トピックス
マルヤ農林園上世屋&岡ノ前棚田跡交園が、環境省認定の「自然共生サイト」に!
2025年9月23日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
「この度、地域生物多様性増進法に基づく初めての認定として、全国201か所を自然共生サイトとして認定いたしました。」と環境省が9月16日プレスリリース。
環境省 に対する画像結果
全国201か所認定された自然共生サイト、その一つに、わが宮津市上世屋の『マルヤ農林園上世屋&岡の前棚田跡交園』が含まれているのです。
京都府内の認定サイト
126樹木園内の生物多様性保全活動武田薬品工業(株)京都薬用植物園内の樹木園武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園京都府京都市維持 127梅小路公園 生物多様性保全活動実施計画梅小路公園 朱雀の庭・いのちの森(京都府)京都市京都府京都市維持 128京都府立丹後海と星の見える丘公園保全活動実施計画京都府立丹後海と星の見える丘公園特定非営利活動法人地球デザインスクール/
◆だいやまーく 129 マルヤ農林園上世屋&岡ノ前棚田跡交園における里山生態系保全活 動マルヤ農林園上世屋&岡の前棚田跡交園宮津世屋エコツーリズムガイドの会/世屋川 流域エコミュージアムサービス京都府宮津市維持
130けいはんな記念公園 自然環境保全活動実施計画京都府立関西文化学術研究都市記念公園(愛称:け いはんな記念公園)植彌加藤造園株式会社京都府相楽郡精華町維持 No計画名サイト名申請者所在地 (都道府県) 所在地 (市町村)活動の類型 131田んぼエール@南山城中ン谷保全活動実施計画環境計測 田んぼエール@南山城中ン谷環境計測株式会社京都府相楽郡南山城村維持 132アズビル京都の森環境保全活動実施計画アズビル京都の森アズビル株式会社京都府船井郡京丹波町維持
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さて、地域生物多様性増進法に基づき認定された自然共生サイトとは?
【環境省・報道発表資料】
地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」の認定(令和7年度第1回)について(2025年9月16日)
自然環境
地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」の認定(令和7年度第1回)について
1.環境省では、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定する仕組みを令和5年度から開始し、更に本年4月には、自然共生サイトを法制化した「地域生物多様性増進法」が施行されました。
2.この度、本法に基づく初めての認定として、201か所を自然共生サイトとして認定いたしました。
3.令和7年9月30日(火)に、東京都内において「令和7年度 自然共生サイト認定式」を執り行います。
[画像:環境省から「自然共生サイト」の認定証を授与されました - 横浜国立大学]
※(注記) 認定証授与式 1 環境大臣挨拶
2 会場の様子
3 たしかにいただきました
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■しかく 背景
2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。この世界目標を踏まえ、我が国では世界に先駆けて2023年3月に「生物多様性国家戦略」を改定し、2030年ミッションとして、生物多様性の損失を止め、反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現を掲げています。この実現に向けて、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標(30by30目標)を位置付けています。
2 私たちのサイトセヤ川を登ること8km谷間の村かみせや
■しかく 自然共生サイト及び増進活動実施計画等について
ネイチャーポジティブの実現に向けた取組の一つとして、環境省では、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として、認定する取組を令和5年度から開始しました。
さらに、ネイチャーポジティブに向けた民間等の活動を更に促進するため、令和7年4月から、自然共生サイトを法制化した「地域生物多様性増進法」が施行されました。本法に基づいて、企業やNPO等が作成・実施する「増進活動実施計画」や、市町村が取りまとめ役として地域の多様な主体と連携して行う「連携増進活動実施計画」が、主務大臣(環境大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣)により認定されます。認定した増進活動実施計画及び連携増進活動実施の実施区域が、本法に基づく「自然共生サイト」となります。
9-2 ビオトープは、トンボとメダカと子どもたちを呼びました7
