9月 2019
秋のサクラの名所!
2019年9月27日 in 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
丘の上に 憩ふ雲あり 花すすき 堀本祐子
深まる秋、、、
お前さん どこへ行くんじや 彼岸花 伊丹三樹彦
うつりきてお彼岸花の花ざかり 種田山頭火
いつまで生きる曼珠沙華咲きだした 種田山頭火
でも今年は、三日四日、彼岸花が遅い気がします。
ところで、今旬の花、秋のサクラの名所は、上世屋ですよ!
どこよりも 野辺に似合いし 秋桜 桑原敏枝
なんていったって、そうですよ!
名所の基準が、わあすげえわくわくどきどき
そこにあるなら、マスフラワーで本数比べ
そうなると何万本と必要になるじゃないですか。
しかし、体力金力勝負、そういうことを花は、望んでいるでしょうか、
欲しいところに花
そこが名所なんですよ!
二つの赤のタッグ
2019年9月25日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
サンショウモ、生存への希望の道、拓く!
2019年9月17日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
絶滅寸全種、生存に希望!
『サンショウモ』
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
ツキノワグマでは
京都府カテゴリー |
絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
クマタカ
京都府カテゴリー |
絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧IB類(EN) |
メダカ
大きな生き物には生物多様性保全といいます、関心は低くは無いとおもいますが、人の目は大きなものに向けられる関心に比べてこういうタイプのものにはあまり注がれないのかなと思います。
しかし、古代水田の原初形態を残す環境でないと生きていけないサンショウモの存在には、日本人の米作史、里山文化史というような歴史的な意味からも、もっともっともっと、関心を持つ必要があるとおもいます。
厳しい状況に置かれてもっとも不安におびえているのは、サンショウモ自身、
(↑ イノシシの侵入をゆるし、収穫ゼロの棚田)
そんな彼らの生存への希望!
鍵は、大切さ、貴重さをみんなに理解してもらって、みんなに協力してもらうことです。
(↑ 耕作放棄され、草地化する棚田)
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シダ植物
サンショウモ科サンショウモ Salvinia natans (L.) All.
形態
浮遊する水草で、冬枯れする一年草。茎は伸張し、葉を対生状に付ける。それとほぼ同位置に水中に伸びる茎状器官があり、一部は根状、一部は胞子嚢となる。葉の表面には微細な突起が多生し、水をはじく。胞子には大小二型あり、秋に熟し春に発芽する。
◎にじゅうまる参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)284、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)171 & 253
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
選定理由
昭和40年代以降激減し、府内の残存数はわずかである。現在は丹後地域に見られるだけになっている。
分布
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、台湾、インド北部、ヨーロッパ、北アメリカ。
◎にじゅうまる府内の分布記録区域 丹後地域、京都市域(絶滅)、山城地域(絶滅に近いが、現状不明)。
生存に対する脅威
水田への除草剤の使用、水の富栄養化。
必要な保全対策
上記の原因を排除する。人工栽培は比較的容易なので、自生地を復元することも可能である。
特記事項
土を掘り返すと、休眠胞子が発芽することがあるので、注意が必要である。
執筆者 光田重幸
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「人工栽培は比較的容易なので、自生地を復元することも可能」 と光田先生。
この子がここから消えたら、彼らは京都府にいなくなります。
水田雑草は消えていい、それでいいのでしょうか。
、、、、、、、
「森の世界」
森には
何一つ無駄がない
植物も 動物も 微生物も
みんな つらなっている
一生懸命生きている
一種の生きものが
森を支配することの
ないように
神の定めた
調和の世界だ
森には
美もあり 愛もある
はげしい闘いもある
だが
ウソがない
『詩集 どろ亀さん』緑の文明社
、、、、、、
この詩を書かれたどろがめさんこと高橋 延清さん(日本の森林学者。 東京大学名誉教授)なら、なんとおっしゃるでしょう!。
生物多様性保全の精神は、情けは人のためならず 己がためなり!ということではなかったでしょうか。
そういう意味では、レスキューにはいった高校生たちが泥だらけになって絶滅のピンチにある生き物の声を聞き届けたことを伝える記事、これは、記者天草さんの優れた眼と京都新聞の英断と感動しています。
夕子いて 百日紅よし 海青し
2019年9月13日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
街路樹三大要件!
