7月 2018
緑の山肌の茶褐色
2018年7月31日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
茶褐色の木が緑の山肌に点々と。
ナラ枯れです。
昨年まで、成相寺裏山から畑谷付近に見えだしていました。
「■しかく病気に感染した樹木は、水不足や高温が続いた場合(今年の夏の状況)に早く枯れる傾向があります。」ということです。
この暑さが、山を越え、浅谷、せや谷への拡大に拍車をかけたのでしょう。
さて、この拡大は「■しかく大径木が増えたことと, 感染して枯死した木を処理せずに放置したのが被害拡大の原因です。」ということです、
つまりナラ枯れ発生の最大の予防は、森に手を入れ、更新を続ける、ということ。
矢野竈でいま進行中の炭焼きプロジェクト、ささやかなにもとてつもなく大きな意味があるのだぁとおもいながら、山肌に増えていく茶褐色を見ています。
国津神と農村再生の神さまがお二人〜伊根・寺領〜
2018年7月29日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
申田彦は「さるたひこ」と読みます
伊根は寺領にある神社です。
さて、1この「さるたひこ」について、ウィクペディア。
、、、、、、、、、、、、、、
神話での記述[編集]
邇邇芸尊が天降りしようとしたとき、天の八衢(やちまた。道がいくつもに分かれている所)に立って高天原から葦原中国までを照らす神がいた。『日本書紀』では、その神の鼻の長さは七咫(ななあた)、背(そびら)の長さは七尺(ななさか)、目が八咫鏡(やたのかがみ)のように、また赤酸醤(あかかがち)のように照り輝いているという姿であった。そこで天照大神と高木神は天宇受売命(あめのうずめ)に、その神の元へ行って誰であるか尋ねるよう命じた。その神が国津神の猿田彦で、邇邇芸尊らの先導をしようと迎えに来た。
邇邇芸尊らが無事に葦原中国に着くと、邇邇芸尊は天宇受売神に、その名を明らかにしたのだから、猿田彦を送り届けて、その名前をつけて仕えるようにと言った。そこで天宇受売神は「猿女君」と呼ばれるようになったという。なお、『日本書紀』では、猿田彦が天鈿女命(あめのうずめ)に自分を送り届けるように頼んだとなっている。猿田彦は故郷である伊勢国の五十鈴川の川上へ帰った
、、、、、、、、、、、、、
さて、その2さるたひこの表記は、猿田彦とも申田彦とも。。
どっちなのか、どっちでもいいのか!いうたもんがちでもこまるので、チェックしてみました。
A 猿田彦神社はその名の通り、神使は猿であるところから境内のにはそこかしこに猿がいます。拝殿の屋根の下には雲か波にでも乗っているような木彫りの猿がいたり、見ざる言わざる聞かざるの三猿像がいくつも飾ってあります。
B 干支の十二支は、その昔、農業に利用され、農作物の生育に関わる暦として利用されていました。
その9番目の「申(さる)」は、「伸ばす」という意味があり、「草木が十分に伸びきった時期で、実が成熟して香りと味がそなわり固く殻におおわれていく時期」をいいました。そして、「申(さる)」の漢字は、「稲妻(いなずま)」を表した象形文字で、「のびる」や「もうす」という意味で使うようになりました。
つまり、「申」と「猿」は別もの。B氏は、 最後になんといっても、驚きだったのが、「申」と「猿」はまったく関係はないということ、こうおっしゃっています、これは本当に衝撃です。申年は、「申(サル)」が「去る」という意味を表し、「悪いことが去る」や「病が去る」などいいことや幸せがやってくるという年とする一説があります。そして、ある日本の各地では、「申年に赤い下着を贈ると病が治る」「申年に贈られた下着を身に着けると元気になる」などの昔からの言い伝えがあり、現在でも信じられています。縁起がいいとされる赤い下着。あなたも申年に、いいことがあるように、幸運を引き寄せるために、「赤い下着」を両親や兄弟、大事な人に贈ったり、あなた自身も身につけませんか。
さて、その3 その隣の金治郎さん。材質、サイズ、手にする本の欠け方まで、上世屋の分校跡地のものと同じではないですか、ひょっとして、作者も同じかも、、、国津神のさるたひこさんと農村再生の神さま金治郎さんがお二人、この神社にお座りされていることの謎、解いてみたくなりました。
さて、その4 この伊根、寺領の申田彦さんと金治郎さん、八月十日予定の、「丹後里山ウオーキングッ第4回」で訪れます。詳しくはチラシ参照。
夕日のきれいな町・京丹後!
2018年7月26日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
しんとうめっきゃくすればひもまたすずし
2018年7月25日 in 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
このエノキ、382cm!
2018年7月24日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
野間の誇る自然からパワーをいっぱいもらったツアー
2018年7月23日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
明日は「ガラシャ大滝」へ!
