最近の漁業塾〜瀬戸内海歴史民俗資料館へ!〜
こんにちは!4月から始まった漁業塾。うどん県で漁師を目指す5人が学んでいます。
今回は瀬戸内海歴史民俗資料館を見学した様子をご紹介!!
今回は瀬戸内海歴史民俗資料館を見学した様子をご紹介!!
瀬戸内海歴史民俗資料館は、瀬戸内海の漁業や島々のくらし、船大工用具などの瀬戸内海の海運、香川の自然環境に育まれた砂糖・綿・塩の讃岐三白、ため池などで利用していた水利用具、稲作用具、そして祭りや芸能に関わる資料を展示した施設です。
施設内に入り、真っ先に目に入るのがたくさんの木造船!!!
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沖合で網を使って一網打尽にするタイ縛網漁に用いられた真網船や波の高い明石海峡で操業されていた一本釣漁船、瀬戸内の島々を結んだ渡船など様々な種類の船が展示されていました。
塾生からはその大きさに驚きの声があがっていました。
船だけでなく様々な漁具も展示されていました。
その中でも個人的におもしろいと感じた漁具を2つご紹介!
その中でも個人的におもしろいと感じた漁具を2つご紹介!
1つ目は「いか巣」について!!!
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写真奥に見えるカゴが「いか巣」です。これはコウイカなどの産卵習性を利用したもので、カゴの中に産卵用の枝などを入れ、卵を産み付けようと入ったイカを漁獲する漁法です。
卵の付いた「いか巣」をそのまま海中に置いておくと卵はふ化するそうです!
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写真奥に見えるカゴが「いか巣」です。これはコウイカなどの産卵習性を利用したもので、カゴの中に産卵用の枝などを入れ、卵を産み付けようと入ったイカを漁獲する漁法です。
卵の付いた「いか巣」をそのまま海中に置いておくと卵はふ化するそうです!
2つ目は「ハゲヒキ(はぎすくい網)」について
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傘をさかさまにしたような漁具。傘の骨の間には網があり、傘の持ち手にあたる漁具の中心の上方に餌としてクラゲを付けます。しばらく海中に沈めたのち、船上からロープを素早く引き上げることで、クラゲを食べに集まったハギをすくうようにして獲る漁法です。(写真は天井から吊るしています)
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傘をさかさまにしたような漁具。傘の骨の間には網があり、傘の持ち手にあたる漁具の中心の上方に餌としてクラゲを付けます。しばらく海中に沈めたのち、船上からロープを素早く引き上げることで、クラゲを食べに集まったハギをすくうようにして獲る漁法です。(写真は天井から吊るしています)
素早く引き上げると、水圧により、下の網にハギを横倒しにおしつけて獲る漁法。ということは、ハギが体勢を立て直せないくらいのかなりのスピードで引き上げる必要があります。ほかにはないスピード感と緊張感があるおもしろい漁獲方法だと思いました。
昔の漁具だけでなく、今現在使われている漁具の展示もありました。
こちらは底びき網の模型!!!
こちらは底びき網の模型!!!
塾生もこの見学で様々な漁具・漁法を知ることができいい経験になったように思います。
このように古くからの漁業に関する展示を始め、瀬戸内海周辺のくらしについて学べる瀬戸内海歴史民俗資料館。みなさんもぜひ行ってみてください!!!
このように古くからの漁業に関する展示を始め、瀬戸内海周辺のくらしについて学べる瀬戸内海歴史民俗資料館。みなさんもぜひ行ってみてください!!!
↑休館日などの確認はコチラ
<文責 もちきんちゃく>
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