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2016年03月27日

春の昆虫、続々

早咲きの桜が見頃を迎え、水辺では早くもカキツバタが咲き始めたトンボ王国。
_Q4A4399あきついお&オオシマザクラ2016・3・24トンボ王国 _Q4A4619オオシマザクラ2016・3・27トンボ王国 _Q4A4597陽光桜2016・3・26トンボ王国
館前庭の里桜 多目的広場の陽光桜

_Q4A4490カキツバタ2016・3・24トンボ王国 _Q4A4409セイヨウシャクナゲ2016・3・24トンボ王国 _Q4A4548ヒメハギ&オオジシバリ2016・3・25トンボ王国
カキツバタ セイヨウシャクナゲ ヒメハギ&オオジシバリ

タベサナエの羽化はトンボ池全域に広がり、シオヤトンボやヨツボシトンボの羽化も始まりました。

_Q4A4361タベサナエ♀羽化2016・3・23トンボ王国 _Q4A4477アジアイトトンボ未熟♀2016・3・24トンボ王国ロウ _Q4A4538ヨツボシトンボ羽化直後♀2016・3・25トンボ王国
タベサナエ♀羽化 アジアイトトンボ未熟♀ ヨツボシトンボ羽化直後♀

_Q4A4558シオヤトンボ未熟♀2016・3・26トンボ王国 _Q4A4559シオヤトンボ未熟♀2016・3・26トンボ王国 _Q4A4563シオヤトンボ羽化直後♂2016・3・26トンボ王国
シオヤトンボ未熟♀(右手湿地保護区) 同 羽化直後♂

ツツジ山下の草原にはオオジシバリやヒメスミレも咲き、コツバメなど、春の昆虫が集まってきます。

_Q4A4420コツバメ2016・3・24トンボ王国 _Q4A4591コツバメ&モモブトカミキリモドキ&オオジシバリ2016・3・26トンボ王国 _Q4A4481モモブトカミキリモドキ&ヒメスミレ2016・3・24トンボ王国
コツバメ モモブトカミキリモドキ

_Q4A4274ミカドヒメハナバチ&フジツツジ2016・3・22トンボ王国 _Q4A4613キアゲハ&フジツツジ2016・3・27トンボ王国 _Q4A4488ツマキチョウ♂&ゲンゲ2016・3・24トンボ王国
ミカドヒメハナバチ キアゲハ ツマキチョウ♂

三原村のムカシトンボの羽化は先の3連休中に終わってしまいました。その最中の20日、全くの想定外だったために、当地方での初見レコードとなる羽化中のヒメクロサナエを踏みつけてしまいました。

_Q4A3981ムカシトンボ♂羽化連続(休止)2016・3・20三原村江ノ谷 _Q4A3985ムカシトンボ♂羽化連続(腹部引き抜き)2016・3・20三原村江ノ谷 _Q4A4001ムカシトンボ♂羽化連続(翅の伸長)2016・3・20三原村江ノ谷
ムカシトンボ♂羽化:休止 腹部抜き出し 翅の伸長

_Q4A4029ムカシトンボ♂羽化連続(腹部の伸長)2016・3・20三原村江ノ谷 _Q4A4019ムカシトンボ♂羽化連続(翅の伸長)2016・3・20三原村江ノ谷 _Q4A4066ムカシトンボ♂羽化連続(排水)2016・3・20三原村江ノ谷
腹部の伸長 ほぼ完成

_Q4A4010ヒメクロサナエ♀羽化ミス2016・3・20三原村江ノ谷 _Q4A3970タゴガエル2016・3・20三原村江ノ谷 _Q4A3972タゴガエル2016・3・20三原村江ノ谷
ヒメクロサナエ羽化中♀(事故) タゴガエル

