から頭部にかけてのほぼ全域で平年より高かった。中部太平洋赤道域の大気下層の東西風は平年並だった東部太平洋赤道域の海面水温が低い状態は、海洋表層の暖水の東部への到達に伴い解消される見込みである。これらの海洋と大気の状態はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態を示している。
今後エルニーニョ監視海域の海面水温が次第に基準値より高くなると予測され、夏には5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高い。エルニーニョ予測モデルは、エルニーニョ監視海域の海面水温が、夏以降基準値より高い値へ推移すると予測している。また3月の実況で太平洋赤道域全体で暖水の蓄積が見られ、この暖水の東進により東部の海面水温が今後平年より高くなると考えられる。以上のことから今後エルニーニョ監視海域の海面水温が次第に基準値より高くなると予測され、夏にはエルニーニョ現象が発生する可能性が高い。
西太平洋熱帯域の3月の海面水温は基準値に近い値だった。今後春の間は基準値に近い値で、夏には基準値に近い値か基準値より低い値で推移すると予測される。
インド洋熱帯域の3月の海面水温は基準値に近い値だった。今後夏にかけては基準値に近い値で推移すると予測される。
200hPa VELOCITY POTENTIAL AND ANOMARY(200hPa速度ポテンシャル偏差:上から3番目の図)
5〜7月の3か月平均は、太平洋赤道付近〜北半球では東経150度付近〜西経域で対流活動活発。月別では7月は対流活動活発域が西へやや拡大する。
((注記)ハッチ部は−で対流活動活発、ハッチがない領域は+で対流活動不活発)
(7)北半球予想図
3か月(5〜7月)
500hPa高度平均図

サハリンの北は高度5580m付近のリッジ(気圧の尾根)、朝鮮半島の北は高度5640m付近のトラフ(気圧の谷)となり逆位相場となる。北〜東日本は概ね高度負偏差。西日本〜南西諸島は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜青森付近は気温負偏差。秋田・岩手以南は概ね気温正偏差。
地上気圧平均図
本州南海上に東から高気圧が張り出し、本州東海上〜沿海州付近に前線に対応するとみられる等圧線のくぼみが見られる。全国的に気圧負偏差。
5月
500hPa高度平均図

沿海州南部付近は高度5520〜5580m付近のトラフ(気圧の谷)となる。北日本〜関東甲信越付近は高度負偏差。これ以外は高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道は渡島半島付近を除いて気温負偏差。本州以南は気温正偏差。
地上気圧配置平均図
本州南海上に高気圧が張り出す。北海道〜本州、四国は概ね気圧負偏差。九州〜南西諸島は気圧正偏差。
6月
500hPa高度平均図

日本海は高度5700〜5760m付近のトラフとなる。概ね全国的に高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜南西諸島北部は気温負偏差。沖縄付近は気温正偏差。
地上気圧配置平均図
本州東海上に前線に対応するとみられる等圧線のくぼみが見られる。全国的に気圧負偏差。
7月
500hPa高度平均図

沿海州付近は高度5700m付近のリッジとなる。日本の南海上に高気圧が張り出し、高度5880m線が沖縄付近まで張り出す。北日本〜北陸付近は概ね高度負偏差。東日本太平洋側〜西日本、南西諸島は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜東北北部は概ね気温負偏差。東北南部以南は気温正偏差。
地上気圧配置平均図
本州南海上に高気圧が張り出すが、東北北部付近に前線に対応するとみられる等圧線のくぼみが見られる。概ね全国的に気圧負偏差。

(8)高偏差確率・ヒストグラム
高偏差確率図では、日本付近は正負共に高偏差確率は小さい。
3か月ヒストグラムでは、東方海上高度、500hPa高度第1主成分の分布が負に偏り、極渦指数、極渦指数(極東域)、40度西谷指数、小笠原高度の分布が正に偏る。
(注記)高偏差確率図で格子状のハッチ部は高度正偏差の確率が大きく、横縞のハッチ部は高度負偏差の確率が大きいことを示す。
(9)各種指数類時系列図
T850偏差

