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平野歩夢 東京五輪から半年で頂点!スケボー挑戦でメンタル成長「過去の自分よりも自分を強くしてくれた」

[ 2022年2月11日 16:34 ]

北京冬季五輪第8日 スノーボード・ハーフパイプ男子決勝 ( 2022年2月11日 雲頂スノーパーク )

<北京五輪 スノーボード・ハーフパイプ>圧巻のパフォーマンスで金メダルを獲得した平野歩夢(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

スノーボード男子ハーフパイプ(HP)決勝が11日、北省張家口の雲頂スノーパークで行われ、平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が悲願の金メダルを獲得した。五輪史上初の大技「トリプルコーク1440」を成功させるなどし、スノーボードでは日本史上初の金メダル、日本勢で冬季五輪初の3大会連続メダルとなった。

18年平昌五輪HPで2大会連続の銀メダルを獲得すると、同年秋にはスケートボードでの夏季五輪、東京大会挑戦を表明。「似ているようでかけ離れているスポーツ」に苦戦しながらも、昨年7月にはスケートボードの五輪代表に内定し、日本史上5人目となる夏冬両五輪出場を実現させた。

東京五輪では14位で決勝進出は逃したが「スケートボードの場が確実に今の自分を強くさせてくれた」と語っていた平野歩。しかし、東京五輪の1年延期で北京への準備期間はわずか半年に。その間にスノーボードでは若手が台頭していた。3大会連続メダルの道は険しくなったように見えたが、そんな"壁"を乗り越えて北京でついに頂点に立った。

この4年間を振り返って「ただ挑戦するだけではなく、いろんな気持ちとの戦いだったり、自分との戦いは目に見えないことだらけで、そういうことを一つ一つ受け入れながらやってきた長い道のりだった。そういうスノボとかけ離れた違う経験は、必ず自分の精神的な部分だったり気持ちだったり、メンタル的な部分にかなり影響したのかなと思っていて」とスケートボード挑戦が精神的な成長へとつながったと語った平野歩。「今回も大きいチャレンジだったし、やっぱりそこでの経験は凄く大きな自信にもなっていた。4年全て通して過去の自分よりも自分を強くしてくれた。そういういう経験になった」と"二刀流"での経験をプラスに変えてつかんだ金メダルに胸を張った。

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