四万十川トンボ池では、ホソミオツネントンボの産卵も始まっています。

_Q4A4371四万十川トンボ池2016・3・12四万十市中村四万十町四万十川 _Q4A4381ホソミオツネントンボ連結2016・3・12四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 _Q4A4379ホソミオツネントンボ移精2016・3・12四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 _Q4A4383ホソミオツネントンボ連結産卵2016・3・12四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
四万十川トンボ池 ホソミオツネントンボ連結〜移精〜連結産卵

行き付けの磯にも、タカノハダイの幼魚がやってきました。

_Q4A4625タイドプール2016・3・27黒潮町大方浮津 _Q4A4640タカノハダイ2016・3・27黒潮町大方浮津 _Q4A4627ボラ2016・3・27黒潮町大方浮津 _Q4A4632ゴマハゼ2016・3・27黒潮町大方浮津
黒潮町 浮津 タカノハダイ ボラ ゴマハゼ

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by 杉村光俊 at 18:10 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2016年03月18日

タベサナエ羽化本格化

例年通り、駐車場前水路で始まったタベサナエの羽化。初日こそ出し抜かれたものの、15日と16日は8個体ずつ、17日には15個体の羽化が確認でき、しっかり連続撮影もさせて頂きました。

_Q4A3766タベサナエ羽化場所2016・3・17トンボ王国 _Q4A3785タベサナエ♂羽化中2016・3・17トンボ王国 _Q4A3541タベサナエ♂羽化直後2016・3・15トンボ王国 _Q4A3540タベサナエ♂羽化直後2016・3・15トンボ王国
駐車場前水路 羽化中のタベサナエ♂ 処女飛行後、近くに舞い降りた♂

_Q4A3577タベサナエ♂羽化連続(定位)2016・3・16トンボ王国 _Q4A3600タベサナエ♂羽化連続(休止)2016・3・16トンボ王国 _Q4A3605タベサナエ♂羽化連続(腹部の抜き出し)2016・3・16トンボ王国
16日の♂羽化:裂開 休止 腹部抜き出し

_Q4A3616タベサナエ♂羽化連続2016・3・16トンボ王国 _Q4A3643タベサナエ♂羽化連続(肛門水)2016・3・16トンボ王国 _Q4A3657タベサナエ♂羽化連続(完了)2016・3・16トンボ王国
翅の伸長 腹部の伸長 完了

_Q4A3678タベサナエ♀羽化連続(裂開)2016・3・17トンボ王国 _Q4A3705タベサナエ♀羽化連続(腹部抜き出し)2016・3・17トンボ王国 _Q4A3755タベサナエ♀羽化連続(排水)2016・3・17トンボ王国
17日の♀羽化:裂開 腹部抜き出し 腹部の伸長

モクレンに続き、春の花や昆虫も普通に見られるようになってきましたが、スミレの花がいつもより少なく、暖冬の影響で秋から初冬にかけかなり多く開花させてしまったことが影響しているのではないかと、いささか案じられます。

_Q4A3554ハクモクレン2016・3・15トンボ王国 _Q4A3674スミレ2016・3・16トンボ王国 _Q4A3805シデコブシ2016・3・17トンボ王国
ハクモクレン スミレ シデコブシ

_Q4A3662ルリシジミ2016・3・16トンボ王国 _Q4A3798ツマグロヒョウモン♀2016・3・17トンボ王国 _Q4A3828ビロードツリアブ交尾2016・3・17トンボ王国
ルリシジミ ツマグロヒョウモン(♀) ビロードツリアブ(交尾)

念のため、確認に出かけた三原村のムカシトンボは、まだ幼虫の姿でした。もちろん、陸上生活は始めていましたが。

_Q4A3552ムカシトンボ終齢幼虫上陸場所2016・3・15三原村江ノ谷 _Q4A3822ムカシトンボ上陸終齢幼虫2016・3 _Q4A3814ムカシトンボ上陸終齢幼虫2016・3
ムカシトンボ羽化場所 羽化前終齢幼虫

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by 杉村光俊 at 17:19 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2016年03月13日