北日本は期間を通して平年並〜やや低めで経過。東日本は5月は概ね高め、6〜7月は平年並程度で経過。西日本は5月は高め、6月は平年並程度、7月は高めで経過。沖縄・奄美は6月前半に平年並程度となる他は概ね高めで経過。
東西指数(極東域)
5〜6月は概ね0指数程度、7月は概ね−指数で経過。3か月平均はやや−指数。
東西指数:偏西風の蛇行の大きさを示す指数で、+(−)の時は偏西風の蛇行が小さい(大きい)。
東方海上高度
期間を通して概ね−で経過。3か月平均は−。
オホーツク海高気圧指数
7月前半に−指数となる他は0指数程度で経過。3か月平均はやや−。
沖縄高度
5月中頃までは+、5月終わり頃〜6月は概ね−、7月は+で経過。3か月平均は+。
北半球層厚換算温度
メンバの平均は5月はやや+、6月は0程度、7月はやや+。
中緯度層厚換算温度
メンバの平均は5月は+、6月はやや−、7月はやや+。
層厚換算温度:対流圏の平均温度で気温との相関が大きい。
(10)各種ガイダンス
気温

5〜7月は北海道日本海側、近畿、中国、九州北部地方はは平年並〜高い、四国、九州南部、奄美地方は高い確率が大きい。これら以外の地域では確率値がばらける。月別では5月は北海道日本海側、東北太平洋側は平年並、東海、近畿、九州北部、沖縄地方は平年並〜高い、四国、九州南部・奄美地方は高い確率が大きい。北海道オホーツク海側は平年並〜低い、北陸地方は平年並〜高い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。6月は東北日本海側は平年並、東〜西日本日本海側、四国、九州北部地方は平年並〜高い、東海、近畿太平洋側、九州南部は高い、奄美地方は低い確率が大きい。北海道日本海側、北日本太平洋側は平年並〜高い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。7月は北海道、東北北部は低い、東北南部、東日本、近畿、山陰、四国地方は高い、山陽、九州北部地方は平年並〜高い、沖縄地方は平年並〜低い確率が大きい。奄美地方は平年並〜高い傾向。九州南部は確率値がばらける。
降水量
5〜7月は北海道日本海側、オホーツク海側、沖縄地方は平年並〜多い、山陰は平年並、四国地方は平年並〜少ない確率が大きい。東北北部、東海地方は平年並〜少ない、九州北部は平年並〜多い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。月別では5月は北海道オホーツク海側は多い、近畿太平洋側、中国、九州北部地方は平年並〜多い確率が大きい。北海道太平洋側、九州南部は平年並〜少ない、沖縄地方は平年並〜多い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。6月は北海道太平洋側、東北南部、北陸、沖縄地方は平年並〜多い、関東甲信地方は少ない、東海地方は平年並の確率が大きい。北海道日本海側、オホーツク海側は平年並〜多い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。7月は北海道日本海側、オホーツク海側、沖縄地方は平年並、北海道太平洋側、山陽、九州北部、奄美地方は平年並〜多い、北陸地方は多い確率が大きい。関東甲信地方は平年並〜少ない、近畿日本海側は平年並〜多い傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。
日照時間
5〜7月は北海道オホーツク海側、奄美地方は平年並、北日本太平洋側は平年並〜多い、近畿日本海側は多い確率が大きい。北陸地方、山陰は平年並〜多い、沖縄地方は平年並〜少ない傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。月別では5月は北海道オホーツク海側、九州南部は平年並、沖縄地方は平年並〜多い確率が大きい。北海道太平洋側、北陸地方は平年並〜多い、四国地方は平年並〜少ない傾向。これら以外の地域は確率値がばらける。6月は北海道日本海側、近畿太平洋側、山陰は平年並、東海地方、近畿日本海側は平年並〜多い、山陽、九州は多い確率が大きい。これら以外の地域は確率値がばらける。
天気日数
5月は降水日数は北海道日本海側、オホーツク海側、奄美地方で多い確率60%以上。6月は晴れ日数は東北南部、関東甲信、北陸、近畿日本海側、中国、四国、九州で多い確率60%以上。7月は晴れ日数は北陸で多い確率60%。降水日数は北陸、近畿日本海側、中国、四国、九州南部地方で多い確率60%以上

