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2016年11月26日

沖縄気分続く

前庭のオオモミジが紅葉したトンボ王国。まだ本格的寒波の襲来はなく、湿地保護区ではまだ温帯スイレンやベニコウホネの花が咲き続けています。

_Q4A8405オオモミジ2016・11・24トンボ王国 _Q4A8402オオモミジ2016・11・24トンボ王国 _Q4A8045温帯スイレン(マンカラ・ウボン)2016・11・22トンボ王国右湿地保護区 _Q4A8047ベニコウホネ2016・11・22トンボ王国右湿地保護区
オオモミジ マンカラ・ウボン ベニコウホネ

ただ、さすがにトンボは種類・個体数とも減少、数種の赤トンボが産卵を続けているだけとなりました。そろそろ、キトンボの産卵に照準を当てなければ...

_Q4A7786オオアオイトトンボ♂捕食2016・11・19トンボ王国 _Q4A8048ヒメアカネ♂2016・11・22トンボ王国右湿地保護区 _Q4A8536アキアカネ赤化♀2016・11・26トンボ王国 _Q4A8544アキアカネ交尾2016・11・26トンボ王国
オオアオイトトンボ♂捕食 ヒメアカネ♂ アキアカネ赤化♀ 同 交尾

行き付けの海浜は、赤トンボの数が増え切らないままシーズンオフを迎えてしまいそうです。

_Q4A8406ウスバキトンボ摂食群飛2016・11・24黒潮町大方入野 _Q4A8408ナツアカネ♂2016・11・24黒潮町大方入野 _Q4A8423ウラナミシジミ交尾2016・11・24黒潮町大方入野
ウスバキトンボ摂食群飛 ナツアカネ♂ ウラナミシジミ交尾

そんな中、宿毛市のアオタテハモドキ三昧が続いています。交尾狙いですが、もう少しのところで涙を呑んでいます。

_Q4A7772アオタテハモドキ♂2016・11・19宿毛市 _Q4A8350アオタテハモドキ♂2016・11・23宿毛市 _Q4A8507アオタテハモドキ♂吸蜜2016・11・25宿毛市
アオタテハモドキ♂ 同 吸蜜

_Q4A8312アオタテハモドキ追尾2016・11・23宿毛市 _Q4A8284アオタテハモドキ追尾2016・11・23宿毛市 _Q4A8460アオタテハモドキ♂追尾アカタテハ2016・11・25宿毛市
アオタテハモドキ求愛 アカタテハにも求愛?

せっかくなので、他のチョウも撮影しました。

_Q4A7843ヤマトシジミ吸蜜&イヌタデ2016・11・20宿毛市 _Q4A7848ベニシジミ吸蜜2016・11・20宿毛市 _Q4A7838モンシロチョウ吸蜜&アメリカセンダングサ2016・11・20宿毛市
ヤマトシジミ ベニシジミ モンシロチョウ

_Q4A8242ヒメアカタテハ吸蜜2016・11・23宿毛市宇 _Q4A8493ツマグロヒョウモン♂吸蜜2016・11・25宿毛市 _Q4A7777ツマグロヒョウモン交尾2016・11・19宿毛市
ヒメアカタテハ ツマグロヒョウモン♂ 同 交尾

チョウばかりだと「歌を忘れたカナリヤ」になってしまいそうなので、マユタテとヒメアカネの産卵を撮ってきました。


_Q4A8068ヒメアカネ生息地2016・11・22宿毛市 _Q4A8121ヒメアカネ移精2016・11・22宿毛市 _Q4A8159ヒメアカネ交尾2016・11・22宿毛市
生息環境 ヒメアカネ連結の瞬間 同 交尾

_Q4A8249ヒメアカネ交尾飛翔2016・11・23宿毛市 _Q4A8188ヒメアカネ連結産卵2016・11・22宿毛市宇 _Q4A8081ヒメアカネ単独産卵2016・11・22宿毛市
ヒメアカネ産卵場所さがし 同 連結産卵 同 単独産卵