シーズン開幕

3月12日、今年のトンボシーズンが開幕したようです。と言いますのは、13日午後になって、いつもの駐車場前水路で、間違いなく前日の午後に羽化したと考えられる羽化殻2個を見つけたからです。このところ肌寒い日が続いていましたが、一応3月に入ってからはずっとお昼前後にチェックを続けていました。12日は夕刻からの特別イベントの準備で午後1時過ぎからのチェックができなかったものの、1時前にのぞいた時点ではその気配がなかったので、多分気温が上がった2時から3時ごろにかけて羽化したものと推察されます。早い話、出し抜かれたわけです。8日のチェックでは、メダカの色変わり個体を見つけていましたが...

_Q4A3432タベサナエ羽化場所2016・3・13トンボ王国駐車場前水路ロウ _Q4A3425タベサナエ羽化殻2016・3・13トンボ王国 _Q4A3341ヒメダカ2016・3・8トンボ王国
駐車場前水路 タベサナエ羽化殻 ヒメダカ?

気がつけば、園内には当たり前に春の花が咲きそろっていて、湿地保護区奥の陽だまりではビロードツリアブも飛び始めました。園芸スイレンも咲き始めていますが、これはいささか早過ぎるようです。

_Q4A3442ハクモクレン2016・3・13トンボ王国 _Q4A3355ハクモクレン2016・3・10トンボ王国 _Q4A3366シデコブシ2016・3・11トンボ王国 _Q4A3381スミレ2016・3・11トンボ王国
散り始めたハクモクレン シデコブシ スミレ

_Q4A3369ゲンゲ2016・3・11トンボ王国 _Q4A3371キランソウ2016・3・11トンボ王国 _Q4A3327シハイスミレ2016・3・8トンボ王国 _Q4A3378ミツマタ2016・3・11トンボ王国
ゲンゲ キランソウ シハイスミレ ミツマタ

_Q4A3348右湿地保護区2016・3・10トンボ王国 _Q4A3335ビロードツリアブ2016・3・8トンボ王国 _Q4A3351マンカラ・ウボン2016・3・10トンボ王国右湿地保護区
右湿地保護区 ビロードツリアブ マンカラ・ウボン

昨年、イノシシ被害に遭ったカノコユリも新芽が伸びてきました。今回は竹の柵で囲ってみましたが、どうなることやら。

_Q4A3434カノコユリ新芽&セントウソウ2016・3・13トンボ王国駐 _Q4A3436カノコユリ&セントウソウ生育地2016・3・13トンボ王国駐 _Q4A3435カノコユリ&セントウソウ生育地2016・3・13トンボ王国駐
カノコユリ新芽 竹囲い

ハナショウブ池では、老朽化して通行不可になっていた丸木橋が新しくなり、ダイサギが連日漁に励んでいます。

_Q4A3352丸木橋修繕2016・3・10トンボ王国 _Q4A3400ダイサギ2016・3・12トンボ王国 _Q4A3410ダイサギ2016・3・12トンボ王国
新しくなった丸木橋 川魚漁に余念がないダイサギ

三原村のムカシトンボポイントでも、越冬イトトンボが大分色付いてきました。

_Q4A3291ホソミオツネントンボ♂2016・3・7三原村江ノ谷 _Q4A3314ホソミオツネントンボ♀クリーニング2016・3・7三原村江ノ谷 _Q4A3298ホソミイトトンボ♀捕食2016・3・7三原村江ノ谷
ホソミオツネントンボ♂ 同 ♀クリーニング ホソミイトトンボ越冬型♀捕食

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by 杉村光俊 at 17:38 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2016年03月04日

