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2017年07月26日

只今50種

7月半ばまでハナショウブが咲き続けたトンボ王国。コオニユリの季節も過ぎ、ムクゲやスイレンが花盛りです。

239A2253チョウトンボ♂&黄スイレン池2017・7・17トンボ王国 239A1866ハナショウブ2017・7・16トンボ王国 239A2265コオニユリ2017・7・17トンボ王国 239A0726ムクゲ(青)2017・7・12トンボ王国
スイレン池 16日の花ショウブ 17日のコオニユリ ムクゲ

夏のトンボもほぼ出揃い、今シーズンのトンボ王国確認種は7月21日初見のタイワンウチワヤンマで50種となりました。

239A0431ウチワヤンマ♂2017・7・9トンボ王国 239A0437ウチワヤンマ産卵2017・7・9トンボ王国 239A0458コフキトンボ産卵2017・7・9トンボ王国 239A3275シオカラ産卵警護2017・7・25
ウチワヤンマ♂ 同 産卵 コフキトンボ産卵 シオカラトンボ産卵警護
239A0780シオカラトンボ♂捕食(シオカラトンボ未熟♀)2017・7・12トンボ王国本谷奥 239A2793キイトトンボ連結産卵 239A3059モノサシ連結 239A2810ショウジョウ産卵
シオカラ♂捕食(同種未熟♀) キイト連結産卵 モノサシ連結 ショウジョウ産卵

239A3070ギンヤンマ連結産卵 239A2804タイワンウチワ♂ 239A3078マルタン産卵 239A1862チョウトンボ交尾2017・7・16トンボ王国
ギンヤンマ連結産卵 タイワンウチワ♂ マルタンヤンマ産卵 チョウトンボ交尾

239A2372ネアカヨシヤンマ♂2017・7・17トンボ王国 239A2387ネアカヨシヤンマ♂2017・7・17トンボ王国 239A1950コヤマトンボ♂2017・7・16トンボ王国右-左 239A1932エゾトンボ♂2017・7・16トンボ王国白ヶ谷
ネアカヨシヤンマ♂ コヤマトンボ♂ エゾトンボ♂

239A0734マユタテアカネ未熟♂2017・7・12トンボ王国 239A2554マイコアカネ未熟♂ 239A2413ヒメアカネ未熟♂2017・7・17トンボ王国 239A2786チャワンバス
マユタテアカネ未熟♂ マイコアカネ未熟♂ ヒメアカネ未熟♂ チャワンバス

239A1545ネアカヨシヤンマ♂黄昏摂食飛翔2017・7・14トンボ王国 239A1286ヤブヤンマ♂黄昏摂食飛翔2017・7・13トンボ王国 239A1284ヤブヤンマ♀黄昏摂食飛翔2017・7・13トンボ王国
ネアカヨシヤンマ♂黄昏飛翔 ヤブヤンマ♂黄昏飛翔 同 ♀黄昏飛翔

ただ、今シーズンはミナミヤンマに加え、オオギンヤンマ・アメイロトンボの迷入組も未確認、2004年から続く年間記録60種以上達成はまだ不透明です。それ以上にマズいのが水不足です。今年の四万十地方は近年屈指のカラ梅雨で、すでに一部のトンボ池や湿地保護区の底が露出しています。2013年のような状況にならなければいいのですが。長期の渇水は岸辺の植生を枯死させ、支えを失った岸辺の乾いた砂泥は次に訪れる急な増水で崩落、さらにその砂泥が水底を平坦にしてしまうなど、トンボを含む多くの水生生物の生息を困難にしてしまいます。こんなことが繰り返されていけば、人類の存続も含め、大変なことになってしまうでしょう。東屋では、春に咲くヤマフジの花が、おかしな気候に騙されて咲きまくっています。

239A3158渇水 _MG_0779にわか雨2017・7・25 239A3280ヤマフジ2017・7・25 239A3290ヤマフジ2017・7・25
干上がったトンボ池 恵みの?にわか雨 東屋のヤマフジ

なお、一昨年に見つかったマルタンヤンマ♂休憩地では、今年も早々に3♂の飛来を確認しています。

239A1879マルタンヤンマ♂2017・7・16四万十市坂本香寺 239A1874マルタンヤンマ♂2017・7・16四万十市坂本香寺 239A2267マルタンヤンマ♂2017・7・17四万十市坂本香山寺 239A2307ミルンヤンマ未熟♀2017・7・17四万十市奥山路コカノ
マルタンヤンマ♂ ミルンヤンマ未熟♀

最近の遠征は愛媛県四国中央市のミナミヤンマ調査のほか、去る7月13日に愛媛県松山市にナニワトンボ未熟個体の撮影、7月15日に広島県のハッチョウトンボ、22日にヒヌマイト目的で山口県に出かけました。が、山口県ではシーズン末期と渇水状態であったためか、同地で急増中のアオビタイトンボと、全国的に減少したコバネアオイトトンボを撮影できただけでした。

