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2009年09月27日

多忙

雨不足であちこちの水辺が干上り、見回りに大忙しです。
トンボ王国では5分咲きのツリフネソウにホシホウジャクが集まってきました。秋の色合いが濃くなり生殖活動するバッタ類が目立ってきましたが、なぜか湿地保護区にクロスジギンヤンマ♂の姿が。
_MG_5779トンボ池2009・9・27.gif _MG_5488ツリフネソウ2009・9.gif _MG_5637ホシホウジャク2009.gif
干上がったトンボ池 ツリフネソウ ホシホウジャク
_MG_5111オンブバッタ2009・9.gif _MG_5544クロスジギンヤンマ.gif
オンブバッタ クロスジギンヤンマ

姿のある内にと、とんぼ館中庭ビオトープの植栽を急ピッチで進めています。早速アオモンイトトンボが入れたばかりのイヌタヌキモに産卵していました。
_MG_5553とんぼ館中庭改造200.gif MG_5575アオモンイトトンボ.gif
とんぼ館中庭 アオモンイトトンボ産卵

沈下橋周辺の水溜りも随分縮小し、ここにきてハネビロエゾトンボ♂の縄張り争いが激しさを増しています。マユタテアカネの生殖活動も最盛期に入ったようです。
_MG_5216ハネビロエゾトンボ.gif _MG_5212ハネビロエゾトンボ.gif _MG_5513マユタテアカネ連結.gif
ハネビロエゾトンボ♂縄張り飛翔 マユタテアカネ連結産卵

残り少ない水辺には、いろいろな動物が集まってきました。
_MG_5145クサガメ2009・9・23.gif _MG_5166アカザ幼魚2009・9・.gif _MG_5171タイコウチ2009・9・.gif
クサガメ アカザ幼魚 タイコウチ
_MG_5398ヒカゲチョウ2009・9.gif コピー-〜-_MG_5142オオフタ.gif _MG_5697カトリヤンマ♂2009.gif
ヒカゲチョウ オオフタオドロバチ カトリヤンマ

普段は深すぎるベニトンボの池も、自由に歩き回れます。
_MG_5655ベニトンボ♂縄張り.gif _MG_5694ベニトンボ♂縄張り2.gif
ベニトンボ♂

本来ならアカトンボの舞踏会場になっているはずの四万十川河川敷3箇所のトンボ池。内2ヶ所が完全に干からびてしまい、開店休業状態です。
_MG_5369トンボ誘致池2009・9.gif _MG_5360アオモンイトトンボ.gif _MG_5385アオモンイトトンボ2.gif
唯一残った鍋島トンボ池は、まるでアオモンイトトンボ天国

県内各地のソテツに深刻なダメージを与えている、クロマダラソテツシジミ。26日には、ほんの1ヶ月前まで未確認だった、黒潮町上川口漁港の記念碑横のソテツ群?に大量侵入していることが明らかになりました。
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記念碑 クロマダラソテツシジミの幼虫と成虫



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by 杉村光俊 at 15:38 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2009年09月22日

とんぼ館ビオトープ造成完了

リスアカネの生殖活動が本格化し、ハネビロエゾトンボ♂も日向で縄張り飛翔するようになってきましたが、日中はベニトンボが10点満点の逆立ちを見せてくれるほど暑くなります。
_MG_5050リスアカネ♂縄張り2.gif _MG_5050リスアカネ♂縄張り2.gif _MG_5057リスアカネ単独-産卵.gif
リスアカネ♂縄張 連結産卵 単独産卵
_MG_4985ハネビロエゾトンボ.gif _MG_4909ベニトンボ♂逆立ち2.gif _MG_4779ベニトンボ♀2009・9.gif
ハネビロエゾトンボ♂ ベニトンボ♂ ♀

異常な少雨のせいで、またもや行きつけの河川が干上がり始めました。その内、魚が住めない川になってしまわないかと心配です。地元の方によれば、近年では1年に3回干上がってしまうそうです。
_MG_4996内川川2009・9・21内.gif _MG_4992ウグイほか2009・9・.gif
干上がった河川 ウグイほか

トンボ王国では季節通りヒガンバナがほぼ満開、初夏から咲き続けていたミゾソバも本格的な?開花が始まっています。一方で、夏が旬のヒメイオウギズイセンがヒガンバナの横で季節外れな花を咲かせています。
_MG_4626マンジュシャゲ+キ.gif _MG_4962コフキヒメイトトン.gif _MG_4781ヒメヒオウギズイセ.gif
ヒガンバネ+キアゲハ ミゾソバ+コフキヒメイト ヒメヒオウギズイセン

