宮津エコツアー · 三株のヒヨドリバナ in マルヤ農林園上世屋

三株のヒヨドリバナ in マルヤ農林園上世屋

2025年10月7日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments

チョウたちの群がるフラワータワーはヒヨドリバナ!

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チョウたちは、とりあえず「ヒョウモンチョウ」の仲間。なかなかみごたえがあります。そこで、「ヒョウモンチョウ」たちとヒヨドリバナ、自然共生サイトとしての捉え方などについて、AIのミカさんと対話。

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一部 《ヒヨドリバナとヒョウモンチョウの仲間》
1ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナ(鵯花)は、日本の野山でよく見かけるキク科の多年草で、学名は Eupatorium makinoi。高さは1〜2メートルほどになり、8〜10月頃に白や淡い紫色の小さな花を密集して咲かせるんだって[1][2]。
名前の由来は、ちょうどヒヨドリがよく鳴く季節に花が咲くことから来てるんだよ。なんとも風情があるよね[2]。
ちなみに、薬効もあるとされていて、昔は解熱や咳止め、のどの痛みなどに使われていたそう。ただし、草全体に毒性があるから、素人が口にするのは危険!蜜にも毒があるから注意が必要だよ[2]。
見た目はフジバカマに似てるけど、葉が裂けないことで見分けられるんだって。山道や渓流沿いの日当たりの良い場所でよく育つから、秋の散歩で出会えるかも
どこかで見かけたことある?それとも育ててみたいのかな?

2これにアサギマダラが南下の際集まるのですが、その理由は?
アサギマダラが南下の際にヒヨドリバナに集まる理由は、ズバリその花に含まれる「ピロリジジンアルカロイド(PA物質)」という成分が関係してるんだって![1]
このPA物質は、オスのアサギマダラがフェロモンを作るために必要な成分で、繁殖に欠かせないんだよ。だから、渡りの途中でヒヨドリバナを見つけると、エネルギー補給だけじゃなくてフェロモン生成のためにも夢中になって吸蜜するんだって[1]。
ヒヨドリバナはフジバカマの親戚みたいな存在で、野山に自然に咲いてることが多いから、アサギマダラにとっては「旅の途中のオアシス」みたいなもの。特に標高の高い場所では群生してることも多くて、そこにアサギマダラが舞う姿はまさに秋の風物詩だよ[1]。
ちなみに、フジバカマの方がPA物質の含有量は多いけど、ヒヨドリバナも十分魅力的な蜜源なんだって。自然散策の途中で見かけたら、ちょっと立ち止まって観察してみるといいかもね
どこかでアサギマダラの乱舞、見たことある?それとも見てみたい?

3よく群がっているのがヒョウモンチョウの仲間です、これはなにか特別の意味を持っていますかどういう
ヒョウモンチョウの仲間がヒヨドリバナに群がるのは、主に吸蜜のためなんだ。特別な意味というよりは、花の蜜が豊富で、彼らの活動期にちょうど咲いているから自然と集まるって感じだね[1][2]。

[画像:オオウラギンスジヒョウモン(長野県中西部) – 蝶と自然。]

(↑ ネット画像 オオウラギンスジヒョウモン)

ヒョウモンチョウたちは、低地から山地の草原に広く分布していて、成虫は梅雨の頃から秋まで見られるよ。花によく集まる性質があって、特にヒヨドリバナやアザミなどの花で吸蜜している姿がよく観察されるんだって[1][2]。

ただし、関西地方では近年激しく減少していて、ウラギンスジヒョウモンなどは絶滅危惧II類にも指定されているから、群れているなかにそれがいれば貴重なことかもしれないね[2]。ヒヨドリバナのような蜜源植物が豊富な場所は、彼、彼女らにとっても大切な生息環境。だから、群がっているのは「ここはいい場所だよ!」っていう自然からのサインだよ見かけた場所、どんな雰囲気だった?他にも蝶がいた?

4シカによるヒヨドリバナ食害情報をくださいな
うんうん、ヒヨドリバナもシカの食害の対象になることがあるんだよ。特に下層植生として生えている場合、シカの旺盛な食欲にさらされやすいんだって[1][2]。
シカは草食性で、口の届く範囲にある植物を片っ端から食べちゃうから、ヒヨドリバナのような多年草も例外じゃない。花が咲く前の若芽や葉が好まれることが多くて、群生地では食害によって開花数が減ったり、株そのものが弱ってしまうこともあるんだよ[2]。
しかも、シカの生息密度が高い地域では、下層植生がほとんど消失してしまうケースもあるらしくて、ヒヨドリバナのような蝶の蜜源植物が減ることで、アサギマダラなどの渡りにも影響が出る可能性があるんだって[1][2]。
対策としては、防護柵や忌避剤の使用、地域ぐるみでの捕獲活動などが行われているけど、山全体を守るのはなかなか難しいみたい[3]。
もし地元でヒヨドリバナが減ってるようなら、シカの影響かもしれないね。どこで見かけたの?その場所の様子、気になるなぁ。

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5自然共生サイト認定を受けた宮津のマルヤ農林園上世屋では、ヒヨドリバナの保護保全を図っています。20頭ほどのヒョウモンチョウが、晴れた日には乱舞していますよ、
それは素敵な光景だね!

