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平野歩夢の2回目採点にスノーボード界のレジェンド激怒「どこを減点?茶番だ」 逆転に「正義だ」と

[ 2022年2月11日 15:10 ]

セレモニーに臨んだ平野歩夢(ロイター)

スノーボード男子ハーフパイプ(HP)決勝が11日、北省張家口の雲頂スノーパークで行われ、平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が悲願の金メダルを獲得した。スノーボードでは日本史上初の金メダル、日本勢で冬季五輪初の3大会連続メダルとなった。

3回目に96・00点を叩きだして逆転した平野歩だが、2回目も同じ超大技「トリプルコーク1440」を成功させるなど同じルーティンで滑り切ったものの、91・75点止まり。直前に滑走していたスコット・ジェームズの92・50点に及ばなかった。これに対してスノーボード競技の礎を築いたとされるトッド・リチャーズ氏(52)が激怒。米メディアによると、米NBC解説を務めたレジェンドは我を忘れた様子で「ちょっと待て。あり得ない。あり得ない!91・75点だって?」と吐き捨てた。さらに「私に関して言わせてもらえれば、ジャッジに対する信頼感は吹き飛んだ」と続けたという。

批判は止まらず、リチャーズ氏は「ハーフパイプ史上最高のランだった。どこを減点するんだ?こんなことが起こるなんて信じられない。正直に言わせてもらうと"茶番"だ。腹が立って仕方ない」とぶちまけた。さらに「危険な技の中でも最も危険な技が報われないのなら、トリプルコークをすることに何の意味があるのか?」と訴えた。

平野歩が3回目に同じルーティンでトリックの高さと完成度を高めて96・00点を記録すると、リチャーズ氏はようやく「正義だ」と語ったという。

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