3か月の見通し
5月:
北〜西日本は周期的な天気変化となりそうです。沖縄・奄美は平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。気温は北日本は平年並、東〜西日本、沖縄・奄美は平年並〜高い日が多くなりそうです。

(注記)5月は明日の1か月予報資料によって見通しが変わる可能性があります。
6月:北日本、東日本日本海側は期間前半は周期的な天気変化となりますが、期間後半は平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。東日本太平洋側、西日本は平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。沖縄・奄美は期間中頃までは平年と同様に曇りや雨の日が多く、その後は平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。気温は全国的に平年並の日が多くなりそうです。
7月:北日本、東日本日本海側は気圧の谷や前線の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。東日本太平洋側、西日本は期間前半は気圧の谷や前線の影響で曇りや雨の日が多いですが、期間後半は高気圧に覆われやすく平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく平年と同様に晴れの日が多くなりそうです。気温は北日本は平年並〜低い、東日本は平年並、西日本、沖縄・奄美は平年並〜高い日が多くなりそうです。


(注記)詳しくは気象庁発表の3か月予報を参考にしてください。

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2014年04月17日21:15
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このブログをご覧の皆様、こんばんは。

今日の東京地方は晴れて暖かくなりました。関東地方はこのところ晴れの日が続いて空気が乾燥した状態で、群馬の方では山火事が発生したようです。日本の週間予報資料では関東地方は21日頃に天気が崩れる予想ですが、ヨーロッパの中期予報資料ではあまり降水は見込めない予想で見通しが微妙なところです。
先週は都合により省略してしまいましたが、今週も木曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今回の予報資料では全国的に周期的な天気変化となりますが晴れの日が多くなりそうです。気温は概ね全国的に平年並〜高い日が多くなりそうです。

1か月予報資料はこちら
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
予報資料の解説が難しい方は最後の見通しだけでも目を通して下さい。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(4/19〜5/16)
500hPa高度平均図

オホーツク海は高度5400m付近のリッジ(気圧の尾根)で高度正偏差の中心となる。本州付近は等高度線の蛇行は小さくほぼ東西流(ゾーナル)となる。概ね全国的に高度正偏差。
850hPa気温平均図
東日本太平洋岸の一部と南西諸島北部付近を除いて気温正偏差。
地上気圧平均図
全国的に東海上から高気圧に覆われる。全国的に気圧正偏差。
1週目(4/19〜25)
500hPa高度平均図

千島列島付近は高度5400m付近のトラフ(気圧の谷)、沿海州付近は高度5400m付近のリッジとなり、北海道付近は等高度線が西北西の流れ(東谷)となるが、本州付近はほぼゾーナルとなる。北海道〜本州・四国は概ね高度負偏差。九州〜南西諸島は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜九州の東半分は気温負偏差で北日本〜関東甲信地方は−1°C以下。九州の西半分〜南西諸島は気温正偏差。
地上気圧平均図
東海上の高気圧が三陸沖〜東日本南海上に張り出す。概ね全国的に気圧正偏差。
週間予報資料
4/19は日本海中部に高気圧が進む。上海付近に気圧の谷が進む。
4/20は三陸沖に高気圧が進む。九州付近に低気圧が進む。
4/21は三陸沖に低気圧が進む。山東半島付近に高気圧が進む。
4/22は本州太平洋岸に前線が停滞する。黄海南部付近に高気圧が進む。
4/23は対馬海峡付近に高気圧が進む。
4/24は本州中部付近に高気圧が進む。
2週目(4/26〜5/2)
500hPa高度平均図