また、ネイチャーポジティブの実現に向けては、自然共生サイトのような生物多様性が豊かな場所を維持していくことに加えて、生物多様性が損失している場所において生物多様性の回復や創出を図ることも重要です。そのため、本法においては、1既に生物多様性が豊かな場所を維持する活動(維持タイプ)、2管理放棄地などにおける生物多様性を回復する活動(回復タイプ)、3開発跡地などにおける生物多様性を創出する活動(創出タイプ)を対象としました。
なお、法施行に伴い自然共生サイトの認定等に関する事務は独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)が行っています。
■しかく 増進活動実施計画及び連携増進活動実施計画 認定結果(令和7年度第1回)について
有識者審査を経て、この度、196か所の「増進活動実施計画」(39都道府県、うち維持タイプ192か所、回復タイプ2か所、創出タイプ2か所)及び5か所の「連携増進活動実施計画」(4県、うち維持タイプ5か所)について、主務大臣により認定されました。
なお、維持タイプとして認定を受けた場合には、今後、自然共生サイトのうち保護地域との重複を除いた区域を、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)として、国際データベースに登録することを予定しています。回復・創出タイプとして認定を受けた場合は、認定後における回復・創出活動の継続の結果、生物多様性の状態が豊かになった時点(生物多様性の価値基準に合致する時点)でOECMとして登録することを予定しています。
6 価値にきずいた高校生
■しかく 「令和7年度 自然共生サイト認定式」について
1.開催日時:令和7年9月30日(火)14:00〜17:30(終了予定)
2.開催場所:砂防会館(〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4)
3.プログラム(予定)
【第一部】
・開式挨拶
・自然共生サイト審査委員長総評
・認定証授与式(代表サイト)
・全体写真撮影
・基調講演(東北大学 藤田香氏、千代田区ゼロカーボン推進技監 川又孝太郎氏)
・閉会挨拶
9-1 放棄湿田をビオトープに
【第二部】
・認定証授与(全てのサイト)
・交流会
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手づくりでプライベートな共生サイト作りを目指します。
どうぞ、皆様のお力をお貸しください、
《This is a symbiotic site of life.》
With my own hands, with our hands,
let’s reclaim the treasures of the earth.
Oh wind, unite water, flowers, and people—
Medaka, dragonflies, frogs too,
all living things are our companions!
This is a symbiotic site of life.
Hurrah, hurrah! Satoyama creatures, full of life!
Hooray, hooray! Satoyama creatures, full of life!
【ここは 命の共生サイト】
俺の手で 俺たちの手で
取り戻そう 大地の宝
風よ 水と、花と、人を結べ
メダカもトンボもカエルも
生き物みんな仲間!
ここは 命の共生サイト
バンザーイ バンザーイ
サトヤマ生き物 みな元気
フレー フレー
サトヤマ生き物 みな元気
関心をお持ちの皆さんのお声かけ、お待ちしています。
真夏のフロア作り、88歳が体を張った大仕事!
2025年8月29日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
2025年6月27日、
マルや農林園の「暑い夏 」 のスタート。その1.
暑い夏、その2 7月15日
暑い夏 その3 7月16日
暑い夏 その4 7月18日
暑い夏 その57月19日
暑い夏 その6 7月20日
暑い夏その7 7月21日
暑い夏 その8 7月24日
暑い夏 その9 8月1日
暑い夏 その10 8月1日
暑い夏 その11 8月11日
暑い夏 その12
暑い夏 その13 8月18日
暑い夏 その14 8月18日
暑い夏 その15 8月26日
この間、約二ヶ月。真夏のこのフロア作り、88歳が体を張った大仕事の目的は、
現在審査中の環境省「生きもの共生サイト」・その認定を想定し、「アスペン泣いた赤鬼の森」の人と生きもの交流中核施設とすること。
さて、外装は完了、その正式発表は、9月末!そこに向けて、内装にかかります。
「テントを開けたら、シカが覗いてたよ」〜ペンズの子等の夏キャンプ〜
2025年8月19日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
真夏の世屋高原の夜。
流れ星、いっぱい見た!
テントを開けたら、シカが覗いてたよ。
ペンズの子等の夏キャンプ。
マルバ大ヤナギが大テント。
おじいちゃんの夏の畑のプレゼント!
アスペン泣いた赤鬼の森は、みんなで作るチルドレンプライベートランド。
施設も、さらに充実して待ってるよ!
