宮津エコツアー · 果実譚

果実譚

2013年10月31日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments

鳥や獣などに食われることで種子の散布をおこなうという繁殖戦略のもとで進化したのが果実です。 秋、林では、様々な実を見ることができます。 これはなんの実!とガイドすればいいわけですが、もう一歩踏み込みましょう(^.^)

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果実には、三つのタイプがあります。

まず、皮(果皮)が乾燥した状態になるもの、これを乾果(かんか)といいます。

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ドングリはこの仲間。皮が特に堅いので「堅果 」といいます。

[画像:IMG_2016]

コマユミも乾果。成熟した果実が縦に割れるので、朔果と呼びます。、

一方、果皮が柔らかく汁気の多いもの、これを液果(えきか)と言います。

アズキナシ

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アオハダ

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里のカキも液果です。

[画像:IMG_1772]

ちなみにカキは、一属一種、東南アジア特産の果実です。

イチゴやナシ、イチジクなどは、二つのタイプに属さない特異な物で、偽果に分類されています。

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