ビギナーズラック アオリイカ編

先日、釣具屋のお姉さんから「アオリイカ釣りにこんの?」とお誘いを受けまして、ワタクシとこだわり次郎さんの二人で観音寺市まで出かけてきました。
釣り方は、10センチちょっとぐらいのマアジを糸につけまして、ブンと力いっぱい投げ釣りのように投げまして、アオリイカが餌のマアジに喰いついた後に、ヤエンという針の付いた謎の道具をラインに掛けてイカのところまで送り込み、引っかかれば釣り上げるというものです。先輩釣り師のお兄さん達の指導を受けての初体験の釣り方でございます。
シーズンも終盤ということでしたが、結果はというと二人ともグッドサイズを1杯ずつゲットでございます。お兄さん達アリガトウ初めての釣りで、まさにビギナーズラックということでございました。
1アオリイカ1.8kg.jpg
ほら!こんな感じ。画像からは大きい感は伝わってこないのですが、マナ板がおよそ42センチ、出刃包丁の金属部分がおよそ21センチということで比較してくださいませ。重さは現場でお兄さんに量っていただいたところ、およそ1.8キログラムというサイズでした。
2アオリイカ甲.jpg
といことで、アオリイカの胴を立てに真っ二つにいたしますと中からが出てきます。まるでプラスチック成形したかのように軽くて丈夫。この薄さでもイカの身体を支えるには十分な構造のようです。生き物のカラダの構造の不思議にはいつも驚かされます
3アオリイカ エンペラ.jpg
解体を進めますと、エンペラも巨大。今回はお刺身のほかに八宝菜にしてみようかな〜って思っていたのですが、ちょっと巨大過ぎますので、エンペラ1つだけを使うことにいたします。
4アオリイカ エンペラ カット.jpg
こんな感じの一口サイズにカットしました。
5エンペラ カット.jpg
豚肉(120gぐらい)とエンペラは軽く塩をして、日本酒大さじ2杯ぐらいをかけ回して下味をつけました。
調味液は水300ml、鶏がらスープの素小さじ3(こんだけしかなかったんです。倍ぐらいは入れたいところです。)、しょう油大さじ2、日本酒大さじ2、オイスターソース大さじ1、お塩少々、お砂糖小さじ2、片栗粉大さじ1を入れまして、グルグルグルグルとよくかき混ぜます。
野菜はあるもので、白菜4枚、細ネギ2本、切りかけのニンジン少し、ピーマン1個、チンゲンサイ2枚。本当はキクラゲとかシイタケとかエビとか入れるんでしょうけど、無いんだから仕方がありません。それとコレだけは買ったウズラ卵のユデタマゴを準備いたしました。
6アオリイカ 口球.jpg
今回のお楽しみはコレっ!アオリイカのお口「口球(こうきゅう)」という部分です。
7アオリイカ 口球2.jpg
解体しますとこんな感じ。筋肉部分とカラストンビと言われる部分に分けました。他のイカでは、この筋肉部分を干した珍味もあるそうで、食べるのが楽しみです。
8アオリイカ カラストンビ.jpg
こちらのカラストンビは、難しい言い方で言うと、顎器(上顎板と下顎板)というそうです。
9八宝菜.jpg
ということで、サラダ油を大さじ2杯ぐらい入れまして、ニンニクスライスをポイっ。香りがたってきましたら、豚肉、エンペラの順にジュ〜。有る程度火がとおりましたら野菜を入れまして、焼き焼きしましたらウズラユデタマゴ、調味液を入れまして、強火でゴー。トロミがついたらできあがり!アレ〜?トロミがつかないですね〜。ワーぉ!計量カップの底に片栗粉が大量に溜まっています。しかしすでに手遅れ、今更どうにもならない
10アオリイカの八宝菜.jpg
ハイ。トロミの超薄い八宝菜のできあがりでございます。トロミがつかないもので、野菜たちも、ちょっと炊き過ぎたようです。ワーぉ!香りつけのゴマ油を入れるのも忘れました
11口球の食感.jpg
とはいえ肝心の口球はといいますと、しっかりした食感でございまして、味も濃い。イカのうまみが凝縮したような感じでございます。今までスルメイカやコウイカなどの口球は捨ててきましたが、今度からはちゃんと処理して、いただきたいと思います。

ヒラメ太郎EpisodeII

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