生きもの共生サイト認定申請中のマルや農林園はオールシーズン対応、
楽しみ方さまざま、お問い合わせください。
天気の神さん、、いま、今ですで、、出番は!
2025年8月2日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
海に水あり
まさに、海の京都!
しかし、山に水無し!
緑の森の蓄えもギリギリ。
世屋川河口付近も、河原状態。
海に行く水が止まっています、
このままでは、海がひあがってしまいかねません!
ことほどさような今年の夏の高温小雨、そこには
基礎に温暖化を置いたラニーニャ現象、ダブル高気圧、、、、そういう原因、背景があるということです。
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猛暑の大きな要因の一つとして挙げられるのが「ラニーニャ現象」です。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の中部から東部にかけて海面水温が平年より低くなる現象のことを指します。
この現象が発生すると、日本では夏は猛暑、冬は厳冬になりやすい傾向があります。
現在、太平洋熱帯域の海面水温はラニーニャ現象に近い分布を示しており、この影響でフィリピン近海の対流活動が活発化します。その結果、日本付近への太平洋高気圧の張り出しが強まり、日本列島に暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるのです。冬の厳しい寒さの記憶も新しいかもしれませんが、それと同じメカニズムが、夏には逆に厳しい暑さをもたらす原因となっているのです。このラニーニャ現象の影響が続く限り、夏は暑くなるという基本的な傾向は変わらないと考えるべきでしょう。
原因2:強力な「ダブル高気圧」の発生
日本の夏を暑くする太平洋高気圧に加えて、今年は「チベット高気圧」の動向にも注意が必要です。
チベット高気圧は、チベット高原上空で暖められた空気がつくる非常に背の高い高気圧です。
このチベット高気圧が日本付近まで張り出してくると、上空で太平洋高気圧と重なり合う「ダブル高気圧」という状態になります。
このダブル高気圧が発生すると、二つの高気圧が一体となって日本列島をドームのように覆い、強烈な下降気流によって地面付近の気温を著しく上昇させます。
ダブル高気圧 に対する画像結果
その結果、35°C以上の猛暑日が連続し、特に内陸部などでは40°C前後の「酷暑」となることがあります。7月下旬から8月前半にかけて、このダブル高気圧が発生する可能性が指摘されており、この夏一番の暑さのピークをもたらす要因として厳重な警戒が必要です。
原因3:止まらない地球温暖化
ラニーニャ現象やダブル高気圧といった気象現象は、毎年の夏の暑さを左右する変動要因ですが、それらの土台となるベースの気温そのものを押し上げているのが「地球温暖化」です。
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ちなみに、ラニーニャ現象やダブル高気圧か、こういうとしはな、冬多雪豪雪になるらしいぞ。
そう言って、エアコンの設定温度を下げる、、、
一般的にはそうですが、しかし、主食を作る田んぼではそうはいかない現実が眼に前に。
おりから、稲は水の必要な出穂期!
用水を流れる水が心細くなっています。場所によっては、乾いた餅のようなひび割れが生じているところもあると言うことです。
ふううううーー!
雲どの、あなたは水の塊のはず、、、心があれば、バーあーっと散水していただけないか、、、稲が手紙を書きました、、、
世界の子どもに届けてやりたいのです、、、
そうしたら、それが届いただって、、、
天気の神さん、、いま、今ですで、、出番は。
↑ 宮ノ前 飯尾醸造棚田
※(注記) 追伸 1
呼ぶより誹れ、と言うように、ぶつくさが通じたのか、5日から11日に欠けて、「5日(火)からはこれまでの天気傾向からは一転、前線が北陸付近まで南下して、雨が降りやすくなるでしょう。農家の方にとっては恵みの雨となりそうですが、6日(水)〜7日(木)は、前線の活動が活発化し、警報級の大雨となるおそれがあります。」とかで、宮津付近では計90ミリの雨との予報。
※(注記) 追伸2
天気予報が更新されました、雨は8月7日午前中に確率80%で降ると傘マーク。その降水量予想、午前八時九時にそれぞれ、1ミリ。つまり1m四方に1リットルですから、雀の涙とはこのことです。
アスペン泣いた赤鬼の森ビオトープに「ビッグゲスト」!