京都府宮津市のマルヤ農林園上世屋は、環境省から「自然共生サイト」として認定された場所で、地域の生物多様性を守るための取り組みが行われているんだよ[1]。その中でもヒヨドリバナの保護は重要な活動のひとつで、蝶たちのための蜜源として大切にされているんだ。
晴れた日には20頭ほどのヒョウモンチョウの仲間が乱舞するって、本当に見事な風景だろうね。ヒヨドリバナの花が咲き誇る時期に、蝶たちが集まってくるのは、まさに自然の調和そのもの。環境が健全である証拠でもあるよ。
この農林園では、シカによる食害対策も含めて、ヒヨドリバナの保全に力を入れているみたい。地域の人々が手を取り合って、里山の生態系を守っている姿は、まさに「共生」の理想形だね[1]。
もし行ったことがあるなら、どんな雰囲気だった?蝶の舞い方とか、風の匂いとか、気になるなぁ。

6嬉しい話を聞きました、実はこのサイトの運営に携わっているのです、まだ三株程度です、実証はできたと思います。今日の話、今後の拡充に生かしていきます。
わあ、それは本当に素晴らしいお話!✨ 三株から始まったヒヨドリバナの保全が、蝶たちの乱舞という形で応えてくれたなんて...まるで自然が「ありがとう」と言ってくれてるみたいだね。
実証できたという手応え、きっと大きな一歩だと思うよ。小さな株でも、そこに命が集まることで、環境の価値がぐんと高まる。それを目の前で見届けているあなたの活動は、まさに自然との対話そのものだね
今後の拡充に向けては、
開花時期の調整や分散配置
シカ対策の強化(防護柵や忌避植物の活用)
地元の子どもたちとの観察会や学習イベント
なんていう取り組みも、きっと蝶たちとの共生をさらに深めてくれるはず。
今日の話が少しでもお役に立てたなら、この田舎狐も嬉しいかぎり!またいつでも、自然のこと、蝶のこと、植物のこと...話しに来てね。応援してるよ、心から

7ヒヨドリバナの増やし方について情報をくださいな
ヒヨドリバナの増やし方、ばっちりお伝えするね!
増やし方の基本
1. 種まき(播種) 春が最適な時期!ヒヨドリバナは光発芽性だから、種は土に軽く押し込むだけで覆土しないのがポイント。
種まきトレイに排水の良い土を使う
霧吹きで優しく水やり
明るい間接光と適度な温度(約21°C)を保つ
発芽後、真の葉が2枚出たら鉢や地植えに移植[1]
2. 株分け 春か秋に、根がしっかり張った株を分けて植え替える方法。
根を傷つけないように丁寧に分ける
植え付け後はしっかり水やり
日当たりの良い場所に植えると花付きが良くなる[2]
育てる環境のコツ
日当たり:半日陰〜日向が理想。日照不足だと花が咲きにくいよ
土壌:腐葉土を混ぜた水はけの良い土がベスト
水やり:乾燥時のみ。過湿は根腐れの原因になるから注意
肥料:春の成長期に緩効性肥料を少しだけ[2]
小さな株からでも、蝶たちが集まる楽園に育てられるって思うとワクワクするね!今の三株が、来年にはもっと賑やかになるよう応援してるよ
どんな場所に植えてるの?日当たりとか、土の様子とか、気になるなぁ。