カムチャッカ半島付近は高度5400〜5460m付近のリッジで高度正偏差の中心となる。朝鮮半島付近は高度5640〜5700m付近のトラフとなり、北〜東日本を中心に等高度線が西南西の流れ(西谷)となる。全国的に高度正偏差。
850hPa気温平均図
小笠原諸島、沖縄付近を除いて概ね気温正偏差で北海道の大部分は+2°C以上。
地上気圧平均図
東海上の高気圧が本州東海上〜東日本南海上に張り出す。全国的に気圧正偏差。
3〜4週目(5/3〜16)
500hPa高度平均図

日本付近の等高度線の蛇行は小さくほぼゾーナルとなる。北海道〜九州、南西諸島南部は概ね高度正偏差。本州南海上〜南西諸島北部は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜九州は概ね気温正偏差。南西諸島は気温負偏差。
地上気圧平均図
東海上から高気圧に覆われるが、サハリン南部付近は低圧部となる。全国的に気圧正偏差。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、日本付近はスプレッドは小さいが2週目以降はオホーツク海と本州南東海上はスプレッドが大きい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は南西諸島は正の高偏差確率が大きく、本州東海上は負の高偏差確率が大きい。2週目はオホーツク海派生の高偏差確立が大きい。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は1週目中頃までは低め、1週目終わり頃以降は高めで経過。東日本は1週目は低め、2週目以降は3週目中頃に平年並に近づく他は概ね高めで経過。西日本、沖縄・奄美は期間を通して平年並前後で経過。東西指数は1週目終わり頃〜2週目初め頃に0指数程度になる他は−指数で経過。沖縄高度は1週目中頃までは+、1週目終わり頃以降は0程度で経過。東方海上高度は1週目は−、2週目以降は0〜やや+で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)では、MJOの通過ははっきりせず東経140度付近より西では対流活動不活発。
(注記)MJO:マッデン-ジュリアン振動。説明はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E6%8C%AF%E5%8B%95
(5)熱帯・中緯度予想図
200hPa STREAM FUNCTION AND ANOMARY(200hPa流線関数及び偏差)

1週目は北海道〜東北北部は正偏差。東北南部以南は負偏差。2週目は北日本は概ね負偏差。東日本〜南西諸島は概ね正偏差。3〜4週目は北海道の道北、沖縄付近は正偏差。本州〜南西諸島北部は概ね負偏差。
850hPa STREAM FUNCTION AND ANOMARY(850hPa流線関数及び偏差)
1週目は北海道は概ね正偏差。本州以南は負偏差。2週目は北海道〜東北北部は概ね正偏差。東北南部以南は負偏差。3〜4週目は全国的に負偏差。
(注記)流線関数はハッチ部は負偏差で反時計回りを表し北半球では低気圧性循環を表す。白い部分は正偏差で時計周りを表し北半球では高気圧性循環を表す。
PRECIPITATION ANOMARY(降水量偏差)
1週目は北海道の道北、南西諸島〜本州南海上、2週目は東北南部以南、3〜4週目は全国的に降水域がかかる。
200hPa VELOCITY POTENTIAL AND ANOMARY(200hPa速度ポテンシャル及び偏差)
1週目は北海道〜九州は対流活動活発、南西諸島は対流活動不活発。2週目以降は全国的に対流活動活発。
(注記)200hPa速度ポテンシャルはハッチ部は対流活動活発域を表し、それ以外は対流活動不活発域を表す。

向こう1か月の見通し
日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過し、全国的に周期天気な天気変化となりそうですが、北〜西日本は平年と同様に、沖縄・奄美は平年に比べて晴れの日が多くなりそうです。気温は北日本で期間初めに平年より低い時期がある他は、全国的に平年並〜高い日が多くなりそうです。

