2月 2014
農産品の信用〜道の駅「和」で〜
2014年2月28日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
和知道の駅「和」の農産品コーナー。
冬場でも数多く出品されています。
それをまとめていらっしゃるのが、「わちふれあい朝市の会」。驚きました、
出荷されている品物の生産履歴を書き込んだファイルを閲覧することができるのです(^.^)
拝見すると、木搾酢を用いた、油かすをいつやった、そんなことが記入してあるのです。
和知は、綾部からはもちろん、亀岡、あるいは京都市内からも、ちょっとそこ!といった好条件の地にある里山です。しかし、それに甘えてないでお客さんの求められる安心安全情報を公開する積極性、それが信頼を得て、リピーターを獲得するのでしょう、
「わたしは、何番の農家さんのと決めているのよ」そんな声もファイルから聞こえてくるようです。
とにかく、素晴らしい(^.^)
オ!
柿渋染めのシャツ、、、、ちょっとシック。里山ガイドもこういうユニフォームがいいかも(^.^)この柿の木は、渋柿なんですけれど、里の巨樹、これらはみな渋柿、染め物にも使ったんですよ、これですよ!と。、
阿蘇海に 「ウ」の島 誕生
2014年2月27日 in 天橋立ガイド部会, 海 by odani | No comments
阿蘇海の汽水域は、いまイワシ類のエサが豊富(漁業関係者談)。
エサの選好みをしないウは、その場、その時により食べやすい魚を採食するため、カキ焦がこの状態。
カモとの棲み分け
ウの羽毛には防水性がなく、よく羽ばたいて羽を乾かす
ウ 島
ウの群れ
ここのウ全体が「カワウ」のようだ?
カワウとウミウの見分け方
町の「オアシス」
2014年2月27日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
カエル」看板のパン屋さん、
[画像:IMG_5030]
堀川北山付近です。
覗かせてもらいました。
[画像:IMG_5029]
置物もカエル、パンもカエル※(注記)売り切れ。
菓子パンもカエル柄、
[画像:IMG_5020]
ただし、るびんのつぼで、視点を茶色に合わせればペンギンのよう。白い部分を中心にみればカエル。
ピンチをチャンスに変える福ガエル、、、げんのいい生き物で人気があるカエルです。
が、この思い入れよう!
もしかしたら、カエルは水の神様のお使い!このお店、町のオアシスにしたい、そんなところにオーナーさんの思いがあるのかもしれません。
里山にはまだ雪、けれども、アカガエルがまもなく産卵に現れますよ。
森本コウノトリ NO.2
2014年2月26日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
森本飛来のコウノトリ
[画像:IMG_4752]
コウノトリの個体識別は脚輪で行います。京の里センターの森さん、この脚輪を調べて連絡してくださいました。いずれもメス。
一羽め NO29 誕生地 戸島 2011年4月6日 生まれ
二羽め NO30 誕生地 野上 2011年4月26日 生まれ
と言うことです。
ちなみに現在、野生放鳥されているのは71羽。飼育状態では、92羽がいるとのことです。
飛翔力が強い鳥なので、全国で確認されているようですが、冬場は四国、九州などから報告が多いようです。温かく餌の見つけやすいところがいいのでしょう。
世屋の里は,あの山の上。
ここは「冬雪たんぼ」
雪が解けたら、カエルがいっぱい出てくるから、食べにおいでよ!