_Q4A8069ヒメアカネ産卵警護2016・11・22宿毛市 _Q4A8478マユタテアカネ連結産卵2016・11・25宿毛市 _Q4A8255アキアカネ連結産卵2016・11・23宿毛市
ヒメアカネ産卵警護 マユタテアカネ連結産卵 アキアカネ連結産卵

画像はすべて、クリックすると拡大します。





by 杉村光俊 at 16:34 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2016年11月17日

沖縄気分

ツワブキの季節も下り坂。大した成果が無いまま、今年の赤トンボ・シーズンも終わろうとしています。トンボ王国では温帯スイレンの花が沈静化したにもかかわらず、熱帯スイレンはまだ咲き続けています。トンボの姿もめっきりと少なくなり、コフキヒメイトトンボすら、眼を皿のようにして探さないと見つからなくなりました。後は、オオアオイトトンボ、ヒメアカネ、キトンボの産卵を狙える位でしょうか。

_Q4A7599ツマグロヒョウモン♀&ツワブキ2016・11・15トンボ王国 _Q4A7648熱帯・夜咲きスイレン2016・11・16トンボ王国 _Q4A7656ハナダカハナアブ&熱帯スイレン(セントルイス・ゴールド)2016・11・16トンボ王国 _Q4A7650熱帯スイレン(ペンシルベニア)2016・11・16トンボ王国
ツマグロヒョウモン3♀&ツワブキ 熱帯スイレン各種

_Q4A7642コフキヒメイトトンボ♂2016・11・16トンボ王国 _Q4A7302マイコアカネ♂2016・11・10トンボ王国 _Q4A7675ベニトンボ♀2016・11・16トンボ王国 _Q4A7228櫂の木2016・11・9トンボ王国
コフキヒメイトトンボ♂ マイコアカネ♂ ベニトンボ♀ 櫂の木

毎年、何度も同じ作業を強いられているので、湿地保護区2ヶ所を防獣ネットで囲いました。効果覿面ながら、スイレン池周辺が「畑にでもするつもり?」というくらい耕されています。埋め戻ししてくれれば問題ないのですが、言葉の通じない相手なのでどうしようもありません。

_Q4A7678防獣ネット2016・11・16トンボ王国白ケ谷 _Q4A7744イノシシ荒らし2016・11・17トンボ王国 _Q4A7753イノシシ荒らし2016・11・17トンボ王国 _Q4A7752イノシシ荒らし2016・11・17トンボ王国
モートンイトトンボ保護区 スイレン池 池田川 ハナショウブ池周辺

四万十川トンボ池のアオイトトンボは、結局メスの姿が見られないまま、オスの姿も消えてしまいました。密かに産卵が行われていたことを祈るのみ、です。なお、アキやマユタテはまだ細々と産卵を続けています。

_Q4A7641四万十川トンボ池2016・11・16四万十市中村四万十町四万十川高水敷き _Q4A7248アキアカネ連結産卵2016・11・9四万十市中村四万十町四万十川高水敷 _Q4A7633マユタテアカネ連結産卵2016・11・16四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
四万十川トンボ池 アキアカネ連結産卵 マユタテアカネ連結産卵

そんな中、ひょんなことから宿毛市西部でアオタテハモドキが大繁殖しているのを発見、時ならぬ沖縄気分を満喫しています。蝶の専門家によれば、今月一杯は見られるのでは...とのこと。ぜひ、交尾シーンも狙いたいところです。

_Q4A7559アオタテハモドキ♂2016・11・15宿毛市 _Q4A7448アオタテハモドキ♀2016・11・13宿毛 _Q4A7624アオタテハモドキ青色型♀吸蜜2016・11・16宿毛市 _Q4A7380イチモンジセセリ&皇帝ダリア2016・11・12宿毛市
アオタテハモドキ♂ 同 ♀ 同 青色♀吸蜜 近くにあった皇帝ダリア

