このブログをご覧の皆様、こんばんは。
今日の東京地方は雲は多めで朝自宅を出る頃は涼しかったですが、昼前からは相変わらず晴れて蒸し暑くなりました。今日で8月も終わりで明日から9月で気象では季節は秋となりますが、夜が長くなってきているので秋に近づいてはいるはずだけど、日中の暑さは相変わらずで秋風はとても感じられません。
今週も金曜日になりましたので恒例の1か月予報の解説です。今日の予報資料では南の高気圧が北へ偏って張り出して、北日本は高気圧の縁となり湿った気流が入りやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。また期間前半は気温がかなり高くなる日がありそうです。東〜西日本は期間初めを中心に晴れの日が多く、気温は平年並〜高い日が多くなりそうです。沖縄・奄美は大陸の涼しい高気圧に覆われやすく、晴れの日が多いですが気温は低い日が多くなりそうです。
1か月予報資料はこちら。
http://www.argos-net.co.jp/awc/fx_top.php
http://www.bioweather.net/detailed/rfax.htm
気象庁発表の1か月予報はこちら。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
※(注記)予報資料の説明が難しい方は、最後の向こう1か月の天気の見通しだけでも目を通してください。
予報資料の着目点
(2)アンサンブル平均図
4週(9/1〜28)
500hPa高度平均図
日本海西部は高度5700〜5760m付近のトラフ(気圧の谷)、西日本付近は高度5820m付近のトラフ(気圧の谷)、カムチャッカ半島の南東海上は高度5700〜5820m付近のリッジ(気圧の尾根)となり、北〜東日本は等高度線が西南西の流れ(西谷)となる。南シナ海は南の高気圧の中心となるが本州南東海上は気圧の谷となる。北日本〜関東北部、北陸、奄美大島〜沖縄付近は概ね高度正偏差。東日本太平洋側、西日本〜トカラ列島付近は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北日本〜関東北部、新潟付近は概ね気温正偏差で北海道は+1°C以上。関東南部、富山付近〜南西諸島は概ね気温負偏差で南西諸島北部は−1°C以下。
地上気圧平均図
日本の東の高気圧が千島列島付近に北偏気味に張り出し、本州付近は高気圧の縁となり東日本南海上は低圧部の中心となる。山東半島付近は高気圧の中心となり南西諸島方面は高気圧圏内となる。北海道〜九州に降水域がかかる。
1週目(9/1〜7)
500hPa高度平均図
北日本東海上は南の高気圧の中心となり、高度5880m線は北海道東海上〜三陸沖に北偏気味に張り出し、千島列島付近は高度正偏差の中心となる。関東南海上は低圧部となる。概ね全国的に高度正偏差だが東〜西日本太平洋岸の一部は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北日本〜関東北部、甲信〜北陸は概ね気温正偏差で、北海道の道北〜道東は+3°C以上。関東南部、東海〜西日本以南は概ね気温負偏差で鹿児島付近〜南西諸島は−1°C以下。
地上気圧平均図
北海道東海上の高気圧が沿海州付近まで張り出して本州付近は高気圧の縁となる。北海道の一部を除いて降水域がかかる。
週間予報資料
9/1は千島列島付近の高気圧が黄海〜東シナ海北部に張り出す。日本海中部に気圧の谷が進む。
9/2は北海道東海上の高気圧が北日本中心に張り出す。秋田沖〜朝鮮半島南部に気圧の谷が進む。
9/3は日本の東の高気圧が北海道を中心に張り出す。
9/4は高気圧が東日本南海上に張り出す。沿海州付近に低気圧が進む。
9/5はサハリン付近に低気圧が進む。東日本南海上に高気圧が張り出す。華中北部に高気圧が進む。
9/6は本州付近に気圧の谷が進む。黄海付近に高気圧が進む。
9/7は本州東海上に気圧の谷が進む。朝鮮半島北部に高気圧が進む。
2週目(9/8〜14)
500hPa高度平均図
朝鮮半島北部は高度5700〜5760m付近のトラフ、西日本付近は高度5820m付近のトラフとなり北日本は西谷となる。南シナ海〜沖縄南海上は高度5880m付近の高気圧の中心となり、本州南東海上は谷場となる。北日本、南西諸島は高度正偏差。東〜西日本は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北日本は気温正偏差で北海道の道東は+1°C以上。東日本以南は気温負偏差で九州南部〜奄美諸島付近は−1°C以下。
地上気圧平均図