ハマグリは絶滅危惧二類
2014年2月25日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
やまいちさんで、このハマグリ 阿蘇海産。
実は超貴重品なんですよ。
2012/ 8月 環境省の改訂版レッドリストが公表。国内のハマグリは、絶滅危惧2類として発表されました。
それまでは、「準絶滅危惧種」。それよりも危険度が1ランク高くなり、「絶滅の危険が増大している」と言うのが2類です。干拓や護岸工事などの影響で生育環境が悪化しているのが原因です。
(↑ 阿蘇海 2/13)
この改訂版レッドリストで、里山では、「ゲンゴロウ」が同じく絶滅危惧2類に指定されています。
スナック大根
2014年2月25日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
賑わっていますね、橋立ワイナリー。
オヤ、新商品(^.^)
軒先にも。
大根は干すと甘味が増し、 栄養価もグンと高くなるということです。
同量の大根と比べると
「骨や歯を丈夫にするカルシウムは15倍、悪性貧血を予防する作用がある鉄分は32倍、代謝を促進するビタミンB1・B2は10倍」。
これはすごいことです。
スナック大根、お孫さんのおやつにいいかも、試食してみる価値あり。
PM2.5混じりの黄砂に思う!
2014年2月25日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
霞んだ丹後の雪山。
目からは涙たらたら、舌はぴりぴり、顔はぽかぽか、、、
黄砂です、
かってはこの黄砂、日本の土になりました、けれども今は工業由来の微小粒子状物質PM2.5※(注記)2.5μm(1μm=1mm の千分の1)以下の非常に小さな粒子 が混じります(`ヘ ́)
喘息を悪化させる患者さんのつらさが想像できます。
一方、放射能に汚染された水を流してしまっている日本。
ともに生き物と未来に対して申し開きのできない事態をゆるしているわけです、そして相互になじりあっているのです。なさけなー( ́・ω・`)
ちなみに、、、
Q. 微小粒子状物質(PM2.5)は、どのようにして発生しますか。
A. 微小粒子状物質(PM2.5)には、物の燃焼などによって直接排出されるもの(一次生成)と、環境大気中での化学反応により生成されたもの(二次生成)とがあります。
一次生成粒子の発生源としては、ボイラーや焼却炉などばい煙を発生する施設、コークス炉や鉱物堆積場など粉じん(細かいちり)を発生する施設、自動車、船舶、
航空機などのほか、土壌、海洋、火山など自然由来のものや越境汚染による影響もあります。また家庭内でも、喫煙や調理、ストーブなどから発生します。
二次生成粒子は、火力発電所、工場・事業所、自動車、船舶、航空機、家庭などの燃料燃焼によって排出される硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、燃料燃焼施設のほかに溶剤・塗料の使用時や石油取扱施設からの蒸発、森林などから排出される揮発性有機化合物(VOC)等のガス状物質が、大気中で光やオゾンと反応して生成されます。
、、世屋のブナにも杉山の杉にも橋立の松にとっても毒ガスみたいなもの、決していいわけがありません(`ヘ ́) 。
さて、今日は3月下旬の温かさ。
「梅一輪一輪ほどの暖かさ」 服部嵐雪
日置の梅です。
この梅も、大陸からの渡来品です。
「雪の上に 照れる月夜に 梅の花 折りて贈らむ 愛(は)しき児(こ)もがも」 大伴家持 万葉集巻18-4134
世屋ではテルミさんが畑の雪いらい。
空気を入れると雪が早く解け,畑仕事にとりかかることができるのです。その畑の土にも大陸の土が混じっているのです。
アジアは1つ地球は1つの視点で、国同士のエゴは捨てて人と自然の暮らし方の基本を踏まえた経済を作らなければならない、とあらためて思います。
フクジュソウ
2014年2月25日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
大宮町 河辺で車をバックさせて撮影!今年初2/24。
[画像:IMG_4723]
光り色の花と言うのでしょうかとおくからでも目につき、うむを言わせず惹きつけます。
光琳の屏風に咲くや福寿草 漱石
宿根草で長寿です、喜寿米寿白寿そして福寿!
