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2018年04月24日

初夏の装い

スイレンやカキツバタが見ごろを迎え、ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)も満開となったトンボ王国。活動中のトンボも20種ほどになりました。季節は、例年に比べ1週間ほど早く推移している感じです。
なお、お知らせのとおり21日からオオイトトンボにスポットを当てたイベントも始まっています。

239A7109白花カキツバタ2018・4・20トンボ王国 239A7401カキツバタ2018・4・21トンボ王国 239A6672薄ピンク・スイレン2018・4・17トンボ王国 239A7669白スイレン2018・4・23トンボ王国
カキツバタ 温帯スイレン

239A7648ヒトツバタゴ2018・4・23トンボ王国 239A7653ヒトツバタゴ2018・4・23トンボ王国 239A6822タベサナエ♂&コウホネ2018・4・18トンボ王国 239A7644タニウツギ2018・4・23トンボ王国
ヒトツバタゴ コウホネ&タベサナエ タニウツギ

239A6376ヨツボシトンボ♂2017・4・13トンボ王国 239A6834オオイトトンボ交尾2018・4・18トンボ王国 239A6897オオイトトンボ連結産卵2018・4・18トンボ王国
ヨツボシトンボ♂ オオイトトンボ交尾 同 連結産卵

239A7257トラフトンボ♂産卵警護2018・4・21トンボ王国 239A7638タベサナエ産卵2018・4・23トンボ王国 239A6408シオヤトンボ産卵2018・4・13トンボ王国・右手湿地保護区
トラフトンボ♂ タベサナエ産卵 シオヤトンボ産卵

239A7025モートンイトトンボ♂2018・4・19トンボ王国・白ヶ谷 239A7010モートンイトトンボ未熟♀2018・4・19トンボ王国・白ヶ谷 239A7664コフキヒメイトトンボ未熟♂2018・4・23トンボ王国
モートンイトトンボ♂ 同 未熟♀ コフキヒメイトトンボ未熟♂

239A7139ヤマサナエ♀羽化連続(休止)2018・4・20トンボ王国・右手湿地保護区 239A7182ヤマサナエ♀羽化連続(翅伸長)2018・4・20トンボ王国・右手湿地保護区 239A7232ヤマサナエ♀羽化連続(排水)2018・4・20トンボ王国・右手湿地保護区ロウ
ヤナサナエ♀羽化連続

昨春は、多くの撮りこぼしがありました。フタスジサナエ、トラフトンボの産卵、ムカシトンボのジャゴケ産卵などなど。
このうち、フタスジサナエ羽化とトラフトンボの産卵は愛媛県大洲市で、ムカシトンボのジャゴケ産卵&ハンカイソウ産卵は市内の行きつけの渓流で押さえることができました。

239A7445フタスジサナエ羽化連続(定位)2018・4・22愛媛県大洲市 239A7466フタスジサナエ羽化連続(休止)2018・4・22愛媛県大洲市 239A7471フタスジサナエ羽化連続(腹部抜出)2018・4・22愛媛県大洲市
フタスジサナエ♂羽化(定位) 同 休止 同 腹部抜き出し

239A7485フタスジサナエ羽化連続(翅伸長)2018・4・22愛媛県大洲市 239A7529フタスジサナエ羽化連続(排水)2018・4・22愛媛県大洲市 239A7560トラフトンボ産卵2018・4・22愛媛県大洲市
フタスジサナエ♂羽化(ハネ伸長) 同 (腹部伸長) トラフトンボ産卵

239A6986ムカシトンボ♂探雌飛翔2018・4・18四万十市津蔵渕伊豆田今大師奥 239A7614ムカシトンボ産卵2018・4・22四万十市磯ノ川 239A7746ムカシトンボ産卵(ハンカイソウ2018・4・2四万十市磯ノ川 239A7776ムカシトンボ産卵(ハンカイソウ2018・4・2四万十市磯ノ川
ムカシトンボ♂探雌飛翔 同 産卵(ジャゴケ) 同 産卵(ハンカイソウ)

これから、花とトンボのセット撮影にとって、ますますいい季節になってきます。皆さんののご来園をお待ちしております。

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by 杉村光俊 at 14:47 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2018年04月10日

トンボ、次々登場

早やサクラやフジツツジの季節は去り、フジやオンツツジが見頃となったトンボ王国。活動中のトンボは10種を越えました。タベサナエ、シオヤトンボ、ヨツボシトンボは生殖活動を始めています。またサラサヤンマ1♂が6日に羽化、当地方での初見レコードを20年ぶりに更新しました(これまでは1998年の4月9日)。またハラビロトンボも8日に1♂を初見、記録上は2010年とタイですが、成熟度とここ数日の低温を併せて考えると、今年の個体は羽化後2〜3日経過していることは明らかです。

239A4833フジツツジ群落2018・4・1トンボ王国 239A4778キムネクマバチ探雌飛翔2018・4・1トンボ王国 239A4948ツマキチョウ♂2018・4・2トンボ王国 239A5560ツマキチョウ争い20018・4・8トンボ王国
通称・ツツジ山のフジツツジ キムネクマバチ ツマキチョウ

239A6060東屋2018・4・10トンボ王国 239A6026キムネクマバチ&フジ2018・4・10トンボ王国 239A6042キムネクマバチ&フジ2018・4・10トンボ王国 239A5769オンツツジ2018・4・9トンボ王国
東屋のフジ棚 キムネクマバチ オンツツジ