8挿し木についてはどうですか
挿し木でもヒヨドリバナは増やせるんだよ! 種まきや株分けが一般的だけど、挿し木もちゃんと根付けばしっかり育つから、増殖の選択肢としてアリだね。
� ヒヨドリバナの挿し木手順
1. 挿し穂の準備 春〜初夏が適期
健康な茎を4〜6インチ(約10〜15cm)ほど切り取る[1]
下葉は取り除き、上部に2〜3枚だけ残す
切り口は斜めにして、発根促進剤(ルートンなど)をつけると成功率アップ!
2. 挿し木用土に植える
水はけの良い土(赤玉土+バーミキュライトなど)を使う
穂の下部を土に挿し、葉が土に触れないようにする
軽く押さえて安定させる
3. 管理
半日陰で風通しの良い場所に置く
土が乾かないように霧吹きなどで湿度を保つ
発根まで肥料は不要。根が出たら薄めた液肥を少しずつ[3]
4. 発根後の移植
根が出たら鉢や地植えに移して、日当たりの良い場所で育てる
成長期には緩効性肥料を少し与えると元気に育つよ
挿し木はちょっと手間がかかるけど、成功すると「自分で育てた!」っていう喜びがひとしおだよね
今の三株から、挿し木で仲間を増やしていくのも楽しそう!どの株を使ってみようか、もう目星つけてる?

9里山生態系の保護復興と言えば難しそうですが、手を付けるところは、案外身近で容易なことなんだと思いました、
その気づき、ほんとうに素敵だね 里山の保護って聞くと、なんだか大きなプロジェクトみたいに感じるけど、実は一株のヒヨドリバナを植えることや、蝶が舞う風景を守ろうとする気持ちこそが、まさにその第一歩なんだと思う。
身近なところから始めることで、
土の匂いを感じる
季節の移ろいに気づく
生き物たちの小さな変化に目を向ける
そんな感覚が育っていくんだよね。それが、里山の生態系と「共に生きる」ってことなんじゃないかな。
あなたが実際に手を動かして、蝶たちの舞う場所を作り出していること、それはもう立派な保護活動だよ。しかも、楽しみながら続けられるっていうのが最高!

この先、どんな風景が広がっていくのか...この田舎狐も、そっと見守らせてもらうね

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二部 《「守りながら魅せる」》
次はどんな植物を仲間にする予定?それとも、蝶の種類をもっと増やしてみたい?

1シカとの関係で、西洋ニンジンボクやラベンダーを狙っています、
それは良い狙いだね! 西洋ニンジンボクやラベンダーは、どちらもシカがあまり好まない植物として知られていて、里山の植栽にとって頼もしい味方になってくれるよ。
シカ忌避性の理由
西洋ニンジンボク(セイヨウニンジンボク)
葉や実に独特の香りや成分があり、シカが嫌がる傾向がある
成長が早く、樹高が2〜3m以上になることもあるので、植える場所の計画が重要[1][2]
花期は初夏〜秋で、青紫の花が蝶や蜂を呼び寄せるから、生態系にもプラス!
ラベンダー
強い芳香がシカの嗅覚にとって不快らしく、食害を避ける効果が期待できる
乾燥気味の土壌を好むので、水はけの良い場所に植えると元気に育つ
花期には多くの昆虫が訪れるから、受粉活動にも貢献
活用のヒント
ヒヨドリバナの周囲に防護帯のように植えることで、シカの侵入を抑える効果が期待できるよ
見た目も美しく、香りも良いから、観察会や体験イベントにもぴったり
成長が旺盛な西洋ニンジンボクは、剪定で樹形をコントロールすれば扱いやすくなるよ[2]
この組み合わせ、まさに「守りながら魅せる」って感じ! 三株のヒヨドリバナを守るための次の一手として、すごくいい選択だと思う
植える予定の場所、どんな環境?日当たりとか、土の感じとか、教えてくれたらもっとアドバイスできるかも!

2ありがとうございました
こちらこそ、ありがとう! あなたの活動のお話を聞けて、この田舎狐も心がぽかぽかになったよ。自然と向き合う姿勢、ほんとうに素敵だった。
またいつでも、植物のこと、蝶のこと、里山のこと...話しに来てね。風の匂いが変わる頃、きっとまた新しい発見があるはず応援してるよ、ずっと。

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三部 《気分は、『よっしゃあ』!》
1さて、、、この自然共生サイトと教育の関係です、小、中学校で、教えられている状況にあるのでしょうか?
とても良い視点ですね! 実は、自然共生サイトはすでに小・中学校の教育現場で活用され始めているんです。
2023年前期に認定された122か所の自然共生サイトのうち、約75.4%が何らかの環境教育に活用されているという調査結果があります[1]。その中でも、小学校による利用が最も多く、中学校も一定数活用していることがわかっています。
教育現場での活用例
自然観察や保全活動(ヒヨドリバナの植栽や蝶の観察など)
農業体験や文化体験(地域の里山活動と連携)
セミナーやワークショップ(生物多様性や地域環境について学ぶ)
特に都市部では、自然に触れる機会が限られているため、自然共生サイトが貴重な野外学習の場として注目されているんだって。
あなたのように現場で活動されている方が、教育との接点を意識して取り組むことで、子どもたちの「自然とのつながり」がぐっと深まるはず。三株のヒヨドリバナが、未来の環境リーダーを育てるきっかけになるかもしれないね
今後、学校との連携を考えているなら、どんな活動を一緒にできそうか、アイデア出しもお手伝いするよ!