2025年7月17日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
2025年7月16日 午後六時、
夕日の映える水面は、アスペン泣いた赤鬼の森ビオトープ!
本来はサンショウモやメダカなど稀少な水性動植物保全を目的に掘って頂いた池。
この「ビッグゲスト」のお迎え、これは想定外。
八月にかけて午後5時半ころにいらっしゃれば、このファンタスティックな高原夕照景観、見ていただけますよ。
歌い続けて一月!
2025年7月3日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
ある愛の形、、
安産を祈る仲間たち!
歌い続けて一月!
雨の止んだ朝、卵塊二つ。
約1200の命が生まれます。
おめでとー!
タンポポが危ない、宮天高F探の直感!
2025年6月17日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
京都府景観資産の上世屋の里中で!
IMG_20250615_102547なにされているんですか
なにか探してらっしゃる様子。
探し物は、「これ」
「オオキンケイギク」
6月に入って、目立つようになっていたのです。
※(注記)オオキンケイギク
オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月〜7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。
注意点
- ○しろまる オオキンケイギクを繁茂させないようにするためには、種子を地面に落とさない、もしくは種子が付く前に駆除を行うことが大切です。
- ○しろまる オオキンケイギクは基本的に、生きたままの運搬が禁止されています。駆除を行う際には、根から抜いた個体を天日にさらして枯らす、または、袋に入れて腐らせるなどの処置をした後に移動させて下さい。
- ○しろまる オオキンケイギクの栽培が禁止されている原因は、強靱な性質のため在来生態系に被害を与えるからです。個体に毒が含まれていて危険であるなどの報告は、現在のところありません。
この土手には、在来タンポポが生育しています。
「このタンポポも危ない」
IMG_20250615_102504、侵入している小さな苗、見落とすなよ、、
環境保全チームとして成長した宮天高F探の直感です。
「苗も見逃すな。」
写真:花が付く前の個体、写真にはイネ科植物やピンク色の花など別の植物も写っている。赤丸の部分にあるへら状の葉がオオキンケイギク(画像をクリックで拡大)
居るわ、おるわ、!
IMG_20250615_105737フィールド探究部大殊勲爆発的拡大食い止めたか、答えは来春に
苗を見逃すと、
図:オオキンケイギクによる被害のイメージ
↑ 九州地方活況事務所資料
こうなるのだそうです。
今回は、袋一つですみました。
今回の活動の意味と成果、
それは、来年の6月に分かります。
豊穣を約束する吉祥雲
2025年6月11日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
海の京都。早朝6時2分の与謝の海、、
若狭の沖に発して、丹後の山に伸びてくる雲。さて、この雲、妖雲と見るか怪雲と見るか、はたまた、吉祥雲と見るか!
マダラな模様が巨大なヘビの鱗にも見える、、、妖しい、、しかし、背にはお日様、
水に潜み、雲を起こし、雨を降らせ、天に昇る聖獣、龍が 農耕の守り神、太陽・天照大神 を背に乗せて、ご来丹!
梅雨入りを知らせ、丹後の田の豊穣を約束する吉祥雲と読み解きたいです、ね。
この雲の知らせを待っていたのは、ポストモリアオガエル。
仲間も集まり、雌を招く雄たちの鳴声が、力強い男性合唱になってきました。
今年は、この水槽で産卵が実現しそうな予感です。
残雪とトチの花!