239A1205ナニワトンボ未熟♂2017・7・13愛媛県松山市北条八反地辻池 239A1078ナニワトンボ未熟♀2017・7・13愛媛県松山市北条八反地辻池 239A1148オオキトンボ未熟♂2017・7・13愛媛県松山市北条八反地辻池
ナニワトンボ未熟♂ 同 未熟♀ オオキトンボ未熟♂

239A1662ハッチョウトンボ♂なわばり争い2017・7・15広島県世羅町夢公園 239A1779ハッチョウトンボ交尾2017・7・15広島県世羅町夢公園 239A1734ハッチョウトンボ産卵&警護2017・7・15広島県世羅町夢公園 239A1768ハッチョウトンボ産卵&警護2017・7・15広島県世羅町夢公園
ハッチョウトンボ♂争い 同 交尾 同 産卵&♂警護

239A2958アオビタイ♂ 239A2917アオビタイ♀ 239A2937コバネアオ♂
アオビタイトンボ♂ 同 ♀ コバネアオイトトンボ♂捕食


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by 杉村光俊 at 12:52 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2017年07月07日

近況

未だハナショウブが咲き残り、早くもシロバナサクラタデが咲き始めたトンボ王国。ただ、ネジバナやチャワンバスなどは季節通り見頃を迎えています。

239A9794ハナショウブ2017・7・6トンボ王国 239A9793シロバナサクラタデ2017・7・6トンボ王国 239A9002ヨツスジハナカミキリ&チャワンバス2017・7・3トンボ王国 239A7968ジュンサイ2017・6・27トンボ王国
ハナショウブ シロバナサクラタデ チャワンバス ジュンサイ

トンボ池の主役はヨツボシトンボからチョウトンボに替わりましたが、ウチワヤンマとあきついお裏庭青桶のベニイトトンボのほかは、どの種類も少なめに感じます。ヤンマの黄昏飛翔も始まりましたが、梅雨明け群飛の個体数が気がかりです。

239A7965モノサシトンボ連結産卵2017・6・27トンボ王国 239A7959モノサシトンボ連結産卵2017・6・27トンボ王国 239A7941コシアキトンボ♂&チャワンバス2017・627トンボ王国
モノサシトンボ連結産卵 コシアキトンボ♂

239A7794キイロサナエ♂2017・6・26トンボ王国 239A8009サラサヤンマ♂なわばり飛翔2017・6・27トンボ王国 239A7776オオシオカラトンボ産卵2017・6・25トンボ王国 239A8387キイトトンボ未熟♂&ネジバナ2017・6・28トンボ王国
キイロサナエ♂ サラサヤンマ♂ オオシオカラトンボ産卵 キイト&ネジバナ

239A7791コヤマトンボ♂探雌パトロール2017・6・26トンボ王国 239A7977ショウジョウトンボほぼ成熟♂2017・6・27トンボ王国 239A8643キイトトンボ移精2017・6・29トンボ王国 239A8654キイトトンボ交尾2017・6・29トンボ王国
コヤマトンボ♂ ショウジョウトンボ半成熟♂ キイトトンボ移精〜交尾

239A9815ベニイトトンボ♂羽化2017・7・6トンボ王国 239A9821ベニイトトンボ連結産卵2017・7・6トンボ王国 239A9831ベニイトトンボ連結産卵2017・7・6トンボ王国
ベニイトトンボ♂羽化 同 連結産卵

239A7767ネアカヨシヤンマ産卵2017・6・25トンボ王国 239A9499ネアカヨシヤンマ♂黄昏飛翔2017・7・4トンボ王国 239A9506ギンヤンマ♂黄昏飛翔2017・7・4トンボ王国
ネアカヨシヤンマ産卵 同 ♂黄昏飛翔 ギンヤンマ♂黄昏飛翔

ミナミヤンマシーズンも早や終盤。昨年に続き日高村の無条タイプは振るわず、辛うじて去る7月2日に開催された「トンボまつり」参加の際に未熟メスの摂食飛翔が撮影できた程度。同じく個体数は激減なから、なぜか足摺岬では産卵に4回も出合えました。

239A8833ミナミヤンマ無条翅型未熟♀摂食飛翔2017・7・2日高村渋川 239A9035ミナミヤンマ産卵場所2017・7・3土佐清水市足摺岬 239A9565ミナミヤンマ♂探雌飛翔2017・7・5土佐清水市足摺岬 239A9022ミナミヤンマ産卵2017・7・3土佐清水市足摺岬
ミナミヤンマ無条翅♀ 足摺岬の渓流 ミナミヤンマ♂探雌飛翔 同 産卵

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by 杉村光俊 at 16:46 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

【トンボ王国・秋と冬の生きもの写真展】

目的:木の枝に産卵するオオアオイトトンボ、湿地保護区に飛来するルリビタキなど、秋から冬にかけてトンボ王国で見られる動植物の生態写真を通し、生物多様性環境の楽しさを感じてもらうこと。
内容:トンボなどの昆虫を中心に、この季節ならではの生物や生態を捉えた写真A-3サイズ64点を展示。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで
場所:とんぼ館ロビー

【秋と冬の生きものクイズ】

内容:上記【秋と冬の生きもの写真展】のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとトンボ王国で見られる赤トンボ数種を模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

【毎日イベント】

ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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