日本の東の高気圧が千島列島付近に張り出す。本州東海上は気圧の谷となり東日本南海上は低気圧の中心となる。山東半島付近は高気圧の中心となり南西諸島方面は高気圧圏内となる。北海道〜中国地方東部、四国〜九州の一部に降水域がかかる。
3〜4週目(9/15〜28)
500hPa高度平均図
沿海州南部は高度5640〜5700m付近のトラフ、対馬海峡付近は高度5760〜5820m付近のトラフとなり北〜東日本を中心に西谷となる。南シナ海は高気圧の中心となるが勢力は弱い。北海道〜東北北部、沖縄の先島諸島は高度正偏差。東北南部〜沖縄本島付近は高度負偏差。
850hPa気温平均図
北日本〜関東北部、新潟付近は概ね気温正偏差。関東南部・富山付近〜西日本以南は気温負偏差。
地上気圧平均図
秋田沖と関東南海上に低気圧の中心が見られ本州付近は気圧の谷となる。山東半島付近は高気圧の中心となる。北海道〜九州に降水域がかかる。
(3)スプレッド・高偏差確率
500hPaスプレッド図(上図)では、3〜4週目は北海道でスプレッドが大きい。
500hPa高偏差確率図(下図)では、1週目は北日本〜北陸東部、2週目は北海道の道北〜道東は正の高偏差確率が大きい。
※(注記)スプレッドは予報の信頼度を表し、ハッチ部はスプレッドが大きく予報の信頼度が低いことを表す。高偏差確率図は予想の偏りを表し、格子状のハッチ部は正の高偏差確率が大きく、横縞のハッチ部は負の高偏差確率が大きいことを表す。
(4)各種時系列
T850は北日本は期間を通して高めで経過し1週目は高温が顕著。東日本は1週前半は高め、1週目後半以降は平年並程度で経過。西日本、沖縄・奄美は期間を通して低めで経過。東西指数は1週目は+指数、2週目以降は−指数で経過。沖縄高度は1週目前半は−、1週目後半〜3週目初め頃は0程度、3週目中頃以降は−で経過。東方海上高度、オホーツク海高気圧指数は期間を通して+で経過。200hPa速度ポテンシャル(北緯5度〜南緯5度)は実況は東経140度付近が対流活動の中心だが、期間前半に対流活動の中心が東経170度付近に移る。
(5)4週平均ガイダンス
気温は北日本、関東甲信、北陸地方は高い確率が大きく低い確率が小さい。東海、中国地方は平年並〜高い、近畿日本海側は高い、近畿太平洋側、四国、九州北部地方は平年並、九州南部地方は低い確率が大きい。沖縄・奄美は低い確率が大きく高い確率が小さい。
降水量は北海道日本海側、北陸地方は多い。北海道オホーツク海側、太平洋側、東北地方は多い、東日本〜近畿太平洋側は少ない、山陰は平年並、四国、奄美地方は平年並〜少ない確率が大きい。沖縄地方は少ない確率が大きく多い確率が小さい。近畿日本海側、九州南部は平年並〜少ない傾向。山陽、九州地方は確率値がばらける。
日照時間は北海道は平年並〜少ない、東北日本海側、東日本、近畿、山陰、四国、沖縄地方は多い、東北太平洋側は少ない、九州南部は平年並、奄美地方は平年並〜多い確率が大きい。山陽、九州北部地方は確率値がばらける。
天気日数は晴れ日数は北海道オホーツク海側、北日本太平洋側は少ない。東日本、近畿、四国、沖縄地方は多い。降水日数は北日本太平洋側は多い、東海地方、沖縄・奄美は少ない。
(6)週別気温
1週目は北日本、関東甲信、北陸地方は高い確率が大きく低い確率は2%以下。東海、四国、九州北部地方は平年並の確率が大きい。近畿、中国地方は平年並〜高い確率が大きく低い確率が小さい。九州南部・奄美、沖縄地方は低い確率が大きく高い確率が小さい。2週目は北日本、北陸地方は高い確率が大きく低い確率が小さい。東日本太平洋側、近畿、中国、四国地方は平年並〜高い、九州北部は平年並、九州南部・奄美地方は低い確率が大きい。沖縄・奄美は低い確率が大きく高い確率が小さい。3〜4週目は北日本、関東甲信、北陸、四国地方は高い、東海地方は平年並〜高い、九州南部、沖縄・奄美は低い確率が大きい。近畿、中国地方は平年並〜高い、九州北部地方は平年並〜低い傾向。
向こう1か月の見通し
北日本は気圧の谷や湿った気流の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。東〜西日本は周期的な天気変化となりますが、期間初め頃を中心に平年に比べて晴れの日が多くなりそうです。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく平年に比べて晴れの日が多くなりそうです。気温は北日本、東日本日本海側は平年より高い日が多く、期間前半はかなり高くなる日もありそうです。東日本太平洋側、近畿、中国、四国地方は平年並〜高い、九州は平年並、沖縄・奄美は平年並〜低い日が多くなりそうです。
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