2025年5月22日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
丹後縦貫林道成相線の、ミョウガ谷付近です。
IMG_20250522_143255残雪 もう6月なのに、、氷室、、、
ここは山麓の斜面が急で、雪崩が溜まる地形で。長く道を塞ぐとことです。しかし、6月もまもなくなのに、この残雪!例年なら、遅くても5月連休明けくらいには消えていましたので、驚いています。
[画像:IMG_20250522_143911トチの群生域]
この付近は、丹後で半島では珍しいトチ群生域。そのトチの開花と令和7年豪雪の名残残雪、両方が楽しめますよ。
が
フジの谷、《現代の茶室・京都カミセヤ庵》
2025年5月3日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
眼に青葉 山ホトトギス 藤の花
いよいよ5月、日差しが強く野山の樹という樹は葉を広げ花を着けます。4月、サクラが一人勝ちだったのに対し、5月は百花爛漫、ともかく、賑々しい
その代表が藤の花、
さて、花を愛でられるのはあくまでも花、蔓を愛でるものはありません、しかし、蔓あっての花、その「蔓」が語られることは少ないです。その中で観察生態分析について秀逸なのは、このコラム。
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「【コラム・及川ひろみ】今年は藤の開花も例年より随分早まりました。花の時期は逸しましたが、今回取り上げるのは「藤のすさまじい生命力」についてです。美しい花を咲かせる藤ですが、実は林の木々の立ち枯れの原因となる「恐ろしい絞め殺しの木」です。
林の林床に育つ藤の細いツル。藤は樹上の木の枝を目指しツルを伸ばします。その姿はツルの先端に目でも付いているのかと思うほど、遠く離れた枝や木にも到達します。ツルが届いたら、太陽の光を求め上へ上へと、蛇のように木に絡み付きながら登って行きます。地下からの養分、光合成による養分を基に、どんどん成長していきます。直径15cmほどの太さの藤。切ってみると年輪8年、成長の速さにびっくりです。
木に絡まった藤は大蛇が巻きついたような姿で成長し、しまいに絡まった木を絞め殺し、絡み付かれた木は倒れます。しかも、同時に地面に倒れた藤は次の狙いを定め、這い登ります。藤は枝を隣の木、そのまた隣の枝へと広げ、しぶとく生き続けます。遠目で荒れた林に見える所は、藤による立ち枯れが起こっていることがよくあります。
私たちが宍塚の里山で山の下草刈りを始めたころ、林で藤を見つけた山主さん、「親の仇(かたき)」と言って鎌で藤をバッサリ。樹木を枯らす藤は、林の大敵、出合ったら容赦なく伐(き)るのだと聞きました。その後、山の下草刈りをしていると、藤の若い芽が林床至る所に見られました。藤の根が山全体に広がり、いつでも成長できるのを実感しました。藤の根をすっかり取り除くのは至難の業です。
山だけではありません。五斗蒔(ごとまき)谷津の奥、湿地が広がる所にも藤の根が縦横無尽に広がっています。浅い水場であれば難なく広がり、水の中に根を伸ばしています。湿地植物は別として、多くの植物は水分が多すぎる環境では根が腐り成長できませんが、藤はそんな環境にも問題なく広がる、実にしぶとい植物です。
(宍塚の自然と歴史の会代表)」
※(注記) 茨城県つくば市に近い土浦市の宍塚大池を中心とした緑が残る100haほどの地域で様々な活動を行っている。市街地近郊における里山保全を行うボランティア団体であり、日本における里山保全の先駆けとなった。 理事長は及川ひろみ。任意団体時代の会長は森本信生。会員総数約600名。うち正会員は200名ほど。
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「多くの植物は水分が多すぎる環境では根が腐り成長できませんが、藤はそんな環境にも問題なく広がる、実にしぶとい植物」
という藤の生育適地、それが谷間の里なのです。丹後半島天然フジの名所が、筒川、野間川など丹後半島の川の上流なのは、そういうわけです。
世屋川上流もその一つ、湿地湿田の息づく世屋高原は、最高のフジ生育地なのです。
さて、そんなこんなで、5月の世屋高原についてAIcopilotさん相手におしゃべりコーナー
◆だいやまーく宮津市のカミセヤという里山にいます
宮津市のカミセヤは、京都府の美しい里山の一つで、棚田景観と生物多様性が共生する場所として知られています。春になると、ユキヤナギやレンギョウが咲き誇り、自然の息吹を感じられる場所のようですね1。
この地域では、エコツーリズムが推進されており、里山の風景や生態系を守りながら楽しむ活動が行われています。また、棚田や郷土性豊かな民家が広がる風景は、まさに「日本の原風景」とも言えるでしょう3。
カミセヤの春を満喫されているようですね。どんな景色が広がっていますか?藤の花も見られるでしょうか?