シーズン開幕間近

3月に入っても積雪が見られるなど、寒暖の差が激しい日々が続いています。
スイレン抜き作業は、何とか2月中に2個のピンク・スイレン池が片付き、3日までに2個目の白スイレン池も完了、3個目の白スイレン池の作業に取り掛かっていますが、これが終わっても要作業スイレン池は4個残っている上に、もう終わっていなければならないハナショウブの刈り取りと柵作りも手付かずで、トンボシーズン開幕までの全作業完了は、ほとんど絶望的状況です。思えば、まだ周辺の水田が耕作されていた頃には、スイレンも今ほどの繁殖力は感じられず、今は勝手に入ってきた白スイレンとヒシしか生育しなくなった3個目の白スイレン池は、ミズオオバコが繁茂しコオイムシが泳いでいました。稲だけでなく、ホシクサ類やトンボ、カエルや魚類も育てる水田の環境浄化力を思い知らされています。この機能を経済的に評価できる仕組みができれば「TTP何するものぞ」なのですが。
_Q4A3102深ピンク・スイレン池作業完了2016・2・27 _Q4A3166大ちゃん池スイレン抜き作業ほぼ終了2016・3・2トンボ王国 _Q4A3167第4白スイレン池スイレン抜き作業中2016・3・2トンボ王国
一番深いピンクスイレン池 一番広いピンクスイレン池 2個目の白スイレン池

タベサナエの羽化はまだですが、成虫越冬したホソミイトトンボが活動を始めました。3日は谷奥と右湿地保護区の林縁で、それぞれ1〜2頭の♂が見られました。

_Q4A3205ホソミイトトンボ越冬型生息地2016・3・3トンボ王国右湿地保護区奥 _Q4A3195ホソミイトトンボ越冬型半成熟♂2016・3・3トンボ王国本谷奥 _Q4A3204ホソミイトトンボ越冬型生息地2016・3・3トンボ王国右湿地保護区奥
右湿地保護区林縁 ホソミイトトンボ越冬型♂(本谷奥) 同(右湿地保護区)

春の花も次々開花していますが、モクレンは今年も開花が始まった途端、寒波に見舞われ残念なことに。

_Q4A3082ツクシ2016・2・27トンボ王国 _Q4A3213モクレン2016・3・4トンボ王国 _Q4A3215モクレン2016・3・4トンボ王国 _Q4A3212キヌヤナギ2016・3・3トンボ王国
スギナ(ツクシ) 残念な白モクレン キヌヤナギ

駐車場周辺に自生しているセイヨウアブラナに、昨年は1回しかお目にかかれなかったニホンミツバチが複数やってきました。

_Q4A3170ニホンミツバチ&セイヨウアブラナ2016・3・2トンボ王国 _Q4A3206オオハナアブ&アセビアセビ2016・3・3トンボ王国 _Q4A3061ハシボソガラス2016・2・26トンボ王国
ニホンミツバチ オオハナアブ ハシボソガラス

そこで、昨年激減が認められた四万十川の「菜の花会場」に行ってきました。何と、今年は菜の花そのものが激減していて、お陰で点在する菜の花群落で複数のミツバチを見ることができましたが、決して復活の兆しが現れたとは言い難いようです。

_Q4A3173菜の花まつり会場2016・3・3四万十市入田四万十川ロウ _Q4A3172菜の花まつり会場2016・3・3四万十市入田四万十川 _Q4A3189ニホンミツバチ&セイヨウアブラナ2016・3・3四万十市入田四万十川菜の花まつり会場
四万十市入田四万十川河川敷のセイヨウアブラナ +ニホンミツバチ

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by 杉村光俊 at 11:06 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

【トンボ王国・秋と冬の生きもの写真展】

目的:木の枝に産卵するオオアオイトトンボ、湿地保護区に飛来するルリビタキなど、秋から冬にかけてトンボ王国で見られる動植物の生態写真を通し、生物多様性環境の楽しさを感じてもらうこと。
内容:トンボなどの昆虫を中心に、この季節ならではの生物や生態を捉えた写真A-3サイズ64点を展示。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで
場所:とんぼ館ロビー

【秋と冬の生きものクイズ】

内容:上記【秋と冬の生きもの写真展】のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとトンボ王国で見られる赤トンボ数種を模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

【毎日イベント】

ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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