5階建の第6研究・実習棟は、3階〜5階に臨床工学系、臨床検査系の5つの実習・実験室を配置し、臨床技術者として必要なさまざまなスキルを実践的に学ぶことができます。また、自習や休憩スペースとして活用できる学生ラウンジや研究室も配置されるほか、食堂施設がある隣接施設「第3厚生棟」と渡り廊下で接続し、校舎間の移動がスムーズにできるよう工夫されるなど、教育・研究・学生生活を総合的にサポートするさまざまな機能を備えています。
人工心肺装置・血液浄化装置・人工呼吸器といった生命管理装置や、心電図・脳波計・エコー診断装置などの検査機器を完備しており、各装置の操作方法やそれに付随する技術を身につけます。
最新のデジタル顕微鏡を配置しています。各学生が1台を占有できる台数を備え、デジタル化された顕微鏡像を大型モニターに映写してより鮮明な画像データを分析しています。
病院やクリニック等で用いられる生化学自動分析装置を導入しています。実践的な実習を行うことにより、測定方法や測定原理について深く理解することができます。
病原細菌などを用いた実習・実験を行うため、殺菌機能付きロッカーを設置し、微生物に対する安全管理対策も徹底しています。
論理回路実習トレーナー、抵抗測定実習装置、磁気回路実習装置、電子回路実験セット、演算増幅回路実習装置などが設置されており、医療装置を理解するうえで必須となる回路素子、アナログ回路、ディジタル回路の基礎を学びます。さらに電子回路の構成物である半導体の物性、ダイオードMOS-FET、表示器、電池、発光素子から発展させ、増幅回路、論理回路、AD・DA変換等実習を通じて学びます。
コロナ禍で一気にニーズが高まったPCR検査を実施する機関として、本学のキャンパス内に附属のPCR検査センターを設置し、本学を含む近隣3大学の学生および教職員を対象に無料で検査を提供しています。最新の設備を備えた実践的な環境を活用し、PCR検査を担う臨床検査技師の検査技術を高める実習も行っています。