2022年12月31日
多分...
春の花がポツポツ咲いているトンボ王国。
IMG_4635フジツツジ2022・12・31 IMG_4634ニョイスミレ2022・12・31 IMG_4629オオジシバリ2022・12・31
フジツツジ ニョイスミレ オオジシバリ
来シーズンに向けた整備作業も本格化しています。すでにモートンイトトンボ保護区と右手湿地保護区の除草作業を終え、今期スイレン抜き3個目となる黄色スイレン池で文字通り、汗を流しています。
IMG_4490ヒメアカネほか生息地2022・12・29 IMG_4270スイレン抜き終了2022・12・25 IMG_4637スイレン抜き途中2022・12・31
右手湿地保護区 ピンク・スイレン池(終了)黄色スイレン池(作業中)
さて、12月に入って2度目の降雪となった23日以降、トンボの姿は一気に減少しました。気になる年越し赤トンボは見られるのでしょうか?
というわけで、ただでさえ弱弱しい日差しを、しばしばちぎれ雲が遮るというトンボ調査にとってはイマイチの天候ながら、本年最後の園内捜索をしてきました。結果、南に面した山際3か所で、いずれもヒメアカネのオスをそれぞれ1頭ずつ見つけることができました。内1頭はハネ等に目立つ欠損はなく、予報もまずまずのようなので、野鳥に捕獲されるなど、余程のことが無い限り「年越し赤トンボ」になってくれるものと思います。鬼に笑われるかもしれませんが...
気掛かりなのは29日を最後に姿が見えないキトンボと、同じく27日が最後となっているマユタテアカネの安否です。ちなみに、アキアカネは18日の降雪以降、生存確認ができていません。
IMG_4624ヒメアカネ♂2022・12・31 IMG_4539キトンボ♂2022・12・29 IMG_4360マユタテアカネ♂B2022・12・26
ヒメアカネ(12・31撮) キトンボ(29撮) マユタテアカネ(26撮)
明日の捜索や、如何に!?
画像はすべて、クリックすると拡大します。
IMG_4635フジツツジ2022・12・31 IMG_4634ニョイスミレ2022・12・31 IMG_4629オオジシバリ2022・12・31
フジツツジ ニョイスミレ オオジシバリ
来シーズンに向けた整備作業も本格化しています。すでにモートンイトトンボ保護区と右手湿地保護区の除草作業を終え、今期スイレン抜き3個目となる黄色スイレン池で文字通り、汗を流しています。
IMG_4490ヒメアカネほか生息地2022・12・29 IMG_4270スイレン抜き終了2022・12・25 IMG_4637スイレン抜き途中2022・12・31
右手湿地保護区 ピンク・スイレン池(終了)黄色スイレン池(作業中)
さて、12月に入って2度目の降雪となった23日以降、トンボの姿は一気に減少しました。気になる年越し赤トンボは見られるのでしょうか?
というわけで、ただでさえ弱弱しい日差しを、しばしばちぎれ雲が遮るというトンボ調査にとってはイマイチの天候ながら、本年最後の園内捜索をしてきました。結果、南に面した山際3か所で、いずれもヒメアカネのオスをそれぞれ1頭ずつ見つけることができました。内1頭はハネ等に目立つ欠損はなく、予報もまずまずのようなので、野鳥に捕獲されるなど、余程のことが無い限り「年越し赤トンボ」になってくれるものと思います。鬼に笑われるかもしれませんが...
気掛かりなのは29日を最後に姿が見えないキトンボと、同じく27日が最後となっているマユタテアカネの安否です。ちなみに、アキアカネは18日の降雪以降、生存確認ができていません。
IMG_4624ヒメアカネ♂2022・12・31 IMG_4539キトンボ♂2022・12・29 IMG_4360マユタテアカネ♂B2022・12・26
ヒメアカネ(12・31撮) キトンボ(29撮) マユタテアカネ(26撮)
明日の捜索や、如何に!?
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2022年12月15日
ご長寿記録
イロハモミジが色付き、サザンカが見頃を迎えたトンボ王国。たわわに実った渋柿は、もうすぐ野鳥たちの御馳走に...
IMG_3526紅葉2022・12・9あきついお IMG_3944サザンカ2022・12・14トンボ王国 IMG_3245渋柿2022・12・1トンボ王国
イロハモミジ サザンカ 渋柿
来シーズンに向けての整備作業は湿地保護区の除草と補修を進めていますが、水不足で漏水箇所が分からず困っています。そろそろ、スイレン抜きも始めなければ。求む、ボランティア!