239A4969シオヤトンボ♂捕食2018・4・2トンボ王国(右手湿地保護区) 239A5760シオヤトンボ未熟♀捕食2018・4・9 239A6081シオカラトンボ未熟♂&オンツツジ2018・4・10トンボ王国
シオヤトンボ♂捕食 同 未熟♀捕食 シオカラトンボ未熟♂

239A5125タベサナエ♂2018・4・3トンボ王国 239A5126タベサナエ♂2018・4・3トンボ王国 239A5277オオイトトンボ羽化直後♂2018・4・4トンボ王国 239A5288オオイトトンボ羽化直後♀2018・4・4トンボ王国
タベサナエ♂ オオイトトンボ未熟♂ 同 未熟♀

239A5130クロイトトンボ♀羽化2018・4・3トンボ王国 239A5729クロイトトンボ未熟♂2018・4・9トンボ王国 239A5464サラサヤンマ♂羽化後2018・4・6トンボ王国 239A5569ハラビロトンボ未熟♂2018・4・8
クロイトトンボ羽化中♀ 同 未熟♂ サラサヤンマ♂羽化 ハラビロトンボ未熟♂

239A6098オンツツジ&フジツツジ2018・4・10トンボ王国(白ヶ谷) 239A6001ベニシジミ2018・4・9トmノ王国 239A6149ドウダンツツジ2018・4・10トンボ王国 239A5367ナミアゲハ吸蜜&ドウダンツツジ2018・4・4トンボ王国
オンツツジ&フジツツジ ベニシジミ ドウダンツツジ アゲハ吸蜜

イノシシ柵設置のお陰で、トンボ保護区内の水質が改善されてきたようで、下流の池でここ数年、ある程度生長してくると根元が黄色く変色していた(いわゆる肥料負け?)カキツバタが今年は元気です。2013年夏の大渇水以降姿を消していたタイコウチも1頭だけですが再発見できました。

239A4859右手湿地保護区2018・4・1トンボ王国 239A6067カキツバタ池2018・4・10トンボ王国 239A5229タイコウチ2018・4・3トンボ王国(右手湿地保護区-左)
右手湿地保護区 カキツバタ タイコウチ

四万十川のトンボ池では、越冬イトトンボ2種が多数戻ってきているものの、アジアイトなど非成虫越冬種の姿は皆無です。

239A5086ホソミオツネントンボ連結産卵2018・4・2四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 239A5079ホソミオツネントンボ連結産卵2018・4・2四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 239A5029ホソミオツネントンボ交尾2018・4・2四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 239A5065ホソミイトトンボ連結産卵2018・4・2四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
ホソミオツネントンボ連結産卵 同 交尾 ホソミイトトンボ連結産卵

行き付けのタイドプールも大分賑やかになってきました。

239A5214磯2018・4・3黒潮町大方浮津 239A5213カゴカキダイ幼魚2018・4・3黒潮町大方浮津 239A5207タカノハダイ幼魚2018・4・3黒潮町大方浮津
黒潮町浮津 カゴカキダイ幼魚 タカノハダイ幼魚

さらに、行き付けの渓流では多数のクロサナエに交じりヒメクロサナエも羽化しています。朝方の気温が低かった8日には午後1時を過ぎてから羽化を始める個体もいくつか見られました。

239A5632クロサナエ♀羽化2018・4・8腹部抜き出し 239A5658クロサナエ♀羽化2018・4・8翅伸張2 239A5700クロサナエ♀羽化2018・4・8終了
クロサナエ♀羽化(腹部抜き出し) 同 (翅伸張) 同 (完了)

239A5304クロサナエ♂羽化2018・4・4三原村江ノ谷 239A5317ヒメクロサナエ♂羽化2018・4・4三原村江ノ谷 239A5333ヒメクロサナエ♂羽化2018・4・4三原村江ノ谷
クロサナエ♂羽化 ヒメクロサナエ♂羽化

ムカシトンボも飛び回っていたので、寒さが和らいだ9日、一昨年見つけた市内のムカシトンボ休憩所?に行ってみました。時々曇りの空模様ながらも、延べ10頭ほどの未成熟個体がウツギやコシダに止まっていました。

239A5861.gif 239A5928ムカシトンボ未熟♂♀2018・4・9 239A5970ムカシトンボ未熟♂2018・4・9 239A5981ムカシトンボ未熟♀2018・4・9
ムカシトンボ休憩所(元棚田) ムカシトンボ♂♀ 同 ♂ 同 ♀

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by 杉村光俊 at 18:07 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

【トンボ王国・秋と冬の生きもの写真展】

目的:木の枝に産卵するオオアオイトトンボ、湿地保護区に飛来するルリビタキなど、秋から冬にかけてトンボ王国で見られる動植物の生態写真を通し、生物多様性環境の楽しさを感じてもらうこと。
内容:トンボなどの昆虫を中心に、この季節ならではの生物や生態を捉えた写真A-3サイズ64点を展示。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで
場所:とんぼ館ロビー

【秋と冬の生きものクイズ】

内容:上記【秋と冬の生きもの写真展】のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとトンボ王国で見られる赤トンボ数種を模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

【毎日イベント】

ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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