ついでがあったので、四万十川支流・黒尊川の紅葉を見てきました。

_Q4A7711紅葉2016・11・17黒尊川 _Q4A7733紅葉2016・11・17黒尊川 _Q4A7737紅葉2016・11・17黒尊川 _Q4A7718紅葉2016・11・17黒尊川
黒尊川の紅葉
by 杉村光俊 at 17:17 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
2016年11月08日

大慌ての確認作業

晩秋の訪れを告げるツワブキが見頃を迎えたトンボ王国。さすがに朝夕の冷え込みが厳しくなり、夜咲きスイレンは日中に開花するようになっています。一方で、早春に咲くフジツツジもそこここで開花、引き続き季節感グチャグチャです。

_Q4A7021イチモンジセセリ&ツワブキ2016・11・7トンボ王国 _Q4A6420熱帯スイレン2016・11・2トンボ王国 _Q4A7014フジツツジ2016・11・7トンボ王国
ツワブキ 夜咲き熱帯スイレン フジツツジ

そんな中、11月入りしてすぐ、今シーズン62種目となるコノシメトンボ(メス)が湿地保護区に姿を見せてくれました。ただ、カトリヤンマは依然として未確認のまま。各地で減少しているキトンボは、少なくとも5頭のオスが活動中。そろそろ、霜を被った赤トンボを撮影しなければ、と思っています。

_Q4A6113コノシメトンボ♀2016・11・1トンボ王国 _Q4A5964キトンボ♂2016・10・31トンボ王国 _Q4A6297ヒメアカネ♂休眠2016・11・1トンボ王国 _Q4A6290ヒメアカネ♂休眠2016・11・1トンボ王国
コノシメトンボ♀ キトンボ♂ ヒメアカネ♂休眠

暑過ぎた秋のお陰で、周辺部の赤トンボ調査(生息確認作業)が遅れに遅れていました。今、大慌てて回っています。
先ず、11月入りしてから数回、スナアカネ狙いの浜歩き。スナはおろか、ナツアカネも激減している状況。ただし、ヤマト(マダラ)バッタは健在の様子。

_Q4A6136ウスバキトンボ摂食群飛2016・11・1黒潮町大方入野 _Q4A6145ノシメトンボ♂2016・11・1黒潮町大方入野 _Q4A6195ベニトンボ♂2016・11・1黒潮町大方入野
ウスバキトンボ摂食群飛 ノシメトンボ♂ ベニトンボ♂

_Q4A6152ヤマトバッタ♂2016・11・1黒潮町大方入野 _Q4A6162ヤマトバッタ♀2016・11・1黒潮町大方入野 _Q4A6178ウラナミシジミ&ハマゴウ2016・11・1黒潮町大方入野
ヤマト(マダラ)バッタ ウラナミシジミ&ハマゴウ

2日は土佐清水市のミヤマアカネ詣で。すでに老熟期のようでした。

_Q4A6371ミヤマアカネ♂2016・11・2土佐清水市宗呂丙小馬場 _Q4A6356ミヤマアカネ交尾2016・11・2土佐清水市宗呂丙小馬場 _Q4A6395ミヤマアカネ連結産卵2016・11・2土佐清水市宗呂丙小馬場
ミヤマアカネ♂ 同 交尾 同 連結産卵

3日は、ガイドブックの材料集めで今秋2度目の日高村。2頭目のアオイトトンボは見つからず、いつもながらの顔ぶれでした。

_Q4A6610ネキトンボ♂2016・11・3日高村沖名馬越戸梶川調整池 _Q4A6601ネキトンボ交尾2016・11・3日高村沖名馬越戸梶川調整池 _Q4A6597オオキトンボなわばり飛翔2016・11・3日高村沖名馬越戸梶川調整池 _Q4A6589アキアカネ交尾2016・11・3日高村鹿児日下川調整池
ネキトンボ♂ 同 交尾 オオキトンボ♂ アキアカネ交尾