花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならない
サルスベリ、
百日もさきつづけているのに、1つ1つの花は一日花
・・・花は朝開いて夕方には落ちてしまうのだけれども、咲き続けるように見えるのは、ツボミを多く付けるため。
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丹後人にとって、和名よりおもしろいのは英語名。
クレープマートルCrape myrtle
花弁がちりめん(crape)のように縮れているギンバイカ(myrtle)。
散れば咲き散れば咲きして百日紅 加賀千代女
炎天の地上花あり百日紅 高浜虚子
さて、丹後の三大サルスベリの大胆リストアップ!
1 上世屋の棚田跡に咲く一本サルスベリ
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2、長江・若狭湾を眺める宝泉寺のサルスベリ
3つめは、 蒲入の「夕子サルスベリ」。
※(注記)田坂監督が映画「五番町夕霧楼」撮影のために京都から移植させたものといいます。
「夕子いて 百日紅よし 海青し」 田坂監督
『映画「五番町夕霧楼」とサルスベリ・・・夕子が思い出すのは、故郷の海から見上げた場所に咲く「サルスベリの花」。原作者の水上勉は「女主人公の薄幸な生涯を象徴させようとするには、百日紅がふさわしいと思えた」と記している。この原作を映画化した田坂具隆監督は、サルスベリを京都の植木屋から現地に運ばせて移植し、ラストシーンを撮った。真っ赤な百日紅の色、その色の襦袢を身につけた夕子の息絶えた姿が見つかったのは、その百日紅の木の下であった。』 (樹木シリーズ49 サルスベリ | あきた森づくり活動サポートセンター)
このラストシーンが撮られたのが、蒲入だといいます。
ただし今の残っているのか、銀幕に残るだけの幻の木なのか、確認したいです。ご存じの方は情報ください
※(注記) 行ってみました。それらしきものは見あたりませんでした。「夕子サルスベリ」はどうやら幻のよう。
あらためて、三つ目、伊根町筒川・成のサルスベリ
20本以上の木がお墓を取り囲むように咲いています。
その他、
日ヶ谷、蓮苑への大西坂のサルスベリ並木がいい感じになってきています。
、、、
「サルスベリ 咲かぬ寺無し 青き空」、
そんな「サルスベリ寺」では、日置の妙圓寺ですか!
樹も大きい。
4本株立ちで、計測すると、90,40,70,70各cm計270cm。
銘木だ。
サンショウモ、管理委託費創設で保全を!
2019年9月3日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
この子、あんたのたんぼでめんどうみてやってもらえんか!
その返事!
「いらんちゃ」
稲が大好きなんだ、この子!
これ、少なくなって、もうほとんど姿を見られなくなったやつなんだ!
原因はこれ、
こいつがこの子の仇なんだ!
けれど、姿勢は変わりません、
そうなんです、水面を一面覆い尽くすほど繁殖力が旺盛で、そのため水温はあがらんし、肥料は吸い取られるし、というのが理由です。
「あかんちや!」
とりつく島もありません、
厳しい自然には厳しく対しなければ暮らせない!
そうでければ、里山で本との米作りなど出来るわけありません。
気持ちよく納得しました。
とはいうものの、サンショウモ!