お婆ちゃんが育てていた花、今年も咲いたよと親、子、孫へとわたすことができるほどです。
◆だいやまーく福寿草常のところに咲きにけり 貫井照子
◆だいやまーく城跡に五十年住む福寿草 大西八洲雄
◆だいやまーく六十歳で嫁入りをする福寿草 篠田純子
◆だいやまーく受け継ぎし命三代福寿草 河瀬俊彦
コウノトリ、冬水たんぼの効果実証
2014年2月24日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
冬水たんぼの森本たんぼ。
温かさの戻った今日、コウノトリ飛来。
以下、『冬期湛水(とうきたんすい)/冬水田んぼ(ふゆみずたんぼ) | 田力ノート
tarikidict.jugem.jp/?eid=40 – 』より。
1 冬水たんぼの効果
・水田が水鳥の餌場となる効果。
・水田がカエルの産卵場所となる効果
・田面水に微生物が増加し、それにより生物が多様となる効果
・土壌表面を軟化させ、不耕起でも容易に田植が行える効果
・土壌表面に残置する稲藁の腐植を促進させる効果
・土壌表面に形成されるトロトロ層による雑草抑制効果
・田面水中に微生物が増加し、それによる肥料効果
2 歴史
「日本農書全集3 開荒須知/乾の巻 開発」 寛政七年 吉田芝渓 著)農文協発刊
荒れ地を再開墾するには(中略)、次のようにして水田をこしらえる。(中略)秋から冬に水をかけ入れておくと草の根はことごとく腐って泥土となる。春になって凍った土がとけたとき、水を落として掘り起こすと、大いに人手が省けて掘りやすいものである。掘り返してまた水をかけ入れ、牛馬を入れて五、六ぺん土をかかせると、昔から耕作してきた田と同じようになるものである」と。
グレートサンクス!
冬水は生物多様性の意味は大きいもののそうすることによって収穫はどうかというと、必ずしも「増収」につながるものではないとのこと。
従って、推進するために、「助成」を行っているところもある。また、そうして作った米には付加価値がついて、収入安定につながっているとのことです。
以下『 蕪栗沼のふゆみずたんぼ – 生物多様性センターwww.biodic.go.jp/biodiversity/…/pes/…/satotisatoyama01.html 』より
1 助成
ふゆみずたんぼ農法を採用している農家では、収穫量が9.5俵(570kg/10a)から7俵(420kg/10a)以下に減少しました。しかし、これは農薬・化学肥料不使用によるものだけではなく、稲株数を減らして病害虫に強い稲体づくりを図っているためだと考えられます。平成21(2009)年現在、ふゆみずたんぼに取り組む農家は、以上のような減収補填のため「田尻地域水田農業推進協議会」より、冬期湛水+農薬・化学肥料不使用栽培を条件に産地づくり交付金で8,000円/10aの助成を、大崎市より農薬・化学肥料不使用栽培の第三者認証費用の5,000円/10aについて補助を受けています。また、農地・水・環境向上対策において、共同支援で4,400円/10a、営農活動支援(冬期湛水+不耕起栽培)で6,000円/10aの交付を受けています。
2ブランド米
ふゆみずたんぼ米このふゆみずたんぼ農法で生産されたお米は「ふゆみずたんぼ米」というブランド米として、慣行栽培(※(注記)3)米(60kgあたり14,000〜15,000円)と差別化を図り、付加価値の高いお米(60kgあたり23,000〜24,000円)として販売されているため、結果的には農家の収入の安定化にもつながっています。
それにしても、コウノトリは巨鳥で大食漢。他の水鳥たちもの生育も維持しようと思えば餌の裾野を広げなければなりません。ブナ水たんぼの特A米でコウノトリ、ブランド創出もなかなかのことです。
青い空と白い里
2014年2月23日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
里のたんぼの緑が濃くなりました。
久しぶりの空の蒼、今日の主役は空です。
日置の菜の花、花の黄と葉の緑と空の青!
[画像:IMG_4510]
一方、山の里の空。
清冽な大気を深呼吸するかのように世屋のオオブナ。
[画像:IMG_4638]
世屋の里も春の日差しに輝いて白い宝石のよう。
(↑ いずれも2/22)
山伏の 伏せる姿や 世屋の里 世屋野蕪村、