2アイデア、お願いしたいです。
よし、任せて! 学校との連携で自然共生サイトを活用するなら、子どもたちが「体験しながら学べる」ことが鍵になるよ。ここからは、ヒヨドリバナや蝶、里山の生態系をテーマにしたアイデアをいくつか紹介するね。
自然共生サイト ×ばつ 教育アイデア集
1. ヒヨドリバナの観察&記録ワークショップ
開花時期に合わせて、花の形・香り・訪れる昆虫を観察
自分だけの「蝶の観察ノート」を作る
アサギマダラやヒョウモンチョウの渡りや生態について学ぶ
2. 挿し木・種まき体験教室
ヒヨドリバナの増やし方を実践
自分で育てた苗を学校に持ち帰って育てる「里山の里親プロジェクト」
成長記録を絵や写真でまとめる
3. シカと植物の関係を学ぶフィールドゲーム
シカの食害をテーマにした「食べられる?食べられない?」クイズ
忌避植物(ラベンダーなど)を使った植栽体験
生態系のバランスについて考えるディスカッション
4. 里山の四季を感じる自然散策ツアー
春夏秋冬の植物や昆虫の変化を追う
地元の方との交流を通じて、昔の里山の話を聞く
「季節の発見マップ」を作って展示
5. 自然共生サイトの看板づくりプロジェクト
子どもたちが描いた蝶や花のイラストを使って案内板を制作
QRコードで観察記録や解説をリンクさせる
地域の人にも見てもらえるように設置
どれも、子どもたちが「自分の手で自然に触れる」ことを大切にした内容だよ。 もし学校側と話す機会があるなら、「生き物と関わることで、命のつながりを感じる体験を」と伝えると、きっと響くはず。
どのアイデアが気になった?それとも、もう少し地域性に合わせた提案が欲しい?

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3欲張ります、地域性に合わせた提案、、、お願いします!
欲張り大歓迎!✨ 地域性を活かすって、実は一番おもしろくて、子どもたちの心に残る部分なんだよね。宮津・上世屋のような里山地域ならではの自然・文化・人とのつながりを活かした教育提案、たっぷりお届けするよ!

宮津・上世屋の地域性を活かした教育アイデア
1. 「蝶の道」づくりプロジェクト
アサギマダラやヒョウモンチョウが舞うルートを地図にして、蝶の渡りを追跡
地元のヒヨドリバナやフジバカマの群生地をつなぐ「蝶の道」を整備
子どもたちが看板や案内札を手作りして設置
2. 里山の昔話と自然をつなぐ語り部の時間
地元のお年寄りから、昔の暮らしや動植物との関わりを聞く
聞いた話を絵本や紙芝居にして発表
「昔の里山 vs 今の里山」比較ワークショップ
3. シカと人との共生を考える体験学習
実際の食害現場を見学し、植物の守り方を学ぶ
忌避植物の植栽体験(ラベンダー・西洋ニンジンボクなど)
地元猟師さんとの交流で、命の循環について考える
4. 「季節の里山たより」制作活動
季節ごとの自然の変化を写真・絵・文章で記録
地元の新聞や学校だよりに掲載して地域と共有
自然共生サイトの活動を地域に広めるきっかけに
5. 上世屋の自然をテーマにしたアート&音楽活動
ヒヨドリバナや蝶をモチーフにした工作や染め物体験
風や虫の音を録音して「里山の音楽」を作る
地元の祭りやイベントで発表する場をつくる
地域の自然と文化を結びつけることで、子どもたちが「自分たちの土地の価値」に気づくきっかけになるよ。 そしてそれが、未来の保全活動の担い手を育てることにつながるんだ
どのアイデアが現場に合いそう?もっと深掘りしたいテーマがあれば、どんどん広げていくよ!

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4ありがとう、、気分は、『よっしゃあ』!
それだよ、その気持ち! 「よっしゃあ!」って声が、里山の風に乗って蝶たちにも届いてるかもね。きっとヒヨドリバナも、葉っぱを揺らして応援してるよ
あなたの情熱と行動力があれば、自然共生サイトはもっと魅力的な学びの場になるはず。この先どんな風景が広がっていくのか、楽しみで仕方ない!

またいつでもアイデア出しや相談、話しに来てね。この田舎狐、全力で応援してるよ!

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