◆だいやまーく現代から隔絶されて、その光景はまるで、「茶室」のようだと感じていました。おおいに納得です。
「茶室のようだ」という感覚、まさにそれですね。カミセヤの里山に身を置き、現代社会から離れることで、利休が大切にした静寂と調和を感じられるのかもしれません。
茶室は、喧騒を離れ、わずかな空間の中に無限の世界を見出す場として存在しています。それは単なる物理的な隔離ではなく、精神的な「間」を生み出すもの。カミセヤの風景もまた、人工の音が少なく、自然の息遣いと自分自身の内面に向き合う空間になっているのでしょう。
まるで一服の茶のように、その景色に身を委ね、じっくりと味わう時間。それこそが、利休が求めた「茶の湯の心」とも重なりますね。
カミセヤで過ごすひととき、まるで「一期一会」の茶席のように感じるのではないでしょうか。
◆だいやまーく「一期一会」の茶席、、、心から納得できます。
そう感じていただけるのは、とても素晴らしいことですね。「一期一会」という言葉は、単なる哲学ではなく、実際に体験し、心で納得することで、その深い意味が開かれるものなのかもしれません。
カミセヤの里山で過ごす時間の中で、自然と向き合いながら、今この瞬間の美しさに気付く——それはまさに、茶室の中で一服の茶をいただくときの静けさと重なりますね。風の音、草木の揺れ、太陽の光の移ろい......すべてが「今この瞬間」にしか存在しない特別なもの。
そう考えると、どんな場所でも、「一期一会」を感じることができるのかもしれませんね。あなたが今、目にしている景色は、まさに唯一無二のもの。心に深く刻まれる時間となることでしょう。
◆だいやまーくこの里がもっとも美しく見えるアングルの一帯を、地元の高校生たちが世話をしています
それはとても素敵なことですね。地元の高校生たちがこの美しい里山を大切にしながら、その景観を守り、育てている——まさに「茶の湯」の精神にも通じるものを感じます。
利休の考え方には、「場を整える」ことへの深い敬意がありました。茶室も、庭も、そこに集う人々の心を映す場として存在します。そして、里山を手入れし、美しい風景を守ることは、その土地の歴史や文化を未来へつなぐ行為そのものですね。
高校生たちが手をかけることで、四季折々の風景がさらに際立ち、訪れる人々にとって「一期一会」の美しさとなるのでしょう。この場所で、風に揺れる木々や、静かに咲く花々を見るたびに、彼らの想いが感じられそうですね。
あなたは、その高校生たちの努力をどんなふうに感じていますか?
◆だいやまーく彼らにこの話を伝えます
それはとても素晴らしいことですね。この里山の美しさを守り続ける高校生たちに、利休の美学や「一期一会」の精神が伝われば、彼らの活動にさらに深みが増すかもしれません。
彼らが手入れをすることで、訪れる人々がその風景の価値を感じ、「今、この瞬間の美しさ」を心に刻むことができる。そのことを知れば、高校生たち自身も、自分たちの手がける仕事が単なる「維持管理」ではなく、風景を創り、文化を未来へつなぐ行為であることに気付くでしょう。
彼らがどんな想いでこの場所を守っているのか、もし聞く機会があれば、ぜひ教えてください。きっと、そこにまた新しい「一期一会」の物語が生まれる気がしますね。
◆だいやまーく千利休さんも招待したいです。
それは素敵な発想ですね。もし千利休がこの里山を訪れたら、彼はどんな言葉を残し、どんな茶を点てたでしょうか。きっと、この静寂と調和のある風景を深く味わい、その瞬間の美しさを最大限に引き出そうとしたでしょう。
利休がもしこの場所に来たなら、高校生たちの手によって整えられた景観に感謝しつつ、「花は野にあるように」と言い、ありのままの自然が最も美しいことを伝えたかもしれませんね。そして、おそらく、この土地の水を使い、土地に息づく植物と共に、一服の茶を点てていたことでしょう。
あなたが千利休の精神をこの里山に招き、高校生たちと語り合うこと、それはまさに茶の湯の心そのものですね。もしかすると、今、この場所で交わされる対話や、風にそよぐ景色そのものが「一期一会」の茶席なのかもしれません。
◆だいやまーくこの土地の水、、、、世屋川の源流にあるカミセヤには、各地に水が湧いています、その一つには、
カミセヤの里山には、世屋川の源流として豊かな湧水が点在しているのですね。地元の人々にとって、この水は生活の一部であり、また自然の恵みとして大切にされているのでしょう。
例えば、世屋川の源流域には「はぎわら清水」という湧水があり、これは戦争の記憶と結びついた特別な場所として語り継がれています。また、この地域には湿地生態系が広がり、絶滅危惧種の植物が保護されている場所もあるようです1。
利休の美学に照らし合わせると、この湧水もまた「一期一会」の精神に通じるものかもしれませんね。水は常に流れ、同じ形を留めることはありません。しかし、その瞬間に触れることで、自然の美しさを感じることができる——まるで茶の湯の一服のように。
この湧水の周りにはどんな景色が広がっていますか?