盆明けから進めていた「とんぼ館」中庭の造成工事が終わり、審美的にも耐えうるビオトープを目指し湿生植物などの植栽を始めています。早速、アオモンイトトンボやオオシオカラトンボなどが訪れています。
_MG_4940とんぼ館中庭改造200.gif

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ところで今、トンボ王国ではやる気のあるスタッフを若干名募集しています。保護区の管理やフィールド調査、アカメなど世界の淡水・汽水魚飼育など業務は多岐に渡りますが、自然好きにはたまらない職場だと思います。詳しくはトンボと自然を考える会事務局(0880-37-4110)まで。

by 杉村光俊 at 10:12 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2009年09月15日

虫閑期?

夏のトンボがめっきり少なくなり、かといって赤トンボの季節にはまだ早過ぎ、台風も来ないので迷入種も見られず、このところすっかり行き場を失っています。
そこで、数年間お目にかかれていないアカギカメムシでもと、ハマカンゾウ咲く足摺半島に行ってみました。アテにしていたスカイラインにその姿はなく、必ず立ち寄るトンボ・ビオトープで10頭ほどの個体と出合うことができました。
_MG_4104ハマカンゾウ2009・9.gif _MG_4095ハマカンゾウ2009・9.gif _MG_4091アカギカメムシ2009.gif
ハマカンゾウ アカギカメムシ

トンボ王国では、ミルンヤンマが林内ではなく林縁で翅を休めるようになり、コウホネの花は、葉の勢いが衰えたせいでよく目立つようになりました。
_MG_4223ミルンヤンマ♂休止2.gif _MG_4224ミルンヤンマ♂休止2.gif _MG_4236コウホネ2009・9・12.gif
ミルンヤンマ♂ コウホネ
_MG_4343湿地保護区2009・9・.gif _MG_4334キイトトンボ♀捕食.gif _MG_4232シオカラトンボ♂捕.gif
湿地保護区 キイトトンボ♀捕食 シオカラトンボ捕殺

四万十川では、共に移入種のオオクチバスとコウライモロコが急増しています。この先、どうなるのでしょうか。
_MG_4316オオクチバス22009・.gif コウライモロコ2-のコピー.gif
オオクチバス コウライモロコ


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by 杉村光俊 at 17:32 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2009年09月11日

仏様、困惑

夏と秋が混在するトンボ王国。シーズンが終了したものと思っていたウチワヤンマが、まだ生き残っていました。
_MG_3667ウチワヤンマ♀2009.gif _MG_3673ウチワヤンマ♀2009.gif
ウチワヤンマ♀

8?9日の日中は真夏を思わせる暑さとなり、もしやと林入りしたところ、3頭のミルンヤンマと1頭のネアカヨシヤンマに出合えました。その代わり?生殖活動を始めていたマユタテアカネもまた林の縁に引っ込んでしまいました。
_MG_3749ミルンヤンマ♂休止2.gif _MG_3773ネアカヨシヤンマ♂2.gif _MG_3638マユタテアカネ♂200.gif
ミルンヤンマ♂ ネアカヨシヤンマ♂ マユタテアカネ♂

彼岸が近付き散発的に咲き始めたヒガンバナ(マンジュシャゲ)と一緒に、お盆の頃に満開を迎える盆花(ミソハギ)が見頃を迎えつつあります。
_MG_3776マンジュシャゲ+ミゾ.gif _MG_3756ヒメウラナミジャノ.gif _MG_3823マダラバッタ2009・9.gif
ヒガンバナ(左)と盆花(右) ヒメウラナミジャノメ マダラバッタ

オナガサナエとベニトンボが普通に見られる四万十川では、コガタノゲンゴロウやミズカマキリも成虫になっています。
_MG_3958オナガサナエ♂2009.gif _MG_3949オナガサナエ♂2009.gif _MG_3911コガタノゲンゴロウ2.gif
オナガサナエ♂ コガタノゲンゴロウ
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ベニトンボ♂ ミズカマキリ

四万十川のトンボ池では、ギンヤンマとハネビロトンボが楽しめます。
_MG_3551ギンヤンマ連結産卵2.gif _MG_3985ハネビロトンボ♂200.gif _MG_3581ツクツクボウシ2009.gif
ギンヤンマ連結産卵 ハネビロトンボ♂ ツクツクボウシ


