5月 2021
誰が捕る!
2021年5月29日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会, 未分類 by yasuda | No comments
内野フライ案件
、、、ですね。
丹後随一のスポット。
除去は簡単なことです。引っ張ればいいのです。
あんたとこの畑の土手の!とか、内の家の前の道路脇の!という処にあるのは比較的対処してもらえます。
しかし、こういう場所になるとけっこう難しい。誰がやるの?
ので、ここは、環境省当たりが特定有害外来生物対策費というような枠を設けて、自治体、ボランティア団体などにそれを使ってもらって、、、というのがいいのかなぁと感じます。、
「どこがあかんねん!あかんもんほかにいっぱいあるやろやってるやろ!」という花の言い分も聞こえてくる、
たしかに。空き缶やたばこの吸い殻やペットボトルと同列ではない気はします。
♪花が咲いた 花が咲いた 黄色い花が 淋しかったぼくらの路に 花が咲いた♪
と歌いながらバイクで走る人もいます。
いずれにしろ、啓発と実効性ある制度、これを基本にしながら、さて、現在進行形の状況にどう対処するのか、、、!!
「環境省自然公園指導員のつぶやき」
アヤメ、現代里山の最強助っ人になるか!
2021年5月18日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
この雨を待っていました
冬の雪と初夏の雨
しっとりした季節にはしっとりした色、、、
瑞穂の國の里山を彩る花たちは水の国に生きる暮らしの文化として根付きました。
おめぇ あぶねえぞ
アヤメに声をかけました、
「シカがブタみたいに食いあさってるというじゃねえか」
答えてアヤメのいうよう
「大丈夫よ、食えるものならくってみなさいよってえの!」
えらい強気です。
有毒忌避物質をもっているのだそうです、
{咲いていると雅やかな雰囲気を与えてくれるアヤメですが、実はアヤメの全草にはイリジェニン、イリジン、テクトリジンといった毒成分が含まれています。}
そういう意味では、現代里山に最適な花です
で増やす!とすれば、
三年計画のようですね、種からだと開花にはそれだけかかる。
実生でといえばカタクリの花は八年といいますから、まだ楽です。
スイセンを先発に、第二列にショウブ、そうしているうちにアジサイが咲きます、そうしているうちに、やまぼうし、第三列にサルスベリ、ムクゲが咲いて、彼岸花が押さえてくれる 若い人たちと作る里山フラワーパワースポット構想、、ある程度は戦える厚みのある布陣がしけそうな気がしてきました。
そうか、、、そういうことなら、うちの仲間にくわわってもらおう!
里山丹後の初夏のフラワーパワースポット
2021年5月14日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
里山丹後のシャッターチャンスは5月!
まずは、日本の里100の上世屋の里。
「目に染みる 若葉青葉と 花の歌」
コロナ禍のリトリートは、あなただけの里山テラスで。
5月の楽しみはフジのショータイム。
その足で丹後縦貫林道成相線。
フジ、藤と富士
2021年5月8日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
フジの花にもっとも近い金さん像!