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#1か月予報
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#晴れ
2014年04月12日12:17
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このブログをご覧の皆様、こんにちは。

今日の東京地方は晴れています。先日の木曜日は1か月予報の発表日でしたが年度替わりでいろいろと忙しく、1か月予報の解説が出来ませんでした。大変申し訳ありません。

簡単ですがこの先1か月は全国的に周期的な天気変化となりますが、期間前半は北〜東日本を中心に寒気の影響を受ける時期がありそうです。

1か月予報資料はこちら
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm

気象庁発表の1か月予報はこちら

http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/

来週の木曜日はできるだけ解説をしたいと思いますが、まだちょっと忙しそうです。

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2014年04月03日11:30
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このブログをご覧の皆様、こんにちは。

今日の東京地方は、と言いたいところですが夜勤が終わった後に只今千葉に来ております。
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千葉と言っても東京とそんなに違いはないですが、今日の千葉はぐずついた天気になっていて雨が降っています。ある理由のため雨が降ると困るので少なくとも昼までに雨が上がってほしいです。
今週も木曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今回は4月に入って最初の1か月予報の解説になりますが、今回の予報資料では日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過し、全国的に周期的な天気変化となりそうです。気温は全国的に期間初めに平年より低い時期がある他は、北〜東日本では平年並の日が多く、西日本、沖縄・奄美では平年並〜高い日が多くなりそうです。

1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
予報資料の解説が難しい方は最後の見通しだけでも目を通して下さい。