2018年7月19日 in 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)の「ひからこ」
2018年7月16日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
「ひからこ」です、
与謝野町を貫流する「野田川」上流の後野付近の川底です。
川と川の生き物の勉強をする川の学校で、です。野田川には空気式の堰堤がもうけられて、農業用水の管理が行われています。地域の皆さんの協力で、空気を注入し川の流れを一時堰き止めて、しばらく水のない状態ができるのです。今年は、豪雨で川も荒れていましたが、何とか開催。
鮎、オイカワ、亀、を見つけて子供たちから歓声があがります。その歓声にまじって、
「あかいどじょうがおったぁ」
おっちゃんたちからはすぐに注意が飛びます。
「さわるなよー、その魚は刺すからなぁ」
それが「ヒカラコ」
さて、標準和名はアカザ。京都府でも、絶滅危惧種に選定。
東山憲行先生が、次のように説明されています。
、、、、、、、、、、、、
アカザ 淡水魚類のアイコン淡水魚類 ナマズ目 アカザ科 Liobagrus reinii Hilgendorf
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)
京都方言 アカシチ、アカニコ(綾部市)、オヒツ、アカビツ(八木町)、アカネコ
選定理由 近年、砂防堰堤の設置等により生息流域の消滅や枯渇等が原因で減少している。
形態 体長12cm。側線は不完全で胸鰭上方にあるのみ。上唇のひげは平たく側方へ張り出す。脂鰭は基底が長いが低い。尾鰭後縁は丸みを帯びる。生時、体色は赤褐色。
分布 日本では1属1種であり、かつ日本固有種。宮城県、秋田県以南の本州、四国、九州に広く分布する。
◎にじゅうまる府内の分布区域 府内の主要な河川の上・中流域で確認されている。
生態的特性 水の比較的きれいな川の中流から上流の瀬の石の下や間にすみ、石の隙間をかいくぐるようにして泳ぐことが多い。夜間に活動することが多く、主に水生昆虫を食べる。水温の低い河川の上流域下部〜中流域、渓流部の清澄な水底に生息する。高温に弱く、水温が25度以上になると死亡個体が出始める。
生息地の現状 府内では賀茂川、高野川、由良川支流、竹野川、大手川、大雲川、1979年には京都市内の琵琶湖疏水でも確認されている。
生存に対する脅威 一時的であるにしろ砂防工事や道路工事に伴う土砂流出により浮き石が埋没したり、流水が枯渇することにより局所的な個体群が全滅する可能性がある。
必要な保全対策 生息場所を把握し、生息場所の保全を図る必要がある。
、、、、、、、、、、、、、、、、、
追加しておいてほしいこと!
1 京都方言 アカシチ、アカニコ(綾部市)、オヒツ、アカビツ(八木町)、アカネコに、「ヒカラコ」(丹後地方)
2 生息地の現状 府内では賀茂川、高野川、由良川支流、竹野川、大手川、大雲川、1979年には京都市内の琵琶湖疏水でも確認されている。に加えて、野田川(与謝野川)でも、近年開催されている川の学校で確認されている
それにしても、川の学校が開かれているのそばにはこんな看板。
何が川から子どもを遠ざけているのでしょうか。
護身用植物イケマが今年も!
2018年7月12日 in 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
たっぷりと水、たっぷりと光
それを人は豪雨といい、猛暑といい、異常気象といいます、おかしなことですが、ふたを開けてみれば大小様々無数の土砂災害。
お見舞い申し上げます。
孤島になっていた丹後半島の先端伊根にも、下世屋経由でいけるようになりましたので、せや街道はときならぬにぎわい。
さて、七月も半ばに今年もイケマ
IMG_0785
アイヌ語から名前がついた植物のひとつである、とウィクペディア。
ケマ=足という意味。イ=それ、が問題で、「それ」はカムイ=神をさしているということ、
「イ」で始まる地名が丹後に二つ、イネ伊根とイヌヶサキ犬ヶ岬、ひょっとして、アイヌ言葉で、神のイメージがあるのかもしれませんよ。
上世屋での生育地は、北海道的というのか東北的という冷涼なところです。
IMG_0128
氷河期残存植物なのかもしれません。
「アイヌの重要な植物として、古くから呪術用、薬用、食用に用いられていた。アイヌのどこの家においても、イケマを乾燥させ、蓄えていたといわれている。 イケマを身につけておくと、伝染病などから守られると考えられていた。また、葬儀のとき、夜道の一人歩き、漁や旅のときにも身につけて、魔除けとして使われていた。※(注記)つまり護身用植物、、 若芽は天ぷらなどの食用に用いていた。根も焼いたり煮たりして食べていたが、生煮えだったり、食べ過ぎると中毒になった。」
「植物体を傷つけたときに出る白い汁(乳液)にシナンコトキシンなどを含み有毒である。」
とまあ、恐ろしい植物ではありますが、護身用植物ということなら、押し花とか、なにか透明樹脂に閉じこめてまつれば、ひょっとするとわがみどころか災害から国を守る護国用植物になってくれるかも。
丹後里山エコウオーキングッ 第三弾金剛童子山のご案内
2018年7月9日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会, 山 by midorimushi | No comments
海・山・川・里・そして人を結ぶ丹後里山ウオーキングッ・第三弾のご案内