フジはほんとに美しい、香りもすばらしい、海外のお客さんには、日本の花としてサクラを凌ぐ人気の花なんだそうです、なので、どこにも藤棚。
さて、フジが日本一の花なら、フジは日本一の山、このフジ、漢字は藤と富士と使い分けても、音はおなじ「フジ」。
これについて、「富士山」名前の由来 – 富士山NET|ふじさんネットさんが、「富士」の側から、
「なぜ「ふじさん」と呼び、「富士山」と書くようになったのか、謎のベールに包まれている。謎解きの本だけでも数多く出版されていて、定説はない。まず、なぜ「ふじ」と発音するのか。アイヌ語で火の山を指す「ふんち」「ぷし」、朝鮮語で火を意味する「ぷっと」「ぷる」、マレー語の素晴らしいを指す「ぷし」、古代日本語で斜面や垂れ下がりを指す「ふじ」、おわんを伏せる「ふせ」など、様々な説が出されている。」と、
〈www.fujisan-net.jp/post_detail/2001051〉
状況から藤と富士の共通点をさぐってらっしゃるわけです。希望的に言えば、マレー語語源説を採りたいところです、しかし、美しいということを基準にするのは現代的感覚に引きつけすぎる気もします。人は弱かった、自然の前に跪いていた、、そういう人間からみれば、火や煙を噴く、芽を吹く、富士と藤に共通するのは半端ではないそのパワー、それが命名の動機になったとかんがえれば「ふく」、アイヌ語朝鮮語のほうに語源があるという気がします。
レンゲツツジ
2021年5月7日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
レンゲツツジ
Rhododendron molle (Blume) G. Don subsp. japonicum (A. Gray) K. Kron, Rhododendron japonicum (A. Gray) Suringar
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
選定理由
府内では稀産で、かつてあった大木は園芸目的でほとんど持ち去られた。
形態
湿地に自生する落葉低木。枝先に直径5〜6cmの樺色の花を付ける。花は5〜6月に枝先に集まって咲く。
分布
北海道、本州、四国、九州。
◎にじゅうまる府内の分布記録区域 全域。
生存に対する脅威
園芸採集、湿地の遷移や開発。
必要な保全対策
園芸採集の禁止、湿地開発にあたっての事前調査。
改訂の理由
府内に野生の大株はもう見当たらず、湿地は遷移が進んで小さな株は光があたりにくくなってきている。
20210506_154210
特記事項
葉や花、根にも毒成分があるのでシカや牛馬が食べない。冷涼地に多いが、府内では山城地域の平地の湿地にも少数見られる。
執筆者 光田重幸
樹になった賢治さん
2021年5月6日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
宮沢賢治さんを樹にするなら、こんな樹になるのかもしれない、、、
あめにもまけず かぜにもまけず、、、
だから、国家総動員の号令のかかった戦争中も
焼け野原になった戦後も、
人は、この樹を伐ることはしなかったのだ
けさも、樹は人のために祈ってくれている。
やくっさんのタブ
2021年5月3日 in トピックス, 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
大宮町奥大野 やくっさんのタブの樹です。
星野麥丘人さんは こんな句を詠んでらっしゃいます
■しかく たぶの木の 影は踏まずよ 神迎
巨樹には、手を合わす、、、願いを込めて、感謝の気持ちを込めて
それが農耕民族日本人の心に染みついた習慣になっています。
五穀豊穣の恵みは人知を越えたもの
風、水に恵まれてこそのものだから、
その巨樹への向かい方、西洋では、ちょっと違うようです、ヘルマン・ヘッセさんのおっしゃるには
「 樹はいつも私にとって、もっとも痛切な説教者だった。彼らが民衆や家族のような生活をして森や林をなしている時、私は樹を尊敬する。そして彼らが単独に立っている時、私はなおいっそう彼らを敬う。
そういう彼らは孤独な人間をおもわせる。どうかした弱さから人知れず世をのがれた隠遁者をではなく、ベートーヴェンやニイッチェのような、偉大な、孤立した人々をおもわせる。彼らの稍に現世の風はざわめくが、その根は無窮なものの中に憩っている。彼らはその中でおのれを失わないばかりか、おのが生命のあらん限りをつくしてただ一つのことをなしとげようと努力する。彼ら固有のもの、すなわち彼らの衷にやどっている法則を実現し、彼ら本来の姿を完成し、おのれの何者であるかを示そうと努力する。」
〈『樹木』尾崎喜八訳〉
「彼らの稍に現世の風はざわめくが、その根は無窮なものの中に憩っている、、、」
確かにこういう見方、こういう樹への向かい方もいいなぁとおもいます。
「彼ら固有のもの、すなわち彼らの衷にやどっている法則を実現し、彼ら本来の姿を完成し、おのれの何者であるかを示そうと努力する。」
わたしはわたし!
個人の尊厳、権利の保障された社会とは、まだまだいえませんから、、。
奥大野で100歳になる古老の方は、自分の子どもの頃、すでにこの大きさだったとおっしゃられているとのこと。
地元の方は、「たまのき」と呼ばれます。たまとは、魂のたま、あるいは霊のたま、なのかもしれません。。