鍼灸師に重要な医学的基礎力と応用力を養うための医療科目と実技科目を学びます
東洋医学の基本となる理論や、体内を巡る経絡と経穴(ツボ)の位置や働きを学びます。体の部位と結びつけて経穴を覚え、取穴方法(ツボの見つけ方)を実践的に身につけていきます。重要な経絡やツボの名前や位置をしっかり記憶することを目指します。
鍼灸臨床に必要な臨床医学を学び、診断方法と鍼灸治療の効果を学びます。
西洋医学の基本的な原理と診断方法に加え、鍼灸治療の適応症や効果を学びます。症状別の治療アプローチ、患者管理、医療倫理も重要なテーマであり、この授業を通じ東洋医学と西洋医学の統合的理解を深めることができます。
専門科目を主とし鍼灸臨床の評価や治療の実際を学びます
スポーツで起こるけがや痛みについて、現代医学と鍼灸の両方の視点から学びます。けがの原因や見分け方を理解し、それに合った鍼灸治療を考える力を身につけます。また、走る・跳ぶなどの動きや、体の各部分のけがについて詳しく学びながら、治療に必要な技術を習得します。
鍼灸センターでの総合的な実習を通して、知識と実技を磨きます
附属鍼灸センターでの実習を通じ、問診や診察、治療プランの作成、治療評価など診療の流れを学びます。また、患者との信頼関係の築き方や、医療スタッフの一員としての役割を理解し、鍼灸師および医療人としての意識と資質を養います。
鍼技術の基本を習得し、衛生管理についても学びます。初期には刺鍼の手順と刺鍼シミュレーター(練習器)を用いた刺鍼方法を、中期は自身の身体を用いて直刺・斜刺・横刺などを、最終段階では相手に痛みが少なく心地よい刺激技術を習得します。
西洋医学の基本的な原理と診断方法に加え、鍼灸治療の適応症や効果を学びます。症状別の治療アプローチ、患者管理、医療倫理も重要なテーマであり、この授業を通じ東洋医学と西洋医学の統合的理解を深めることができます。
2年次の「疼痛学」で学習した痛みに関する基礎知識を元に、痛みを緩和する身体の働きについて学習し、さらに鍼灸治療によって引き起こされる生体の痛みを緩和させる鎮痛応答について学習します。
高齢者の身体的・精神的特性を理解し、適切なケア方法を学びます。加齢に伴う健康問題に対する治療技術、コミュニケーションスキル、実習を通じた実践経験が重視され、高齢者の健康維持と生活の質の向上に貢献するための知識と技術を身につけます。
2年生後期に学習するメンタルヘルスの基礎の知識をもとに、過度なストレスが身体に及ぼす影響などを学習し、それらに対する東洋医学的な病証や鍼灸治療の方法についてシミュレーション実習により習得します。
複数の医療機関において、現場の鍼灸師からチーム医療における鍼灸の役割や治療の実際について指導を受けます。また、院内のカンファレンスや勉強会などに参加し、多職種の役割や鍼灸治療を行う際の評価法についても学びます。
介護福祉施設において、現場の鍼灸師から高齢者の患者様に対する鍼灸の役割や身体測定(徒手筋力検査や関節可動域測定)、東洋医学的所見(脈診や触診など)について指導を受けます。施設には少人数で行き、時間をかけて学ぶよう配慮します。
医療機関内の「スポーツ医学総合診療センター」において、実習指導者と現場の鍼灸師のもと、ケガの予防、障害や痛みの軽減等の鍼灸治療について指導を受けます。実際の現場で実習することで、スポーツサポートの臨床力を身につけられるよう指導します。
各学生の希望(病院の特性や場所)を聞き、全ての学生の希望に沿う形で実習先を決定します。