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ウィザーズ激震 ディンウィディーら4選手を放出 ネッツのハーデンは76ersへ!

[ 2022年2月11日 07:45 ]

ネッツから76ersにトレードされたジェームズ・ハーデン(AP)
Photo By AP

NBAは10日トレードの期限を迎えたが、八村塁(24)が所属しているウィザーズは今季から加入していたスペンサー・ディンウィディー(28)、モントレズ・ハレル(28)、アーロン・ホリデー(25)と、スパーズから移籍後、3季目を迎えていたダビス・バターンズ(29)の4人を放出。ディンウィディーとバターンズを交換要員にしてマーベリクスから221センチのクリスタプス・ポルジンギス(28)、ハレルを交換要員にしてホーネッツからガードのイッシュ・スミス(33)と2季目のセンター、バーノン・キャリーJR(20)を獲得し、ホリデーはサンズに放出した。

ハレルはノースカロライナ州ターボロの出身で、ホーネッツの本拠地シャーロットは"故郷"の西300キロに位置している都市。スミスは20年と21年シーズンにウィザーズに在籍しており、ホーネッツで37試合に出場したあと再び"古巣"に戻ることになった。

ラトビア出身のポルジンギスは2015年のドラフトで全体5番目にニックスに指名されたが2019年にマーベリクスに移籍。3点シュートを打てるセンターとして期待を集めていたが、その一方で故障が多く、2018年シーズンは全休。今季も出場は55試合中34試合にとどまっており、ここ5試合も欠場している。

一方、10日にウィザーズと対戦する9連敗中のネッツは、ロケッツから移籍後、2季目となっていたジェームズ・ハーデン(32)とベテラン・フォワードのポール・ミルサップ(37)を76ersに放出。76ersは2016年のドラフト全体トップ指名選手で、208センチのポイントガード、ベン・シモンズ(25)のほか、センターのアンドレ・ドラモンド(28)、ガードのセス・カリー(31)、さらに2つのドラフト1巡目指名権をネッツに譲渡した。

シモンズは208センチのポイントガードで守備力もあるが、現在主流の戦術に組み込まれている3点シュートが打てずフリースローの成功率も59・7%。昨季のプレーオフ東地区準決勝でホークスに3勝4敗で敗れたあとはチーム構想から外れ、トレードによる移籍を要求して今季は出場していなかった。

渡辺雄太(27)が所属しているラプターズは「個人的事情」でチームを離れていたガードのゴラン・ドラギッチ(35)をドラフト2巡目指名権とともにスパーズに放出。サディアス・ヤング(33)とドリュー・ユーバンクス(25)の両フォワードを獲得したが、ユーバンクスは解雇すると見られている。

昨季王者のバックスも期限日に動いたチームのひとつ。ガードのダンテ・ディビチェンゾ(25)を4チーム間のトレードでキングスに放出し、クリッパーズからサージ・イバカ(32)を獲得している。

なお10日にトレードの対象となった主な選手は以下の通り。

ジェームズ・ハーデン(32)=ネッツ→76ers
ポール・ミルサップ(37)=ネッツ→76ers
ベン・シモンズ(25)=76ers→ネッツ
セス・カリー(31)=76ers→ネッツ
アンドレ・ドラモンド(28)=76ers→ネッツ
スペンサー・ディンウィディー(28)=ウィザーズ→マーベリクス
ダビス・バターンズ(29)=ウィザーズ→マーベリクス
モントレズ・ハレル(28)=ウィザーズ→ホーネッツ
アーロン・ホリデー(25)=ウィザーズ→サンズ
サージ・イバカ(32)=クリッパーズ→バックス
ダンテ・ディビチェンゾ(25)=バックス→キングス
マービン・バグリー3世(22)=キングス→ピストンズ
ロドニー・フッド(29)=バックス→クリッパーズ
ゴラン・ドラギッチ(35)=ラプターズ→スパーズ
サディアス・ヤング(33)=スパーズ→ラプターズ
ジョシュ・リチャードソン(28)=セルティクス→スパーズ
デニス・シュルーダー(28)セルティクス→ロケッツ
デリック・ホワイト(27)=スパーズ→セルティクス
ロメオ・ラングフォード(22)=セルティクス→スパーズ
ダニエル・タイス(29)=ロケッツ→セルティクス
トーリー・クレイグ(31)=ペイサーズ→サンズ
ジェイレン・スミス(21)=サンズ→ペイサーズ

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