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テーマ: 気になる品 - ジャンル: ニュース
by 杉村光俊 at 16:41 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2009年09月07日

ツリフネソウ開花

マンジュシャゲに続き、ツリフネソウが開花しました。マイコアカネはまだ林の中ですが、大半の♂は赤く色づいています。
_MG_3318ツリフネソウ2009・9.gif _MG_3297マイコアカネ♂2009.gif MG_3294マイコアカネ♂2009.gif
ツリフネソウ マイコアカネ♂

四万十川のトンボ池では、成虫越冬のホソミイトトンボが早朝(午前8時前)から夕方近く(午後4時過ぎ)まで、次々と羽化しています。羽化中のホソミイトトンボ最大の天敵はアオモンイトトンボのようで、多くの個体が犠牲となっています。ここでは、ノシメトンボが下山、タコノアシの花がそれらしい形になってきました。ギンヤンマの数も増えてきました。
_MG_3366ホソミイトトンボ越.gif _MG_3390ホソミイトトンボ越.gif _MG_3396ホソミイトトンボ越.gif
ホソミイトトンボ越冬型♀羽化 休止 脱出
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翅の伸長 腹部の伸長 完了
_MG_3359アオモンイトトンボ.gif _MG_3475タコノアシ2009・9・.gif _MG_3487ノシメトンボ♂2009.gif
アオモンイトトンボ♂ タコノアシ ノシメトンボ♂


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とんぼ館中庭ビオトープの改造工事も順調に進んでいます。
by 杉村光俊 at 17:17 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2009年09月01日

マルタンヤンマ躍動

夏もいよいよ終焉を迎え、林縁の赤トンボの体色は一層鮮やかさを増し,9月に入ったばかりというのに、気の早いヒガンバナが一輪開花しました
_MG_2444ヒメアカネ半成熟♂2.gif _MG_2461マユタテアカネ♂縄.gif _MG_2464マユタテアカネ♂縄.gif
ヒメアカネ♂ マユタテアカネ♂
_MG_2440ヌマトラノオ2009・8.gif _MG_3034ヒガンバナ2009・9・.gif
ヌマトラノオとヒガンバナ
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追い込みに入ったオニヤンマ(♂)とシオカラトンボ(産卵)
_MG_2434ヤマトフキバッタ200.gif _MG_2531スジクワガタ♂2.gif
ついでに撮影したヤマトフキバッタとスジクワガタ

夕方には、多数のマルタンヤンマ♂がトンボ池上空をパトロールしています。
_MG_2721マルタンヤンマ♂パ.gif _MG_2724マルタンヤンマ♂パ.gif
マルタンヤンマ♂

四万十川河川敷に整備されているトンボ池では、イトトンボの仲間の活動が活発になってきたほか、ハネビロトンボの姿も目立ってきました。思いがけず、スジボソギンヤンマにも出合えました。
_MG_2225トンボ池2009・8・25.gif _MG_2201コフキヒメイトトン.gif _MG_2233ホソミイトトンボ越.gif
四万十川トンボ池 コフキヒメイトトンボ交尾 ホソミイトトンボ♂(羽化直後)
_MG_2245アジアイトトンボ交.gif _MG_2235アオモンイトトンボ.gif _MG_3042アオモンイト♀捕食.gif
アジアイトトンボ交尾 アオモンイトトンボ♂捕食(コフキヒメ)♀捕食(ホソミイト)
_MG_2656ハネビロトンボ♂縄.gif _MG_2647スジボソギンヤンマ.gif
ハネビロトンボ♂ スジボソギンヤンマ♂

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by 杉村光俊 at 17:23 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

【トンボ王国・秋と冬の生きもの写真展】

目的:木の枝に産卵するオオアオイトトンボ、湿地保護区に飛来するルリビタキなど、秋から冬にかけてトンボ王国で見られる動植物の生態写真を通し、生物多様性環境の楽しさを感じてもらうこと。
内容:トンボなどの昆虫を中心に、この季節ならではの生物や生態を捉えた写真A-3サイズ64点を展示。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで
場所:とんぼ館ロビー

【秋と冬の生きものクイズ】

内容:上記【秋と冬の生きもの写真展】のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとトンボ王国で見られる赤トンボ数種を模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

【毎日イベント】

ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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