予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(4/5〜5/2)
500hPa高度平均図
千島列島付近は高度5340〜5400m付近のトラフ(気圧の谷)、バイカル湖付近は高度5340〜5400m付近のリッジ(気圧の尾根)となって、千島列島付近を中心に等高度線が南へ蛇行するが、本州付近は等高度線の蛇行は小さくほぼ東西流(ゾーナル)となる。北海道〜本州、四国は概ね高度負偏差。九州〜南西諸島は高度正偏差。
850hPa気温平均図
北海道〜近畿地方・四国は概ね気温負偏差。中国地方・九州〜南西諸島は概ね気温正偏差。
地上気圧平均図
東シナ海は高気圧となるがアリューシャン列島付近は低気圧となる。北海道〜近畿地方は概ね気圧負偏差。中国・四国地方〜南西諸島は概ね気圧正偏差。
1週目(4/5〜11)
500hPa高度平均図
カムチャッカ半島付近は高度5220m付近の低気圧となり、北海道付近は高度5280〜5400m付近のトラフとなる。バイカル湖付近は高度5400〜5580m付近のリッジとなり、日本付近は北日本を中心に等高度線が南へ蛇行する。北海道〜九州は高度負偏差。南西諸島は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温負偏差で関東付近は+2°C以下。
地上気圧平均図
東シナ海は高気圧となるがアリューシャン列島付近は低気圧の中心となり、北日本を中心に西高東低の冬型の気圧配置となる。北日本〜関東地方・新潟付近は気圧負偏差。甲信・東海地方、北陸西部〜南西諸島は気圧正偏差。
週間予報資料
4/5はオホーツク海に低気圧が進み、上海付近に高気圧が進んで冬型の気圧配置となる。
4/6は千島列島付近に低気圧が進み、東シナ海に高気圧が進んで北日本を中心に冬型の気圧配置が続く。
4/7はアリューシャン列島付近に低気圧が進む。西日本南海上に高気圧が進む。
4/8は本州南東海上に高気圧が進み南西諸島方面に張り出す。
4/9は本州南東海上の高気圧が西日本南海上に張り出す。日本海西部に気圧の谷が進む。
4/10は東シナ海北部に高気圧が進む。関東付近に気圧の谷が進む。
2週目(4/12〜18)
500hPa高度平均図
カムチャッカ半島付近は高度5280m付近の低圧部となり、千島列島付近は高度5340〜5400m付近のトラフとなって、日本付近の等高度線は西北西の流れ(東谷)となる。北〜東日本は高度負偏差。西日本〜南西諸島は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
概ね全国的に気温正偏差で中国地方西部、九州〜南西諸島は+1°C以上。
地上気圧平均図
アリューシャン列島付近が低気圧の中心となり北日本を中心に低圧部となる。全国的に気圧負偏差。
3〜4週目(4/19〜5/2)
500hPa高度平均図
日本付近の等高度線の蛇行は小さくほぼ東西流(ゾーナル)となる。北海道太平洋側〜東日本は概ね高度負偏差。北海道日本海側・オホーツク海側、西日本〜南西諸島は概ね高度正偏差。
850hPa気温平均図
全国的に気温正偏差。
地上気圧平均図
本州南海上に高気圧が張り出す。アリューシャン列島〜シベリア東部は低圧部となる。北日本は概ね気圧負偏差。概ね全国的に気圧正偏差。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、3〜4週目は北日本〜九州でスプレッドが大きい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は北海道〜本州・四国で負の高偏差確率が大きくユーラシア大陸大陸東部で正の高偏差確率が大きい。2週目は日本の東は負の高偏差確率が大きく、南西諸島は正の高偏差確率が大きい。
(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は1週目中頃までは低め、1週目終わり頃〜2週目中頃はやや高め、2週目終わり頃〜3週目中頃はやや低め、期末は平年並程度で経過。東日本は1週目中頃までは低め、1週目終わり頃〜2週目中頃は高め、2週目終わり頃〜3週目中頃は平年並程度、期末はやや高めで経過。西日本、沖縄・奄美は1週目中頃までは低め、1週目終わり頃〜2週目は概ね高め、3週目は平年並程度、期末は高めで経過。東西指数は1週目と2週目の境目頃に0指数程度となる他は概ね−指数で経過。沖縄高度は1週目前半は−、1週目後半以降は3週目初め頃に0程度となる他は+で経過。東方海上高度は3週目中頃までは1週目後半を中心に−、期末は0程度で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)では、期間初めにMJOが日本の南海上を通過する。
(注記)MJO:マッデン-ジュリアン振動。説明はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E6%8C%AF%E5%8B%95
(5)熱帯・中緯度予想図
200hPa STREAM FUNCTION AND ANOMARY(200hPa流線関数及び偏差)
1週目は北海道〜九州は概ね負偏差。南西諸島は正偏差。2週目は南西諸島付近を中心に概ね正偏差。3〜4週目は北海道〜九州は負偏差。南西諸島は正偏差。
850hPa STREAM FUNCTION AND ANOMARY(850hPa流線関数及び偏差)
1週目は北海道〜近畿地方はカムチャッカ半島南部付近を中心に負偏差。中国・四国地方〜南西諸島は上海付近を中心に正偏差。2週目は全国的に負偏差。3〜4週目は概ね全国的に負偏差。。
(注記)流線関数はハッチ部は負偏差で反時計回りを表し北半球では低気圧性循環を表す。白い部分は正偏差で時計周りを表し北半球では高気圧性循環を表す。
PRECIPITATION ANOMARY(降水量偏差)
2週目までは全国的に、3〜4週目は北海道と沖縄付近に降水域がかかる。
200hPa VELOCITY POTENTIAL AND ANOMARY(200hPa速度ポテンシャル及び偏差)
1週目は西日本〜南西諸島北部を除いて概ね対流活動活発。2週目は九州付近を除いて対流活動活発。3〜4週目は北海道〜九州は対流活動活発。南西諸島は対流活動不活発。
(注記)200hPa速度ポテンシャルはハッチ部は対流活動活発域を表し、それ以外は対流活動不活発域を表す。

向こう1か月の見通し
日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過し、全国的に周期天気な天気変化となりそうです。気温は全国的に期間初めに平年より低い時期がありますが、その後は北〜東日本は平年並の日が多く、西日本、沖縄・奄美は平年並〜高い日が多くなりそうです。

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