宮津エコツアー · シロバナコバノカモメズルを見ながら!

シロバナコバノカモメズルを見ながら!

2025年9月11日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments

う!ん?
見る人が見たら、シロバナコバノカモメズル。
「府内ではまれにしか見られない。2002年版レッドデータブックにもれていたものの一つである。」
そら、漏れますわ、な、鵜の目鷹の目錬磨の調査観察氏でも、、、、、こんな中にいるんですから!
↑ マルヤ農林園 ハギワラ湿地 (注記)生き物共生サイトとして申請、現在審査を受けています。
この湿地や周りの森、なにかがいる、何かが起きている、いま、求められているのは、それをしっかり調べ、必要な保護保全策実施する、、、それなんだろうな、と、カモメズルを見ながら思いました。
種子植物 キョウチクトウ科

コバノカモメヅル(アズマ、シロバナを含む)

Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim., Cynanchum sublanceolatum (Miq.) Matsum.
京都府カテゴリー

絶滅危惧種 新規

2002年版 リスト外
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
シロバナカモメヅル

掲載項目の解説をみる

選定理由 撹乱を受けるところにはえる「原野の植物」の一つで、府内ではまれにしか見られない。
形態 湿草地や原野的な湿地にはえる蔓性の多年草。葉は7〜15mmの葉柄があり、長楕円状広披針形で先は鋭頭〜鋭尖頭、長さ3〜11cm、幅1〜2.5cm、基部は円形またはときにわずかに心形になる。花は長さ1〜2cmの総花柄の先に数個付く。花は小型で径7〜12(〜16)mm、暗紫色から淡黄緑色。種子は広卵形で長さ6mm、ごく狭い翼がある。にじゅうまる参照 日本の野生植物 草本III(平凡社)43、原色日本植物図鑑 草本編I(保育社)208
分布 本州(東北、中部、関東、東海、北陸、近畿)。にじゅうまる府内の分布記録区域 丹後地域、山城地域。
生存に対する脅威 遷移の進行、河川洪水の減少、農法の変化、除草剤の使用、シカの食害。
必要な保全対策 原野性の植物は、遷移によって衰えていくので、除伐や除草などが必要。
改訂の理由 「選定理由」に示したように、府内ではまれにしか見られない。2002年版レッドデータブックにもれていたものの一つである。
特記事項 有毒植物であるが、丹後地域では一部でシカの食害が見られる。丹後地域では、種子に寄生バチが生息し、種子の生産がなく増えることができない地域がある。
その他 日本固有種

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