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五輪3度王者 ショーン・ホワイト4位 涙のラストラン 今大会最後に引退 拍手鳴りやまず

[ 2022年2月11日 12:00 ]

北京五輪第6日・スノーボード・ハーフパイプ男子予選 ( 2022年2月9日 雲頂スキー公園 )

ショーン・ホワイト(AP)
Photo By AP

スノーボード・ハーフパイプ(HP)男子決勝が11日に行われ、五輪3度の王者で今大会を最後に引退を表明したショーン・ホワイト(35=米国)は4位だった。

9日の予選は2回目に代名詞でもあるダブルマックツイスト1260を決め、86・25点の全体4位で予選通過。迎えた決勝では、1回目に72・00点で4位。2回目に85・00点で4位とし、勝負の最終3回目は14・75点と得点を伸ばせなかった。着地で転倒し、最後まで走り通せなかったものの、功労者の競技会ラストランに場内からは大きな拍手が起きた。

得点を待つ間には様々な思いがこみ上げたか、涙をぬぐうシーンもあった。試合後は、金メダルを獲得した日本の平野歩夢らメダリストたちのもとへ駆け寄り、抱き合って称えた。

ホワイトは今回が5度目の五輪出場で、06年トリノ、10年バンクーバーを連覇。前回18年の平昌では、最後の滑走で平野歩夢を逆転する名勝負を演じた。スノーボードをメジャー競技へと引き上げたレジェンドは、清々しい表情で雪上を去った。

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