5日は愛媛県愛南町のタイリクアカネ。旧内海村の水辺で数頭のオスを確認できました。

_Q4A6835タイリクアカネ♂2016・11・5愛媛県愛南町内海須ノ川 _Q4A6831タイリクアカネ♂2016・11・5愛媛県愛南町内海須ノ川 _Q4A6857リスアカネ♂2016・11・5愛媛県愛南町内海須ノ川
タイリクアカネ♂ リスアカネ♂

6日は香川県のT木さんと須崎市のF原君の案内を兼ねて、三原村のキトンボとコノシメトンボ撮り。

_Q4A6911キトンボ♂2016・11・6三原村清水川蛍湖ビオトープ _Q4A6926キトンボ♂2016・11・6三原村清水川蛍湖ビオトープ _Q4A6937コノシメトンボほか2016・11・6三原村船ヶ峠 _Q4A6932コノシメトンボ♂2016・11・6三原村船ヶ峠
キトンボ♂ コノシメトンボ♂

7日は、今シーズンきっちり撮影できていないマイコアカネの産卵シーンを撮影すべく、近くの水田地帯を覗いてきました。産卵はうまく撮れませんでした。

_Q4A6989マイコアカネ♂2016・11・7四万十市奥山路 _Q4A6976マイコアカネ交尾2016・11・7四万十市奥山路 _Q4A6991マイコアカネ連結産卵2016・11・7四万十市奥山路
マイコアカネ♂ 同 交尾 同 連結産卵

この間、スキを見て四万十川トンボ池も。アオイトトンボは引き続き2頭のオスが健在ながら、メスに出合えた形跡はなさそうです。老化が目だってきました。変な気候のせいなのでしょう、4日にはアオモンイトトンボの未熟メス、7日には何と成熟したホソミオツネントンボのオスまで現れました。

_Q4A6651アキアカネ連結産卵2016・11・4四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 _Q4A6714アキアカネ連結産卵2016・11・4四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 _Q4A6622アオモンイトトンボ未熟♀捕食2016・11・4四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
アキアカネ連結産卵 アオモンイトトンボ未熟♀

_Q4A7010アオイトトンボ♂2016・11・7四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 _Q4A7007アオイトトンボ♂2016・11・7四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 _Q4A7002ホソミオツネントンボ♂2016・11・7四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
アオイトトンボ♂ ホソミオツネントンボ♂

四万十市にコノウノトリが飛来しているというので、見てきました。兵庫県からやってきた若いメス個体とのことで、始めは恐る恐る遠目で望遠レンズを向けていましたが、嫌に人懐っこい個体で、最後はこちらの方が後ずさりさせられました。

_Q4A5971コウノトリ2016・10・31四万十市実崎 _Q4A5988コウノトリ2016・10・31四万十市実崎 _Q4A5995コウノトリ2016・10・31四万十市実崎
コウノトリ

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by 杉村光俊 at 14:40 | トンボ王国最新情報 | comment (0) | | page top
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

【トンボ王国・秋と冬の生きもの写真展】

目的:木の枝に産卵するオオアオイトトンボ、湿地保護区に飛来するルリビタキなど、秋から冬にかけてトンボ王国で見られる動植物の生態写真を通し、生物多様性環境の楽しさを感じてもらうこと。
内容:トンボなどの昆虫を中心に、この季節ならではの生物や生態を捉えた写真A-3サイズ64点を展示。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで
場所:とんぼ館ロビー

【秋と冬の生きものクイズ】

内容:上記【秋と冬の生きもの写真展】のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとトンボ王国で見られる赤トンボ数種を模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。
期間:2025年10月11日(土)より2026年3月1日(日)まで

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

【毎日イベント】

ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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