IMG_3458モートンイトトンボ保護区2022・12・7 IMG_3588除草作業2022・12・10 IMG_3591除草後2022・12・10
モートンイトトンボ保護区 右手湿地保護区
さて、12月も半ばとなり、赤トンボのご長寿記録狙いの時期になりました。13日までヒメアカネの交尾が見られるなど、好記録?を期待していたところ、14日からの冷え込みで保護区内のトンボ類は一気に減少、本日15日は早くもアキアカネ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、キトンボの4種だけになってしまった感じです。マイコアカネは今月6日を最後に確認できていませんし、ノシメトンボは9日夕の休眠オスが最後の記録になりそうです。
IMG_3456ヒメアカネ♂2022・12・7 IMG_3935ヒメアカネ交尾2022・12・13トンボ王国 IMG_3427キトンボ♂2022・12・7
ヒメアカネ♂ 同 交尾 キトンボ♂
IMG_3365マイコアカネ♂2022・12・6トンボ王国 IMG_3565ノシメトンボ♂休眠2022・12・9 IMG_3734マユタテアカネ♂休眠2022・12・11トンボ王国
マイコアカネ♂ ノシメトンボ♂休眠 マユタテアカネ♂休眠
IMG_3425オンブバッタ2022・12・7 IMG_3897ツマグロキチョウ2022・12・13トンボ王国 IMG_3237ニョイスミレ2022・12・1トンボ王国ライオンズの森南下保護区
オンブバッタ ツマグロキチョウ ニョイスミレ
保護区外では黒潮町でコノシメトンボを9日まで確認、これは何の記録にもなりませんが、13日に土佐清水市内の水辺で、当地方(四国西南部)では2011年12月12日の1オスが終見レコードだった南方種ベニトンボのオス数頭の健在を確認、11年振りの記録更新となりました。経験で言うと、終見記録は個体数に左右され、多くの種で減少すると終見記録は前倒しになる傾向が認められます。ベニトンボの記録更新は、それだけ当地方で本種が増加してきた証かもしれません。もちろん、この記録はさらに更新される可能性があります。地球温暖化に関係する、いささかブラックな話ではありますが...
IMG_3537コノシメトンボ♂2022・12・9黒潮町 IMG_3779ベニトンボ♂争い2022・12・12土佐清水市 IMG_3880ベニトンボ♂2022・12・13土佐清水市
コノシメトンボ♂ ベニトンボ♂争い 同 ♂
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IMG_3526紅葉2022・12・9あきついお IMG_3944サザンカ2022・12・14トンボ王国 IMG_3245渋柿2022・12・1トンボ王国
イロハモミジ サザンカ 渋柿
来シーズンに向けての整備作業は湿地保護区の除草と補修を進めていますが、水不足で漏水箇所が分からず困っています。そろそろ、スイレン抜きも始めなければ。求む、ボランティア!
IMG_3458モートンイトトンボ保護区2022・12・7 IMG_3588除草作業2022・12・10 IMG_3591除草後2022・12・10
モートンイトトンボ保護区 右手湿地保護区
さて、12月も半ばとなり、赤トンボのご長寿記録狙いの時期になりました。13日までヒメアカネの交尾が見られるなど、好記録?を期待していたところ、14日からの冷え込みで保護区内のトンボ類は一気に減少、本日15日は早くもアキアカネ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、キトンボの4種だけになってしまった感じです。マイコアカネは今月6日を最後に確認できていませんし、ノシメトンボは9日夕の休眠オスが最後の記録になりそうです。
IMG_3456ヒメアカネ♂2022・12・7 IMG_3935ヒメアカネ交尾2022・12・13トンボ王国 IMG_3427キトンボ♂2022・12・7
ヒメアカネ♂ 同 交尾 キトンボ♂
IMG_3365マイコアカネ♂2022・12・6トンボ王国 IMG_3565ノシメトンボ♂休眠2022・12・9 IMG_3734マユタテアカネ♂休眠2022・12・11トンボ王国
マイコアカネ♂ ノシメトンボ♂休眠 マユタテアカネ♂休眠
IMG_3425オンブバッタ2022・12・7 IMG_3897ツマグロキチョウ2022・12・13トンボ王国 IMG_3237ニョイスミレ2022・12・1トンボ王国ライオンズの森南下保護区
オンブバッタ ツマグロキチョウ ニョイスミレ
保護区外では黒潮町でコノシメトンボを9日まで確認、これは何の記録にもなりませんが、13日に土佐清水市内の水辺で、当地方(四国西南部)では2011年12月12日の1オスが終見レコードだった南方種ベニトンボのオス数頭の健在を確認、11年振りの記録更新となりました。経験で言うと、終見記録は個体数に左右され、多くの種で減少すると終見記録は前倒しになる傾向が認められます。ベニトンボの記録更新は、それだけ当地方で本種が増加してきた証かもしれません。もちろん、この記録はさらに更新される可能性があります。地球温暖化に関係する、いささかブラックな話ではありますが...
IMG_3537コノシメトンボ♂2022・12・9黒潮町 IMG_3779ベニトンボ♂争い2022・12・12土佐清水市 IMG_3880ベニトンボ♂2022・12・13土佐清水市
コノシメトンボ♂ ベニトンボ♂争い 同 ♂
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- イベント情報・お知らせ
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トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/
催しのお知らせ
【トンボ王国・秋と冬の生きもの写真展】
目的:木の枝に産卵するオオアオイトトンボ、湿地保護区に飛来するルリビタキなど、秋から冬にかけてトンボ王国で見られる動植物の生態写真を通し、生物多様性環境の楽しさを感じてもらうこと。
内容:トンボなどの昆虫を中心に、この季節ならではの生物や生態を捉えた写真A-3サイズ64点を展示。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで
場所:とんぼ館ロビー
【秋と冬の生きものクイズ】
内容:上記【秋と冬の生きもの写真展】のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとトンボ王国で見られる赤トンボ数種を模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで
【個別観察会】
内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。
【毎日イベント】
ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。
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- プロフィール
杉村光俊
Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家
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