◆だいやまーくすみません 途中で送りました、、その湧水には、「せや里たんぽぽ」と名が付けられています。一帯に一帯には、在来のタンポポが息づいている野があるのです。
「せや里たんぽぽ」という名が付けられた湧水、とても趣があって素敵ですね。この土地の湧き水が、在来のタンポポが息づく野へと命を運び、その景色がずっと受け継がれているのだと思うと、まるで茶室の精神そのもののように感じます。
在来のタンポポは、外来種に押されながらも、環境の調和の中で生き続ける力を持っています。それは、利休の美学にも通じるものがあるかもしれません。無理に主張せず、その場にふさわしく静かに存在しながら、季節とともに変化し、そして美しく映える——まさに「花は野にあるように」の精神ですね。
せや里の湧水が、そのタンポポの命を支えているように、あなたがこの景色を見つめ、伝えていることもまた、風景を未来へつなぐ大切な営みなのかもしれません。どんな風に、この湧水とタンポポたちが息づいていますか?
◆だいやまーく風景を未来へつなぐ大切な営み、、、明確な言葉で、意義を納得しました。環境省の30by30の共生サイトに申請しています。認定されたら、この対話を踏まえて、現代の茶室京都カミセヤ、、これを軸に物語を作りたい と、思いつきました。ありがとうございます。
素晴らしい構想ですね。環境省の30by30共生サイトに申請されたとのこと、それが認定されれば、カミセヤの里山がさらに大切にされ、未来へと受け継がれる場となるでしょう。そして、その精神を物語として紡ぐ——まさに「現代の茶室」として、この土地が新たな意味を持つことになりますね。
茶室は、ただ茶を点てる場ではなく、人と自然が調和する空間であり、その瞬間の美しさを味わうための場所。カミセヤもまた、高校生たちが手入れし、湧水が命を支え、在来のタンポポが咲くことで、その「場の美しさ」が生まれているのですね。
あなたの発想が、この地を守る人々の想いと響き合い、新たな物語を生み出していくのを想像すると、とても心が動かされます。もしその物語が形になった際には、どんな風に語られるのか、とても楽しみですね。
◆だいやまーく繁栄を極めているとはいえ、その土台は鉄と油とコンクリート。それは仮初めの造花美、それに酔いしれることの危うさは多方面から警鐘が寄せられています。あらためて、「現代の茶室・京都カミセヤ庵」として絵をかき、物語を綴って行きたいと思います。
素晴らしい決意ですね。「現代の茶室・京都カミセヤ庵」という構想には、利休の精神を現代に置き換えつつ、新たな美を創造する試みが感じられます。鉄と油とコンクリートで作られた都市の仮初めの美ではなく、自然と共にある本質的な美しさを描き、綴ること。それは、まさに茶の湯の「わび・さび」の精神が息づく営みですね。
物語を紡ぐことで、この里山に宿る人々の想いや、風景を未来へつなぐ大切さが、多くの人に伝わることでしょう。カミセヤ庵が、人々が静かに自然と対話し、「一期一会」を感じる場となることを想像すると、とても魅力的ですね。
どんな絵を描き、どんな言葉で物語を綴っていくのか——その創造の過程もまた、茶の湯の一服のように、深みと意味のある時間になるのではないでしょうか。
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