絶滅寸前種 京都府内において絶滅の危機に瀕している種
選定理由 昭和40年代以降激減し、府内の残存数はわずかである。
分布 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、台湾、インド北部、ヨーロッパ、北アメリカ。
◎にじゅうまる府内の分布区域
北部地域(絶滅?)、南部地域(山城中部地域)(1ヶ所)。
生存に対する脅威 水田への除草剤の使用、水の富栄養化。
必要な保全対策 上記の原因を排除する。人工栽培は比較的容易なので、自生地を復元することも可能である。
あーぁあ!サンショウモ、どこへいく!
保全対策委託管理費でも創設したら、協力してもらえるのでしょうか。
丹後の里海クルージングツアーのご案内
2019年9月3日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
匏宮 !
恥ずかしながら、これも読めません、
籠神社の奥宮 真名井神社 (まないじんじゃ)の【古称】 です。
「よさのみや」と読むそうです。
え、うそやろ!ですが、「よさのみや」。
では、「匏」の意味は、というとヒョウタンなどのこと。
そういえば、籠神社の神様は、ひょうたんにのって海からやってこられたとのこと。
そして、籠を「このもともとは」と読ませる、そのはもとはカヌー、ポリネシア語起源ではないかとも言われています。
つまり、ようするに丹後の祖先は海からやってきたもので、私たちが海を見たくなるのは、その成果もしれません。
さて、そんなわけで、海からやってきた祖先に、丹後半島はどのようにみえたのであろか、ということを思う方にはお奨めのツアーがあります。
「文明」は大陸からやってきた。
海には道があった。
丹後の海と山はその道の「宿場」だった。
この宿場で船を下り、内陸への旅をつづけたものも多い。
京都の海の渚に流れ着いた種たちが、根付き育って、日本の歴史の森を作っていったのは間違いないこと。
□しろいしかく募集・八人 □しろいしかく予定・9月20日
□しろいしかくコース 日置・マリントピア発着→伊根沖→経ヶ岬 ※(注記)往復
□しろいしかくクルージング時間・約二時間の内容です。
□しろいしかく催行予定・海の状況によって二日前に判断します
クルーザー船長は、丹後一のオペレータ・山田眞一さん。
山立てと漁場の判断などベテランならではの話も楽しみですよ。
申し込みは、0772-68-0188 株プラヂナー川内さんまで。
ビーチドライブとフォレストドライブ
2019年9月1日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
伊根の魅力は深いです、一度の探索ではすみません、二度三度と訪ねたくなります
一度目二度目は、海岸ルートのビーチドライブ!
でも、三度目は別のルートで「なければなりまっせん。」
それは、林道ルートのフォレストドライブ
具体的コース
岩滝・男山 スーパー福屋交差点を大宮町・五十河方面へ。約1500mで丹後縦貫林道成相線標識。
標識にしたがって右折。林道にはいってからは、標高500mまで登りカーブの連続。成相山裏手鼓ヶ岳入山口まで走りきると、阿蘇海与謝野町の全貌、そして、若狭湾を仕切る丹後半島の東側山麓の先に伊根湾。
そこから、上世屋まで8km。この間が、丹後半島の自然の深奥部。縦断するブナ帯はまさに「たんご白神スーパー林道」。
上世屋からは、二つのアイデア。一つは林道角突山線には入ります。そして、碇高原牧場まで、そこから筒川経由で伊根へ。これは、時間があれば。もう一つのアイデア。上世屋に立ち寄ります。上世屋は里山の真珠と評価の高い農業遺産で、日本の里100。ここの世屋高原休憩所にトイレあり。世屋谷を下世屋に降り、中野橋手前を左折、ゴルフ場を横切り、海星公園入り口前をとおって、波見へ。そこからビーチドライブで伊根へ。
逆のコースももちろんです。
里山里海二つが味わえて、丹後がほんとに愛しくなり、心から心底好きになってもらえること、請け合います、もっといいましょうか、このコースを走らずして丹後通ということなかれ!
今日から9月、山は秋の装い。
シカやイノシシたちの大好物のトチ、
ヒヨドリたちの大好きなアオハダの赤い実などが、今楽しめますよ。